“2009年11月”の記事一覧

寒くなると人気です「酒粕(さけかす)」

寒くなって来ると酒屋でよく売れる商品の一つが「酒粕(さけかす)」。

酒屋が言うのも何ですが、酒屋で販売している酒粕は、美味しいんです!

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酒粕 500g 300円

酒粕の料理法は沢山あって、色んな楽しみ方があるのですが、その一部をご紹介しましょう。

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まずは基本の甘酒。ほんのりお酒の味がするのがいいんですよね!お客様の中には、夏まで冷凍保存して、冷たい甘酒を作り氷を浮かべて飲まれる人もいますよ。健康飲料ですから夏バテ気味の時とかに効きそうですね。

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酒粕を焼いてお砂糖(黒砂糖)をかけたもの。京都出身の方には懐かしさがある様です。焼酎あたりならアテにもなりまっせ!

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粕汁。お味噌汁にちょっと混ぜるだけで、すごく体が温まるんです。

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定番の粕漬け。中には野菜を漬ける方もおられます。酒粕をすり鉢でトロトロになるまでよーくすり、魚に薄く塗って焼いても美味しいのだとか。ポイントはちょっと酢を垂らす事なのだそうです。

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これは、浦和にある有名なチーズケーキ屋さんの奥様に教えて頂いた食べ方。写真とはちょっと違うのですが、イングリッシュマフィンに、厚切りにして焼いたロースハムと焼いた酒粕をはさんで、イングリッシュマフィン・サンドにしたもの。奥様はこれをお歳暮時の楽しみにしているのだとか。「おいしーのよ~!」っていってました。イングリッシュマフィンってのがポイントなのかもしれませんね!

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最後にカナッペ。酒粕とクリームチーズを練り合わせ(クリームチーズが多め)カナッペにして、その上にサーモンやらトマトやらを乗せます。酒の肴には持ってこいのお料理。これは先日馬刺しをいただいた焼酎メーカーの営業さんに教わりましたよ。流石はメーカーさん!

先日、酒屋のおやじも豚肉の酒粕漬けに挑戦したのですが、ちょっと失敗。酒粕の風味が強くなり過ぎちゃったんです。誰も食べないんです。しょうがないから、次の日のお昼に責任とって、レトルトカレーかけて食べちゃいましたよ。ちなみに、酒粕入りのカレーは、あまり皆様にはお奨めできません!そんな味わいでした。

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熊本の馬刺し赤身

先日、お世話になっている焼酎メーカーの営業さんから熊本の赤身の部分の馬刺しを頂いちゃいました(嬉)!

酒屋のおやじは、以前に展示会で熊本産の馬刺しをいただいた事があり、その美味しさは知っていたのですが、うちの女房子供は、「お馬さん食べちゃうの?このあいだ長野の牧場で背中に乗せてもらったよ!」ってな思いが顔に書いてある面持ち。

これは女房子供の食べ物ではないのだぞ(喝)!男の食い物なのだ!ガハハハハ・・・・ッ馬を喰らうのだー!!

展示会の試食で分かったのです。霜降りよりも赤身の方が馬刺しは断然旨い!

ちなみに、馬刺しは一度冷凍してしまうと、もう美味しくなくなってしまうのだそうで、冷凍にしてない肉は、当然ですが常に出てくる商品ではないのだとか。たまたま、いただいた方のおばさんが熊本でお肉やさんを営んでおられるとの事で、御馳走になることができたのであります。感謝、感謝!

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丁寧に包まれたそれを開くと、長さ15センチぐらいの塊のお肉が出て来てくる。それはまるでマグロ赤身のお刺身みたいな外見。それを、いかにもお刺身ですよ!みたいな大きさに切り分け、半分はお刺身で、もう半分は両面を軽く炙ってみました。

通常、馬刺しはおろしにんにくとお醤油を付けて食べるのですが、あいにく、にんにくがなく、代わりに冷蔵庫にあったゆず胡椒とお醤油を付けて食べたのです。お刺身の方は、口に入れると、まるで上質なマグロの赤身のお刺身を食べているような、もうちょっと深みのあるような味わいで、とにかく柔らかい。その旨味の余韻がお口の中に残っているうちに、やおら脇に用意しておいた焼酎のお湯割りをググーッとやると、今度はたちまちのうちにお口の中が調和され、爽やかな余韻にかわるのであった。

次に、両面を軽く炙った方をパクリンコ!今度は、全くクセのない上質のお肉を食べているような、ちょっと洋風な味わい。これは、軽めの赤ワインを合わせたい(望)!と強く思ったのですが、一人でワインを開けるほどの余裕も度胸もなく、引き続き焼酎のお湯割りをコピリンコ!それでも十分美味!炙った馬肉は高級レストランの、クセがなく柔らかいステーキでも食べているかの様な感じ。もうちょっと、気の効いたソースで作れれば、もっと、この炙り肉のポテンシャルを引き出すし、本格的な高級洋食が楽しめたかも知れません。ちょっと残念!

世の中に、食用の馬が存在するのでしょうかね?どちらにしても、いやはや贅沢なものをいただきました。ごちそうさまでした。ちなみに、うちの子供達は最後まで口にしませんでしたが、奥さんは2~3枚づつ「あら!けっこう、おいしいじゃない!?」って最後にはパクパク食べてましたよ。牛は食べるけど馬は食べないってのも、おかしな気がするんですよね!でも、美食ってけっこう残酷かも!?

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酒屋の原点!?

