“酒屋の株話”に関する記事一覧

「酒屋の株話」コンセンサスを揺さぶるファンドの先物大量売り

 

 

先週前半までの市場のコンセンサスは、「日経平均の2万円超えは時間の問題でしょ!」だったハズ。

それが、海外ヘッジファンドからの先物への大量売りを境に、わずか1~2日にして「一時的には1万8000円台まで下げる可能性があるでしょ!」に変化してしまった(汗)!

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【日本経済新聞さんの記事】

新年度に入れば、国内機関投資家からの利益確定の売りが出る傾向があるとのこと。

そんな状況を海外のヘッジファンドが利用して、それまで積み上げてきたロングを、わざと絶妙なタイミングで目立つように売りに出し、一時的に市場を冷やして現物に乗り換えようとしているのではないか、とも思えるのです。

その昔、ロンドンの市場でネイサン・ロスチャイルドが行ったような、安く大量に買う戦略ですね。

だって、コール・オプションを大量に購入して、先物に影響力のある株を買い上げて、オプション市場で利益を出すようなオペレーションを考える方々ですから、そんなクラシックな戦法は朝飯前でしょう。

もし、そんな戦略が存在したとすれば、このセンチメントの大転換は、大成功と言えるのかも知れませんね。

また、日本株に対する強い投資需要は依然として存在するわけで、弱いロングが振り落とされることは、市場の取り組みを、より健全にするのだと思います。

 

マクロ経済の状況は分かりませんが、ここ1カ月ぐらいの日経平均株価の上昇には、ほとんど影響されなかった株もあります。

そんないわゆる出遅れ株や、小型株などには、やや弱めかも知れませんがMr.バリュー様のご降臨となるのかも知れません。

それにしても、日経平均の動きと、まったく関係のない個別株って多いですね。それでも日経平均が値下がりすれば、個別株のセンチメントまで弱気に傾くようで、そんなときこそが買いのタイミングなのかも知れませんね。

 

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「酒屋の株話」演繹法vs帰納法の相場観

 

 

ひょっとして「クジラの買い」って、よく言われる「池の中の鯨」から来てるんでしょうか?

もしそうなら、「クジラの買いで株価は上がり、クジラの売りで株価は下がる」ということを遠回しに表現していることになります。

どなたが付けた呼び方か分かりませんが、ひょっとしたら現在の株式市場の核心をついた呼び方なのかも知れませんね。

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【日本経済新聞さんの記事】

さて、現在の株式市場の状況を見渡せば、引き続き強気が継続すると予想される一方で、急ピッチでの上昇にたいする警戒感もあるようです。

言わば前者は演繹法による状況分析で、後者は帰納法による分析でしょうか。

演繹法では、クジラの買い、日銀の買い、ファンドの買い、自社株買い、配当に対する買いなどで、個人の大幅な売り越しを買い取っている状況は、非常に底堅く、下げにく相場が予想されるわけです。

もし下げれば、個人もまた買いサイドにまわるわけですね。

一方の帰納法では、これまでの「買われ過ぎ、売られ過ぎ」を表すインデケーターに照らし合わせれば、今の状況は買われ過ぎのレベルであり、調整される可能性もあるというもの。

後者の分析は、例えば「ルーレットで300回続けて偶数が出たためしがないから、奇数に賭けるべきだ!」みたいな理解ではなく、市場参加者の多くがそんなインディケーターを見て、実際に買いを手控えたり、売りを出したりするという可能性だと思います。

しかし、そこには、いわゆるブラックスワン(不測の事態)が少なくないようにも思います。

 

・・・・・・個人的には演繹法の方が説得力があるように思います。

池の中のクジラが買おうとしているのですから、実際に買いのオペレーションを行っている方々は大変です。

買われ過ぎのインディケータを見て売りが多く出れば、その売りは奪い合いになるような状況ではないかと感じる次第です。

 

 

 

 

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「酒屋の株話」・・・・伝説の大物仕手筋

 

 

この方って、たぶんまだ兜町と書いて「しま」って読むような時代に活躍された、いわゆる大物ですよね!

