“酒屋の株話”に関する記事一覧

「酒屋の株話」業績を追いかける

 

 

日経平均株価が先週22000円に到達したかと思えば、もう今週には22,500円を突破した。

もうあと100円ちょっとでバブル崩壊後の戻り高値とならぶとのこと。また、この1ヵ月の上昇率は10%超え、世界の株式市場でもっとも高い上昇率だった。

 

 

 

 

 

 

【写真は日本経済新聞の記事】

出遅れ感の強かった日本株市場も、ついに世界の主要市場に追従し始めたということだろう。

それでも、その上昇スピードの速さは、これまで以上に高所恐怖症的な警戒感を増幅させている印象はある。

しかし、注目すべきことはこれが業績相場であり、業績の拡大にともなって株価が上方修正されていることではないか。

新聞によれば、日経平均株価は今週530円と大幅に上昇したが、予想PERは15.28倍で前週末に比べてわずかに低下しているとのこと。

つまりは、まだ株価が業績の伸びに追いついてさえいないのだ。

絵ずらならぬ「チャートずら」だけを見れば確かに”こわい”・・・・・・それでも、演繹的に考えたならこの価格上昇は当然の成り行きといえる。

プロの方々にしてみれば、今の日本株を買わなければベンチマークに負けるかも知れないリスクもあるのだろう。日経平均株価の上昇はまだ始まったばかりだ。

そして日経平均株価が、もしバブル崩壊後の戻り高値である22,666円を超えてくるようなことになれば、次に来るターゲットはいよいよ平成バブルのピークとなる。

ついに蓄積を続けたマグマは噴火することになるのか・・・・たぶん平成バブルとは異なり、「一強多弱」とも言えるような選別された噴火に至るのではないか。

大型株ばかりでなく、この利益の上昇は中小の成長銘柄の株価もさらに押し上げると期待したい。

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「酒屋の株話」まるで格言のモデルケースだ!

 

 

日経平均株価は今週ついに22,000円を突破。

まさに「押し目待ちに押し目なし」の様相。まるで格言のモデルケースのようだ。

 

 

 

 

 

 

この状況を経済状況や政治情勢からの因果関係として説明するのは無理があると思う。市場心理や、信用取引の取り組みなどのテクニカルな要因が影響しているとみられるからだ。

相場の値上がりに起因するペイントレードと呼ばれるようなプロの買い、信用や先物、オプションの買戻し、そこに個人の転売がスケールアップで入って来るような、いわゆる回転が効いている過熱感のない健全といえる取引が続いている。

東京証券取引所を設立した渋沢栄一は、「取引所設立初期に活躍した人々は、すべて無学であった」と記している。人々は米相場で身に付けた長年の知恵を頼りに取引した。

これは米国の株式市場で活躍したジェシー・リバモアなども全く同様であり、市場心理を読み解くことの重要性を記している。

そんな智恵は市場参加者にとって、経済学以上に重要と言えるのかも知れない。

日経平均株価は値上がりを続けている。そして高所恐怖症ぎみの市場心理。この恐れを抱いている市場心理の相場はまだまだ強そうだ。

ある証券会社では個人投資家の待機資金が過去最高水準に積み上がっているという。また、いわゆるクジラの買いも控えているようだ。

日経平均株価がもし調整すれば、押し目買いが待っているということだろう。ジリジリとしたしつこい値上がりになりそうだ。

一方、中小の成長株では景色がちょっと違うようだ。

急激に値上がりした銘柄を売り、他の銘柄を買うようなオペレーションが行われているのだろうか。決算発表を前に理不尽に売り叩かれているような印象の銘柄がある。

業績次第ではあるが、こちらも再帰的な上昇に加えて、業績相場が期待できるということではないか。

 

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「酒屋の株話」刺激を求めない

 

 

「大型株ばっかりやんか!」みたいな感じではあるが、日経平均株価は14営業日続伸し、高度成長期の1960年12月~1961年1月に記録した最長記録に約56年9ヵ月ぶりにならんだのだそうだ。

1961年も2017年も東京オリンピックが3年後に控えているのは偶然なのか。1961年の日経平均はその後に7月まで上昇した後、調整に転じた。つまりはしつこく値上がりが続いたということだ。

