“2014年”の記事一覧

韓国ではなぜスタンダードな日本酒がうけるのか?

日本酒の輸出といえば、そのほとんどが米国と韓国向け。この二つの国への輸出が突出しているんです。

米国では富裕層が多いためかより高級なお酒がうけて、韓国ではどちらかといえばスタンダードなクラスの日本酒がうけているようです。

この状況に仮説を立てれば、韓国の方が日本酒の市場として米国よりも成熟していて、過去には高級な日本酒もうけたのだが、その後に定着して今ではスタンダードなクラスの日本酒が普通に飲まれているということでしょうか。

では、なぜ韓国に日本酒が定着したのか?

先日、ご近所さんからキムチをいただいてその答えがよく分かった気がしたんです。

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普段なかなかキムチを食べる機会はないのですが、せっかくいただいたのだからと休日に豚キムチをつくりました。子供にはあまり受けが良くなかったみたいですが、白いご飯に良く合って、ついつい食べ過ぎてしまいそうな、いい大人にはやや危険な食べ物かも知れません。

で、その豚キムチの夕飯を食べる前に料理に使って余ったキムチを、せっかくだから料理用に家に置いてあった日本酒のアテにしてみたんです。

そしたら、これがまた結構イケるんですよ!日本酒の甘さとキムチの辛さが中和してなんともいい感じなんですんね。

キムチはたぶん韓国料理の基本で、日本での醤油や味噌と同じような食品だとすれば、キムチの発酵による旨みと辛さに合う甘みを持つ日本酒が選ばれる理由が分かるような気がしました。

しかしながら、この組み合わせはお料理の味わいを際立たせるような組み合わせではなく、どちらかといえばお互いの個性ある味わいを中和させる組み合わせ。

それが酒と料理の組み合わせとして良いことなのかどうか分かりませんが、とにかく「お酒がお酒がススムくん・・・♪」みたいな組み合わせでした。

意外な発見がある韓国料理と日本酒のマリアージュは如何でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

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寿司、刺身、そしてドライなテイストのロゼ・スパークリングワイン

著名なワイン評論家のブログに、寿司や刺身のお料理にロゼのシャンパーニュが良く合うとの記事がありました。

それもランチに飲むロゼのシャンパーニュは、ランチ・ワインとしても理想的なようです。

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【ロゼのシャンパーニュとか、フランチャコルタとか、カヴァとか、スプマンテとか・・・とにかくドライなロゼ・スパークリング・ワイン各種】

お寿司や刺身に合うドライな味わい、立ち昇る上品な香しさ、心地よい泡立ち、見た目に優雅なお刺身料理とフルートグラスに注がれたピンク色のコントラスト、ランチにロゼのスパークリングワインを飲みながらお寿司やお刺身を味わうとは、なかなか理想的な楽しみ方ではないでしょうか。

また、ロゼ・スパークリングワインの入ったグラスが並んだ姿は、まるでテーブルに花が咲いたような華やかな場にしてくれそうです。

著名なワイン評論家の方はロンドンの中心地にある高級店でその組み合わせを楽しんだようですが、ここ日本ではたぶんもっと気軽にお寿司や刺身が食べれるのだと思います。

家族や友人が集まってご馳走をいただくようなハレの日に、美味しいお寿司やお刺身とともにロゼのスパークリングワインを楽しんでは如何でしょうか?

そのマリアージュもさる事ながら、その華やかで優雅な雰囲気を楽しんでいただけると思います。

 

 

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高級ブランドビジネスのブランド管理とは

日本のワールドカップは遂に終わっちゃいましたね。ホントにご苦労様でした。

サッカーど素人のオヤジではありますが、今日のコロンビアの戦術はアッパレだったように思います。各選手の能力が高いのはもちろんですが、日本代表が必至で攻め込んで来るのを見越した戦い方ではなかったでしょうか。ディフェンス&クックカウンターがお見事。敵ながらアッパレです。

サッカーの試合には間違いなく軍師が必要なようですね。

さて、戦術といえば昨日の日経新聞に、高級スポーツカーであるフェラーリのブランド管理を徹底した経営手法が絶好調という記事が掲載されておりました。

酒類業界でもたぶんまったく同じ経営手法を用いるのだと思いますが、「販売を絞る」ことでブランド価値を維持することが大切なのだそうです。

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【日本経済新聞の記事】

 

なんでもフェラーリの販売台数は2012年に過去最高の7300台超に達したが、あえて販売台数を減らし「年間7000台以上は売らない」と宣言したのだそうだ。「注文通りに売れば希少価値が落ちる」とブランド価値の維持のために供給を絞るのだそうだ。

フェラーリを購入する人は車と同時に夢を買うのだそうで、市場に多く出回ればそれは夢ではなくなってしまうとのこと。

酒屋としては、この「ブランド価値のために供給を絞る」効果がよく分かるような気がします。

いくら美味しくて高級なお酒でも、どこにでも並んでいるお酒と、「ぜんぜん手に入らないんだよ!」なんて言われるブランド力のあるお酒では、購入するお客様の見方が違うし、満足感も違ってくるようです。

