“2011年”の記事一覧

ビール成分に放射線防護効果!!

ビール成分に放射線防護効果!放医研・東京理科大の研究チームが平成17年に発表。

ビールの入荷が少なくて困っている時にビールの需要を煽るようで酒屋としては恐縮な情報なのですが、酒屋のオヤジが愛読させて頂いておりますゴールド市場分析の第一人者である豊島逸夫先生のブログで紹介されておりました。

豊島先生のブログ⇒ http://blog.nikkeibp.co.jp/money/gold/toshima/2011/03/post_1023.html

放射線医学総合研究所の発表資料⇒ http://www.nirs.go.jp/news/press/2005/08_11.shtml

この発表によると、ビールの成分とアルコール分が結びついて放射線に対する防護効果があるようだ。アルコールだけよりもビールの方が防護効果が高いのだそうだ。

ノンアルコールのビールでは効果は認められないのだとか。

酒屋の立場としては放射能から少しでも身を守っていただくためにビールを積極的におススメしたいのですが、ビールの入荷がままならない今現在はそうもいきません。しかし、放射線防護剤としては美味しいし、お手軽だし、酒好きには良いお話です。

放射線防護剤は一般的には入手が困難らしく、副作用を伴うのもの多いのだそうです。また、広島、長崎の原爆やチェルノブイリ原発事故被害者のなかにアルコール飲料で放射線障害が低減されたという話もあるのだそうです。

今後、震災のあった地域へ出張で行かれる方も沢山おられると思います。そんな時「お見舞」の品としてミネラルウォーターと並んで、嗜好品としてではなく放射線防護剤としてビールを持って行かれるのも良いですね。

やっぱり昔から伝わる発酵食品の極みとも言えるアルコール飲料は、偉大な力を秘めているのですね。もちろん飲み過ぎなければですが!

ビール市場は引き続きタイトです。分け合いながら、ご自分の身を守るために飲み過ぎないように楽しみましょう!!

 

 

 

 

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お花見自粛でビール系は何とか足りている!

業務用需要の減少とお花見自粛でビール系の供給は今のところ何とか足りているようです。

遂にお花見シーズン到来。しかし今の日本の状況では、お花見で大騒ぎするのはモラルに欠ける行為となりそうです。

ビール系の供給は相変わらずタイト。お花見シーズンが到来して、この週末はどうなるものかと危惧したのですが、特にお花見のためにお酒を大量に購入されるお客様はおられません。そりゃそーですよね!!

ビールの供給がタイトにもかかわらず、何とかビールが入荷してくるのは、需要の大きな減少が大きく関係しているようです。特に業務用市場の需要減少が大きく、関東近県の観光地ではキャンセルが続出し90%以上の売り上げの減少になっている場所もあると聞きます。

また都心の飲食店の売上の減少も大きく、銀座では80%以上の減少になっているのだとか。これにお酒を伴うお花見の自粛も加わり、何とかビールが間に合っている状況。

電力不足もあり、ビールの供給能力がすぐに元のレベルにまで戻るとは考えにくく。この先気温が上昇して行く中、ビールが供給不足に陥る可能性もあるかも知れません。

商売では「やっぱりビールがないとね!」って思われる方も多いと思いますが、自分で楽しむにはビールでなくとも「ホッピー」や「ハイボール」で賢く楽しんでも十分ハッピーですよね!

それにしても人間の心理とは不思議なのもです。サッポロビールが足りないと聞けば、サッポロ・ビールばかり売れます。それも普段サッポロビールを飲まれない人までご購入。これはミネラルウォーターや納豆の状況も同じなのだそうです。

水やお米と違い、ビールの買い占めに罪悪感はあまり感じないかも知れません。それにお酒がメインの飲食店さんにとっては商売のためにビールは最も必要なものなのでしょう。

しかし、そこをグッと抑えて何時もと同じペースでの仕入れをお願いしたいのです。そして、分け合う気持ちを大切にして頂きたいのです。

そーでないと酒屋の店頭に居て正直、おっかなくてしょーがないんですよね!ホントに!店員に対して「売りなさいよ!!(怒)」みたいなのは困るんですよね。それも普段はご来店されない大先輩の方々に!

「ビールが販売できないから、特製の利益商材を提案するチャンスだ!」ぐらいに考えて頂ければと思います。

ハッキリしているのは酒類業界へのお金の流れが停滞していること。大変です!

先日ご来店されたお客様は「昨日さー、銀座から電話がかかってきて、飲み代を義援金にするから飲みに来てって言うんだよ!」「こんな時に行けねーよなー!!」っておっしゃってました。

”こんな時だからこそ行きましょう!!”銀座のお店にもお金が流れ、義援金にもなり、酒類業界にもお金が流れるのです。

消費があってこその日本経済です。皆のために分け合いながら、なおかつ消費活動も積極的に行なう人こそ今求められている人だと思います!

 

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ビールの入荷がない!

ビールの入荷がありません!参った!

