“酒屋の株話”に関する記事一覧

「酒屋の株話」ミニスカート

 

 

「ミニスカートが流行る年は好景気」などと言われるが、先日、京浜東北線に乗車したときにはミニスカートをはいた方々がたくさんおられた。

なんだかビックリしたのと同時に「いよいよ好景気が実感できているのか!?」などとも思った。

しかし、その方々の話し声が聞こえて来てわかったのは、みなさんミニスカート姿の方々は日本人じゃない。

「まだ日本人の多くは”みんなでミニスカート”みたいな雰囲気ではないのかもしれない」と、もし景況感をミニスカートが表しているのなら、そんな感じではないかと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

まるでアメリカと日本の、株式市場における市場心理の違いを垣間見ているような気がした。温度差があると言うか、将来に対する期待値が違うようだ。もっと言えば楽観と悲観か。

そして株式投資の醍醐味も、期待値の大きいアメリカ市場のほうがより大きいのかも知れない。

バフェット氏が買い増したアップルも、ソロス氏が買いましたアマゾンも、そろってほとんど最高値。

超大物投資家がそろって株式市場に対して強気なのは非常に心強い。それでも、できれば割安感のある日本株市場にも手を出してほしいものだと思う。

もし超大物投資家が日本株を買ったとなれば、きっとそれはかなりドラスティックに市場心理を好転させるのだろう。もちろんそんなことは起こりそうもないのだが。

高所恐怖症の心配の壁を駆け上がるようなナスダック銘柄には、もう心理的に手が出せなそうもない。

ならば、しょぼくれてる感じではあるが、日本の成長株を忍耐強く見守るしかなさそうだ。

 

 

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「酒屋の株話」柿の種だと信じる

 

 

日経平均株価はV字回復して23000円目前。前回の高値である24000円レベルに達するのもそれほど先の話ではなさそうだ。

米国金利の上昇が嫌気され株が売られ、今度は米国金利の上昇が好感され株が買われた。

グローバルマクロと呼ばれるような投資スタイルで、金利と株を一緒に張るようなことは、少なくとも短期取引ではやめておいた方が良いということか。

だが、もし長期での取引なら株のロング&債券のショートで何とかなりそうな気もするのだが、それでも個人投資家が手掛けるようなことでもなさそうだ。

 

 

 

 

 

 

ナスダックは最高値を更新した。

それに比べて日本の成長株はなんだか・・・・・「ひょっとして誰かがアメリカと日本で成長株の裁定取引でもしてんのか?もちろんアメリカ買いの日本売りで」・・・・・みたいに勘ぐりたくもなる。

もしくはこれも少子高齢化の影響なのか。株価が上がれば高齢者からの売りが出て、それを買う若い世代が足りない、といった少子高齢化による需給要因があるのかもしれない。

また、もしくは日本株取引の7割を占めると言われる海外投資家にとって、日本の成長株は割安でもアメリカのそれと比べて著しく魅力に欠けるのか。

 

・・・・・といろいろとあるが、それでも売る理由はない。

しかしアメリカの成長株に乗り換えるという選択肢は、ひょっとしたらあるのかも知れない。

 

それでも・・・・・もしこれがサルカニ合戦のオニギリと柿の種の関係にあるとすれば、柿の種は日本の成長株だと信じたい。

 

 

 

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「酒屋の株話」業績 vs 外部要因

 

 

いわゆる成長株は保守的な業績予想で売られ、その次に起きた保護主義政策、地政学リスク、政局混乱・・・いわゆる外部要因では下げ渋った。

しかし日経平均ベースでは、為替の影響もありさらに売られた。

そして市場のセンチメントは盛り上がらないまま。

同じような状況がもう何年も続いているような気がする。また、日本株市場を割安のまま放置しているバイアスなのだろう。

もう一つの特徴として、人工知能で運用される短期取引やリスク・マネージメント・プログラムの市場への影響力が増しているようで、株価下落時のスピードが速い。

これも市場のセンチメントを冷やす一因だろう。

最先端の運用方法はトレンドフォロータイプが多いようだ。

 

