“ワイン”の記事一覧

家族でやってる伝統的スタイルのワインが好き

 

 

ワインの生産者が実際に来場しているような、大規模なワインの試飲会に参加させていただくと、いつも自分自身の好みについて気づくことがあるんです。

「このワインって、商売にはどうかと思うけど、好みだわ~♡」って思うワインは、たいてい小規模な家族経営のワイナリーで、なおかつ、味わいが奇をてらっている感じのない伝統的なスタイルを継承している味わいのワイン。

まるで日本の田舎のおばあちゃんが漬けた手づくりの漬物のような素朴さがたまりません。

「ぬくもり」とか「あたたかみ」を感じるような気がするんです。

それでも、そんなワインはなかなか売れません。

コストパフォーマンスの高いワインや、知名度の高いワインにはかなわないんですね。

 

先日の大規模なワイン試飲会でも、「あっ!これボクの好みだわ!」って思ったワインは家族経営のワイナリーでした。

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<たぶん日本には輸入されていないワインです>

やっぱり伝統的なスタイルの造りを継承されているのだとか。

毎日飲んでも飽きなくて、もちろん大酒飲んでも飽きなくて、ややノスタルジックな気持ちにもさせてくれるようなワインが、個人的には大好きだと思う次第です。

それでも知名度の高い有名ワインを飲めば、「やっぱりスバらしい!」などとも思ってしまう次第。

ワインはいいですね~!

 

 

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井筒ワイン 生ぶどう酒2016 コンコードとナイアガラ

 

 

今年も井筒ワインさんの2016年産 生ぶどう酒が入荷致しました。

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【信州桔梗ヶ原 井筒ワイン 2016 生ぶどう酒 「ナイアガラ(白)」と「コンコード(赤)】@1477円+税

酸化防腐剤無添加の生にごりワインで、赤ワイン、白ワインともに、やや甘口です。

信州桔梗ヶ原収穫のぶどうを醸造したワインです。ぶどうがタンクでの発酵を終え、ワインへと変貌を遂げたばかりの段階をそのまま瓶詰しました。

まだ収穫から間もない果実味と発酵の余韻を残す爽やかな味わいをお楽しみください。

 

・酸化防止剤や保存料などの食品添加物は一切使用しておりません。

・瓶内での酵母菌の活性化による再発酵を抑えるため、必ず冷蔵庫(10℃以下)に保管し、できるだけ早めにお飲みください。

 

爽やかな香り、フレッシュな味わいと飲み心地は、まさに今だけの味わい。難しいことは抜きにして、グビグビと喉ごし良く楽しんでいただきたいぶどう酒です。

出来たてのぶどう酒は如何でしょうか?

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目ざしで飲るシャンパーニュ

 

 

食通のお客様が、「日本海の旨い干物が手に入ったから、シャンパンを買いに来た!」とご来店されました。

「干物にシャンパンですか・・・・・・・・・・(汗)!」

一般的に、干物とワインはまったく合わないと言われております。

正直、「干物にワインは、この世界の有名な禁じ手ではないのか!?」などと、不覚にも未熟者はそう思ったのです。

ところが、ところがです、なんでもあの開高健さんの本にも「目ざしでドンペリニョンを・・・・・」みたいなくだりがあるぐらいに、干物と合うらしい。

それも、合わせるワインはシャンパーニュのような長期間熟成されたスパークリングワインでなければならないらしい。

干物に合うといえば、燗酒か焼酎のお湯割りぐらいしか思い浮かばない酒屋のオヤジにとって、シャンパーニュとはまったくもって目からウロコな話であります。

考えてみれば、キャビアやカラスミにも合うのですから、干物にだって合うのでしょう。また、銀座のお寿司やさんでシャンパーニュが好まれるのも、そんな理由なのでしょう。

 

シャンパーニュは長期に熟成されてから販売されるものが多く、その分あたり前ですがお値段もそれなり。また有名ブランドものともなれば、普段飲みにおススメできる値段ではないのかも知れません。

そこで、在庫量は少なくなりましたが、長期に熟成されたシャンパーニュと同じ造りのカヴァをおススメしたいのです。

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【メストレス・ブルーフィン ブリュット・リゼルヴァ2009】

旨い干物が手に入ったら、長期熟成された本格派のスパークリングワインは如何でしょうか?

