“2014年”の記事一覧

「リパッソ」=「アマローネ」+「ヴァルポリチェッラ」のコスパ

先日のワイン会で人気のあったワインが、北イタリアのお得感ある味わいの「リパッソ」。

「リパッソ」とは北イタリアのヴェネト州で生産される、高級ワインであるアマローネの生産者だけが伝統的に行ってきた独自の技術。アパッシメントと呼ばれる陰干ししたブドウを使って造られるアマローネの搾りかすを再利用した、アマローネの2番出汁的なワインです。

だから価格はアマローネの半額程度。アマローネの風味をお得感を持って楽しめるワインなのです。

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【リパッソの醸造技術で造られたワイン】

アマローネはアパッシメント(陰干し)して水分を飛ばし、極端に糖度が上がったブドウを発酵させる、非常に手間暇のかかるワイン。濃厚な果実味や凝縮感があり、なめらかでふくよかさのある官能的な味わい。

一方、アパッシメントを行わずに一般的なワインの製造方法で造られたこの地のワインが「ヴァルポリチェッラ」。アマローネほどの濃厚さはありませんがエレガントでなめらかさのある味わい。価格はアマローネの3割程度でしょうか。しかし決して安ワインではなく、DOCワインでもあります。「こっちの方が好き!」とおっしゃるお客様もなかにはおられます。

そして「アマローネ」+「ヴァルポリチェッラ」が「リパッソ」になります。アマローネの搾りかすが残る樽の中に、別に造られたヴァルポリチェッラのワインを入れ、再度アルコール発酵させます。ヴァルポリチェッラのワインにアマローネ由来の深みが加わるのです。糖度の高いアマローネの搾りかすだからこそできる技なんですね。

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ヴァルポリチェッラでも十分に美味しいワインなのですが、なぜアマローネを造る必要があったのか?

もともとアパッシメントを施したワインはレチョートと呼ばれる甘口ワインを造ることを目的にしていたのだとか。それがあるとき発酵し過ぎて、甘口のワインではなく辛口のワインになってしまった。ところがその失敗したの思われたワインは意外にも美味だったことからアマローネが誕生したのだそうだ。

そして、その後にアマローネの搾りかすを再利用したリパッソの技術が誕生したようだ。

北イタリアの独自の伝統的な醸造技術で造られた、アマローネとヴァルポリチェッラ、両方の美味しさが楽しめる「リパッソ」は如何でしょうか?

 

 

 

 

 

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ステップ ワインとチーズ デリシャスの会 ご報告

昨日 ステップのワイン会 「ワインとチーズ デリシャスの会」 を 開催しました。

イタリアワイン 専門商社の デヴィーノから スタッフ お二人をお招きして、

13名のお客様とともにイタリアのワイン 9種類を 飲みました!

 

2014年6月1日ワイン会 011

 

 

 

 

 

ディヴィーノさんは これまで 主に 関西のレストランに ワインを輸入販売していたそう。

ステップでは この春から お取引を させていただいております。

 

デヴィーノさんの お取扱いのイタリアワインは どれも 厳選されたワインばかり。

 

その中から 今回のワイン会では フランチャコルタ という 高級スパークリングワインを造る ベルルッキ。

そして イタリア3大銘酒といわれる アマローネを中心とした 重厚感ある ワインを 生産する

ジェラルド・チェザーリ。

家族経営ながら 栽培から醸造までこだわりの製法を守りつつ 愛あるワインを造る ピアンカ・ネッリ。

これらのワイナリーの ワインを中心に 飲みました。

 

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2014年6月1日ワイン会 030 ぼかし

 

 

 

 

 

 

 

 

今回講師をしてくださった 杉本 多恵 さんは

2週間ほど前 イタリアのワイナリーを 訪問してきたそうなので

写真を 交えながら 現地の 生 情報を お話してくださいました!

 

乾杯がわりに 開けた 最初のフランチャコルタは

シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られる スパークリングワイン。

昨年は フランチャコルタ協会の活動が日本で始まるなど、

シャンパーニュのように これから 注目されること 間違いなしの 泡ものです。

 

しかも この ベルルッキ社は その原点となる スパークリングワインを 最初に開発・製造したのです。

つまり フランチャコルタの元祖といえる 造り手。

2014年6月1日ワイン会 029

 

 

 

 

 

 

 

 

杉本さんは ベルルッキ社を 訪れて この最初のヴィンテージ 1961年の フランチャコルタを拝んできたとのことで、

写真を見せてくださいました(笑) さすがに 飲むことは 叶わなかったそうですが・・・。

 

杉本さんの 楽しいお話で 笑い溢れる ワイン会 となりました。

 

ワイン会後半は ジェラルド・チェザーリ社の重厚な赤ワインを 愉しみました。

アマローネの搾りかす と一緒に 発酵させたマーラ リパッソ。

そして アマローネ!

最高の 午後のひとときでした!

 

2014年6月1日ワイン会 031

 

 

 

 

 

 

 

お料理は ●新玉ねぎのマリネ

●イタリアンポテトサラダ

●チキンのトマト煮 ボローニャ風

●サルシッチャとアスパラのコンキリエ

手づくりパン ●カレンツブレッド

●ブレッツエン

● 本格チーズ 5種類

 

サルシッチャとアスパラのコンキリエは 杉本さんのお手製。

イタリアのマンマから 習った 本場の味!!!

