“ワイン”の記事一覧

ワインは低糖質なんです!

 

 

「意外と少ないワインの糖質」

日経新聞の日経グッデイ「カラダにいい」情報に掲載されておりました。

ゆるくではありますが、糖質制限を行っている酒屋のオヤジとしては、その糖質制限の効果にやや感動を覚えております。主食などの糖質が減量できない理由とは、まったくもって目からウロコな話でした。

糖質制限のためのアルコールは、蒸留酒は○で、醸造酒は×と指示書には書いてあります。

それでも酒業界の者としては、記入表示はないが、いわゆる辛口ワインには残糖分がゼロのワインがあることも知っておりました。また、ごく少量の残糖がほとんどなのも知っていました。

もちろん甘口のワインは残糖分がそれなりに多いのですが。

そんな、「やっぱりワインは糖質制限に有効なんだ!」みたいなことが確認できた記事です。

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<日本経済新聞の記事>

山梨大学ワイン科学研究センターの佐藤教授は「あまり知られていませんが、ワインは醸造酒の中でも圧倒的に糖質が少ないお酒。糖質を気にする方はワインを選ぶといいでしょう」と話されるのだそうです。

「日本食品標準成分表2015年版」によればワインの糖質は100g当たり赤ワインで1.5g、白ワインで2gと少ないとのこと。

さらに、適量のワインは血圧を下げる効果も期待できるのだとか。塩分を体から排出する働きがあるのだそうだ。

もちろんワインの健康効果はうれしい。でも、それよりうれしいのが ”ワインは低糖質” って話ですね。

焼酎飲んで、ワイン飲んで、糖質制限オヤジだってけっこう楽しくやれそうです。

糖質が気になったら、ワインを選んでみては如何でしょうか?

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「アナコタ2003」偉大なソノマのテロワール

 

 

フィギュアスケートを見ていて感じるのは、パーフェクトな演技のハイスコアと、スコア的にはいまいちだが、芸術性に優れた演技があるような気が素人目に感じます。

たとえが良くないかも知れませんが、プレムアムクラスのカリフォルニア・ワインといえば、その前者のようなパーフェクト過ぎる味わいをイメージしておりました。

それが、ソノマのナイツ・ヴァレーにあるヘレナ・ダコタ・ヴィンヤードの、カベルネ・ソーヴィニョン100%で造る「アナコタ2003」を試飲して、驚いたと同時にそんな思い込みは吹っ飛んだ次第です。

見事に芸術的な繊細さのある、素晴らしいワインでした。

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【ヘレナ・ダコタ・ヴィンヤーズ アナコタ2003】

ソノマ産アイコンワインのひとつ「ヴェルテ」の最高醸造責任者を務めるフランス人醸造家、奇才ピエール・セイヤン氏が、さらなるソノマの可能性を体現化させたのが、この「アナコタ」なのだそうです。

数百年前の噴火で堆積した火山岩が母岩となって残るユニークな地質環境を持つナイツ・ヴェレーの、異なる標高差、傾斜度、気候環境、そして岩の多い土壌環境を持つ畑から生み出されるのだとか。

この特別な区画がセイヤン氏の目指すテロワールワインを描き出すとのこと。

 

以前、カリフォルニアを代表するワイン生産者の方から、ブドウの収穫は実だけでなく種や茎もしっかりと熟した、完全な完熟を待って行うと聞いたことがあります。

また、完熟ブドウから造られるのがカリフォルニアワインだと思っておりましたから、味わいも当然そんな完熟した味わいをイメージしておりました。

しかし、この「アナコタ」は早摘み。他の畑よりも早く収穫を行い、完熟させないのです。つまりは、早摘みによる繊細さを狙った収穫なのですね。

そのためか、この「アナコタ」は非情にエレガントで繊細。パワフルさもあり、官能的であり、まったくもって芸術的。試飲した人ほぼ全員が、その見事さに驚いておりました。

また、2003年ヴィンテージが飲みごろに達しているということでもあるようです。

2011年ヴィンテージもその後に試飲させていただきましたが、まったく違った印象。まだまだ若すぎてもったいない感じでしょうか。

2003年ヴィンテージが素晴らしいのか、それとも若いヴィンテージでも熟成させるとそうなるのか、難しいところですが、驚きの見事なワインだと感じた次第です。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「ボジョレ・ヌーヴォー2016」ご予約承ります

 

 

今年も ボジョレ・ヌーヴォーのご予約承ります。

2016年10月31日(月)までに ご予約いただければ ご予約特価となります。

入荷は 2016年11月17日(木)

ステップ おすすめのボジョレのご紹介です。

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<ジャン・クロード・ラパリュ>

”2016年のヌーヴォーのぶどうは樹齢60年” ブリュイィのサンテチェンヌ・ラ・バレンヌの北東5キロのシャレンタ村のヴィエイユ・ヴィーニュで2016年のヌーヴォーは造り出される。このガメイの古木は収穫量こそ少ないが、熟度の高い高品質なぶどうを造りだす。