この過熱感のない値上がりは、今回もしつこい上昇トレンドになりそうな気がする。

海外投資家の買いも戻って来た。4月~9月の業績が出てくれば、中小の成長株も上昇に転じるのだと思う。

 

 

 

 

 

 

それでもNYダウのチャートを見れば、「少しは押し目とかがあっても良さそうなもんだけど・・・!」みたいな高所恐怖症的な恐ろしさがある。

強い投機性を帯びていることが存在意義のようなヘッジファンドは、その足の速い大量の資金でレバレッジを効かせて取引する傾向にあるため、何かがきっかけとなって一時的に大きく下落するようなこともあるのかも知れない。

そんな市場の状況は1961年と違うところなのだろう。

上昇傾向は続くとしても、超優秀な人工知能による取引方法でもない限り、短期的思考は得策ではなさそうだ。

この過熱感の感じられない日本株市場は、まだ懐疑の中で育っている段階にあるようだ。つまりは今後の息の長い強気相場の継続を暗示しているのではないか。

市場心理の、恐れを買い熱狂を売ろうと思えば、たぶん今はただただ保有し続けるべき状況なのだろう。

上がりそうで上がらない、上がらなそうで上がる・・・・ちょっとうんざりしながら見守るのが投資なのだ。決して刺激を求めてはいけないような気がする。

いよいよ4月~9月の業績発表が本格化する。

期待したい。

 

 

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「酒屋の株話」何かが変わった

 

 

10月に入って何かが変わったようだ。

日経平均株価は一方的に上昇に転じている。

金曜日には円高、米国株の調整にもかかわらず200円上昇して21000円を抵抗感なく抜けた。ショートカバーが一気に入った印象だ。しかし過熱感はまだない。

 

 

 

 

 

 

日経平均株価はITバブルの高値を抜いて21年ぶりの高値なのだとか。それでも、毎日史上最高値を更新している米国株などと比べれば、「なんでまだこんな水準なんだ?」みたいな違和感はある。

インデックスの銘柄の入れ替えシステムの違いもあるのかも知れないが、カネ余りの過剰流動性に”相手にされていない感”があるような気がする。

それでも、10月に入ってついに”お目に留まった感”が出てきたようだ。

 

平成バブルのピークからそろそろ30年。この間には確かに産業革命と呼べるような変化が、それはもうこれまでの歴史の比ではないぐらいたくさんあったように思う。

そんな中でいわゆる成長株は、「まだまだ、こんなもんじゃすまないでしょう!」と言えるレベルにあるのではないか。「業績良し、将来性良し、カネ余り・・・・・順風満帆・・・・・なのになんなんだ!?」みたいな感じだ。

今後も目先の情報や、市場のテクニカルな要因により、上がったり下がったりのランダムな動きをこなしながらの上昇相場が続くのではないか。

とりあえずは2Qの決算発表に期待したい。

 

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「酒屋の株話」2Qのビッグウェーブを待つ

 

 

今週の日本株市場は堅調に推移した。

それでもまだ日本株市場に限っては”懐疑心ある上昇”に留まっている印象をうける。過熱や熱狂には至っていないのだ。

また、日本株市場が堅調なのはありがたい話なのだが、「・・・・大型株ばっかりやんか!」とか「・・・・米国株に比べて日本株はどうなっちゃってるの?」みたいな物足りなさを感じる。

第二四半期の決算をにらんだ動きには、まだ至っていないようだ。たぶん中小の成長株はまだ日柄調整中であり、チャート上のコンソリデーションを形成中なのだろう。

第二四半期の決算発表がある10月末から11月初めまでにはこの調整期間を抜け出し、さらなる業績相場が始まると期待したい。

 

 

 

 

 

 

経済状況や政治情勢の株価への影響とは、ほとんどはノイズと呼べるものだが、まったくもって単純ではない因果関係であり、株価への影響を予想することは簡単ではない。

ならば、この盛り上がりに欠ける市場で、演繹的に考えて業績の拡大の見込める銘柄を購入して、保有し続けることがベストな攻略法ではないか。

長期的にみれば個別の株価を押し上げる要因は業績の拡大しかない。

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