“2016年6月”の記事一覧

「酒屋の株話」弱気の先取りと英投票

 

 

ドル/円相場は一気に105円を割り込み103円台を付けた。日銀の追加緩和がないことで、薄商いの為替市場で円買いが仕掛けられ、一気に105円を突破したようだ。

為替市場の投機筋は明らかに主要通貨に対して円買い傾向にあるとみられる。

そして、いよいよ来週の23日はイギリスの国民投票。かなりのインパクトを持つイベントだ。

EU離脱のリスクを嫌ってか、ポンド安傾向は円に対してここ1年ほど続いている。

一方、日経平均のオプション市場では、株価が下落しているにも関わらず、7月物のコールオプションが積み上がっている。残留となった場合の株高に備えているようだ。

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<写真は日本経済新聞>

東証の空売り比率は高水準にある。日本株市場の市場心理は弱気に傾いているようだ。

また、世界の機関投資家の平均現金比率の水準も高まっている。

為替市場、株式市場、金市場、国債市場と、イギリスのEU離脱のリスクを先取りして反応している印象だ。

この弱気に支配された、売り込まれた市場のコンディションでイギリスが残留となれば、当然その反応は小さくないと予想される。

また、たとえ離脱となっても、その反応はもうすでに市場に織り込まれた可能性もある。

著名投資家の多くは、この国民投票の結果を残留と予想しているようだ。民意が経済を優先させるとすれば当然だと思う。

先述の日経平均コールオプションの買いとは、もし自身が投機家の立場なら、この状況下で損失限定の急騰に賭けるという、なかなか素晴らしいアイデアではないかと思う。

ただし、複雑なポジションのヘッジ目的ではなく、純粋な投機のコールオプション買いならばだが。

投機筋の買戻しが週末に向けて入って来たようだ。また、コールオプションの売り手からのデルタ買いが入るとすれば大きなインパクトとなる。

来週は弱気に先取りされているあらゆる市場が大暴れしそうな気がする。

 

 

 

 

 

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「ビリキーノ・マルヴァジア」カリフォルニアでイタリア品種の自然派

 

 

これはもうカリフォルニアワインの新潮流でしょう。

以前カリフォルニアからホームステイの方を受け入れた時に、お土産にいただいたワインに、「これがカリフォルニアワインなのか!?」と、それまでのカリフォルニアワインに対するイメージを覆されたことがあります。

それは、このワイナリーのロゼ・ワインでした。あまりにヨーロッパの自然派な味わいで、非常に質の高さを感じるワインでした。

その小規模ワイナリーのワインは日本に輸入されていました。もちろん酒倶楽部ステップでも取扱いを始めた次第です。

今回はそのワイナリーのイタリアのブドウ品種「マルヴァジア」から造る白ワインのご紹介です。

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【ビリキーノ マルヴァジア・ビアンカ モントレー】Alc13%

2008年設立の若いワイナリーですが、樹齢104年の株仕立てのグルナッシュも使ってワインを造る生産者。

著名な自然派の造り手アルザスのオステルダックや、イタリアやフランスの小規模生産者で修業をされて、このワイナリーを立ち上げたとのこと。

このマルヴァジアは存在感ある香り高さ、それでいてふくよかな味わい。ジャスミン、ライチ、ライム、シトラスを感じさせる風味。

自生酵母を活かし、極力農薬を使用しないサステナブルなワイン造りを行っているワイナリーです。

ラベルもなんとなくアジアを感じさせますが、日本料理を含むタイ、ベトナム、中華などによく合いそうな印象の白ワインです。

非常に香り高く、それでいてふくよかな味わいのカリフォルニアのヨーロピアンな自然派ワインは如何でしょうか?

 

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「キンミヤ焼酎まえかけ」2種類

 

 

力仕事の男のエプロンといえば「まえかけ」でしょう。

腰骨の上からギュっと丈夫なひもで締めつければ、重たい荷物も何するものぞ。

ビールの大瓶3ケースぐらい担いで、4階あたりまで一気に運べるぐらいの気合が入るかも。

ということで、古くて新しい伝統的まえかけのご紹介です。

 

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【キッコーミヤ焼酎(キンミヤ) 「染め」 と 「デニム」】

「染め」の方は伝統的なスタイル。丈が長いことから、昔の人はこのまえかけを肩までたくし上げ、その上に荷物を担いだと聞きます。米俵とかですね。

「デニム」の方は、丈が短く、ロゴもシンプルで実用的。実際の業務に使うためのご購入が多いようです。また、女性が身に着けても良く似合います。

両方のまえかけに深めのポケットが付いております。集金袋やら伝票やらを入れることが出来ます。

重たい物を持つ仕事以外にも、趣味のバイクいじりなどの時に、衣類を破れや汚れから守る目的でご購入される方もおられます。

もちろん居酒屋さんのユニフォームとしても味わいがあるようです。

「キンミヤ焼酎のまえかけ」は如何でしょうか?