ミネラルウォーターの入荷は全くないのですが、ビールまで入荷がなくなりました。

娯楽系の消費に自粛ムードが広がる中、消費の減少に追い打ちをかけるような状況なんです。居酒屋さんの中には「生ビールはお一人様3杯まで!」みたいな張り紙をされているところもあるほど。

業務用の生樽やビンビールは、メーカーによってはメジャーブランドのビールのみ少量づつの入荷はあるのですが、缶のビール系飲料や特別なビールの入荷は今のところ全くありません。出荷の状況も誰に聞いても細かくは分からないようなのです。

タバコの供給にも問題があるようで、これはひょっとしたら日本人が悪しき習慣を見直す良いチャンスのような気もしますが、消費の減少につながることは間違いないようですし、酒屋にとっては辛い状況でもあります。

酒屋からのご提案としては、こんな時だからこそ日本の酒を飲んでいただきたいと思います。「清酒」「焼酎」「泡盛」「国産ワイン」などの比較的小規模で日本に点在している酒蔵さんのこだわりの酒です。

アメリカでは日本を応援するために「日本酒を飲もう!」という動きがあるのだそうです。我々は日本人です。「日本人が日本を少しでも元気にするために日本のお酒を飲む!」これは宴会の自粛ムードが広がる中、日本の消費を少しでも向上させるきっかけになるのではないでしょうか。

世の中にある物資は「余っている物」と「足りない物」の2種類があります。一番賢い消費の方法は「余っている物」を選択すること。キャンセルが続出している日本の観光地へ行って地のお料理とお酒を楽しむのも、巡り巡って被災地のためになるのだと思います。

 

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「ミネラルウォーター」パニック買い再び!

震災時には、2リットル入りのミネラルウォーターを購入される方が酒倶楽部ステップにも押し寄せました。その結果、山のようにあったお得価格のミネラルウォーターは、アッという間に底をつきました。

マンション住まいの方々は停電による断水を恐れお米と一緒に購入されました。被災地に救援物資を送る方々も出来るだけ多く購入しようとされました。

店頭にミネラルウォーターやお米がなくなると、不安感は余計に強くなり水やお米に対する購入欲は益々強くなったのでした。

最近の不況の結果として流通は在庫を出来る限り減らし、消費者も食品の備蓄は出来る限り減らしていました。一世帯当たりで普段買い物をする量の倍購入したとしても、低在庫には大きなインパクトとなってしまったのです。

そして昨日の東京都での水道水から乳幼児向けの暫定規制値を上回る放射性ヨウ素の検出。今日は朝からミネラルウォーターに関するお問い合わせばかり。ミネラルウォーターのパニック買い再びです。

酒倶楽部ステップでは、もう既にお得価格のミネラルウォーターは在庫切れ。少量在庫のあったやや高価格の健康温泉水まで売り切れてしまいました。赤ちゃんのおられる家庭の父母や祖父母の方々にとっては当然の行動かも知れません。

業務用ナチュラルウォーターです。

酒倶楽部ステップでは販売出来るペットボトル入りのお水がないため、業務用のナチュラルウォーターをご用意しました。340ml入りでビンとケースに保証金が付きます。ビンとケースを返して頂ければ保証金はお返し致します。

業務用向けのナチュラルウォーターは外食産業が不調のためか余裕があるようです。

一世帯で一ケースを限度にご購入いただければ、より多くの必要な方々にご購入して頂けると思います。そして環境のために空き瓶とケースはお返し下さい、保証金をお返しします。

ご利用下さい。

 

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大震災に思う

埼玉県にある酒屋も今回の大震災の被害は受けましたが、だからと言ってまったく文句は言えません。皆が無事だからです。

あまりの自然の脅威の凄まじさに驚き、そして恐れるばかり。一瞬にして命を奪われたり、身ぐるみはがされて裸で凍える外に放り出された方々のことを考えると本当に胸が痛みます。

被災者の方々には心よりお見舞いを申し上げます。

こんな大変な時に、大して役にも立たない酒屋のブログなどで、大切な電力を使って良いものかと考え一時ブログの更新を休んでおりました。また店の片付けや、米や水を探して押し寄せて来られたお客様への対応で忙しくもありました。

割れた酒瓶。

今現在でも被害を受けた福島の原子力発電所での格闘は続いております。何とか早く収まって欲しいと思います。

以前読んだ金融関係の本で「ブラックスワン」というのがありました。いくら高学歴の統計学者が確率を計算しても、実際にブラックスワン(黒鳥)はいるといった内容なのですが。千分の一の確立でも、一万分の一の確立でも、起こるものは起こるのです。この自然の脅威に対して原子力発電所がそこにあるのは、どう考えても危険な気がします。

最近新聞で個人投資家が今回の災害でFXや株式のデリバティブで大きく損失を出した記事がありましたが、原子力発電所はデリバティブ取引での、プット・オプション(売る権利)の売りに似ていると思います。値下がりのリスクを引き受ける替わりに、プレミアム料を受け取れるのですが、今回のような予期せぬ急落があると膨大な額の損失が出てしまうのです。

ここで金融取引ならオプションの売りっ放しはやめよう!と考えるのですが、原子力発電所の場合には、そう簡単には行きません。

またまた以前読んだ本の話で恐縮なのですが、「人類は地球という名の持続可能な宇宙船で旅をしているようなものだ。」「だが、その宇宙船には定員があり、現在はその定員数をオーバーしていてテクノロジーでそのオーバーキャパシティーをカバーしている」といったことが書いてありました。

人口が増えればその分資源が必要です。また世界の人々の一人あたりの資源の使用量も増加しています。そんな中、核の存在は重要です。原発はクリーンエネルギーを地球に与え、核兵器は考え方の違う国へ睨みを利かせます。しかし、一たび問題が生じると地球は持続可能な宇宙船ではなくなってしまう可能性があるのです。また、そのリスクを統計学的に予想するのは危険な気もします。

地球は人間だけのものではありません。自然の脅威も予想ができません。オプションのヘッジは出来るかも知れませんが、核への100%のヘッジはありません。

今後、東日本では復興に向けて大きく動き出すのだと思いますが、今回の酷過ぎる災害の経験を活かして将来的に核に頼らない、自然の脅威に備えた持続可能な地球をつくりだす復興になればよいなと願います。

 

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