“2017年7月”の記事一覧

「カオール」地味な旨さ

 

 

南フランスワインの試飲会に参加させていただきました。

南フランスと言っても、ラングドッグ、ルーションだけではなく、シュド・ウエストやプロヴァンスを含む試飲会です。

ラングドッグ、ルーションには様々なスタイルがあり、かなり今注目される地域なのでしょう。

そして、個人的にもっとも注目したいのが、先日ジュラソンのワインを試飲して驚いた、シュド・ウエストあたりのワインです。

正直、今回感じたのは、南フランスでも地域によってワイン価格に対するバリュー感がバラバラなこと。

フランスワインのヒエラルキーのたぶん下の方に位置するとみられる南フランスのワインですが、その中でも、日本人でも知ってるような有名な南フランスの観光地のワインは、ちょっとお得感に乏しいかな、と感じたりもします。

また、それとは対照的にシュド・ウエストのカオールは、個人的に好きなこともありますが、なかなかお得感があるのではないかと思った次第です。

 

 

 

 

 

 

【カオールの赤ワイン】

「田舎っぽい」「あか抜けない」「スタイリッシュではない」「土くさい」・・・・などと白黒写真のような地味さが漂うカオールのワインではありますが、その素朴さが個人的には、たまらなく好きなのです。

また、地味な産地のためか価格にもお得感があるように思うのです。

カオールはフランスでも最も古い産地のひとつなのだそうで、その伝統ある味わいは、ある意味フランス版の”わび・さび”でしょう。

この暑さがやわらぎ、秋の風が吹き始めたころ、いわゆるジビエと呼ばれるような料理のペアリングにおススメしたいワインのひとつです。

 

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飲み過ぎた次の日

 

 

もう酒なんか飲まねぇー!

明らかに飲み過ぎた次の日って、必ずそんなふうに思うんですよねぇ・・・・・・・・。

けっこうカッチリした会議の後、7時から12時まで飲んじゃったんです・・・・・何やってだかねぇ~、もう自分がやんなっちゃいましたよ。

抑圧からの解放とでも申しましょうか、カッチリした会議の後で弾けちゃったかな。

バカだからワインとか差し入れしちゃって、いい気になってワインとか語っちゃって、何やってんだか・・・・みたいな心持です今。

 

たぶん少子高齢化に向かっている日本では、イッパイ飲んだ後に他の居酒屋で二次会じゃなくて、デザートの会かなんかで喫茶店みたいなところに行くのが良いのではないかと、飲み過ぎた次の日には思うわけです。

もう飲んでるわけで、もっとおしゃべりしたい人は、その余韻でコーヒーでも飲みながらおしゃべりすればいいんですよね。

そしたら、自身のグラスにどんどん酒を注がれるようなこともないし。5時間も飲んでしゃべってみたいなこともないわけです。

・・・・・・だったらノンアルコールビールでも飲めよ!

みたいな話で恐縮なのですが。

 

ひとつ勉強させていただいたことがあるとすれば、いわゆる女子会の重要性でしょうか。

いっぱい、いっぱい、おしゃべりしていただいた方がいいようですね・・・・・・・多くは語れませんが(汗)。

と言うことで、本日はノンアルコールワインをご提案させていただきます。

 

 

 

 

 

 

【ノンアルコールワイン】

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「芋神」外国へのお土産酒

 

 

この時期のお客様で意外に多いのが、夏休みの海外旅行に持って行くお土産としてのお酒をご購入される方でしょうか。

まず候補にあがるのが日本酒でしょう。また甲州などの日本のワインも、まず選択肢に入るのかも知れません。

それでも、あるお客様曰く、「日本酒やワインって、むこうで一緒に飲むとあっという間に空いちゃうんだよね・・・・・」

十分に楽しんでいただくためには、けっこう量が必要ということでしょうか。

そこで、今や世界的に人気の「山崎」や「響」などの国産ウイスキーとなるのですが、こっちも困ったことに品薄でほとんど購入が不可能。

ならばと、おススメしたいのが芋焼酎です。

 

 

 

 

 

 

【芋焼酎 「芋神」】Alc 38% 原酒 720ml

減圧蒸留により今までにないライトな口当たりが楽しめる芋焼酎。

アルコール度数が高いため、口に入れた瞬間、旨みが口いっぱいに広がります。芋焼酎の凝縮された旨みを感じることが出来ます。

見た目のインパクトから、特別感あるお酒であることが伝わるのではないでしょうか。

また、縁起を担ぐと言われる中華系の方々にとっても「芋神」の名前は、気に入っていただけるのではないかと思う次第です。

フランスの美食家の前大統領が芋焼酎好きであったことは良く知られた話ですが、食中酒、デザート酒、食後酒と幅広く対応できるのも魅力だと思います。

海外へのお土産に芋焼酎は如何でしょうか?

