“ワイン投資”に関する記事一覧

Ch・マルゴーに大商い!

シャトー・マルゴーが熱い!

写真はシャトー・マルゴー

高級ボルドーワイン市場は相変わらず堅調に推移しております。過去半年の間で最もパフォーマンス(価格のです。)が良かった高級ワインは、以外にも市場をリードするラフィットでもムートンでもなくCh・オーブリオンでした。

ラフィットやムートンに比べ価格が安い分、値上がり率は大きくなったようです。そして最近注目されているのがCh・マルゴー!

マルゴーの価格は半年前に比べて約20%上昇。ロンドンの高級ワイン市場Liv-exではここ数日大商いとなっており、大きな買いが入ってきています。マルゴーの2005年と2006年の商いだけでliv-exの取引量の13%に達するほどなのだそうです。

高級ワインの中で人気に火が付くかどうかは、味わいが「女性的」か「男性的」かで違ってくると分析する方もおられます。最近では「女性的」な味わいの方が圧倒的に人気があります。そのあたりがムートンの価格がラフィットのそれを上まわらない理由のひとつのようです。

このCh・マルゴーは「ワインの女王」と評されるほどの、高級ボルドーワインの中では最も女性的でエレガントな味わいのワイン。

ムートンやラトゥールが男性的な味わいと評されるのに対して、ラフィットやオーブリオンは女性的な味わい。そしてマルゴーは最も女性的な味わいと評されております。

もし、女性的でエレガントな味わいのみが評価の基準だとすれば、マルゴーの価格はラフィットの価格をを上まわってもおかしくないということになります。

現在ラフィットとマルゴーの価格差は約3倍。マルゴーに圧倒的な割安感があるようです。

ワイン市場の時期ラフィットはマルゴーかも知れませんね!!だからと言って、やっぱりマルゴーがラフィットの価格を上まわるのは厳しいとは思いますが!



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ワイン投資の王道!!

今、ワイン投資で最高のパフォーマンスをあげようとすれば、そのカギは間違いなく中国の動向ですね!

写真とイラストの意味が分からないかも知れませんが、「パンダ(中国)がブル(強気)でラフィット価格をあげる!」ってことです!(汗)

現在、ワイン投資家の間で注目されているのがボルドーワイン2010年ヴィンテージの価格動向。2010年は通常の年よりも収穫量が少なく、かつ品質はとても良いと判断されているようです。

と言うのも2009年は最も素晴らしい年の一つとなり、その需要は非常に強く、価格はその前の最も素晴らしい年の一つである2005年ヴィンテージがリリースされた時の倍の価格となってしまったのです。2010年ヴィンテージも現在の状況が続けば、当然2009年を上回るぐらいの価格となる可能性があるのです。

ではなぜワイン投資といえば高級ボルドーワインなのか?投資の対象となる高級ワイン市場は200-300種類の限られたワインしかありません。しかも、ほとんどはボルドーワイン。これは投資の対象となるだけの量が確保できるからなのです。

例えば非常にレアワインで知れれるカリフォルニアの「スクり―ミング・イーグル」を入手しようと思えば、そこのメーリングリストに加えてもらわなくてはなりません。そこで初めて年に3本程度の入手が可能となります。入手してそのまま転売するだけで少なくとも投資額は倍にすることができるでしょう。しかしある程度のまとまった資金を投資しようとすれば、それはほとんど不可能なことなのです。

ワイン投資の方法には古くから伝わる伝統的な方法があります。たとえば3ケースのワインを購入したとします。3~5年の間寝かせて2ケースだけ転売し、その資金で新しいヴィンテージのワインを3ケース購入します。最初に購入した1ケースは自分で楽しんでもいいし、予想以上に価格が値上がりしたときは転売もできます。この方法を継続して行くのです。

日本の場合、現実的には利益に対して税金を支払わなくてはならないため同じ様に行うのは難しいのですが、現在最もホットなワイン市場である香港などでは可能な方法となるのだと想像されます。

ワイン投資のコツを専門家は「ワインの価値を最大限にすることが、ワインの量を最大限にするよりも大切!」と言っています。つまり、もし100万円のワイン投資を行なう場合、1ケースを100万円で購入する方が、10ケースをそれぞれ10万円で購入するよりも良いということ。管理のコストや各種の手間も少なくて済みます。

伝統的にベストなワイン投資先は、最高の生産者から良い年のワインを購入することですが、最近では有名ワインのオフヴィンテージやセカンド・ワインでも投資としては魅力的なリターンが期待できます。例えばCh・ラフィットロートシルトのセカンド・ワインであるカリュアド・ドゥ・ラフィットも中国からの人気で価格は非常に堅調に推移しています。

現在、香港を中心に沢山のワインコレクターやワイン投資家が存在しますが、この方達はワインのことだけ見ている訳ではありません。アートや不動産、金、株・・・・・・などなどの資産のポートフォリオの一部としてワインを保有しているのです。2008年のリーマンショックでは約25%のワイン市場の調整を経験しましたが、その後は勢いのあるリカバリーとなり、昨年は他の投資商品を引き離す程の素晴らしいパフォーマンスとなりました。

スイス銀行のようなヨーロッパの伝統ある大手金融機関では大昔から資産のポートフォリオの一部としてのワインの保有を提案してきたのだそうです。ハイパーインフレが懸念される新興国を中心に、富裕層のワイン投資は、そのパフォーマンスの素晴らしさから金などと同じく資産ポートフォリオの主要商品の一つとなる可能性があるのです。

5年~10年程前、国際原油価格はそれまで1バーレル$30あたりが最高値圏のイメージがありましたが、状況が変わると一気に1バーレル$150あたりまで上昇しました。高級ワイン市場も今、それぐらいの状況の変化が到来しているのかも知れませんね!

