“2018年1月”の記事一覧

「酒屋の株話」戌が笑い始めた

 

 

大発会からスゴイことになった。日経平均株価は新年のたった2日間のみの取引で約千円も値上がりした。

これだけの急上昇は買い方にとって、まったくもって買いにくい。

それだけに、意外にしつこい上昇が続くのではないかと想像する。

 

 

 

 

 

 

【写真は日本経済新聞の記事】

2017年の個人投資家の大幅な売り越し額は約6兆円。証券口座のMRFは10月末に13兆円超えと過去最高を記録した。潜在的な買いの余力は大きい。

また、個人投資家の逆張りスタイルによる売り圧力は影響力を弱めているようだ。

この需給バランスだけ見ても、下がりにくい状況といえるのではないか。

昨年11月ぐらいから継続していた、海外投資家による休暇に入る前の大幅な利食い売りももうない。

今は本腰を入れて日本株を買うべきときなのだろう。

短期的には年末相場への警戒感から買われていたプット・オプションのカバーもあるとみられ、そんなショートカバーが先行して日経平均株価を押し上げている可能性もある。

約57年前の日本の株価連騰後とおなじように、今回もまた連騰の最長記録を更新した後に、しつこい値上がりを経験しそうだ。

また、業績の拡大が見込まれる中小の成長株では、そんな大型株以上に上昇は過激になるのではないか。

この極めて健全といえる日本株市場で戌は笑うことになりそうだ(値上がりしそうだ)。

 

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世界で一番おいしい酒どころの酒

 

 

2017年の全国新酒鑑評会では、福島県が金賞受賞銘柄数で5年連続の日本一の栄誉に輝いたのだそうです。

ブルームバーグの記事によれば、その立役者となったのが「ほまれ酒造」の3代目が立仕上げに関わった県の清酒アカデミーなのだとか。

そして、その象徴が2015年にロンドンで開かれたインターナショナル・ワイン・チャレンジ日本酒部門で最高賞を受賞し、毎年輸出の倍以上に伸ばす「ほまれ酒造」の酒とのこと。

世界で一番おいしい酒を造っているのは福島県だという強みで、震災による風評被害を乗り越えようとしておられるのだそうです。

 

 

 

 

 

 

【会津ほまれ 播州産山田錦仕込 純米大吟醸酒】

720ml @3000円+税 ・ 1800ml @5000円+税 (桐箱入り)

播州産山田錦を贅沢に40%まで精米し、霊峰飯豊山の伏流水である喜多方名水で仕込んだ純米吟醸酒。

果実を思わせるような華やかでフレッシュな香り。辛口ながらも、口に含んだ時に広がる爽やかで綺麗な甘みとキレのある気品ある味わいが特徴です。

2015年にロンドンで開催されたIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)において、最高賞(チャンピオン・サケ)を受賞しました。

また、G7伊勢志摩サミットでも日本政府から各首脳へのお土産品として採用されました。

 

福島県のおいしい酒は如何でしょうか?

 

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「高級ワイン市況」中華系の逆襲

 

 

中華系が主導した2011年6月のボルドーワイン・バブルのピークから6年以上経過。

2014年7月に底入れしたとみられるボルドーワインをメインとする高級ワイン市場は、再び上昇傾向にある。ワイン価格を上昇させた一因の背景には、英ポンド安や人民元安、世界的なカネ余りなどのマクロ経済からの影響がある。

そんな金融市場の混乱は、ワインの収集や投資にどう影響を与えるのか?

また、高級ワインの業者間取引サイトであるLiv-exでは、いったい何が起きているのか?

そして、ワイン価格はこの先値上がりするのか?

・・・・・・・・等々、そんな高級ワイン取引の状況を、酒屋のオヤジなりに推察する。

 

 

 

 

 

 

 

 

【ワイン・インデックス2012年12月から2017年12月末までの推移】

高級ワインの業者間取引サイトである Liv-ex の指数「Liv-ex Fine Wine 100」は、前月末からわずかに0.1%下げた。前月比では2017年で三度目の値下がり。

前月比で12月にもっとも値上がりした銘柄、値下がりした銘柄は、ともにボルドーはサン・テミリオンの生産量の少ない希少ワインである「シャトー・オーゾンヌ」。

「シャトー・オーゾンヌ2001」が6.0%値上がりして1ケースは£5,036。続いて同じくサン・テミリオンの「シャトー・アンジェリュス2006」で5.9%値上がりして1ケースは£2,920。

「シャトー・オーゾンヌ2011」も4.7%値上がりして1ケースは£4,330。

もっとも値下がりした銘柄は「シャトー・オーゾンヌ2009」で13.4%値下がりして1ケースは£8,700。また「シャトー・オーゾンヌ2012」も4.5%値下がりして1ケースは£3,820で取引された。

12月に値動きの大きかった銘柄はすべてボルドーだった。

 

2017年はブルゴーニュワイン投資が大成功した年となり、フィナンシャルタイムスにもゴールドやFTSEと比べてのパフォーマンスの良さが掲載された。

またLiv-exで圧倒的な取引シェアを持つボルドーは2011年ごろから取引シェアの斜陽傾向が続いている。対照的にブルゴーニュは供給量は少ないものの、取引シェアは増加傾向にある。

フィナンシャルタイムズによれば、このブルゴーニュ相場の上昇傾向は、2011年にピークを付けたボルドーバブルと同様に中華系が主導しているとのことで、ボルドーからの分散投資がブルゴーニュに向かっているようだ。

この世界的なカネ余りの環境下で、ワイン相場の将来を予想するのはビッドコイン価格を予想するようなものだろう。

ビットコインは急落し、希少価値が高く評価も高い「シャトー・オーゾンヌ2009」も急落した。

ひょっとしたら、この大きすぎるカネ余りの状況下で、それらの市場はもうすでにカネ余りによる流動性のワナ、すなわち劇場のシンドロームのような状況に陥っているのかも知れない。

一部の著名なワインの荒い値動きはしばらく続きそうだ。

 

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明けましておめでとうございます

 

 

昨年中は大変にお世話になりました。

 

 

 

 

 

 

世の中ではアマゾンやゾゾタウンなどのネット販売の荷物がスゴイことになっているのだそうで、「実店舗での酒屋なんかよくやってられるな!?」と酒屋が言うのもなんですがそう思います。

本や洋服はもちろんのこと、重くてかさばるビールやワインは、ネットで注文して届けてもらう方が、あたり前ですが楽なのです。

実店舗のある不動産はもっと効率的な利用法もあるのでしょう。それでも、そこそこではありますが、アテにして来ていただいているお客様もおられるからやめられません。

従いまして、たぶんありがたいことだと思うのですが、毎年の売り上げはほとんど変わりません。

それでも、たとえ世の中の消費が拡大したからと言って、売り上げは大きくなりそうもありません。

そんな中で、様々な情報やアドバイスを様々な方々からいただきます

それでも商売の大局は変わらないのでしょう。

ならば、今年も酒倶楽部ステップでは、ただただ”美味しくてお得感あるお酒”をお客様に提供できるよう努力したいと考えている次第です。

本年もよろしくお願いいたします。

 

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