醸造、熟成、ビン詰までSO2(亜硫酸)の添加ゼロ。

2016年のフランスは霜害、雹害、長くふり続ける雨のためのベト病に脅かされたが、幸いにもラパリュのぶどう畑には一切被害はなく、ぶどうは健全に育っている。昨年よりも3週間ほど遅い収穫を予定しているが、熟度と酸のバランスの取れたエレガントなヌーヴォーが期待される。

BN-1 ラパリュ・ボジョレ・ヴィラージュ ヌーヴォー750ml @3900円+税 (ご予約特価 3500円+税)

 

<ルー・デュモン>

仲田晃司氏が、樹齢70~95年の古樹から造るヌーヴォー。「ガメイは完熟させて、はじめてその真価を発揮する」との信念で造られる。

2016年のヌーヴォーは昨年同様に、凝縮感ある濃厚な味わいを予想。また、酸が少なかった昨年と比べ、十分かつ適度な酸があるのも特徴。

なんと、当たり年の2005年にとても良く似ているとのこと。

BN-2 ルー・デュモン ボジョレ・ヌーヴォー 750ml @3500円+税(ご予約特価3000円+税)

 

<ドメーヌ・ド・ラ・マドンヌ>

”ワインスペクテーター ヌーヴォー史上最高得点獲得”

2016年はすべてが順調。霜の被害も、雹の被害もない。凝縮感あるワインを予想。

2000年、2005年、2015年に続く偉大なヴィンテージになるかの知れないとのこと。

BN-3 ドメーヌ・ド・ラ・マドンヌ ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー750ml@2900円+税(ご予約特価2600円+税

 

<ポール・ボーデ量り売り>

”毎年、即完売の量り売りヌーヴォー” その美味しさは確かにお得感があります。

BN-4 ポール・ボーデ ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 量り売り 720ml@2800円+税(ご予約特価2500円+税)

 

<ルイ・テート>

”2015年ボジョレ・ヌーヴォー リヨン杯 金賞&最高評価グランプリ・デュ・トロフィー受賞”

家族経営のネゴシアンだが、「ボジョレの選択眼は他の追随を許さず、一目置かれている」と専門書に書かれるほどの実力者。

BN-5 ルイ・テート ボジョレ・ヌーヴォー 750ml @2300円+税(ご予約特価1980円+税)

 

======  ボジョレ以外の新酒 ======

<カザル・ヴィエル> ステップへの入荷日 2016年11月中旬頃

南仏のヌーヴォー。船便のためお手頃価格。

”カザル・ヴィエル ヌーヴォー赤2016は、史上初のピノ・ノワール”

ピノ・ノワールでのヌーヴォーはフランスワイン史上初の出来事。特別なヴィンテージとなりそうです。白はシャルドネ、ソーヴィニョンを主体にムスカなどを使う予定。

FN-1 カザル・ヴィエル ヌーヴォー・ルージュ 750ml@2000円+税(ご予約特価1700円+税)

FN-2 カザル・ヴィエル ヌーヴォー・ブラン 750ml@2000円+税(ご予約特価1700円+税)

 

<ファルネーゼ> ステップへの入荷日 2017年1月中旬頃

イタリアン・ヌーヴォー ノヴェッロ。船便のためお手頃価格。

モンテプルチアーノとサンジョベーゼから造られる、飲み心地のよい赤ワイン。フレッシュな果実味が楽しめます。

IN-1 ファルネーゼ ヴィーノ・ノヴェッロ 750ml @1650円+税(ご予約特価1400円+税)

 

国産ヌーヴォー

<タケダワイナリー>

白の新酒はデラウエア100%、フルーティでさわやかな甘口と、キリッとした酸味が心地良いライトタイプの辛口。

赤はマスカット・ベリーAのフリーランのみを瓶詰め。芳醇な香りとフレッシュな味わいの辛口。

JN-1 蔵王スター 特別限定醸造(白・甘口)720ml @1220円+税(ご予約特価1200円+税)

JN-2 蔵王スター 特別限定醸造(白・辛口)720ml @1220円+税(ご予約特価1200円+税)

JN-3 蔵王スター 特別限定醸造(赤・辛口)720ml @1220円+税(ご予約特価1200円+税)

 

<蒼龍葡萄酒>

幻のぶどうアジロンダックを使った、ほんのり甘い、やや辛口の赤ワイン。

JN-4 蒼龍 無添加あじろん初しぼり 赤 720ml @1500円+税(ご予約特価1400円+税)

 

<奥野田ワイナリー>

完熟デラウエア100%使用。素材本来の味わいを生かした、自然な果実の美味しさ。

JN-5 OKUNOTA DOLCE このゆびとまれ(白・甘口)720ml@1500円(ご予約特価1400円+税)

 

ご予約をお待ちいたしております。

 

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

メルロー 収穫してきました!

山梨県 塩山の

奥野田ワイナリーで

メルローの収穫&仕込み体験

してきました!

 

今年は 葡萄や梨が 豊作だよ~!

という ニュースを テレビや 新聞でも

耳にしましたが

ワイン用の葡萄も

もちろん 素晴らしい出来!

