“酒屋の株話”の記事一覧

「酒屋の株話」凝縮した味わいは

 

 

凝縮感あるワインを造るには、ぶどうを間引きして収量を下げることにより成分をより凝縮させる。その地域の日差しの強さにもよるが、アルコール分の高いボリューム感ある味わいのワインが出来上がる。

来週の日本株市場は、祝日に間引かれた凝縮感ある濃い二日間になりそうな気がする。

 

 

 

 

 

 

<凝縮感ある高級ワイン>

金曜日の引け後に多くの企業の決算発表があった。そして来週は二日間のみの取引。取引が集中する可能性があるのだと思う。

また取引の集中により、日経平均株価ベースでも大きく動くのかも知れない。そして、もし大きく動くとすれば、やはり上方向だろう。

地政学リスクなどでの警戒感ある展開の後、好業績の決算によりかなりの割安感が出た銘柄は少なくない。業績を見極めてから動く投資家も多いとみられ、来週の二日間しかない取引では株価チャートに火柱を立てるような高騰銘柄も出て来そうだ。

4月の後半あたりで、様々なリスクへの警戒感は峠を越え、株式や為替の相場の流れは変わったとみるべきなのかも知れない。

円相場を見る限りでは、地政学リスクやその他のリスクへの警戒感は薄れて来ている。

もし今年のセル・イン・メイがあるとすれば、ちょっとスタートは早かったが、それは日本円ではないかと思う。逆に英ポンドは底入れした印象だ。

「なんで北朝鮮リスクで円買いなんだ?」みたいな、一般人には理解しにくい認識のバイアスにより形成された価格は、ついに再帰的な動きに移行したということか。

また同じように、ブレグジットにより過度に悲観された英ポンド売りも再帰的な動きとなるのか。

来週の絶妙なタイミングで間引きされた凝縮感ある市場の動向に期待したい。

 

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「酒屋の株話」懐疑の中

 

 

「二度あることは三度あるのか?」・・・・「ブレグジット」「トランプショック」とリスクを恐れて調整した株式市場は、その後に上昇に転じた。

「地政学リスク」が消えたわけではないが、警戒感はうすれつつあるようだ。

そして、やっと好決算が予想される決算発表が本格化する。

フランスの選挙など相変わらず懸念されるイベントはあるが、そろそろ株式市場は地政学リスクのアクが抜け、業績相場に移行すると期待したい。

 

 

 

 

 

 

今の市場はまるで、かのテンプルトン卿の名言にたとえれば、悲観の中で生まれた相場が、懐疑心にまみれながらなんとか育っているかのようだ。

市場に多少なりとも影響を及ぼすようなノイズは相変わらず多い。また為替市場も相変わらず投機色が強い。

それでも、そんな素直に株価を上昇させてくれない、必ず売りが出て上値を抑えつけるような動きは、この上昇トレンドが一過性のものではなく、息の長い上昇相場であることを示唆しているかのような気がする。

売買が一方に偏り過ぎない、常に市場に懐疑心が存在するような、「欲」と「恐れ」のバランスが偏り過ぎていない印象なのだ。

そして、このまったくもってエキサイティングではない、投資家として欲求不満な心持ちこそが、投資の世界の人生修行なのだろう。

たとえ好決算がつぶされるような展開となっても、それがいわゆる「懐疑の中」なのだ。人生修行はあまくない。

将来を正確に予知することは不可能。それでも、少なくとも現段階では、安心できる水準で、安心できる企業に投資していると思えれば、それが最善策だろう。

業績相場に期待したい。

 

 

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「酒屋の株話」ポスト地政学リスク

 

 

地政学リスクの高まりや、トランプ米大統領のドル安発言による円高、そして株安。

昨年末の「トランプリスク」と呼ばれ、企業業績を無視して円高、株安に動いた状況に似ているような気がする。

もちろんそのリスクの大きさは、今回の方がかなり大きいような気がするのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

「トランプリスク」⇒「トランプ相場」⇒「地政学リスク」・・・と来て、この「地政学リスク」のゆくえの予想がまったくできない。最悪の事態に陥るのかも知れないと市場は恐れている状況なのだと推察される。

