“酒屋の株話”の記事一覧

「酒屋の株話」戌が笑い始めた

 

 

大発会からスゴイことになった。日経平均株価は新年のたった2日間のみの取引で約千円も値上がりした。

これだけの急上昇は買い方にとって、まったくもって買いにくい。

それだけに、意外にしつこい上昇が続くのではないかと想像する。

 

 

 

 

 

 

【写真は日本経済新聞の記事】

2017年の個人投資家の大幅な売り越し額は約6兆円。証券口座のMRFは10月末に13兆円超えと過去最高を記録した。潜在的な買いの余力は大きい。

また、個人投資家の逆張りスタイルによる売り圧力は影響力を弱めているようだ。

この需給バランスだけ見ても、下がりにくい状況といえるのではないか。

昨年11月ぐらいから継続していた、海外投資家による休暇に入る前の大幅な利食い売りももうない。

今は本腰を入れて日本株を買うべきときなのだろう。

短期的には年末相場への警戒感から買われていたプット・オプションのカバーもあるとみられ、そんなショートカバーが先行して日経平均株価を押し上げている可能性もある。

約57年前の日本の株価連騰後とおなじように、今回もまた連騰の最長記録を更新した後に、しつこい値上がりを経験しそうだ。

また、業績の拡大が見込まれる中小の成長株では、そんな大型株以上に上昇は過激になるのではないか。

この極めて健全といえる日本株市場で戌は笑うことになりそうだ(値上がりしそうだ)。

 

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「酒屋の株話」戌は大笑いするのか

 

 

引き続きメージャープレーヤーである海外投資家がクリスマスシーズンにあるためなのか、日経平均株価は堅調ながら迫力に欠ける展開が続いている。

成績の良かった年のクリスマスシーズンとは、さぞかし気分が良いのだろうと想像する。また、来年の相場に対しても「儲けるぞー」感に満ちているのではないか。

 

 

 

 

 

 

<精霊が宿るという湖にある小さい神社・・・パワースポットっぽい>

成績の良かった年のクリスマスシーズンというテクニカルな要因がこの迫力に欠ける状況を醸成しているとするなら、クリスマスシーズン明けの日本株はかなり期待できるのではないか。

やる気まんまんのマッチョなカネ余りが、今まで以上に本格的に、割安で安心感ある日本株を買い上げる可能性があると思う。

また、年末相場への警戒感から買われていたプットオプションのカバーも入るとすれば、来年の大発会からご祝儀買いが盛り上がりそうだ。

少なくとも来年の前半は何か特別なこのでもない限り、強気相場が継続するのではないか。

特に理不尽に売り込まれているとみられるような成長銘柄は、かなりの急角度で上値を試す展開もあると思う。

右肩上がりの業績が予想される銘柄の、悲観相場を買ったなら、来年はひょっとしたら何もすることがないのかも知れない。

戌が大笑いするかも知れないのだ。

まずは2018年の大発会に期待したい。

 

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「酒屋の株話」儲かった年のクリスマス相場か

 

 

90歳を超える和尚さまが「今の北朝鮮の状況は、戦前の日本とそっくりだ」と語っておられた。

今後の状況は予想もできないが、もし数年後に北朝鮮の体制に変化があるとするならアジアにとっても大きな変化となることは間違いない。

もしそうなら朝鮮半島をはじめ、中国、インド、生産年齢人口の多い東南アジアと、今後はアジアが世界をけん引するようになるとも、考えられなくもない。

日本株投資でも、ひょっとしたら特にアジアで活躍できる企業に注目することが、長い目で見れば正解なのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

【写真は日本経済新聞の記事】

さて、今週の日本株市場はメージャープレーヤーである海外投資家がクリスマスシーズンにあるためなのか、下がれば買いが入るものの迫力に欠ける展開だった。

海外投資家からの利益確定売りは一巡したようだが、今の日本株は高値圏にあるとみる向きは多いようで、プット・オプションを買う動きが増加している。そのためなのか上値は抑えられている。

