“2009年11月”の記事一覧

酒販業界の逆風!!

酒倶楽部ステップは9月が決算なんです。その決算の結果は、つい先日出来上がってきました。酒屋のおやじにとっては、正直言って気が重い季節。酒販業界は斜陽傾向がずーっと継続しており、そこへ昨年のリーマンショックに始まった景気の世界的な後退。将来的には、あまり明るい業界ではないのです。

決算内容を見てびっくり!粗利率は若干減少しているものの、売上高は前年比で上昇!税理士さんも不思議なご様子で「ついに斜陽傾向もボトム・アウトしましたかねー!?」などと問いかけられ。そりゃーありえないでしょ!などと思いつつ、酒屋のおやじは「そーだと良いのですが・・・・!(汗!)」などと答えさせて頂いたんです。酒販業界を取り巻く環境を考えると、状況が上向く要素がないんです。大きなダウントレンドの流れの中で、たまには商売をしている場所によって、”漁夫の利”を得るみたいな事が起きるだけで、根本的なファンダメンタルズは、全く変化していないのです。何か新しいアイデアを取り込まなくては!と考えてはいるのですがね・・・!(難!)

酒類の中で、一番元気のよかった本格焼酎もピークアウトした様子!

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この写真は、業界雑誌「酒販ニュース」に載っていた本格焼酎の課税数量の推移です。

ついに本格焼酎の伸びも、2年ほど前に付けた数量が、とりあえずのピークとなった事が確認されたようです。ただ、本格焼酎に取って代る酒類がないため、劇的に需要が激減するということもなさそうですが。

驚いた事に、2007年の出荷数量のピークまでに30年以上もの間、市場規模を拡大し続けたのであります。これは、もうブームと言うよりも、ビール産業に近い成長ぶり。(ただビールメーカーみたいな大企業は生まれてないのですが)本州に間違いなく本格焼酎が定着してしまったのです。酒屋のおやじも宴会に誘われると、頼んでもいないのに必ず生ビール飲んで芋焼酎飲んでと、いつもこのパターン!これは、日本全体の酒文化の流れなのです。

ここ数年の間に、ドラスティックに本州の本格焼酎の需要は変化しました。面白いのは、本州の中でも本格焼酎の一人当たりの消費量が、九州レベルまで上昇した県が二つあるんです。それは、なぜか山梨県と島根県。なんで!?って感じですよね。酒倶楽部ステップのある埼玉県などは、まだまだ一人当たりの消費量は少ないのです。山梨県の人は、法事なのでも清酒ではなくワインが出されるほど、ワインの消費量は多いはずなのですが、なぜ本格焼酎なのでしょうか?不思議です。

酒屋のおやじ的には、今面白いのが清酒業界。特に中堅以下の規模の蔵元が、凄まじいアゲンストの風を受け、大変厳しい状況なのですが、そんな中で”とにかく良い酒を造ろう!””新しいアイデアの酒を造ろう!”といった動きがあるのです。つまり、酒類の中では、今一番のアンダーバリューの、お得感ある商品を買える可能性が高いのであります。美味しい地酒は一升2000円~2500円レベルに集中しているようです。今こそ地酒を楽しむにはベストの時期かもしれませんね!

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ボジョレーヌーボー2009解禁

本日、ボジョレーヌーボー2009解禁!!

ご予約で完売する銘柄もいくつか見られ、完全にクリスマスと同様、日本のイベントとして定着したようですね。

スーパーでは今年から、ペットボトルに入ったボジョウレーヌーボーの安売り合戦。安いものでは一本750円だそうです。「とりあえず時期だから飲んどけ!」みたいな感じですね。まるで、土用丑の日のうなぎ販売の様。

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写真はボジョウレーヌーボーと山梨の新酒スパークリングワイン。

今年のボジョレーヌーボーは、素晴らしく良い年なのだとか。毎年こんな話なのですが、温暖化のせいでしょうか、ここ数年は毎年良いのだそうです。

酒屋にとっては、このボジョレーヌーボー解禁日が酒類需要期のスタート。ボジョレーヌーボーシーズン、その後忘年会シーズン、そして、クリスマス、大晦日、新年、新年会と続きます。この時期に酒飲まないで、いつ飲むんだ!みたいな時期なのです。楽しみましょう!

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蕨、戸田周辺でも、そろそろクリスマスの飾りつけが目立ってきました。

今日は、本当に寒いですね!今晩さっそくボジョウレーヌーボー2009を楽しまれるなら、常温で良さそう。外気が冷えてますから、良い感じの温度のワインになっていると思いますよ!しかし寒い!酒屋は業者さんの出入りや、運搬のため、裏口が開いており、寒い風が入ってきて本当に寒いのです。ストーブ出さなきゃ!

