“酒屋の株話”に関する記事一覧

「酒屋の株話」日本企業は儲かってますなぁ~、でも株価は・・・・

 

 

日本企業の三分の二は増益。それも四分の一は増益率30%以上というから素晴らしい。

米国の景気だって悪くないようだ・・・・・・・でも株価だけはパッとしない(汗)。

米国の景気が良ければ利上げの時期が早まり、米国株、米国債は売られ、金利差からドルが買われて円安、シカゴの日本株は買われる。そんな「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな状況では、やっぱりパッとしないか。

マクロをでっかく張ったり、トレンドフォローにでっかい資金を突っ込むヘッジファンドあたりにご登場いただけないと、本格的な上昇エンジンはスタートしないんでしょうかね。

バリューで株を買って、企業業績が素晴らしくても、でっかい過剰流動性に「日本株はマクロで買いやで~!」って判断してもらわないと、いつまで経ってもパッとしないようです。

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【日本経済新聞さんの記事】

 

企業業績が右肩上がりのなか、ギリシャ国債あたりになんかあれば、またまた情緒的なMr.マーケット様が荒れて、買い場であるMr.バリュー様のご降臨。

・・・・・・・・でも、もうそんなことの繰り返しばっかりで、飽き飽きですよね。

ギリシャ国債がどうなろうと、まったく業績に関係なさそうな企業さんはたくさんあるわけですが、もうMr.バリュー様にご降臨いただいても玉がありまへん(汗)。

「早く18,000円レベルを超えて、トレンドフォローワーの方々に持ってちゃって欲しい!」・・・・・・なかなかウォーレン・バフェットさんのように「日々の株価に興味はない!」みたいな境地には達しない酒屋のオヤジであります。

 

 

 

 

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「酒屋の株話」勝負の潮目が変わったでぇ~

 

 

「潮目が変わったでぇ~!」

「パイルアップしたらんかい」「ガツンと儲けたるでぇ~!」

・・・・・みたいに考える方は、あまりおられないようですね(笑)。

酒屋のオヤジも一応バリュー投資を本分としているつもりなもんで、そんなことはよーしまへん。

 

ヘッジファンドあたりは、ヨーロッパ市場にご注力中とのことで、日本株はあまり眼中にないらしい。

それでも、日本株市場のセンチメントは好転したようで、今後のMr.マーケット様は上方向へのバイアスを強めていきそうですね。

 

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【日本経済新聞さんの「スクランブル」】

新聞に掲載された市場関係者の意見によれば、ヨーロッパ株に比べて日本株は魅力に欠けると。

なんだか金融市場の「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな話って、ホントに分かりにくいですね。

金融緩和で日本の株が上がって、ユーロが下げて、円も下げる。原油が下げて日本株が下げて、円は上がる・・・・・・たぶんドイツの経済などには好影響だと思うのですが、同時に日本の経済にとっても好影響だと思うんですがね・・・・・分かりにくい。

それでも、もし日本株市場がバクチ場で(ホントにそうかも知れませんが・・・・笑)、もしも自分がバクチ打ちなら、この潮目の変化は賭け金を上乗せして勝負に挑むようなタイミングでは、とも思うのです。

もちろん酒屋のオヤジはそんなこと、よーしまへんが(汗)!

・・・・・・・・そして、バクチの鉄則は「まがりやにむかえ」。マイノリティで良いのです。

「市場が盛り上がらない」とは、なかなか良いサインなのかも知れませんね。

 

 

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「酒屋の株話」Mr.マーケット様は大荒れ模様

 

 

情緒的性格のMr.マーケット様は、2015年初っ端から大荒れ模様ですね。

個人でスイスフランをショートしていた人が多いとは思えないのですが、プロの方々には無制限の市場介入をあてにして、ユーロに対してスイスフランをショートしていた方が多かったのでしょうか。

数時間で30%も上昇するとは・・・・・寝耳に水のビックリ発表・・・・・・強烈な劇場のシンドローム的ショートカバリングのラリーだったようですね。

プロにとって、今の市場環境は受難の時代に近いのかも知れません・・・・・・大変だ(汗)!

chart.yahoo.co.jp

 

 

 

 

 

【ヤッフーファイナンスさんの日経平均株価チャート】

そして、スイスフラン高⇒円高⇒株安となるのが情緒的なMr.マーケット様・・・・・・「まともに付き合ってられまへん!」。

でもさすがにパニック的な動きの後だけに、週の最後には戻しているようで、来週はまた上値を試す展開に戻るとみられます。

また、こんなMr・マーケット様が大荒れしているなかで、アルゴリズムを用いたトレードなどが更に状況を混乱させているのですから大変です。

株価の動きにまともに一喜一憂してたら疲れちゃってしょうがない。

個人投資家としては、Mr.マーケット様が大荒れなときに顔をのぞかせる、Mr.バリュー様を見つけてボチボチ投資するのが一番んの様ですね。

・・・・・でも上昇にも下落にも中途半端な感じで、大金が利益を求めて世界を駆け巡っている感じはするのですが、日本株市場はパッとしませんね。

業績の上振れ待ちか!?