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先日、蕨市にある蕨民俗資料館を見学したんです。

そしたら、ありました酒関係。酒屋さんで使っていた物か、宿屋さんで使っていた物かは分かりませんが、酒を入れて置いた壺。

「蕨 山崎屋」さん名前の入った酒壺。見たところ3升ぐらい入るでしょうか。昔は、ここから量り売りをしていたんですね。

昔ですから、今みたいに酒が安くないし、酒類もこれ一種類置いとけば商売になったのです。何ともうらやましい状況です。今はと言えば、酒の種類はめちゃめちゃ多いし、価格はアンダープレッシャーが強く、商売としてはメチャメチャ厳しいのです。

タバコは今後一箱600円ぐらいまで価格が上がる可能性があるようですが、お酒も大きく値上がりすれば、もっとありがたみも増すのかも知れませんね。

世の中、デフレーション傾向が益々強まりそうな中で、金や原油などの原料価格は値上がりを続けているようです。つまり、原料が高くなり、製品が安くなって、益々利益が出にくい状況に向かっているんですね。日本円の円高傾向は続きそうですし、何もしないで円と金を持って寝てるのが、一番の得策なのかもしれません。もしお金持ちだったら!

お金もちじゃない場合には、どうするか?労働の価値がどんどん減少する中で成功するには、やっぱり他の先進国と同じように、金融やハイテク、最先端医療、スポーツ、芸術、芸能などしかないようですね。

日本酒や焼酎、泡盛も、ロマネコンティーに代表される芸術的価値のワインの様に、芸術の域に達している酒だと判断すれば、積極的に高い価格で販売できるシステムがあっても良いのではないかと思うのです。また、そこに積極的に投資する金融システムがあっても良いと思います。ワイン業界やウイスキー業界の真似かもしれませんが、ただ製品を造ったり、販売したりだけで、デフレ・スパイラルの渦に巻き込まれるよりも夢や機会はある様な気がします。

中国人を感動させる様な酒を企画製造するしかないか!?で、一本300万円とか!(笑)

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わけあり、大サービス品「和リキュール」限定数

最近、訳あり商品と言うのが売れてるそうですね!

当店でも訳あり商品が入荷しましたよ。と言っても味わいや外見に問題がある訳ではなく、流通のどこかで処分品として出てきた商品なんです。

酒倶楽部ステップでの販売価格は、メーカー小売希望価格の、だいたい半額!酒類としては超お得なんです。

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商品は和のリキュール。酒類は「にごり・マンゴー酒」「にごり・いちご梅酒」「にごり・ゆず酒」「にごり梅酒」「にごり・すもも酒」「にごり・しょうが酒」と様々。

この中で、意外に人気なのが「にごり・しょうが酒」。しょうがには体を温める効果があることから、紅茶などに加えて、夜に飲んだりするようですね。

これらの和リキュール、決して安物ではありません。したがって、味わいも良いのです。酒倶楽部ステップのお近くにお住まいの方は、是非この機会に色々と試してみて下さい。全品500円~1000円です。

酒倶楽部ステップでは、この様な大サービス品が度々登場しますよ!ご近所の方は、気軽に遊びに来て下さいね。「ブログ見たよ!」って言って頂ければ、酒屋のおやじかワイン担当の”うんちく話”(のうがき!?)をサービス致しますよ~(笑)!もし、それで物足りなければ、さらに”酒屋の大おやじ”のうんちく話もありますよ(不定期)。蕨の昔話や酒屋の歴史、はたまた酒類小売価格の価格形成理論(ノーベル賞級!?)など興味深い話がタップリと聞けますよ(笑)。

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吟醸の部最優秀賞「壺中天地」

酒倶楽部ステップ一押しの地酒蔵、長岡の高橋酒造さんの酒!

「第八十回 関東信越国税局酒類鑑評会」の”吟醸の部”と”燗酒の部”で優秀賞を受賞されました。

おめでとうございます。

受賞したお酒は、燗酒の部で「特別純米 八一(やいち)」と吟醸酒の部で「大吟醸 壺中天地(こちゅうてんち)」の二つ。後者の「壺中天地」は三年連続の受賞です。

今回は冷やがメチャメチャ旨い「壺中天地 大吟醸」のご案内。この壺中天地、旨い酒の王道を行く、直球ストレートの味わいの酒なんです。それは何かと言うと、酒米に40%まで削り落した山田錦を使用、酵母は協会9号熊本酵母、そして越後の淡麗に仕上がる名水を使うんです。これを業界ではYK40とかって言います(Y=山田錦 K=熊本酵母 40=40%までの磨き)。これが、鑑評会で優秀賞を取る王道中の王道の酒なのです。

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大吟醸 壺中天地(こちゅうてんち)一升7,800円 四合 3,900円。

この「壺中天地」の文字は、蔵元の高橋酒造さんと縁のある書家の故 會津八一氏が、高橋酒造さんの酒を飲み、あまりに旨いことから、この”壺中天地”の書を遺されたのだとか。

味わいは、上品で華やかな香りに、なめらかで深みのあり、爽やかな後味。飲み口がヒジョーに良く、ある意味、危険に美味しいお酒なのです。いただき方は、常温か少々冷たくして。

先日、ありがたい事に、この高橋酒造の杜氏を長年務められている平澤さんに、新潟の大根とネギを頂いたんです。今年の新潟は、あまり気温が下がらず、ちょっとネギはかためらしいのですが、大根もネギもとっても美味しく頂きました。ごちそうさまです。新潟のものは、ほんとに何でも美味しいですね!やっぱり土地、環境が良いのでしょうか。ワイン風に言うとテロワールが良いのですね。杜氏さんは言います「大根は畑に沢山あるから、トラックで来て好きなだけ畑から採って持ってけ!」って。今度ホントにトラック借りて美味しい大根を山ほどもらいにいこうかな~!ってうちの奥さんと話してるんですよ!

ちなみに新潟の大根もネギもデッカイ!そして甘い!かなりリッチなお野菜なのです!

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