“高級ワイン市況”の記事一覧

ボルドーワイン・バブルは続く!

高級ボルドーワインは1月も値上がり!

高級ボルドーワインの価格上昇が止まりません!今年になって一番の上昇率を見せたのがCh・ムートン・ロートシルト1996年で、昨年末に1ケースが£3,923(約52万円)だったのが1月には£5,195(約69万円)まで上昇、1ヶ月間の間に32%もの値上がりとなった。中国の春節に向けての購入なのか、新年のご祝儀買いなのか、今年も強気の市場でスタートしました。

最近のボルドーワイン取引の傾向は2007年ヴィンテージの新しいヴィンテージものが活発に取引されているのだそうです。これは古いヴィンテージに比べ若いヴィンテージは流通量も多いため、より沢山の量を確保しようと思えば新しいヴィンテージを購入するしかないのです。

つまり、リーマン・ショックの様な大きな経済環境の変化がない限り、高級ボルドーワイン市場は引き続きタイトな強気市場が続くことを意味しているのだと思います。

最近の取引の2007年ヴィンテージでの一番人気は、もちろんボルドー市場をリードするシャトー・ラフィット・ロートシルト。2番目の人気は以外にシャトー・コス・デストゥルネル。一級格付けのワインではありませんがカベルネ・ソーヴィニョンの含有比率が他のボルドーに比べ高く、特徴ある人気高級ボルドーワインの一つです。

ボルドーワインの今の主要な消費国である中国で、一級格付けのボルドーワインばかり追いかけるのではなく、他のワインに対する興味も強くなってきということなのでしょうか。熟成した市場へと変化しつつあるようです。。

日本での高級ボルドーワイン市場は、値上がり前に買い付けられて割り安価格で価格提示されているのを良く見かけます。輸入会社さんも、これだけ値上がりすると手が出しにくいハズ。いま日本で割り安で販売されている高級ボルドーワインがなくなると、次の販売価格は商品が薄くタイトな市場になるのも手伝って、大幅に値上がりするのは必至となりそうですね。

日本市場で割り安で価格提示されている高級ボルドー・ワインは”買い”です!!

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香港の高級ワイン・オークションは引き続き大活況!!

先週末の香港ワイン・オークションは、引き続き大盛況でした!!

 

写真は高級ワイン市場をリードするシャトー・ラフィット・ロートシルト。

先週末、香港のホテルで高級ワイン・オークションが行われました。香港ワイン・オークションは、その活況ぶりから今最もホットな場所となっているようです。

今回注目されたのは、サザビーズのオークションにイギリス人の著名作曲家で「キャッツ」や「オペラ座の怪人」などの作曲を手掛けたアンドリュー・ロイド・ウェバーさんのワイン・コレクションが出品されたことです。それ以外にもボルドー・ワインバンクから多数の高級ワインが出品されました。

このオークションではUS$14.6m(約12億1千万円)のワインが競り落とされたのだそうです。ロイド・ウェバーさんの売却額は予想を越えてUS$5.6m(約4億4千万円)に達しました。ペトリウス1982が一ケースUS$77,564(約644万円、一本約54万円)。シャトーラフィット・ロートシルト1982が一ケースUS$58,949(約489万円、一本約41万円)。DRCロマネ・コンティー1996が6本でUS$55,847(約464万円、一本約77万円)などなど。

またアメリカ老舗のワイン商、アッカー・メラル&コンディッツのオークションではブルゴーニュワインの競りが中心となりました。ワイン造りの神様、アンリ・ジャイエ・リシュブルグ1985が8本でUS$100,103(約831万円、一本約104万円)。DRCラ・ターシュ1978が6本でUS$65,692(約545万円、一本約91万円)などと、こちらも大活況。

アッカー・メラル&コンディッツのオークションでは、合計1200ロット以上のワインがUS$10.8m(約9億円)競り落とされました。同社は2010年に6回のオークションを香港で行ないUS$39m(約32億円)を売り上げております。2011年も最低6回のオークションを予定しているとのこと。次回は3月25・26日に開催されるのだそうです。

今回のオークションも香港を含む中国の買いが中心となりましたが、アメリカやヨーロッパからの参加者も戻ってきたようです。景気が回復基調にある裏付けなのでしょうかね!