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「酒屋の株話」バリュー投資家はロシアに注目するべきなのか

 

 

「過剰流動性の嵐が日本株市場に吹き荒れる!」と考えている酒屋のオヤジではありますが、その一方、もし自身がバリュー投資家ならば、このところたぶん世界で一番売りたたかれているロシア市場に注目するべきではないかとも考えるわけです。

経済制裁にともなう景気の悪化、原油の下落で、投資資金が一気に逃げ去ってしまった印象の市場ですね。

世界一の割安水準で、エネルギーの市況に大きな影響を受けるロシア株。原油の下落で昨年はロシア株、ルーブルともにさらに大きく下落しました。

chart.yahoo.co.jp

 

 

 

 

 

 

【ヤッフージャパンさんのロシア株ETFチャート】

昨年の12月にロシアの中央銀行が政策金利を大幅に引き上げたことによりルーブルは反発。ロシア株も反発したようだ。もちろん円建てのロシア株ETFは反発した。

政策金利が17%の水準では、大きなコストを支払いながらのルーブルのショートは持ちにくい。逆にその金利に魅力を感じてロングしようとする方は出てくるのかも知れませんが。

一方の原油市場はこの先さらに下落する可能性はあるのだと思います。

しかし、生産コスト割れの水準では多くの供給側が生産を止め、市場に対して買い手となるのがコモディティー業界の常でしょう。つまり、決して強気にはなれないが、生産コストが上昇しているとみられる昨今では、昔のような価格までは下がりにくいということだと思うのです。

この先、原油の下落を受けてロシア株も下げることはあるのだと思います。しかしルーブルが売られにくいことから、前回の安値を下回ることはないのでは、とも思えるのです。

たぶんロシア株を買うとは、ルーブル相場と原油相場の中間あたりを買うようなイメージでしょうか。両方ともに非常にボラタイユでリスクは大きい。

ロシア株が一気に上昇に転じるとは思えません。それでも割安感があり、なおかつ売り叩かれている市場は魅力的です。

もし、資金に余裕があれば、あせらずゆっくりと徐々に購入してみる。これがバリュー投資家として正解の行動ではないかと思う次第です。

 

 

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「酒屋の株話」ズブズブな原油市場からの波乱は続きそうかも

 

今週の日経平均株価は、またしてもV字の回復。

そして、またしても海外からの大量の先物売りで下げた後の回復です。もうちょっと深い下げを覚悟していたのですが、意外にあっさりとした調整だったように感じます。

・・・・・・・しかし、今回の調整の発端であった原油市場の下落って、ちょっとまだ収まってないような・・・・・・、また原油価格の下げの影響で、株価が調整するようなことが起こりそうな状況かもしれない。

また、原油の下落は日本経済にとって好影響だから、話がややこしい。

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【日本経済新聞さんの朝刊】

原油市場ってズブズブな状況だったんですね!

供給過剰にもかかわらず、サウジアラビアからのアメリカのシェールガス企業たたきのための低価格戦術。ますます供給は過剰になって行くわけです。

また、アメリカの原油先物市場での投機筋の先物買いポジションは、この急落で減少したのだが、その水準はまだまだ大きいとのこと。

・・・・・・「とてもじゃないけど原油はロングできない!」みたいな状況のようで、さらなる原油相場の下落も予想されるわけです。

原油がまた下落に転じれば、また株式市場もその影響を受けて下押しする可能性が高い。

でも、日本企業や日本経済にとっては好ましい。さらなる好業績が期待できるわけですね。

そして、原油安は物価を押し下げるため、日銀の方針にとっての逆風。日銀はさらに気合を入れて金融緩和を推し進めるとも予想できるわけです。

今後の日本株市場の値動きをイメージすれば、さらなる原油安の影響で調整を繰り返しながら、価格水準を切り上げていく感じでしょうか。

そして、過剰流動性の嵐が日本市場に吹き荒れるような気がしております。

 

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