また、「ぜんぜん手に入らないんだよ!」と言われる酒類ばかりを販売している酒屋さんは、酒屋としても高いブランド力があり、競争力の高い商売を実現されておられますから、ホントにうらやましい限り。

ブランド価値を維持するにも、まず大前提となるのは高いブランド力を持つ商品を供給できる立場にあることですから、酒屋のオヤジなどはまったく関係がありません。

それでも、農産物の加工品で最も付加価値の高いとされる商品を扱う者としては、「人気があるにもかかわらず、あえて販売量を減らす」みたいな営業努力を一度ぐらいはしてみたいかも!なんて思ってしまった記事でした。

 

 

 

 

 

 

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「ヒマラヤの紅塩」こだわりのお店さんは軒並み使ってる!

ヒマラヤ山脈で3億年かけて自然結晶したとされる岩塩で、ミネラル分が豊富でまろやかな味わいの紅塩です。

うすいピンクの色合いは鉄分の含有量が多いため。ナトリウム分はそれほど多くないため、身体にやさしい塩とも言えます。

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【ヒマラヤの紅塩】500g @500円外税 (パキスタン産岩塩)

こだわりのお寿司屋さんとか、天ぷら屋さんとか、焼き鳥屋さんとか、塩で食べさせる料理を出すお店では軒並み使われている塩が紅塩。そのまろやかで、少し甘みを感じる味わいがお料理の味わいを引き立てるようです。

紅塩とは、なんでも地球の地殻変動で数億年前まで海面の下にあったヒマラヤ山脈が盛り上がり、ヒマラヤ山脈に残された海水がその後数億年かけて蒸発、ミネラル分の豊富な塩が残って岩塩となったもの。

数億年前の汚染されていない自然がつくった本当に天然の塩なのです。

だから岩塩は海水からつくる塩と違い、限られた量しか存在しません。非常に稀少な天然資源とも言えます。贅沢な調味料なのです。

 

この時期にホントに美味しい赤みの濃いトマトにオリーブオイルと紅塩を少々。これだけで良く冷えたソアーヴェ、3杯は間違いなくイケちゃいます!(笑)

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ブルゴーニュ・ブドウ畑の価格高騰が止まらない!

ワイン情報専門サイト「ワイン・サーチャー」によれば、フランスの高級ワイン産地の一つであるブルゴーニュのブドウ畑の価格が17年連続で上昇しているとのこと。

フランス農務省の発表によれば、ブルゴーニュのグランクリュの各付けを持つブドウ畑の価格は、フランスのワイン産地の中で最も高価なのだそうで、2013年には1ヘクタールの平均価格が5.4百万ドルに達したとのことだ。

ロマネコンティー

 

 

 

 

 

【写真はブルゴーニュのブドウ畑の中でも最も高価な畑の一つ 】

また、各付けに関係なくコート・ドールであれば価格は上昇しており、それに伴いブドウ畑の売買件数は激減しているとのこと。

2013年に取引されたグランクリュの各付けを持つ畑の価格は1ヘクタール当たり2.7百万ドル~12.9百万ドル。1996年には1.66百万ドルぐらいで取引されていた場所なのだそうだが一方的な右肩上がりで推移している。

他のフランス高級ワイン産地のブドウ畑と比べても、ブルゴーニュのグランクリュ畑の価格は突出している。

ボルドーのポイヤックにあるブドウ畑の2012年の平均価格は1ヘクタール当たり2.7百万ドル、シャンパーニュのコート・デ・ブランのブドウ畑の2012年の平均価格が1ヘクタール当たり2.12百万ドルと、ブルゴーニュと比べれば割安感を感じるほどだ。

ブルゴーニュで2番目の各付けであるプルミエ・クリュのブドウ畑も価格は同じく上昇している。コート・ドールのシャルドネ畑では2013年に1ヘクタール当たり1.7百万ドルまで上昇。ピノ・ノワール畑も昨年68万ドル~72万ドルまで値上がりしたとのことだ。

ブルゴーニュのグラン・クリュの畑は559ヘクタール、プルミエ・クリュの畑は3326ヘクタールで両方合わせればブルゴーニュのブドウ畑の約14%の広さ。グランクリュの畑では赤ワインが56.8%、プルミエ・クリュでは44.2%を占めている。

この非常に限られた地域から生産されるワインは希少価値が高く、世界の高額ワイン上位50銘柄の中の38銘柄がブルゴーニュ産のワインだ。

最近では千円台や2千円台の、いわゆる低価格のブルゴーニュワインがすっかり市場から姿を消したような気がします。また、その上の価格帯のワインでも、正直なんだか割高感を感じたりするのですが、”ブルゴーニュ・ワイン”というだけで付加価値が付くのは当然の成り行きなんですね。

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