“酒屋の株話”に関する記事一覧

「酒屋の株話」対岸の株暴落

 

 

売買の8割以上を個人投資家が占め、信用取引に銀行が積極的に融資している印象の中国株市場。

恐ろしいことになってるんですね。

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【日本経済新聞さんの記事】

この急落で、大半の銘柄は売買停止。売って損切りしたくても売れない。

ならばと他の銘柄を空売りでもすれば、今度は逮捕されるかも知れないというから、まるで八方塞がり。

上海株は高値から約30%の下落、値上がり幅に対しては約50%の下落で、ひとまず歯止めがかかった。

中国政府が、これ以上の株安を食い止めようとしているようだ。

・・・・・・・でも、信用取引で含み損が膨らんでいるのに、売りたくても売れない人達はどうするのか?

中国人投資家の取引の特長は、日本の投資家の逆張りスタイルと反対の、強いトレンド・フォロー傾向なのだそうだ。

つまり、下げトレンドが続いている限り、取引の8割以上を占める中国の個人投資家は大きく買いそうにない。

しばらくは、当局による値下がりの食い止めで、下げ渋る、もしくは戻す、ひょっとしたら大きく戻す、のかも知れません。

しかし、いつかは売買の停止も解除されるわけです。

近い将来、さらなる中国株のクラッシュが起きるとみるべきでしょう。

・・・・・・今回の株式担保融資の規制緩和で、さらに傷口を広げることにならなければ良いのですが。

対岸の火事ならぬ、対岸の株暴落は、もちろん次回もまた日本株に影響を与えるのでしょう。

今回の下げで狙った銘柄が買えなかったとしても、まだ先に購入のチャンスはめぐって来るということか。

対岸の株暴落は、逆張り傾向の強い日本の投資家に買い場を与えてくれている印象です。

 

 

 

 

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「酒屋の株話」パニックアタックの後は・・・・・

 

 

ブル相場の中でのギリシャ問題などによる株価の急落をパニックアタックと呼ぶのだそうだが、そんなパニックアタック後の不安解消で株価は上昇する、と著名エコノミストの方はみていると。

信用リスクを取引するCDS市場も比較的落ち着いているとのことで、ギリシャ問題による金融危機は起こりそうもない、というのが市場のコンセンサスのようだ。

また、ユーロも買戻しが入っているようで上昇している。金融投機家にとって、ギリシャ問題はもう過ぎ去ったファクターといったところだろうか。

また、日本株市場では、今回のパニックアタックで信用の売り残が増加しているとのことで、さらに「強いファンダメンタルズに、弱いセンチメント」の印象を強めている感じだ。

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強いファンダメンタルズ、さらに下値には買いが待っていて相場を支える状況。

そこにパニックアタックや、信用売りの増加・・・・・・次に来るのは、パニックアタック後の不安解消の買い、信用売りの買戻し、値段が下がったことによる押し目買い、などでしょうか。

つまりパニックアタックのような状況は、ブル相場にとっての「こやし」とか「燃料」と呼ばれるような状況をつくり出しているイメージなのでしょう。

これが、急騰しているブル相場に空売りを仕掛けるような場合には、「火にガソリンを注ぎ入れるようなもの」と呼ばれたりもするわけです。

そんなことで、弱気の反応が一気に出た後は、「潮目が変わったで~」みたいな状況が、そろそろ出てきても良さそうな気がする次第です。

 

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「酒屋の株話」ITバブルの高値は超えたが・・・

 

 

酒販業界もたいへんな業界なのですが、家電業界ってホントにたいへんな業界だったんですね。

それも酒販業界のように、ゆるやかなスピードでの斜陽ではないようです。

近年では、業界やビジネスモデル、ブランド力によって、状況がまったく違って来ているということなのでしょう。

 