営業利益と株価は長期で見れば同じ動きをすると言われているが、市場は業績や株価をまったく楽観視していないということだろう。

つまり市場心理で読み解く日本株市場は極めて健全であるということだ。売る理由はない。

今までに経験したことのないようなスケールの大きいカネ余りの時代にあって、将来性のある企業の株価は、カネ余りの資金流入でとんでもないような高値まで買われても不思議ではないと考える。

たぶん日本株は今、非常に大きな株価の循環サイクルのボトムからやっと抜け出したところではないか。

 

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「酒屋の株話」中国の存在感

 

 

日経平均株価急上昇の後、11月ぐらいからは「利食えるものは何でも利食っちゃえ!」みたいな怒涛の売り圧力があったように思う。

年末であることやファンドの決算あたりが要因なのか、海外投資家からの売り越しも続いている。

また、この状況は日本だけではないとのことで、アジア全土で海外投資家が売り越しているとのことだ。

中国が消費量で世界の半分以上を占めるという非鉄金属の相場が急落している。中国経済が最大の懸念と言うことか。

 

 

 

 

 

 

【写真は日本経済新聞の記事】

中国の需要がそれほどまで大きいとは驚くばかりだ。

それでも、そんな売り圧力も今週やっと終了したような印象をうけている。もっとも日経平均株価はそれほど下げていないのだが。

このカネ余り時代にあって、企業業績が好調にもかかわらず、市場はこの強気相場をまったく楽観視していない。

従って、市場心理から見るこの強気相場は極めて健全であると言えるのではないか。

なぜ日本株市場がこれほどまでに過熱しないのかが不思議でもある。

日本株市場のメージャープレイヤーである海外投資家にとっては、日本株とは成長株であってもアマゾンやグーグルなど世の中を一変するような企業と比較すれば、それほど評価できないのかも知れない。

気長に待つしかなさそうだ。

日本株市場は、中国経済をにらみつつ堅調に推移しそうだ。

 

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「酒屋の株話」理不尽に売られた相場の末路

 

 

今週の日経平均株価は上値を試す展開ではあったが、23000円を回復するまでには至らなかった。

価格が下がれば投資機会をうかがう動きはあるが、買い上がるほどに強気ではないようだ。

日経平均株価は急上昇の後、堅調ではあるが高値の更新もない調整期に入ったようだ。

 

 

 

 

 

 

中小の個別株に目を転じれば、今のカネ余りに市場の流動性がついていけないような状況があるように見える。

取引参加者をザックリ分ければ、外国人投資家や個人投資家などに分かれるが、その取引の中身はバラバラだ。

いろんなタイプの人が、いろんなアイデアを持って取引に参加している。そんな状況が市場参加者を振り回し、また振り回されることになる。

昨日は分割と新株予約券の第三者への発行による増資を発表した成長株が急落した。分割なのだから買われても良さそうなものだと思ったのだが。

大手証券会社への第三者割当であるため、コールオプションに似たその増資の仕組みに対応して大手証券会社がいわゆるマーケットニュートラル戦略のためのアゲインスト・オプションでの売りを入れたのか。

もしくはそんな売りを見越して投機筋が売ったのか。

それとも、個人の信用の買い残が多いため、その投げ売りを狙って投機筋が力ずくで値を下げたのか。

または、値下がりしてもおかしくないような誰も知らないファクターでもあるのか・・・たぶんこれはない。

ファンダメンタルズを無視した状況で、売買の需給バランスが崩れたのだろう。つまりは流動性の問題だ。これを流動性のワナと呼ぶのかも知れない。

もしこれが投機筋の思惑なら、膨れ上がったカネ余りを背景とした取引状況は、中小の銘柄をオモチャにでもしているかのようだ。

弱い買いのポジションは、簡単に食われてしまう可能性がある。

またそんな理不尽に売られた相場は、業績を買うべきなのだ。

再帰的な動きに期待したい。

 

 

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