“高級ワイン市況”の記事一覧

「高級ワイン市況」中華系の逆襲

 

 

中華系が主導した2011年6月のボルドーワイン・バブルのピークから6年以上経過。

2014年7月に底入れしたとみられるボルドーワインをメインとする高級ワイン市場は、再び上昇傾向にある。ワイン価格を上昇させた一因の背景には、英ポンド安や人民元安、世界的なカネ余りなどのマクロ経済からの影響がある。

そんな金融市場の混乱は、ワインの収集や投資にどう影響を与えるのか?

また、高級ワインの業者間取引サイトであるLiv-exでは、いったい何が起きているのか?

そして、ワイン価格はこの先値上がりするのか?

・・・・・・・・等々、そんな高級ワイン取引の状況を、酒屋のオヤジなりに推察する。

 

 

 

 

 

 

 

 

【ワイン・インデックス2012年12月から2017年12月末までの推移】

高級ワインの業者間取引サイトである Liv-ex の指数「Liv-ex Fine Wine 100」は、前月末からわずかに0.1%下げた。前月比では2017年で三度目の値下がり。

前月比で12月にもっとも値上がりした銘柄、値下がりした銘柄は、ともにボルドーはサン・テミリオンの生産量の少ない希少ワインである「シャトー・オーゾンヌ」。

「シャトー・オーゾンヌ2001」が6.0%値上がりして1ケースは£5,036。続いて同じくサン・テミリオンの「シャトー・アンジェリュス2006」で5.9%値上がりして1ケースは£2,920。

「シャトー・オーゾンヌ2011」も4.7%値上がりして1ケースは£4,330。

もっとも値下がりした銘柄は「シャトー・オーゾンヌ2009」で13.4%値下がりして1ケースは£8,700。また「シャトー・オーゾンヌ2012」も4.5%値下がりして1ケースは£3,820で取引された。

12月に値動きの大きかった銘柄はすべてボルドーだった。

 

2017年はブルゴーニュワイン投資が大成功した年となり、フィナンシャルタイムスにもゴールドやFTSEと比べてのパフォーマンスの良さが掲載された。

またLiv-exで圧倒的な取引シェアを持つボルドーは2011年ごろから取引シェアの斜陽傾向が続いている。対照的にブルゴーニュは供給量は少ないものの、取引シェアは増加傾向にある。

フィナンシャルタイムズによれば、このブルゴーニュ相場の上昇傾向は、2011年にピークを付けたボルドーバブルと同様に中華系が主導しているとのことで、ボルドーからの分散投資がブルゴーニュに向かっているようだ。

この世界的なカネ余りの環境下で、ワイン相場の将来を予想するのはビッドコイン価格を予想するようなものだろう。

ビットコインは急落し、希少価値が高く評価も高い「シャトー・オーゾンヌ2009」も急落した。

ひょっとしたら、この大きすぎるカネ余りの状況下で、それらの市場はもうすでにカネ余りによる流動性のワナ、すなわち劇場のシンドロームのような状況に陥っているのかも知れない。

一部の著名なワインの荒い値動きはしばらく続きそうだ。

 

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「高級ワイン市況」有名ブルゴーニュワインの末路

 

 

中華系が主導した2011年6月のボルドーワイン・バブルのピークから6年以上経過。

2014年7月に底入れしたとみられるボルドーワインをメインとする高級ワイン市場は、再び上昇傾向にある。ワイン価格を上昇させた一因の背景には、英ポンド安や人民元安、世界的なカネ余りなどのマクロ経済からの影響がある。

そんな金融市場の混乱は、ワインの収集や投資にどう影響を与えるのか?

また、高級ワインの業者間取引サイトであるLiv-exでは、いったい何が起きているのか?

そして、ワイン価格はこの先値上がりするのか?