今回 参加された方は ほんと ラッキーでしたね。

 

次回の ワインとチーズ デリシャスの会は 2014年 9月7日(日)13:00~ を予定しています。

 

 

 

そして 土曜日 夕刻の ワイン会 「ビオな会」 も来月ありますよ!

2014年 7月5日(土) 17:30~19:30  ステップ 2Fにて

「TERU CAFE with STEP コラボ企画  ビオな会 VOL.2」

~ 沖縄ティストなお料理と夏向き 自然派ワインを 愉しむ会 ~

参加費 お一人様 5000円(税込) 6月28日(土)締切です。

 

こちらの会も TERU CAFEの 橋田 シェフは マクロビの先生ながら 酒好きで 沖縄通!

おつまみ期待できますよ!

是非 多くの方の ご参加お待ちしています!

 

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世界一の有名人が世界一の寿司屋で酌み交わした、おもてなしの酒

世界一の有名人とも言えるオバマ米大統領が、世界的に有名なお寿司屋さんである「すきやばし次郎」で安倍首相と酌み交わした酒が少量ではありますが入荷しました。

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【大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴 180ml 角瓶】

流石に世界的に有名なお寿司屋さんで採用されているお酒。見た目になんともあでやか、そして上品な印象です。

そして「これはスゴイわ!」と感心してしまうのが、中に入っている桜の花をかたどった金箔。桜の花の金箔が2枚、それぞれがお酒の流れに舞う姿には和の美しさがあります。

外国産でも金粉入りのスパークリングワインなどは希に見かけますが、ここまで見事な美的センスを兼ね備えたお酒は、たぶん世界中どこを探しても他にないと思います。

たまたま「すきやばし次郎」さんにこのお酒があってオバマ大統領と安倍首相が酌み交わしたのか、それとも大切な外国からのお客様へのおもてなしとしてこの賀茂鶴が選ばれたのかは分かりませんが、本当に素晴らしい選択だと思います。

外国からの大切なお客様へのおもてなしの一つとして、この桜の花の金箔入りの大吟醸酒は如何でしょうか?

 

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エルニーニョ現象でボルドー・トップ・エンド・ワインは?

今年は5年ぶりに世界各地で異常気象をもたらすとされる、エルニーニョ現象が発生する可能性がかなり高いのだそうだ。

もう既にワイン生産地ではエルニーニョ現象が原因なのか、異常気象の影響を受けている。

チリでは収穫期に霜、カリフォルニアでは干ばつとワイン生産にとっての悪影響が出てきている。

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前回のエルニーニョ現象の発生は2009年。ボルドーの偉大なヴィンテージである2009年と重なります。つまり世界各地での異常気象の発生が、ボルドーを含むフランスでは好影響となった可能性もあるわけです。

一般的にはエルニーニョ現象の影響は日本では冷夏で野菜などの価格が上昇。また、アメリカでは干ばつで穀物などの価格が上昇するなどと言われていますが、ヨーロッパではブドウ栽培にとって理想的な気象となる可能性もあるということでしょうか。

そしてもし実現して、トップ・エンドのボルドーワイン2014年ヴィンテージが世間の誰もが認めるような偉大な年となれば、ラ・プラース・ドゥ・ボルドーと呼ばれるボルドー・ネゴシアンからも「・・・・・もう大損させられることはないでしょ!」と、またいい関係に戻れるかも知れないわけですね。

販売価格だって下げる必要がなくなるため、シャトーにとっても素晴らしいことなのでしょう・・・・・でも価格を上げ過ぎれば、また2013年ヴィンテージのアン・プリムールと同じような状況に陥るのかも知れませんが。

ということで、野菜や穀物ばかりでなく、カリフォルニアワインの干ばつによる供給の減少、チリワインの霜による供給の減少、トップ・エンド・ボルドーワインへの好影響による値上げの可能性と、エルニーニョ現象はワイン価格にも値上がりのインパクトが多そうです。

 

 

 

 

 

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「夢つくし」純米吟醸でこの価格!

お得感ある価格の純米吟醸酒です。

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【純米吟醸 夢つくし】日本酒度+2.5 1800ml 2000円外税   720ml 1000円外税

「夢つくし」はコシヒカリを父に、キヌヒカリを母に開発された福岡県のブランド米。本来は食米だが、酒米として試行錯誤を重ねた末に、華やかな香りで、味わいにふくらみがあり、キレの良い旨口の酒に仕上げたのだそうです。

九州の酒といえば、どうしても麦や芋の本格焼酎をイメージしてしまうためか、九州の清酒には割安感があるように思います。このお酒も吟醸純米酒の規格で一升2000円(外税)ですから、相当にお得感のあるお酒と言えます。

どちらかといえば淡麗でスッキリとした味わいは、お料理に合わせてよく冷やして楽しむのに適していると思います。また純米吟醸酒の規格ではありますが、その落ち着いた穏やかさのある吟醸っぽさは、飲み飽きすることのない味わいとも言えます。

最近では「フランスの三ツ星レストランで採用されている酒」とか、「オバマ大統領が銀座の有名寿司屋さんで飲んだ酒」など西日本の清酒に注目されることが増えたように思います。それまで清酒といえば北日本のイメージが強かった気がするのですが、そんなイメージが変わってきたのではないでしょうか。

つまり、日本全国ほぼどこにでもおいしい清酒はあるんですね。

お得感ある九州の純米吟醸酒は如何でしょうか?

 

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