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「酒屋の株話」動き過ぎてはいけない

 

 

今年の春に経験した地政学リスクの高まりは、結果として日本株の絶好の買い場となった。

今回のケースも基本的には同じだと思うのだが、北朝鮮に対しての対応やら金融政策やらで、もう少し複雑で持続性のある悲観要因なのかも知れない。

さらなる波乱に備え、日経平均のプットオプションの購入が膨らんでいるとのこと。また、それに伴いボラティリティも上昇しているという。

それでも、この市場心理に「恐れ」が感じられる状況は、逆に楽観的に挑むべきだと思う。その「恐れ」の市場心理こそが、この上昇トレンドの健全性を示しているのではないか。

 

 

 

 

 

 

今週の日本株市場は、今まで堅調に推移してきた銘柄に調整が入る展開となった。

もし日本株への投資が負け戦であれば、それこそ刀も鎧もかなぐり捨てて、一目散に逃げるべきなのだろう。しかし、どう見ても負け戦には見えない。

むしろ勝ち戦において勝ちを急いではいけない状況ではないか。動き過ぎてはいけないのだ。

一強多弱とも言えるこのビジネスの戦国時代、一強となればアマゾンのようにPER200倍まで買われる企業も出て来る環境下だ。

ある分野で優れた競争力のある企業だと思えば、動き過ぎるべきではない。ヘタに動けば、譲渡益に対する税金で必ず20%は持っていかれる。合理的とは言えないのだ。

2009年にボトムアウトした日本株の上昇は、まだまだ始まったばかりだと思う。動き過ぎれば損をする。

 

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「AOCジュラソン プティ・マンサン」スターシェフに好まれるエレガントな酸

 

 

”エレガントな酸が素晴らしいプティ・マンサン”

フランス南部のピレネー山脈まで40~50Kmの場所に位置する「ジュラソン地方」の白ワイン生産者で、特に三ツ星レストランのスターシェフ達に好まれているという「ドメーヌ・コアぺ」のセミナーに参加させていただきました。

「ジュラソン・・・・・いわゆるシュッド・ウエストのひとつでしょ」みたいな、かなりマイナー感ある印象ではありましたが、かなりの驚きのあるセミナーでした。

ジュラソン地方には約130ヘクタールのブドウ畑があるのだそうですが、そのうちの47ヘクタールはドメーヌ・コアペとのことでおそらくこの地域では最大。

また代表のアンリ・ラモントゥ氏の生まれはワインを造っていた家系ではなく、1978年より独学でワイン生産を行い高品質のワインを造りあげているというから素晴らしい。

そしてメインのブドウ品種であるプティ・マンサンは、この地でしかうまく育たないというから、高品質で評価が高く、さらに参入障壁の高い成長ワイナリーと言えそうです。

 

 

 

 

 

 

ドメーヌ・コアぺで最も高評価なのが甘口の白ワイン。ワイン生産を始めて間もない1988年に、甘口ワインのコンクールでいきなりソーテルヌのイケムやアイスワインなどに続き5位の評価を受けたのだとか。

またワイン関係の著名人が集まって行われた「オマールエビのバニラ風味に合うワイン」では、イケムなどを抑え、ドメーヌ・コアペの甘口ワイン「カンテサンス・デュ・プティ・マンサン ジュラソン・モワルー」が最も相性の良いワインとして選ばれたのだそうで、そのキレイな酸が素晴らしく合うのだとか。

そしてメンバーの一人であったロマネ・コンティのオーナーから、ぜひワインを購入させてほしいという申し出があったというから素晴らしいストーリーです。

またペアリングの第一人者と呼ばれ、ワインから料理を発想するスーパーシェフのアラン・サンドランス氏は、コアペの爽やかな甘口ワイン「ノブレ・デュ・タン ジュラソン・モワレー」を好み、このワインのために生のフォアグラをキャベツで包んで蒸す料理を開発したのだとか。

コアペの甘口ワインは、貴腐でもなくアイスワインでもない、独自のパスリアージュと呼ばれる方法で行われるとのことで、ブドウの房の付け根の茎を人の手でつぶし、人工的に水分供給を少なくし乾燥させる方法。収穫は真冬。

辛口ワインの方も同じくプティ・マンサンのエレガントな酸が素晴らしく、どことなくソーヴィニョン・ブランに似ている。

スーパーシェフの一人であるピエール・ガニェール氏は、春になるとコアペの辛口白ワイン「ジェゼージュラソン・セック」とアスパラガスのペアリングをメニューに載せるのだそうです。

穏やかで、キレイで、そしてしっかりとした酸のあるジュラソン地方のプティ・マンサンを主としたブドウ品種のワインは、甘口でも辛口でも、特にプロに好まれる食中酒としての素晴らしさと驚きがあると感じた次第です。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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