・・・・・・・・等々、そんな高級ワイン取引の状況を、酒屋のオヤジなりに推察する。

 

 

 

 

 

 

 

 

【ワイン・インデックス2012年11月から2017年11月末までの推移】

高級ワインの業者間取引サイトである Liv-ex の指数「Liv-ex Fine Wine 100」は、前月末から1.3%上昇。2011年9月以来の高値にある。

このところの傾向であるブルゴーニュの上昇傾向は11月も継続中。また、ボルドーの頭の重い展開も継続している。

11月にもっとも値上がり率の大きかった銘柄はブルゴーニュの「コント・ヴォギュエ・ミュジニーVV2014」で12.6%値上がりして1ケースは£4,254。続いて同じくブルゴーニュの「アルマン・ルソー・シャンベルタン2013」で11.6%上昇して1ケースは£10,600。

ブルゴーニュの「DRCロマネ・コンティ2012」も上昇が止まらない。11月は9.3%上昇して1ケースは£129,692。

またカリフォルニアの「オーパス・ワン2013」も10.4%上昇して1ケースは£3,050。

一方もっとも値下がり率の大きかった銘柄は、ボルドー右岸の「ヴュー・シャトー・セルタン2009」で4.1%値下がりして1ケースは£2,349。続いて「オー・ブリオン2006」が2.5%値下がりして1ケースは£3,338。

値下がり率は大きくはないが、11月に値下がりの大きかった銘柄はすべてボルドーだった。

総量は少ないもののブルゴーニュのLiv-exでの取引シェアは増加傾向にあり、また総量の大きいボルドーは減少傾向にある。

Liv-ex の指数「Liv-ex Fine Wine 100」はボルドーの比率が高い。そのボルドーの価格が斜陽傾向にあるなかでの1.3%の上昇は、特にブルゴーニュの上昇幅が大きいことを意味している。

知名度が高く流通量の少ないブルゴーニュワインは投資対象として魅力的ということなのだろう。同じような理由でシャンパーニュやイタリア、カリフォルニア、オーストラリアの知名度の高いワインにも投資対象は広がっているようだ。

ボルドーの中でも記念ボトルの「マルゴー2015」や、その2015よりも約4割ほど安いが、最高評価を受けるヴィンテージの「マルゴー1996」への投資意欲は強いようだ。

世界的なカネ余りの環境下で、有名ブルゴーニュワイン価格がどこまで上昇するのかを予想するのは、ビットコイン価格の将来を占うことと同じことなのだろう。

カネ余りのスケールが大き過ぎて、売買の需給バランスが崩れているようだ。

一部の有名ブルゴーニュワインをすべて購入しつくすまで、この上昇は収まらないのかも知れない。しかし、そこにはいわゆる流動性のワナが潜んでいるような気もするのだが。

 

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「高級ワイン市況」ブルゴーニュの値上がり傾向継続

 

 

中華系が主導した2011年6月のボルドーワイン・バブルのピークから6年以上経過。

2014年7月に底入れしたとみられるボルドーワインをメインとする高級ワイン市場は、再び上昇傾向にある。ワイン価格を上昇させた一因の背景には、英ポンド安や人民元安、世界的なカネ余りなどのマクロ経済からの影響がある。

そんな金融市場の混乱は、ワインの収集や投資にどう影響を与えるのか?

また、高級ワインの業者間取引サイトであるLiv-exでは、いったい何が起きているのか?

そして、ワイン価格はこの先値上がりするのか?

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【ワイン・インデックス2012年10月から2017年10月末までの推移】

高級ワインの業者間取引サイトである Liv-ex の指数「Liv-ex Fine Wine 100」は、前月末から0.3%上昇。2011年9月以来の高値にあるが、6月からほぼ横ばいに近い値上がり。

10月に大きく値上がりしたのはブルゴーニュのトップブランド、一方値を下げたのはボルドー。

もっとも値上がり率の大きかった銘柄はブルゴーニュの「DRCラ・ターシュ2012」で14.4%値上がりして1ケースは£30,200。続いてローヌの「ボーカステル シャトーヌフ・デュ・パプ2012」で12.4%値上がりして1ケースは£490。

8月に13%値上がりして9月に9%下げた「DRCロマネ・コンティ2012」は、10月に5.1%値上がりして、1ケースは£118,647。また「アルマン・ルソー・シャンベルタン2012」も先月に引き続き値上がりして4.7%の上昇。