そんな底知れない恐ろしさが今の日本株市場のコンセンサスと言えるのではないか。

「コンセンサスは逆指標」とは、相場の世界の古典であり普遍的な考え方。不完全な情報に基づく認識で、もしのそコンセンサスが恐れの認識なら、それは買い場ということになる。

もちろん「もしコトが起きたら!」みたいなリスクはあり、「東芝をガッツリ買えるのか!?」みたいな状況と同じようなことなのかも知れない。

それでもマクロ経済と同じぐらい、地政学リスクや政治の駆け引きは分からない。

そもそも「なんで、朝鮮半島のリスクでドル売り、円買いなんだ?」みたいな疑問もある。

ならば、企業業績や市場心理のみに注目して、理解できないことは理解しなくて良いのではないかとも思う。

好決算が予想されている決算発表を控えたこの時期、恐れによる認識の行為が一巡すれば、ポスト「地政学リスク」が始まると期待したい。

 

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「酒屋の株話」違和感を感じる認識のバイアス

 

 

中東情勢、北朝鮮情勢と、たしかに予測できない未知のリスクは存在する。

それでも、世の中にはなんだか違和感ある認識によるバイアスが、日本株市場も含めて存在するような気がする。

たとえばアパート市場。

少子高齢化の日本でアパートの空室率は増加しているにもかかわらずアパートは増加し続けている。金融機関の融資額もバブル期を超えて過去最高水準なのだとか。

相続税対策を大義名分として需給バランスを無視してアパートが乱立している印象だ。

生産緑地の指定が解除されるという2022年問題も控えており、アパート市場を取り巻くファンダメンタルズは決して楽観的とは言えない。

いつかこの需給バランスの不均等は、価格によって解消されることになるということだろうか。

 

 

 

 

 

 

著名投資家のジョージ・ソロス氏は「市場は常に間違っている」と言っているが、この不完全な情報での認識と、その認識からくる世の中のバイアスは、まるでソロス氏の唱える再帰性理論のモデルケースのような気がする。

多くの日本企業の業績は増益が予想されている。また株価水準に関してもその多くが割高というわけではない。

中東情勢や北朝鮮情勢など、予測できない未知のリスクはある。それに伴う円高への懸念もある。

それでも日本株市場の空売り比率の高止まりや、高水準のプット・オプションの比率などの株価値下がり方向へのバイアスは、好決算が予想される決算発表を控えたこの時期にあって、かなり偏った認識のバイアスではないかと思う。

ソロス氏の再帰性理論によれば、もしこの状況が不完全な理解によるバイアスによって形成された市場なら、よりダイナミックな値動きによる解消がみられることになる。

 

しかしながら、アパート市場に関しても、日本株市場に関しても酒屋のオヤジの認識が間違っている可能性もある。それでも、もし間違っているとしても、たぶんそれは解消に転じるタイミングであり、方向性は正しいのではないかと思う。

 

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「酒屋の株話」好業績おあずけ相場か

 

 

東芝の株価が急上昇してる。

・・・・・・実際に手出しするつもりはまったくないのだが、ただ気になる。

半導体メモリー事業には2兆円を大きく超える提示もあるのだそうで、東芝の株価は大底を打ち、本格的な買いが流入する可能性があるということなのか。

もしくは、短期投機筋の鉄火場と化していた東芝株に、その売買の需給バランスによって空売り筋の買戻しが入っているのか。

ここに来てファンドが買い進み大株主として登場している。また半導体メモリー事業の高評価の報道もあり、とりあえずは後者の空売り筋の撤退とみるべきなのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

そんな「東芝の株価が下がらない」状況は、「日本株が上がらない」状況と、反対方向へのバイアスではあるが、ひょっとしたら似ているのかも知れない。

日本株市場は間接的、直接的に、決算対策の売りがあり頭を抑えられていたと同時に、価格が上がれば逆張りで売り越す傾向が強いとみられるからだ。

ある大手金融会社は2017年度の日本企業の予想増益率を12.5%としているのだそうだが、たとえ良好な決算が予想できたとしても、そんな売りが株価の上昇を抑えつけている、おあずけ状態 にあるのではないかと思う。

新年度の4月に入れば市場の雰囲気も一変する可能性がある。

決算発表が本格化するのを前に、今まで売られた分の買戻しも加わって、いよいよ株価が業績を織り込み始めると期待したい。

 

 

 

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