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大きな花束のようなリッチな香りの極上白ワイン

先月の 酒倶楽部 ステップの ワインとチーズの会で そのナチュラルで個性的な味わいが

とても好評でした アルザスの自然派の造り手 マルク・テンペの限定ワインが入荷しました!

これは アリアンス(意味:同盟)という言葉のとおり、たくさんのぶどう品種がブレンドされています。

なかには なんと貴腐のついた葡萄も 混在していますので あのソーテルヌのような高貴な香りも楽しめます。

リースリング 30%、 ピノ・ブラン 20%、ゲヴュルツ・トラミネール 20%、シルヴァネール 10% 

オールスターが勢ぞろいしたような この葡萄のブレンドは  アロマティックワイン好きには たまらないですよね。

ラベルには 野の花がたくさん描かれているのですが、そのイメージがぴったり。

まるで 花畑にいるような華やかな香りが印象的。

味わいは アルザスらしい 爽やかな酸味に マルクテンペらしく 果実味が盛りだくさん!

余韻も長めで お食事ワインとしても おすすめ!

少し酸味のきいた ポテトサラダには バッチリ合いました!

ステップの在庫は 残り数本ですので 是非お試しください。

今日 ご紹介したワインは

マルク・テンペ アリアンス 2007  750ml  2500円(税込)

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ワインと料理のマリアージュ

 クマ子はお料理も大好き♡とは言っても本を見たりネットで探したり、オリジナルレシピは少ないんだけど・・・

先日、ブルゴーニュワインを開けるので、ワインに合いそうなお料理にチャレンジ!!DSC01204

ブリの赤ワイン照り煮とカリフラワーのオリーブオイル煮。。。これはどちらも贅沢だけど飲むワインと同じものを使ったから、ワインとの相性はもちろん抜群!!ブリの方は味付けにケチャップを使ったんでちょっっと甘めな感じになってしまったんですけど、ケチャップ少なめにしてワインの分量を増やせば大人な味になったかも・・・。カリフラワーは最近の「ダンチュ」にのってたワインのおつまみレシピ。簡単に作れて結構おいしかった(^u^)

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ワインは「ドメーヌ・ド・ルージュ・クー・ブルゴーニュ」 3,000yen(税込)

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クマ子はブルゴーニュのピノ・ノワールは実は少々苦手((+_+))でも、このワインはおいしかった!!

苦手なピノ・ノワールの酸味が上品で優しい感じ。。。香りもふわっと心地よく、口の中にスムーズに入っていきました。優しい口当たりだけど、ボリューム感もちゃんとありました。久しぶりにおいしいワインを飲んだかな(*^_^*)

もちろんステップにてお買い求めいただけます。

たまにはお家でこんなお食事も楽しいですよ~♪

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ネットで人気の芋焼酎「蒼天の煌」白ラベル

蒼天の煌(そうてんのきらめき)3姉妹の中で、最も生産量が少なく、高価格の白ラベル。

この「蒼天の煌」白ラベルは、以前紹介した芋焼酎「風憚 (ふうたん)」と同じく、幻の芋と言われる栗黄金芋(くりこがねいも)を使用しているんです。もちろん限定品で、年間生産量は一升瓶換算で4,000本。雑誌dancyuでも取り上げられておりました。

希少芋の栗黄金と、霧島山系のミネラル分タップリで太陽光を浴びると青くキラメク湧水で仕込まれた、大変贅沢な芋焼酎。もちろん造りは、かめ仕込み、かめ貯蔵による手作り。「うまいに決まってるじゃん!!」みたいな芋焼酎なのであります!

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芋焼酎「蒼天の煌」(そうてんのきらめき)白ラベル(栗黄金芋) 3,680円

味わいは、とっても上品でエレガント!やわらかく上品な甘みがお口いっぱいに広がるんです。また、後味もやさしく、品の良い余韻が素晴らしいのであります。ワインに例えるなら、ブルゴーニュの有名ピノノワール・ワインの様。ただごとではない品質なのです。

飲み方はストレートかロックが良いと思われますが、ぶっちゃけ、水割りでもお湯割りでも、どうやっても美味しいと思います。そんなクラスの芋焼酎なのです。

最近、森伊蔵を代表とする、いわゆるプレミアム焼酎の市場価格(相場)が下落傾向にあるんです。もちろん需要に盛り上がりが欠けてきた事、インターネットでの販売競争激化などが原因なのですが、それ以外にも上記焼酎の様なプレムアム焼酎の味わいに、勝るとも劣らない焼酎が出てきた事も原因の一つではないかと考えております。消費する側にとっては喜ばしい事ですね。

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