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「カ・ルガーテ」テイスティングセミナー

 

 

「ソアーヴェ・クラシコ サン・ミケーレ」でお馴染みの生産者、「カ・ルガーテ」のテイスティングセミナーに参加させていただきました。

ここ30年の間に大成功しているワイナリーで、イタリアのワインガイド「ガンベロ・ロッソ」誌において、最高評価のトレ・ビッキェーリを毎年のように獲得している北イタリア、ヴェネトのワイナリーです。

500年ほど続く農家なのだそうですが、ブドウ栽培を始めたのは祖父の代からで、「カ・ルガーテ」としては30年ほど。

それ以前には、ソアーヴェ・クラシコの地域で良質なガルガネガからワインを造り、ヴェローナのレストランに届けていたのだとか。そのワインは大人気で、一晩ですべて売れ切れてしまうほどだったのだそうです。

「カ・ルガーテ」がスタートして30年で、日本への輸出が始まったのが20年前とのことで、比較的早い段階から日本人に飲まれていたようです。

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代表銘柄である白ワインの「ソアーヴェ・クラシコ モンテ・フィオレンティーネ」は、ガンベロ・ロッソにより垂直テイスティングでの評価が行われたのだそうです。そのテイスティングで、このワインが長熟であることが明らかになったのだとか。

20年を経たワインであっても美味しく飲めるとのこと。ワインのコレクションに「ソアーヴェ・クラシコ」を加えてみても楽しそうですね。

また、最近では赤ワインの「ヴァルポリチェッラ」の生産も行っており、「アマローネ」の生産も行っている。

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現在のオーナーであるミケーレ・テサリ氏。

テロワールを大切にして、環境に配慮したブドウ栽培を行っているとのこと。

イタリアの銘醸ワインのひとつとして知られるアマローネだが、実はその歴史はそれほど古くはないのだそうです。

第二次世界大戦中、ドイツ兵に持って行かれないように隠し持っていた赤の陰干し甘口ワイン「レチョート」を、戦争が終わってから開けてみたら、再発酵して辛口になっていたのだとか。それが「アマローネ」の誕生だったのだそうです。

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【レチョート ディ ソアーヴェ ラ ペルラーラ】

ガルガネガを使った極甘口白ワイン。貴腐ワインやアイスワインも素晴らしいのですが、陰干しのブドウを使うレチョートもまた、贅沢で素晴らしい。

100kgのブドウから20Lのワインしか出来ないのだそうです。古木の幹から近いブドウで、それも糖度の高いブドウの房の上の部分(みみ)のみを5ヶ月間陰干ししてからワインにするという贅沢さです。

 

エレガントな味わいのイタリアのワインは、イタリア料理と同じく素材の味わいを大切にする和食とも相性が良いようです。

また、ワイン造りを始めた祖父のフルヴィオさんは100歳の誕生日のお祝いの後、数ヶ月して亡くなられたのだそうですが、その健康の秘訣を「ガルガネガを飲んでいるから」と。

エレガントで飲み飽きしない穏やかさのあるソアーヴェの人気は、まだまだ続きそうです。

 

 

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「ヴィーニョ・ヴェルデ」蒸し暑い日に美味しい

 

 

厳寒の日に五臓六腑に沁みわたる旨さが燗酒なら、この時期の蒸し暑い日に美味しいのは、ポルトガルの微発泡ワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」でしょう。

今年もポルトガルの緑のワイン、「ヴィーニョ・ヴェルデ」が入荷致しました。

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【テッラ・ノッサ ヴィーニョ・ヴェルデ】Alc9% 微発泡

緑のワイン(ヴィーニョ・ヴェルデ)という呼び名のとおり、まだ緑色のレモンを絞ってジュースにしたような、爽やかな味わいの微発泡ワインです。

辛口の白ワインですが、ほんのりとしたフルーティーな甘みを感じます。淡く爽やかな泡立ちとアルコール分が低いことによる軽快な飲み心地は、まさに蒸し暑い日に飲んで美味しいワインです。

 

さて、よく晴れた休日、美しいポルトガルの海を見下ろす木陰で、ポルトガル風に魚介類を炭火で焼き上げ、レモンやハーブ、オリーブオイルあたりで味付けしたアテがあったなら、どんな飲みものが最高でしょうか?

・・・・・・・もちろん答えは、爽やかな味わいの「ヴィーニョ・ヴェルデ」!想像しただけでも素晴らしくイイ感じです。

蒸し暑い季節に美味しい「ヴィーニョ・ヴェルデ」は如何でしょうか?

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