ブルゴーニュ・トップブランドの値上がり傾向は継続している模様。

一方もっとも値下がり率の大きかった銘柄は、ボルドーの「シャトー・モンローズ2009」で6.9%値下がりして1ケースは£2,088。続いてローヌの「クロ・デ・パープ シャトーヌフ・デュ・パプ2012」で3.5%値下がりして1ケースは£545。

続いてボルドーの「シャトー・ランシュ・バージュ2009」、スーパータスカンの「オルネライア2010」、カリフォルニアのカルトワイン「スクリーミング・イーグル2013」が2.8%~3.2%ほど値下がりした。

「シャトー・モンローズ2009」は評価の下方修正が意識されたようだ。

カネ余りに起因するとみられるワインへの投資マネーは、引き続き値下がりリスクが少なく、流通量が限定されている知名度の高いトップブランドのワインに流れているようだ。

Liv-ex市場のビッドとオファーの総額は過去最高にまで膨らんでいる。オファーに対するビッドの比率では、特にブルゴーニュのビッドの比率が高いとのこと。

高価過ぎると感じるブルゴーニュのトップワインも、価格の調整があれば買いたい人は多いということだろう。

流通量の少ないブルゴーニュのトップブランドやボルドー右岸のトップブランド、イタリアやオーストラリアなどのトップブランドの価格はこの先も堅調に推移しそうだ。

一方、ボルドー左岸やローヌのトップブランドは頭の重い値動き。

ワインインデックスへは、しばらくじり高で反映されるということだろうか。

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「高級ワイン市況」ロマネ・コンティ急落

 

 

中華系が主導した2011年6月のボルドーワイン・バブルのピークから6年以上経過。

2014年7月に底入れしたとみられるボルドーワインをメインとする高級ワイン市場は、再び上昇傾向にある。ワイン価格を上昇させた一因の背景には、英ポンド安や人民元安、世界的なカネ余りなどのマクロ経済からの影響がある。

そんな金融市場の混乱は、ワインの収集や投資にどう影響を与えるのか?

また、高級ワインの業者間取引サイトであるLiv-exでは、いったい何が起きているのか?

そして、ワイン価格はこの先値上がりするのか?

・・・・・・・・等々、そんな高級ワイン取引の状況を、酒屋のオヤジなりに推察します。

 

 

 

 

 

 

 

 

【ワイン・インデックス2012年9月から2017年9月末までの推移】

高級ワインの業者間取引サイトである Liv-ex の指数「Liv-ex Fine Wine 100」は、前月末から0.2%の値下がり。わずかな値下がりではあるが、前月比では今年二度目の値下がりとなった。

9月に値動きの大きかった銘柄はブルゴーニュ、シャンパーニュ、ボルドー、カリフォルニアと様々。

もっとも値上がり率の大きかった銘柄はブルゴーニュの「アルマン・ルソー・シャンベルタン2012」で6.8%上昇して1ケースは£11,146。7月に大きく値上がりしたが、その上昇傾向は継続しているようだ。

続いてカリフォルニアの「オーパス・ワン2013」で、8月に値を下げたが9月に切り返した。5.4%値上がりして1ケースは£2,801。割安感ある価格でリリースされた2014年ヴィンテージの引き合いが強いこともあり、値下がりしたオーパス・ワン最高評価の2013年ヴィンテージに割安感が出たようだ。

一方もっとも値下がり率の大きかった銘柄は、8月に大きく値上がりしたブルゴーニュを代表するワイン「DRCロマネ・コンティ2012」で、9.0%値下がりして1ケースは£112,931。日本円に換算すれば1ケースの価値が1ヶ月の間に約170万円減少したことになる。

続いてスーパータスカンの「サシカイヤ2013」で6.9%値下がりして1ケースは£1,280。

中国の国慶節を控える9月は、アジア勢からのLiv-exの取引シェアが40%を超えることもあったようだ。しかし、アジアからの買いが増えたにもかかわらずワイン・インデックスはじり安に推移した。