考えてみれば高級ワインの売り手は市場価格を崩してまで売ろうとはしてないわけで、少々株や不動産価格が下がったからといって簡単には高級ワインが値下がりすることはないのです。供給は不安定、それに対して需要は強力に強いのです。この先、高級ワインは益々高級になりそうな感じですね!

アンドリュー・ロイド・ウェバーさんの話を聞いて「できる人は何やってもお金が儲かっちゃうのよね~!!」って、うちの女房殿が言ってましたけど、この方法こそは高級ワイン投資の基本なのかも知れません。

自分の気に入ったワインを、信頼の持てる相手から購入し、他の人からも信頼される程の完璧な保管場所でワインを寝かせる。飲んで楽しむことを基本として、価格が予想以上に値上がりすれば自分の持つコレクションの一部を売却する。これこそがワイン投資の王道なのだと思います。故に、できる人が成功するのかも知れませんね!

以前、高級ボルドーワインの2000年ヴィンテージを日本の大手ワイン輸入会社が大きく買い上げて、当時話題になりましたが今はどうなっているのでしょうかね!?もしまだ保有していればスゴイ含み益ですよね!!(汗)

US$1=83円の換算です。

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高級ワイン投資は金や原油、株投資よりも儲かる!?

2010年、中国、香港などアジアの爆発的な高級ワイン需要により価格は急上昇!!

The Liv-Ex Fine Wine Exchange さんのワイン・インデックスチャートです。

The Liv-Ex Fine Wine Exchangeによると2010年の12ヶ月間に高級ボルドーワインへの投資は金や原油、株式への投資よりも利益をあげることができたのだそうだ。

指標のインデクスはトップの五つのボルドーシャトーの10種類のヴィンテージのインデックスで、このインデックスが2010年の間に57%上昇した。同じ時期に金価格は35%の上昇。原油価格は20%の上昇。S&P500は13%。FTSEは11%と高級ワインの上昇幅はメジャー投資商品の上昇幅を大きく上回ったのでした。

Liv-Exの話では、とてつもなく大きな高級ボルドーワインへの需要が中国、香港を中心としたアジアから出てきたのだそうだ。

ダイレクターのジェームス・マイルスさんは、引き続きシャトー・ラフィット・ロートシルトが市場を引っ張っており、一年前と比べて同じヴィンテージで価格は倍になっていると。さらにこの高級ボルドーワインの価格上昇は他の産地の高級ワインにも広がっており、ブルゴーニュやソーテルヌへの需要が増加している兆しもあるらしい。

過去に経験がないぐらい価格が上昇した高級ボルドーワインは”買い”なのでしょうか?”売り”なのでしょうか?大量の余剰資金が金や原油と同じように高級ワインに流れ込んでいるのですから、金や原油の価格が下がらないと高級ワイン価格も下がらないのかも知れませんね。

今年最初の築地での本マグロの競りでも最高値が付けられ、香港の回転寿司屋さんと銀座の高級寿司店さんが共同で競り落としたことが話題になっていましたが、これも中国、香港の影響力なのかも知れません。

日本に生活して酒屋のような地味な商売をしていて、なおかつ日本のバブル時代を一応知っている者としては今の高級ワイン市場の状況は、やはり高所恐怖症とも言える異常さを感じます。

と言うか「価格が上がっているから買うんだ!」という現在の中国人の強引な意見は、いつか日本でも同じ様なことを聞いたような・・・・・!(汗)

やっぱり手持ちがあれば”売り”ですかね!でも大きく値下がりする環境でもなさそうですが!!(汗)

それにしてもロンドンのワイン商の儲けは過去最高ぐらいにはなってるはずで、何ともうらやましい限りなのであります!