本格派です。

 

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それでもボクは「ボルドー2011」が好きだ

 

 

ボルドーワインがメインの大規模なワインの試飲会に参加させていただきました。

ボルドーワインの近年の当たり年といえば、2009、2010なのは周知のとおり。特にボルドーワインはそのヴィンテージが注目されます。

もちろん、当たり年ワインの濃縮感や、なめらかさは素晴らしい。

しかし、しかしです、近年のボルドーワインに限れば、個人的には2011年が好きです。

2011年は決して「スバらしい」といえる年ではないようです。それでも、その分繊細さがあり、飲みごろにもすでに達しているように思うのです。

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【ボルドー サンテ・ミリオン 2011ヴィンテージの日本未輸入のワイン】

当たり年のワインとは、天候に恵まれてしっかりとした成分を含んでいるため長期間の保存に強く、味わいが枯れにくいのだと思います。

しかし、いわゆる「ハズレ年」のワインとは、天候に恵まれなかったために成分がうすく、長期間の保存に対して枯れるのが早いということでしょう。

つまり、「ハズレ年」ワインの魅力とは、力強さや濃縮感には欠けるが、繊細さがあり、飲みごろも早いということでしょう。

また、いわゆる「当たり年」の素晴らしいワインを収穫数年後で飲んでしまうのは、あまりにももったい気もします。

もし今ボウドーワインを飲むなら、個人的には繊細でうす旨系な魅力を持つ2011年ヴィンテージは、左岸、右岸を問わずおススメしたいワインです。

ちょっとマニアっぽい話ではありますが、オフ・ヴィンテージ(はずれ年)からの、自身の好みの味わい探しは意外に楽しい気がする次第です。

 

 

 

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「ヌーヴォーじゃないボジョレ」いま飲むべきワインを賢明に選ぶ

 

 

2016年のボジョレ・ヌーヴォーはお楽しみいただけましたでしょうか?

 

酒屋のオヤジとしては、特に高品質のボジョレ・ヌーヴォーを味わって感じたことが「・・・・・・・・やっぱり、もったいなさ過ぎる!」でした。

「なぜ、こんなワインを、そのワインのポテンシャルを無視するかのように早のみしなければならないのか?」

「また、出来たての初物ワインに何か意味があるのか?」

と、正直に言えばそんなふうに感じた次第です。

 

その昔、高級レストランではボジョレは他の有名ブルゴーニュ・ワインと同じレベルの評価をされておりました。また販売価格も同じような水準でした。

それが、どうしたことか「ボジョレ」と聞けば、「あー、あの早飲みワインでしょ!」みたいな認識となって今に至ります。

そして、特にボジョレ地方のクリュワインと呼ばれる高各付けの産地のワインなどは、高品質にもかかわらず他のブルゴーニュ・ワインと比べて、恐ろしくお得感のある価格水準となってしまったようです。

ボジョレだってブドウ品種は違いますがブルゴーニュ・ワインです。

それが、同じ価格なら、その品質の差は恐ろしいほどなのです。ボジョレ・ヌ―ヴォーに罪はありませんが、ヌーヴォーばかりが有名になったなめの偏見があるのかも知れません。

 

ブルゴーニュワインが値上がりが続いている昨今、ブルゴーニュワインで最もお得感のあるワイン産地はボジョレでしょう。また、世界的に見ても、そうとうにお得感のあるワイン産地だと思う次第です。

ボジョレ・ヌーヴォー2016を味わって、「これはもったいない!」と感じた方は少なくないと想像します。そんな方々におススメしたいワインはコレです。

また、高品質なワインをお得感を持って味わいたいと思えば、やっぱりクリュ・ボジョレは、間違いなくその候補に挙がるでしょう。

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【ジャン・クリード・ラパリュ ヴィエイユ・ヴィーニュ ブルイイ2011】

ブルゴーニュのテロワールを、そのブドウ品種ガメイを通じて味わえる、確かにブルゴーニュを感じるエレガントな味わいのワインです。

いま楽しむべきワインを賢明に選べば、ボジョレのクリュ・ワインではないでしょうか。

ボジョレを代表する造り手の一人であるジャン・クロード・ラパリュのクリュワイン(ブルイイ)は如何でしょうか?

 

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