“2010年10月”の記事一覧

埼玉35酒蔵大試飲会

先日、埼玉県酒造組合による大試飲会が開かれました。

       

今回は「ひやおろし・燗酒各蔵自慢のお酒くらべ!」。各蔵とも今年の「ひやおろし」や「お燗酒」、「特別な造りの酒」など試飲用に出しておりました。どの酒蔵もある程度以上の品質。たっぷりと埼玉の酒を味わいましたよ。

実は埼玉県の清酒の県外出荷は伸びているんです。もちろん全ての酒蔵が伸びているわけではないのですが、それでも埼玉の酒蔵さんは頑張っているのです!

今回の埼玉の酒の特徴は、「ひやおろし」を各蔵が試飲に出していることもあり、味わいはひじょうにリッチ!たっぷりとした濃さが味わいにありました。清酒ファンの方々の好みも様々ですが、「たっぷり系」が好みの方にはたまらない味わいだと思います。

埼玉県はうどんやお味噌が名産品の地域も多く、どちらかと言えばコクのある味わいの食べ物が多いからでしょうか。たっぷり系のお酒が多い気がします。やはり、地の食と味わいがマッチするような味わいのお酒になるのかも知れませんね。

味わい深い日本酒が好みの方は、是非、埼玉のお酒を試してみて下さい。

清酒の試飲会の場合、ワインの試飲会と違い、味見した後に口から吐き出すためのコップや容器が何故かなかったり少なかったりするんです。そんな事情もあり35蔵の酒を全種類試飲するのは酒屋のオヤジにとって、やや危険と言うか、ちょっと無理がある感じ。一つの酒蔵さんが4種類のお酒を用意しているとして全部で140種類。全種類を集中して試飲しようとすれば、とっても体力と気力が必要なんですよ。

これが焼酎やウイスキーなど蒸留酒の試飲会だと、あたり前ですがもっとタフ。もちろん全ての銘柄を真剣に試飲して回る方も沢山おられるのですが。酒屋のオヤジもワインぐらいまでのアルコール分なら全て試飲して回れるのですが、清酒や焼酎になると・・・・後からガーンと疲れとか酔いとかに襲われちゃう感じなんですよね~(汗)。それに全種類試飲してると中盤からどれもこれもとっても美味しく感じて、全部仕入れたくなっちゃうんですよ!(笑)

そこで酒屋のオヤジは清酒や蒸留酒を試飲する場合、全ての試飲はあきらめるのです。まずリストを見てお酒のジャンルや価格帯から興味のあるお酒を選び試飲して回ります。その後、取り扱いのある酒蔵さんのお酒を、味わいを確認する意味で試飲。最後に特長のある造りのお酒を試飲するのです(最後に高級酒を飲んで〆にするってやつですね!笑)。

以前、お世話になった清酒の専門家、「日本酒ガイドブンク」の著者である松崎先生の場合、「清酒の効き酒をしている後ろ姿から鬼の刺青が浮き出て来そうなぐらいの気迫を感じる!(実際には刺青はしていないと思いますが)」と、ワインの専門家の方が話していたのを思い出します。それぐらいの意気込みがないとお酒の本当の専門家にはなれないのかも知れませんね!


※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

上海のワイン市場が熱い!

中国本土での巨大ワイン消費地、上海。ワイン市場は大手資本も流入して火傷しそうに熱くなっているようだ!

 

酒類の業界紙「酒販ニュース」によりますと、上海のワイン市場が過熱しているらしい。ワイン専門店としての優良店はまだ5店ほどしかないのだそうだが、そのレベルや個性はかなり高いレベルにあるとのこと。そして、これらのお店はみんな豪華。有料試飲、グラス売りがあり軽食やつまみを出すところもあって店内でワインを味わうことができ、すでに多くの客の支持を集めているらしい。

品揃えも中国といえばボルドー偏重のイメージがあるが、そのイメージから外れフランス、オーストラリア、ニュージーランド、イタリア、アメリカ、チリ、アルゼンチンと現代的な品ぞろえが充実してるのだとか。とりわけ地理的な近さと輸出国の熱心さもありオーストラリア、ニュージーランドの品ぞろえは深いらしい。