日経平均株価は、ITバブル時の高値を上回った。けん引したのは右肩上がりの株価トレンドがハッキリとしている値嵩株ばかり。

他の銘柄も値上がりはしたが、トレンドフォローの買いが続かない様子。

週の前半には、ギリシャの債務問題は楽観視できるような話だったが、後半にはまた悲観的な雰囲気に戻った。

投機色が強かった中国株は急落。それも短期間に2割も。

どれぐらいのレバレッジなのかは分かりませんが、信用取引などで皆が 切った張った とやれば、上げるスピードも速いが、下げるスピードも速いということなのでしょう。

まるで、戦前の日本株市場で、証拠金取引が主流だったころの話でも聞いているかのようです。

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ギリシャ、為替、中国株・・・・・マクロは分からない。

また、同じ日本株の中でも、そのストライクゾーンは狭くなっているのかも知れません。

しかし、PERの高い右肩上がりの値嵩株をトレンドフォローで買う気にはなれない。

最近では「マシュマロテスト」というのが話題なのだそうですが、今日のマシュマロ1個より、明日のマシュマロ2個を信じて、じっくりと時間をかけて銘柄を保有するか、もしくは出遅れ感があるポテンシャルの高い銘柄を探す、あたりがホームランもしくはクリーンヒットを狙う道でしょうか。

なんだか「マシュマロテスト相場」とでも呼びたくなるような、忍耐力が試される状況ですね。

 

 

 

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「酒屋の株話」父の日リバーサルか!?

 

 

景気サイクルを示す指標として最も有名なのが「コンドラチェフの波」でしょうか。

その「コンドラチェフの波」は長期的な景気の拡大、株価の上昇を示しているのだとか。

それも2030年~2040年あたりがピークの目安となるというから、かなりの長期。

もしそうなら、例えば2020年の東京オリンピック前後で、景気、株価ともに大きく調整したとしても、ブルトレンドのなかでの押し目であり、まだまだ長期で強気なトレンドが続くことになるわけです。

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新聞によれば、相場の「反転サイン」が点灯したのだそうだ。

まず、先日の日銀総裁による「円安けん制」による「円売り・株先買い」の巻き戻しの動きが収束に向かっていること。

先物と現物株の裁定取引の残高がSQで一気に急減しており、需給好転のシグナル。

そして、東証空売り比率が6月18日に38.3%と公表が始まった2008年以降で最高。19日も35.8%と高水準で、空売りの買戻しにより相場が上昇しやすい。

 

「コンドラチェフの波」の上昇波のなかで、押し目を買い、吹き値で売り払おうとすれば、今もしくは、しばらくの間は、買い場が到来していると言えるようです。

それでも、ギリシャなどマクロの行方、為替市場、欧米諸国での夏季休暇シーズンなどで、盛り上がりに欠ける展開になるような気もするわけです。

強いファンダメンタルズと弱いセンチメントの状況が継続している間は、買い持ちの継続、もしくは、ほどほどにMr.バリュー様がご降臨されている、ポテンシャルの高そうな銘柄を買うのが、ベストな選択でしょうか。

 

 

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「酒屋の株話」 国策に逆らうな

 

 

いやはや・・・・為替市場のボラタイユさにはホントに驚かされます。

数ヶ月前のスイスフラン/ユーロのような、超が付くほどのパニックにはなりませんでしたが、それでも今回の日銀総裁による発言を受けて急激な円高への動きは過激でしたね。

その超高速取引などと呼ばれる瞬間的に大量の売買注文が執行される様は、まるで大量破壊兵器あたりで攻撃でもされているかのよう・・・・・・ポジションを持っているわけではないのですが、なんだか気持ちが痛い。

ミセス・ワタナベさんのレバレッジの水準は分かりませんが・・まったくもって「FXはおっかない!(汗)」

先週は、そんな為替市場にビビらされた印象の日本株市場でした。

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相場の格言に「国策に逆らうな」というのがありますが、国策は「円安のスピードが速すぎる」とみている様子ですね。

思い起こせば、数年前までの円高進行の局面では、日銀による積極的な円売り介入が行われておりました。そしてその結果、日本の外貨準備高は膨れ上がりました。

今となっては、素晴らしく投資のセンスのあるドル買い/円売り介入であったと言えるでしょう。

今回の「さらなる円安はない!」との発言のインパクトは、そんな「・・・・・これ以上円を売るんやったら、いくらでも為替利益を確定しながら、買い向かったるでぇ~!」みたいなニュアンスを、市場が感じ取ったのではないかとも思う次第。

ドル/円相場はようやく、調整もしくは一服するような状況に入ったということなのか。

それでも予想されているアメリカの利上げから、ドル買い/円売りの投機ポジション積み増しの流れは続くとみられ、心理的にもかなり強固なレジスタンスという印象の125円レベルを意識した値動きにしばらくはなりそうな気がする次第。

日本株市場にとっては、大型株は為替市場やマクロを見ながらちょっと一服、その代わりに小型株が活躍する感じでしょうか。

 

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