まだご活躍されてたんですね。

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【日本経済新聞さんの記事】

誠備グループを率いて仕手集団として世の中を騒がせていたのは、もう30年以上前の話でしょうか。

だから、40代以下の世代の方には、まったく知らない話かも知れませんね。

たしか、もう一人同じように証券界で世の中を騒がせた方がいて、歌手の方とご結婚されたような・・・・。

それでも、もう一人の方と比べて、今回強制調査を受けた伝説の仕手筋の方は、ホントに大物感があったように記憶しております。

こんなこと書くと、「いったい酒屋のオヤジの歳はいくつやねん?」みたいに思われるかも知れませんが、そんなには行ってませんから(汗)。

たしか、この伝説の仕手筋の手法って、それほど規模の大きくなく、空売り残が膨らんでいる企業の株を買い上がり、徹底的に空売り筋を締め上げるというような方法だったと聞いたことがあります。

そんな取引が違法なのか、合法なのかは分かりませんが、自身の信用だけで大金を集めて、そんな大勝負をやり続けてたんですから、やっぱり大物でしょう。

もっとも、今どき仕手筋っていう単語自体、あまり使われることはなくなりました。それでも50代以上の世代の投資家を、大いに盛り上げた今回の記事だったように思います。

 

 

 

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「酒屋の株話」 海外勢vs日本勢 なの!?

 

 

海外勢が先物ばっかり買ってるためか、日経平均は大幅に値上がり。

でも、ジャスダック市場の値上がりはいまいち・・・・なぜなら先物意外は買ってくれてないようだから。

また、信用取引の逆日歩が大きくなっており、信用での売りが膨らんでいる様子。

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【ヤッフージャパンさんの日経225とジャスダックのチャート】

海外の機関投資家さんは、ここへ来て積極的に先物ばかりを買っているようですね。

一方、国内の投資家は、この上昇トレンドに懐疑的なのか、現物、信用と大量売り。

 

その昔、「売りの山種」と呼ばれた山崎種二さんは、現物で買って、順ざや(逆日歩の反対)で先物などへの売りつなぎで、売り上がり、売りのポジションに利が乗ってきたところで追撃売りを仕掛けました。

そんな大相場師が、今の日本にはたくさんおられるってことでしょうかね(汗)!?

もちろん、この逆日歩じゃ「売りの山種」と同じ戦略というわけには行きませんが、海外の機関投資家の買いに、空売りで向かうとは・・・・・・なんだかスゴイ勝負師の方々です。

 

・・・・・・それにしても、だれか日経平均とジャスダックの裁定取引とか、やってくんないかな~!(汗)・・・だって広がり過ぎでしょ!

 

 

 

 

 

 

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「酒屋の株話」 節目突破

 

 

ついに来はりましたなぁ~!

節目を突破して、今世紀最高値ですか。

テクニカル分析風に言えば、日経平均株価は円建て、ドル建てともに、昨年末からのコンソリデーションを終了し、そのレジスタンス・レベルを上抜けて、上昇トレンドが始まったということなのでしょう。

過剰流動性が、いよいよ日本株に流れ込んでも良さそうなものだが・・・・でも、なんだかトレンドフォローの動きに迫力がないような・・・・・・・・・(汗)!

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【日本経済新聞さんの記事】

ドル建てでの日経平均の昨年末からの上昇率はドイツ株を上回っているのだそうだ。

ドル建てで日本株を見ている方々には、我々一般的な日本に住む、円建てで日本株を見ている者よりも、より日本株に対して力強さを感じているのかも知れません。

海外勢から先物に買いが入って、主力銘柄は値上がり。そうでない銘柄がイマイチな動きなのは、そんな状況を反映しているんでしょうか。

また、いわゆる逆張りが、今の株式市場の必勝法なら、いくらテクニカリーに強いと言っても、やっぱり現物株をメインとした個人の利食い売りが入りやすい状況なのかも知れません。

そして、ギリシャやウクライナなど、市場見通しには確かに懸念材料が存在します。

しかし、テクニカル面でも、ファンダメンタルズ面でも日本株は強い。

この局面での、「なんだか市場は楽観的になれていない!」みたいな状況は、これから始まるとみられる、業績&過剰流動性相場のスケールの大きさを暗示しているかのような気さえする次第。

そして、この状況は、強気の者にとってロングポジションに心地良さを感じさせます。

昨日の必勝法は、今日の必勝法ではないのかも知れませんね。

 

 

 

 

 

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