通常の飲食店や日常生活では、まだまだワインは日本以上にまだ特殊な商材なのだが、ワインを買ったり、飲んだりする場合のトップレベルのサービスや品ぞろえは、すでに日本と同じか場合によっては日本がまだ習得できていないことをすでに実践しているところまで達しているとのことだ。

上海に存在する輸入業者は300とも400ともいわれ正確なところは分からない。ワイン輸入業者の質もバラバラ。従って、どうしても欧米人でワイン販売の経験がある者による起業が、ワイン生産者からの信頼を得やすく、事業が軌道に乗る確率は高いのだとか。

2009年の中国のワイン輸入量は前年の2.9倍。中国のワイン市場は圧倒的に国産ワインが多いが2009年には輸入ワインの構成比が前年比2倍の16%と劇的に伸びた。今後は上海だけでなく、他の大都市に輸入ワイン購買が波及して、何年も先までワイン市場の拡大は続くと予想されているです。

中国のワイン市場は、今のところ世界一魅力的なワイン市場なのかも知れません!

中国のワイン専門小売業には世界の名門も興味を示していて、2人の大統領を輩出したルーズベルト家もワイン関連の複合施設を歴史的建造物が建ち並ぶワイタン地区に今秋オープン。ワインショップには約2,500種類のワインをそろえ、2万本を保管。レストラン、屋上階を利用したバー、メンバー専用の試飲室・図書館・ワインセラーなど贅を尽くした設備なのだそうだ。このスケールの大きさ、豪華さ、種類の豊富さなど日本に同等の施設は見当たらない程なのだとか。

また、日本のサントリーさんも昨年12月に、中国最大のファインワイン輸入業者「ASCファインワイン・ホールディングス」の株式70%を取得して、世界のワイン業界を驚かせた。エノテカさんもワインショップを香港、上海を中心に増加させているのだとか。

現在のボルドーワインは中国のワイン市場を抜きにしては語ることができないほどに、中国の影響力は増加しています。今後は世界基準でレベルが高いとされるワイン全てに中国の影響が出てきそうです。何故なら、世界の有力なワイン商は中国に注目し、その巨大な市場の中でお互いに切磋琢磨しているとみられるからです。

そうやって、また巨大市場を持つ中国の中から世界的な大金持ちが生まれてくるのでしょうか!どうも日本とは大きく逆行しているようですね(涙)!でもでも、今ならまだ上海で日本酒や焼酎の複合施設とかを豪華に展開すれば、大儲けができるかも知れませんよ!でも資本は大量に必要なのですが・・・!(汗)

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

北海道で人気!?「サッポロ玉露入りお茶」業務用

焼酎割りで定番のお茶!北海道で人気らしいです!

居酒屋さんの定番、焼酎の玉露入りお茶割りに使われる「サッポロ 玉露入り お茶」業務用1リットルです。

先日、酒倶楽部ステップに御来店されたお客様が、何と店の在庫を全部買い占めて行ったんですよ!と言っても20ケースぐらいしかなかったのですが。で「飲食店さんですか?」って聞いたら「違うんだよ!友達に頼まれちゃったんだよ~!」って。

何でも北海道へ車で帰るので、車に積んで持って行くのだそうです。「これ、うちの田舎(北海道のどこか)じゃ人気なんだよね~!でも、向こうじゃ売ってなくてさ。売ってても凄く値段が高いんだよ~!だから車で帰るって時はさー、買って来てって頼まれちゃうんだよー!」ってなことなのです。

そう言えば、焼酎の玉露入りお茶割りが北海道で受けてるって聞いたことがありました。北海道で人気のある焼酎は合同酒精さんの「ビッグマン」。函館では「ビッグマン」のペットボトルがブイ替わりに海に浮いているらしい。しかも、関東では4リットル入りで2,000円はしないのですが、北海道の都市部ではない場所だと3,000円ぐらいするらしいのです。

でも、そのお客様曰く「でもさー、北海道でサッポロ・ビール飲んだら美味いよ!ホント!北海道で買ったサッポロ・ビールとこっち(関東)で買ったサッポロ・ビールを飲み比べたことがあるんだけど、全然違ったよ!北海道のサッポロは美味い!」

まー全国各地、良いこともあれば悪いこともあるんですね!北海道に住んでる方はサッポロ・ビールを飲むのが得で、関東辺りに住んでる方は焼酎の玉露茶割りを飲むのが得ってことなんですね!