 

 

 

 

 

経験則では保守的な業績予想を出してくる企業の株は決算発表直後に売られるが、その後は1年近くにわたって株価が上昇していく傾向があるのだそうだ。

日本株市場は今、かなり底堅い状況にあると感じる。

今後の外部要因(ノイズと呼べるのかも知れないが)の行方や、人工知能がどんな判断を下すかなど素人には予想もできない。また予想しても仕方がない。

株価は長期的に営業利益と同様の動きになると言われているが、今が上昇トレンドのなかでの下方への歪みとみれば、買う か 保有し続ける しかない。

 

 

 

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「酒屋の株話」まるで冷やし水

 

 

株式市場にとってまるで冷やし水のような、米国保護主義政策と地政学リスク。

ここ数年で何回も経験してきたパターンではないか。

 

 

 

 

 

 

<写真は日本経済新聞の記事>

それでも、冷やし水が入るからこそ、相場を沸騰させないで推移させているとも考えられる。

美味しく蕎麦を茹でるコツと同じように、継続的な上昇相場を形成するのに適度な冷やし水が必要と考えるなら、むしろ好ましいことなのかも知れない。

もう一つのパターンとしては、今回もまた日本株の腰が弱い。「アメリカがくしゃみをすれば日本がカゼをひく」ような傾向は今後も続くのか。

日本株のバリュー投資家の方々にとっては、もう何年も買い場ばっかりのような気がする。

個人投資家の売り越しも継続しており、根底にある日本株に対すセンチメントには変化がないようだ。

個人的には「懐疑の中で相場が育っているとすれば、いったいいつになれば心配の壁をよじ登ってくれるんだ!」みたいな思いも継続している。

 

新聞記事に、「経験則では保守的な業績予想を出してくる企業の株は決算発表直後に売られるが、その後は1年近くにわたって株価が上昇していく傾向がある。」

「保守的予想を出す企業の過去10年の株価パフォーマンスを平均すると、5月末から6月中旬を底に株価は上昇に転じ、翌年3月には市場平均を約15%も上回っていた。」とあった。

 

この傾向も継続しているとすれば、保守的な業績予想だった銘柄は、5月末から6月中旬以降にかなり期待できるということではないか。

・・・なんだかこの時期はいつもこんな記事を書いているような・・・・これも継続か。

 

 

 

 

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「酒屋の株話」超大物的投資法

 

 

じり高傾向を続ける日経平均株価と、決算発表した銘柄の急な価格変動。

日経平均株価には割安感があるようだ。またこの高揚感のないじり高傾向は、この先もしばらく値上がりが継続することを示唆しているようでもある。

もう一つの傾向である決算発表あとの急激な価格変動は山場を越えた。この先は将来性を反映した動きに戻るとみられる。

成長銘柄がアク抜けしたとなれば、この先は期待できそうだ。

 

 

 

 

 

 

バフェット氏がアップル株を買い増した。また、ソロス氏もアマゾン株を買い増した。

米国、日本ともに年初から株価は調整中だが、この間に超大物と呼べる方々が買いを入れたとの報道は、流石と思うと同時に心強くもある。

ソロス氏の買ったアマゾン株は超割高とも言える銘柄。またバフェット氏の買った銘柄は時価総額100兆円だ。

優位性ある企業の株価がマクロに起因するような理由で値下がりした時に買う。それも大量に。

まったくもってシンプルな投資方法である。

それでもPERや時価総額を考えると、筆者のような者にはまったく手が出せない。流石だ。

たぶんこれが超大物二人が示している、投資の王道なのだろう。

そして、もちろん株を買ったなら、目先の動きに一喜一憂するべきではない・・・・・・こっちも難しい。

 

 

 

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