 

空梅雨 でしたし

夏は暑く、雨も少ない

でも 夜温は下がるから

葡萄の酸も落ちない。

 

通常 糖度 21~22度くらいが

今年は 24度以上あるのだとか。

 

すごい ビックヴィンテージが期待できますね。

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勝沼を見下ろす、標高450mほどの高台に位置する

「神田~じんでん」と呼んでいる畑。

1200株のメルローが植えられています。

 

 

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畑いっぱいに

たわわに実ったメルローがいっぱい。

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メルローは

カベルネに 比べると

大きな房ですが

今年は

より 大きく

病気の害もなく

とても健全な状態なのだとか。

 

メルロー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通常、

収穫しながら

傷んでるところや

熟していない緑色の実を

ハサミで取り除いていきます。

つまり

選果します。

 

今年は

ほとんどハサミを入れる必要がないほど

葡萄は良く実っていました。

 

 

とても 乾燥した暑い ヴィンテージでしたので

樹になったまま 実が干し葡萄のような状態に

なっているものもあります。

 

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これも

とても良い状態らしく

つまんで 食べて美味しければ

収穫カゴに入れて 大丈夫とのこと。

 

口に入れてみると

すっごい凝縮感。

 

蜜が詰まったような

キャンディみたいな味わいに

ウットリでした。

房によっては

干し葡萄状態の実に

貴腐菌もついているとのこと。

こんなことも 稀な びっくりすることなんですって。

 

奥野田仕込み6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫カゴの重さは 1.1Kg。

葡萄をカゴいっぱいに収穫すると10kg。

なので

収穫後は 量りで計って

11.1kg に なるよう 調整します。

量り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫終了!

 

収穫後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫したメルローの仕込み スタートです。

 

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ドイツ製の除梗破砕機。

すごく良い 性能なのだとか。

 

 

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除梗破砕機に 1カゴずつ入れていきます。

投げ込み口が ちょっと高く、

私も 背伸びするようになってしまうので

ちょっと 大変でした。

 

 

除梗破砕機

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

除梗破砕機で

枝と分かれた果汁は

ホースを流れて

発酵タンクの中へ

 

 

メルロー発酵タンク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キレイに 枝の部分だけ 分かれて 出て来ます。

除梗カス

 

 

 

 

 

 

 

メルローの枝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年のメルローが飲めるのは

約2年後。

どんな 味わいになるのか

楽しみですね。

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「キリ・ヤーニ」ギリシャ・ワインの魅力

 

 

おそらく日本在住の日本人として初めてマスター・オブ・ワインとなられた大橋健一氏。

その大橋氏によるギリシャ・ワイン・セミナーに参加させていただきました。

ギリシャ原産の土着品種が90%を占め、ひとつのブドウ農家の栽培面積がワイン生産国の中でもっとも小さい。

また、自分で飲むワインは自分で造る文化を持つギリシャでは、まるでギリシャの大金持ちの収入と同じように(笑)、まったく世界のワインに関するデータとして出て来ないのだとか。

大橋氏の話によれば、今もっとも世界から注目されているワインがギリシャ・ワインなのだそうです。世界の大都市のソムリエさんで、ギリシャ・ワインが語れないのは、かなりイケてないらしい。

テクニカリーな難しい話はさておいて、ざっくりとしたギリシャ・ワインの印象は、まるでイタリア・ワイン。

それでも、フランスワインがイタリアから伝わり、イタリアワインがギリシャから伝わったことを考えれば、イタリア・ワインがギリシャ・ワインに似ていると言えるのかもしれません。

そんなギリシャ・ワインを代表するワイン・メーカーが大橋氏が推奨する「キリ・ヤーニ」なのです。

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テイスティングさせていただいたのは白2種類と赤3種類。

白ワインの方はロディティスというギリシャの品種に、マラグジアやソーヴィニョン・ブランをブレンドしたもの。

両方とも香り高く、軽やかでやわらかくクリーン。フレッシュさのある北イタリアの白ワインを彷彿とさせる印象。ちょっと違うのは、最後にやや苦味をかんじるところでしょうか。

話によれば、ギリシャの料理には、ほぼ必ずレモンが使われるのだそうで、そのレモンの風味と白ワインのほのかな苦味が絶妙に合うのだとか。

 

赤ワイン3種のうち、2種類はやはりギリシャの品種クシノマヴロ100%のもの。

この「クシノマヴロ」はプロでもイタリアの高級品種「ネヴィオーロ」と区別がつかないブドウ品種。

ソムリエさんのブラインド・テースティングで「ネヴィオーロだと思ったらクシマヴロである可能性を疑え」と言われているほど似ている品種なのだそうです。

エーゲ海に近い産地PDOナウサはバローロの印象。内陸部のPDOアミンディオはバルバレスコの印象。

しかし価格は、ものにもよるが半値以下というから素晴らしい。

このあたりも、今ニューヨークでもっともクールなワインと言われる理由でしょうか。

個人的は両方ともにタンニン分がガッツリと感じられるため、若いヴィンテージで楽しむのはもったいない、と感じた次第です。

 

日本でもイケてるソムリエさんはギリシャ・ワインを選ぶことになるんでしょうかね。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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