つまり、焼酎の玉露茶割りを飲むことは、地域の利点を生かしたお得な酒の飲み方なのですよ!!

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

昭和の特級酒!「昔の復刻酒」

昭和の時代の特級酒を再現したお酒。数量限定品です。

特別限定酒 「昔の復刻酒」 一升 2,100円    四合 1,050円

昭和の頃まで日本酒は一級、二級、特級と三種類に分かれておりました。その中で最高級酒とされていたのが特級酒です。この「昔の復刻酒」は昭和の時代に、人々が憧れていたその特級酒を再現、復刻したお酒なのです。やさしく甘い口当たりが古き良き時代を思い起こさせてくれる郷愁の味わいなのです。

水芭蕉の銘柄で有名な群馬の永井酒造さんが、四段仕込みによりトロッとしたお米本来の甘さを引き出しつつ、喉越しはスッキリとしたキレのよいお酒に仕上げました。やさしい甘味と口中に広がる旨味を感じる事が出来る味わい。軽やかで飲みやすさも兼ね備えているお酒です。

昭和を懐かしむ世代の方のみならず、特級を知らない世代の方にも喜んで頂ける味わいですよ!毎年2回発売される限定出荷のお酒で、春は新酒タイプ、秋は熟成タイプ、今回は当然熟成タイプです。

あの時代の酒の味!しかも特級酒です!ひと口飲めばその香りと味わいが、激しい郷愁の念にかられるはずですよ!あの時代は良かった~!って人も、あの時代は大変だった~!って人も「昔の復刻酒」を飲んで昭和の話題で盛り上がりましょうかね。きっと美味い酒になるはずです。

それともう一つ、最近は新聞紙包装のお酒が増えていますが、今のところ新聞紙包装のお酒にハズレはない!と言われているんですよ!それに価格もリーズナブルに設定してあるんです!お得な商品ってことですね!!試してみて下さい。


※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

ニュージーランドからのお客様!

我が家にニュージーランドからお客様が来ました。素晴らしい方なのでご紹介したいと思います。

うちの奥さんがニュージーランドでお世話になったアランさん。御歳78歳!お孫さんは7人!お元気です。

アランさんはニュージーランドの温泉の街、ロトルアから来日した元高校の先生。日本には沢山の先生仲間がおられるのだそうで、今回の来日でも礼文島と仙台の学校でロトルアの紹介をしてきたのだそうです。

来日は7回目、今年に入って2回目の一人旅。とにかく元気です。今回のご予定は北海道の稚内から礼文島⇒札幌⇒仙台⇒蕨⇒東京⇒名古屋⇒広島⇒九州⇒沖縄⇒台湾⇒シンガポール⇒帰国と、78歳にしてビックリの日本一周!約2ヶ月間の旅です。蕨では、ゆっくりとしたペースながら元気に楽しんでおられました。

体力的に元気なのもスゴイですが、気力がまたスゴイ!日本語を自分なりに勉強し、パソコンを使いこなし、何にでも積極的なんです。電車に乗っていても駅名で日本語の勉強。もしそこに妊婦さんや、ご老人(自分より年下と見られる)が乗車すると積極的に席を譲ってあげるのです(それも手を引っ張って!)。食事はどんな食べ物でも興味を持ち良く食べます。

何でそんなに元気なのか聞くと、酒、タバコはやらず、毎日マラソンをされているのだそうです。毎年大会にも出場され42.195Kmを走り切ります。

アランさんに合って自分も歳をとったらアランさんのようになりたいと正直思いました。世界中に知人を持ち、健康であちらこちらと旅して周り、世界のあちらこちらから孫達とパソコンを使ってやり取りするのです。そのためにはタバコは吸わないにしても、酒はほどほどにして運動しないと・・・・・(汗)!なかなか分かってはいても、いざ実行となると難しいですよね・・・・(汗)!!

それでも酒屋のオヤジは、アランさんのような歳のとり方が出来るように少しは節制しようと思い始めたんです。皆さん、歳を取って暇ができた時に好きなことが積極的に出来るように頑張りましょう!でも、それには健康はもちろんのこと、ゆとりがやっぱり必要ななんですよね。その”ゆとり”が今は難しいんですよね~(汗)!


※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

ページ
トップ