“酒屋の株話”に関する記事一覧

「酒屋の株話」強食に喰われない

 

 

アマゾンのように株価の値上がりを続けてきた銘柄でも、その株価上昇の過程で幾度となく急落を経験している。

そんな急落では”保有し続ける”か”買う”のが賢明であることも分かっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分かってはいても、今の日本株市場のあまりに情緒的、悲観的、また投機的であることに驚いてしまう。

決算発表を見ての投機的仕掛けがあるのかも知れない。もしそうなら、たぶん今どきのことだから、AIあたりが仕切っているのだろう。

巧みに相場をゆさぶり、偏った短期投機筋の反転しやすいポジションの反対売買を誘う。もしくは新規の売買を誘うのだ。

そして、弱い投機ポジションは狩り獲られる。また、時としてそれは大きく相場を変動させる。

あたりまえの話だが、もしAIが主導しているのなら情け容赦はまったくない。

かの神様と呼ばれる投資家は、株を売る理由は三つしかないとしている。それは、「より有望な企業に乗り換えるとき」「競争の優位性を失いそうなとき」「バブルの発生」。

もし今回の決算発表で急落したとしても、売る理由にならないのだろう。

また、一気に投げ売りが出て値下がりしたことにより、市場参加者の不安は解消し、買いが入りやすくなるとも考えられる。

時流のトレンドに対応していて、優位性のあるビジネスモデルであると確信が持てる銘柄を保有しているなら、気分はあまり良くないのかも知れないが、ただやり過ごすことが賢明なのだろう。

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「酒屋の株話」パニックアタックをやり過ごせ

 

 

決算発表がいわゆるコンセンサスを下回ったことにより、1日のうちに10%以上も急落する銘柄が出てきている。

ブル相場のなかでの一時的な急落をパニックアタックと呼ぶのだそうだ。

 

 

 

 

 

 

そして、一気に投げ売りが出たことにより市場参加者の不安は解消し、その後に株価は上昇するとも言われている。

もしAIによる機械的な売りだとすればトレンド・フォローにより、振れ幅は大きくなるのかも知れないのだが。

この状況に対応しようとすれば、ロング・オンリーでの市場参加者ならば、多少複雑な気持ちにはなるがやり過ごすのがベストな方法だろう。

何でもありなプレーヤーにとっては、ひょっとしたらイロイロな技があるのかも知れないが、短期間の急落ではあまり効果のある対応法はないような気がする。

たとえ業績がコンセンサスを下回ったとしても、業績の拡大傾向に変化がなければ、このパニックアタックは健全な価格形成と言えるのではないかと思う。

ロングオンリーの投資家としては、この弱いセンチメントを喜ぶべきではないか。

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「酒屋の株話」こっちも融和か

 

 

「日銀+事業法人+海外投資家 vs 個人投資家の売り」・・・・これに加えて巨大なプット・オプションの山、円安・・・・・多少決算内容が期待外れでも日本株を堅調に推移させてくれるのではないという気もする。

もちろん決算にはかなり期待をしているのだが。

この業績の内容を見極めたいというムードは、決算発表後に買われやすい状況を醸成しているのではないだろうか。

また、日本株取引の70%を占めると言われている海外投資家の買い越しが続いていることも心強い。個人投資家の売りをこなしながらの株価上昇は、これまで何度も経験してきたことだ。

アナリスト予想が上方修正された銘柄は、すでに上昇に転じている模様。また決算発表で値上がりに転じている銘柄もあるようだ。

来週の市場参加者が減るとみられる二日間だけの取引は、ひょっとすると昨年同様に上値を試す展開となるのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

<写真は日本経済新聞の記事>

それにしても、この過渡期とも言える仮想通貨業界で、問題があるとはいえコインチェックをわずか36億円で買収したマネックスは大したものだと思う。株価も急騰している。

先行きは不透明なのかも知れないが、営業利益は537億円で営業利益率が86%の会社だ。細かい事情はよく分からないが、名うての料理人が極上な食材を入手したような状況ではないか。

優位性のある分野で、迅速に世の中の変化に、素晴らしいタイミングで対応してしまったのだから凄いものだと思う。

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「酒屋の株話」懐疑のなかで堅調

 

 

懐疑心漂うなかで株式市場は回復している印象だ。

また個別の成長株には、やっとアク抜けして大局である上昇トレンドに復帰したとみられる銘柄もある。

 

 

 

 

 

 

売り越しを続けていた海外投資家は買い越しの流れに転じたようだ。これまで売り越しが続いていただけに、潜在的な買いの余力は大きいとみられる。

ボラティリティの上昇によるリスク・マネージメントの売り、ヘッジ・ファンドによる巨額のショート売り、米中の貿易戦争懸念、シリアでの地政学リスク、などに起因する激しいアンダープレッシャーの後は、懐疑的センチメントはまだ漂ってはいるものの株価は上昇に転じている。

もしくは、下げにくい状況に変わったようだ。

市場はいまショートと呼べる状況ではないだろうか。

ゴールデンウイークを控えているためなのか、それとも通期での決算発表を控えているためなのか積極的な売買はないようだが、ショートカバー的な買いが徐々に出て来ているような印象をうける。

昨年はゴールデンウイークの合間に価格が大きく上昇した。今年もそんなセル・イン・メイの逆を行くような展開になるのではないかと思う。

また、もしセル・イン・メイがあるとすれば、今年もまた日本円ではないかと思う。

骨太な時流のトレンドがあり、その時流に合った銘柄に割高感も過熱感もないとすれば、売る必要はないと考える。

やや楽観的過ぎるのかも知れないが、この上昇トレンドは簡単に終わりそうもない、という気がする。

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「酒屋の株話」夜明け前

 

 

オプションディーラーはさぞかし儲かっていることだろうと想像する。

ボラティリティの大量ショートの後にボラティリティの急上昇。そして今度はTOPIXでの巨大なプットの山だ。

 

 

 

 

 

 

<写真は日本経済新聞の記事>

新聞には「この巨大なプットの山は過度に悲観に傾いていた投資家心理の表れだ」とコメントされていた。

貿易戦争リスクの後は、シリアでの地政学リスク。この空前の規模まで積み上がったポジションがさらに積み上がる可能性があるということなのか。

もしこのポジションの巻き戻しが始まれば、上昇への破壊力をさらに増強させることになる。

地政学リスクの台頭が結果として日本株の絶好な買い場となったのは、ここ数年で何回も経験してきたことである。

市場心理が悲観に傾いている状況は、絶好の買いのタイミングと言えるのだろう。

また、海外投資家の買いも戻ってきた。売り越しが続いていただけに、潜在的な買いの余力は大きいとみられる。

昨年はゴールデンウイークを控えていたためなのか、4月の弱含みの展開のあと上昇に転じた。今年も同じような展開になってもよさそうな状況ではないかと思う。

個別の成長株に注目すれば、なぜか売り圧力が強い印象。投機筋による銘柄間の裁定取引がそうさせているのだろうか。

これも昨年経験した状況だ。

通期での決算発表は近づいている。

ゴールデンウイーク・ラリーに期待したい。

 

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