英ポンド建てで取引されるLiv-exのワイン価格を上昇させていた最大の要因である英ポンドの下落が、9月は上昇に転じたのだ。

もし、英ポンドが下げ止まった、もしくは上昇に転じたとすれば、もちろん英ポンド建てのワイン価格に影響はあるのだろう。

投機目的の保有も含まれているとみられるLiv-ex保管倉庫のワイン在庫量は大きく膨らみ上値は重い。さらには大量の高級ワイン需要があるとみられている国慶節も終わる。

そして、もし英ポンドが上昇に転じたとすれば、ワイン価格に対して強気にはなれない。

世界的なカネ余りの状況はまだ続いている。ブランドやヴィンテージごとの評価の違いなどで、割安感の出た銘柄に買いが入る傾向は続くとみられるが、インデックス・ベースでは徐々に値下がりに転じる可能性があるのかも知れない。

また、1937年の米国株の値動きと似たようなパターンとなる可能性もあるのかも知れない。

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「高級ワイン市況」1937年に似ている・・・・!?

 

 

中華系が主導した2011年6月のボルドーワイン・バブルのピークから6年以上経過。

2014年7月に底入れしたとみられるボルドーワインをメインとする高級ワイン市場は、再び上昇傾向にある。ワイン価格を上昇させた一因の背景には、英ポンド安や人民元安、世界的なカネ余りなどのマクロ経済からの影響がある。

そんな金融市場の混乱は、ワインの収集や投資にどう影響を与えるのか?

また、高級ワインの業者間取引サイトであるLiv-exでは、いったい何が起きているのか?

そして、ワイン価格はこの先値上がりするのか?

・・・・・・・・等々、そんな高級ワイン取引の状況を、酒屋のオヤジなりに推察します。

 

 

 

 

 

 

 

 

【ワイン・インデックス2007年8月から2017年8月末までの推移】

高級ワインの業者間取引サイトである Liv-ex の指数「Liv-ex Fine Wine 100」は、前月末から0.47%上昇。2011年9月以来の高値にある。

7月から8月にかけてもっとも値上がり率の大きかった銘柄は、ブルゴーニュワインのみならず高級ワインを代表する銘柄である「DRCロマネ・コンティ2012」で13.7%値上がりして1ケースは£124,049。続いて同ブランドの「DRCリシュブール2012」で10.9%値上がりして1ケースは£18,044。

また、イタリアのスーパータスカンも値上がりした。

一方もっとも値下がりした銘柄はペサック・レオニャンの「Ch・ミッション・オーブリオン2010」で6.6%値下がりして1ケースは£4,400。続いてこのところ値上がりしていたカリフォルニアのカルトワイン「スクリーミング・イーグル2013」で6.4%値下がりして1ケースは£22,092。「オーパス・ワン2013」も4.0%下げて1ケースは£2,658となった。

世界的なカネ余りによる過剰流動性は、より知名度があり、より供給の限定されているワインに流れているようだ。

投機目的の保有も含まれているとみられる、Liv-ex保管倉庫のワイン在庫量が大きく膨れ上がっているためなのか、より供給量が限定的な、多くの人にとって価値観が共有されているブランドが買われたようだ。

もうすでに十分に高価なDRCロマネ・コンティが1ヶ月で13.7%も値上がりするのだから、このカネ余りのパワーは凄まじい。それでも、1ケース£124,409を円換算すれば約1800万円であり、飲むためのワインとしては高価過ぎるが、投資目的の美術品と考えればまだ安いのかも知れない。

投機目的も含むワイン在庫の増加は上値が重いことを意味する。しかし、だからと言ってすぐに値下がりに転じる気配はなさそうだ。

ヘッジ・ファンド業界の大物が、現在の米国株の状況は暴落寸前の1937年に似ているとしているのだそうだが、そのチャートパターンを見れば、米国株よりもむしろワインインデックスに似ているように個人的には思う。

バブル形成後の戻り高値を形成しているパターンだ(上の写真)。

1937年の米国株は、世界大恐慌の後の金融緩和によって形成された上昇相場とのこと。

利上げの動きは、高級ワイン市場にとっても危険な香りなのかも知れない。

 

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