 

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「拉菲酒庄」Ch・ラフィットロートシルトはなぜ中国人に人気なのか?

なぜ中国人はCh・ラフィットロートシルトばかり追いかけるのでしょうか!?

 

高級ボルドーワインの人気は引き続き堅調で価格は右肩上がりを継続しております。中でも他を大きく引き離してボルドーワイン市場を引っ張っているのがCh・ラフィットロートシルト。

なぜか?Ch・ラフィットロートシルトが中国人ワインコレクターに強烈に人気があるからなのです!

話によると中国人ワインコレクターは銘柄には注目するのですが、ヴィンテージにはそれほど注目しないのだとか。ただ2008年のように縁起の良い数字が付くと強い興味を持つようです。

まず、Ch・ラフィットロートシルトを中国語表記にすると「拉菲酒庄」となり、中国人にとって好印象の字なのだそうです。

もともと15年程前に中国の輸入業者がCh・ラフィットロートシルトを輸入し、人々に広めていったのだそうです。中国語表記の好印象も手伝って人気となりました。そして1990年代の後半には全てを売りつくし、販売する在庫がなくなってしまったことがありました。

そうなりますと、中国国内でCh・ラフィットロートシルトを欲しい人が増えたにもかかわらず国内では手に入らなくなり、余計にCh・ラフィットロートシルトに対する欲求は強くなったのだそうです。そこで、その需要に応えるべく中国の輸入業者がヨーロッパなどで熱狂的に買いまくることとなったのです。

また中国政府の公式ワインにも採用されました。

Ch・ラフィットロートシルトこそは中国で最初にラグジュワリーワインとして知れ渡った、グッチ、ルイ・ヴィトン、ティファニーと同じくワイン番の高級ブランド品なのです。

また、ハイパーインフレが懸念される環境下で、資産運用のポートフォリオの一部として保有する富裕層も多く現れたました。その結果、一番好成績の資産運用先となり、更に需要を増やす状況となったのです。

こうなると、「価格が上がるから買うんだ!!」みたいな気性の荒い中華系特有の資金も入って来ている模様。だからこそ中国人以外は手が出ないような価格になっているかも知れませんね。

世の中の全てのCh・ラフィットロートシルトは香港、上海のワインコレクターやワイン投資ファンドに集まってしまいそうな勢いです!

そして資産運用のポートフォリオの見直しを迫られた時には、ワイン市場は調整期へと向かうのだと思います。しかし、アジアを中心に新たな富裕層は増加しており、誰にとっても割安感のある水準への価格調整は起こりそうもなさそうです。

次回はワイン投資に注目してみたいと思います。

 

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ワイン投資は株より儲かる!?米ワイン経済学会で発表。

資産運用の投資ポートフォリオにワインを組み入れると、リスクを軽減しながらリターンを増やせる。平たくいうとワインへ投資すれば株より儲かりまっせ!ってお話。

スイスのフリブール大学の博士号の取得課程にあるフィリップ・マセットさんとジャン-フィリップ・ウェイスコフさんが米ワイン経済学会のレポートで発表した内容によると、投資に値するワインを資産運用の投資ポートフォリオに組み入れた場合、特に金融危機のさなかではリスクを軽減しながらリターンを増やすことが分かったのだそうだ。

彼らは過去13年間の米国企業時価総額上位3000銘柄で構成するラッセル3000指数と、シカゴのワイン・オークションでのワインの落札価格を調査比較した。この期間には2回の株価下落傾向と2回の株価上昇傾向の期間があった。

世界的な金融危機が発生した2008年の後半ではラッセル3000が47%下落したのに対し、ワインは17%の下落にとどまった。その逆で、好景気時には最も利益を上げたワインのヴィンテージが100年に一度の当たり年と呼ばれる2005年で、なんと500%のリターンとなった。ちょっとワインに詳しい人なら、いくら金融市場が危機的でもこの結果には驚かないらしい。

なぜ景気後退の間もワインがその価値を保つのかといえば、売りたい人、買いたい人が少なくなって取引量が少なくなり、価格だけが維持されるかららしい!取引がないんじゃ値段が付かないから、価格は高い時のままですね(笑)!?もしワインの価格が下がれば再び上がるまで待つことができるし、自分で飲むこともできるのだそうです。もちろん飲んじゃったら資産は減るのですが!(笑)

2003~2007年の株式が過熱していた時期には、株式が高過ぎると感じる人々がワインや美術品に資金を移動した。その結果ワイン価格も非常に高くなり、ワインは株を大きくアウトパフォームしたのだそうだ。

ワイン投資ファンドのファンド・マネージャー、ピーター・ルンツァーさんによると美術品よりもワイン投資の方が安全なのだとか。それは価格の上昇が予想できるから。ワインは限定された数量しか生産されません。そして、その数量がある一定量を下回ると、長年の間いくつものデータが物語るように、ワインの価格は上昇するのです。ほとんどの人にとってワインは投資対象ではなく飲んで楽しむものだから消費されてしまいます。

投資に値するワインへの投資は確かに魅力的なようです。しかし、全ての人がワインへの投資が簡単に出来るような環境にはありません。それに、ワインの管理の問題や偽造の問題、オークションに出す手間など様々な問題があります。ワインの投資ファンドも全く一般的ではありません。それに、金融資産のポートフォリオに組み入れるぐらいのボリュームがワインにあるのか?という疑問もあります。

ここ埼玉にも数千万円分のワインを貯蔵されている方は何人かおられます。自分で飲む分には良いのですが、価格が高くなったからといって転売しようと思っても、流通量も少なく現実的には難しいのかもしれません。ワインの流通に精通している方は別として、酒屋のおやじを含めた素人衆には、やや危険な香りの調査レポートなのかも知れませんね(汗)!

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