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ワインオークション東京

日本を代表する美術品オークション会社のシンワアートオークションさんからワインオークションの案内が届きました。

酒倶楽部ステップで凄い資産家ワインコレクターのお客様がいて、その代理でオークションに挑む!みたいな商売に憧れてしまいますが、ステップには残念ながらそんなお客様はいません。(涙)

では中国で人気のChラフィット・ロートシルトを自分で競り落として、中国でひと儲け・・・・!!ってのも現実的じゃないし、それに中国は来年、金融の引き締めに向かうかも!?って話もありワイン市場も調整期にはいる可能性もあります。ワインオークションの案内を頂いて嬉しいのですが、なかなか参加しにくいのです。

東京で開かれるオークションは今の時期に香港で開かれているワインオークションに比べると、量も金額的にもだいぶ淋しい感じは正直します。好景気に沸きたつ国と、不況感たっぷりの日本との違いでしょうか。

それでも、流石はシンワアートオークションさん。12月11日に開催されるワインオークションには高級シャンパーニュや高級ボルドーワインが蔵出しで出品されるのだそうです。東京の方が良い点があるとすれば、たぶん香港よりも割安な価格で落とせる可能性が高いところ。量は求められませんが、その分相対的に割り安になるかも知れませんね。

でも、スゴイ値段が付きそうな超注目ワインが東京に来るとは思えませんが!(汗)

ワインオークションには所有している自分のレアワインを出品することも可能なのだそうです。リリースされて間もないため品質に問題ないドン・ペリニョン・エノテーク・ロゼを持たれてる方は出品してみても面白いかも知れません。興味を持たれている方はいると思いますよ!問題はたぶん前例がないので最低落札価格をいくらにするのか!?でしょうか。

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Chムートン・ロートシルト2008ラベルに中国人芸術家で価格は急騰か!?

Ch・ムートン・ロートシルト2008のラベルは中国人の芸術家リュリーさん!

 

ラベルを年ごとに世界の偉大な芸術家に依頼している高級フランスワインのシャトー・ムートン・ロートシルトは、2008年ヴィンテージを中国人の偉大な芸術家リュリーさんに依頼したとのこと!このワインのラベルには過去にシャガールやピカソなど、本当に世界の偉大な芸術家がラベルを担当しているのです。

高級ボルドーワインのマーケティングは中国市場に100%注力しているようですね。数週間まえ、同じボルドーの高級ワインであるシャトー・ラフィット・ロートシルト2008のボトルに中国で縁起の良い「八」の文字を刻むと発表したとたん、価格は1ケース£8,500レベルから一気に1ケース£21,500まで中国人と中国人に転売を狙う投機家の買いにより大急騰しました。

関連記事⇒ https://www.stepstep.biz/wine/chateau-lafite-rothschild-2008rally

Ch・ムートン・ロートシルトが2008ヴィンテージを中国人芸術家に依頼するのではないか!?という噂は前々からあって価格は上昇基調にあったのですが、まだまだCh・ラフィット・ロートシルト2008に比べると割安なようです。勝負に出ますか!?(笑)

高級ボルドーワイン・フィーバーに沸く中国市場で、さらに火に油を注いでいる感じですね。今後中国が更に大きな高級ボルドーワインにとっての打ち出の小づちとなって行くのか!?次にどんなマーケティング戦略を計画しているのか?今後が面白そうです!!

やっぱり価格が高いお酒は価格が高いことが魅力であって、価格は高くないとダメなんですよね!バックや車と同じなのです。つまりマーケティング戦略や、それに対しての消費者(投機家)の買いで商品価格は上がり、さらにその商品の価格が高いことで魅力は増して存在感をより強くしていくのです。女子にとってルイヴィトンのバックを持つと気分が高揚するのと同じでしょうか!(笑)

商売としても高級ボルドーワインは偉大なのです!!

 

 

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