“2014年8月”の記事一覧

「赤七夕」暑さに耐えたご褒美の芋ロック

やっと週末ですね。

うまくて、冷た~い芋焼酎のロックでも飲って、この猛暑に耐えた疲れを癒したいものです。

今回は、個人的に大好きな東シナ海に面した地域で造られた、甘みがあってフルーティな赤イモの焼酎をご紹介します。

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【赤七夕(あかたなばた)】AL25度 1.8L @2,000円外税

年に一度だけ発売される限定生産の芋焼酎です。

南薩摩地区の契約農家で栽培した新鮮な紅薩摩を使用し、油分を手掬いで取り除く製法の、ろ過を必要最小限に抑えて旨みを残す粗濾過で仕上げ、時間をかけて貯蔵熟成させた、フルーティさの中に、まろやかな甘み、コク、辛味を感じる芋焼酎です。

 

酒屋のオヤジなどは健康診断のときにほとんど必ず「・・・・・ビール好きでしょ?」って聞かれるんです。

これは酒屋のオヤジだけに限らず、ほとんどのご同輩の方々が健康診断で聞かれる質問かも知れません・・・・そう、尿酸値が高いのです。

そんな時に、飲んべーさん方に対する理解のある先生の中には、芋焼酎をススメてくれる方がおられます。そして芋焼酎の中でも「赤いも」や「紫いも」を使った芋焼酎の方が、より成分的に良いと。

たぶんポリフエノールの含有量が多いといったような理由によるものだと思うのですが。

それ以外のアドバイスとしては、「運動をもっとしなさい」「水分をもっと取りなさい」あたりでしょうか。

十分に大汗をかきまくった今週、週末には十分に水分補給しながら、おいしくて、つめた~い赤いも焼酎ロックで心身ともに自分自身を癒してあげるのは如何でしょうか?

 

 

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「冷やして美味しい赤ワイン」真夏の焼肉でガッツリのマリアージュ

毎日いやになるほど暑い日が続いているせいなのか、なんだか無性に、それもガッツリと焼肉が食べたい。

普段はほとんど焼肉を食べる機会もなく、年に一度も焼肉屋さんには行かない。それが、この連日の猛暑はそんな草食系オヤジを肉食系に変えるようです。

肉といえば一緒に味わいたいのが、やっぱり濃厚な赤ワイン。でも、この暑さじゃ・・・・ぬるいような飲み物はイヤだ!

そんなことで、冷やして美味しい、果実味しっかりで、なおかつタンニンの渋味のやわらかな濃厚系赤ワインのご紹介。それも冷やして飲んでも、もったいなくないぐらいのご予算のワインです。

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【レックス・ゴライアス CS(カリフォルニア)】【ペピン・コンデ CS(南ア)】【テッレ・デル・コルノ オーロ MP(イタリア)】価格1,000~1,500円の間

冷やして飲む赤ワインと言えば、オーストラリアで造られるフルボディの赤のスパークリングがあります。使われているブドウ品種は、しっかりとした果実味があり、タンニンの渋味のやわらかいシラーズがほとんど。

スパークリングの泡がなくなっても、普通の赤ワインとして冷やして飲んで美味しいのです。

焼肉にはそんなワインを冷やしてペアリングさせるのがイイ感じなのですが、ちょっと値段がイイ。ややハレの日系のワインかも知れません。

そこで、普段の日に楽しむデイリーワインには、やはりしっかりとした果実味を持ち、タンニンの渋味のやわらかい、お手頃価格のカベルネ・ソーヴィニョンやモンテ・プルチアーノあたりはどうでしょうか?

最近はワインの持ち込みがOKな焼肉屋さんも多いと聞きます。事前に確認して、よ~く冷やした赤ワインを持って行くのが良いかと思います。

・・・・・先ずは生ビールで乾杯!タン塩あたりをつっつきながらグビグビと喉ごし良く生ビールを飲っつける。こんどはカルビあたりをジュージューと焼き上げたら、良く冷えたフルボディの赤ワインとともに・・・・・・・!

やっぱり、焼いた赤身の肉とフルボディの赤ワインの組み合わせは最強だ!

 

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グランヴァン(ほとんどボルドー)市場はオランダのチュウリップになるのか?その37

グランヴァン(ボルドー高級ワインがメイン)価格は、ブラックマンデーすぐ後の1988年からインデックス・ベースで2011年6月まで約20倍に高騰。

ピーク時にはシャトー・ラフィット・ロートシルト2008ヴィンテージのボトルに、当時最大の販売先であった中国の繁栄の意味「八」を刻むとのニュースが伝わったことから、ラフィット2008が大きく買われグランヴァン市場の価格を一気に押し上げた。

その後は中国でのバブルの縮小と歩調を合わせるようにグランヴァン市場は値を下げ続けている。

グランヴァン市場のバブルは2011年6月がピークとなりました。今後は、「はたしてグランヴァン市場はバブル崩壊を乗り越えたのか?」みたいなことを酒屋のオヤジなりに推察したいと思います。今回はその37回目。

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【グランヴァン(ほとんどボルドー)ワイン・インデックスの2009年7月から2014年7月末までの推移】

2011年6月28日にピークを付けたインデックス価格は、デイリーベースで2012年11月13日まで約34%下落。その後反発して2013年3月15日には安値から約12%高い水準まで値を戻した。

それ以降はダラダラとしたなだらかな下げが止まらない、一方的な右肩下がりが続いている。7月末の水準は前月末から約 1%低い水準。2011年6月のピークからは約41%安い水準。

高級ワイン業者間取引サイト Liv-ex のブログによれば、7月はシャトー・ラフィット・ロートシルトのあらゆるヴィンテージの値下がりが目立ったとのこと。2009年ヴィンテージでは、1ケース£5,600の最安値を付けた。ピーク時には1ケース£14,000であったことから60%値下がりしたことになる。

また、ピーク時には95%の取引シェアのあったボルドーワインが80%を割り込んできたのだそうだ。かわりにシャアを最も伸ばしたのがブルゴーニュワインで、特にドメーヌ・ブシャール・ペール・エ・フィス2001の取引が活発だった。

継続的な値下がりが止まらないグランヴァン市場だが、あのロバート・パーカーさんに「疑いの余地なく最も偉大なボルドーワインのヴィンテージだ!」と言わしめた2009年ヴィンテージの、パーカーポイント100点ワイン(第一級クラスのワイン以外)と、パーカーズ・マジカル20と呼ばれるワインは、堅調に推移しているのだそうだ。

値動きはそれほど大きくないが、市場全体の価格下落にもかかわらず高値圏を維持している。なかには魅力的な価格のものもあり、例えばシャトー・レオヴィル・ポワフェレ2009はパーカーポイント100点でありマジカル20でもあるが1ケースで£1,440ほど。それでもピークからは20%ほど低い水準なのだそうで、なおかつ100点の中では最安値のワインとこのとだ。

印象としてはグランヴァン市場では銘柄やヴィンテージ間での幅の広い裁定取引が入っており、割高感のある銘柄、ヴィンテージが売られ、割安感や希少価値の高い銘柄やヴィンテージが買われている感じでしょうか。

インデックス価格に影響力のある、アン・ピリムールが不振に終わったボルドー・ビッグ・ネームの近年のヴィンテージの重圧を乗り越えるにはまだまだ時間が必要なようです。

 

 

 

 

 

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「妖怪ウォッチと獺祭」最強の行列ブランドなのか!?

今が旬の行列ができるブランドと言えば、アニメの「妖怪ウォッチ」と日本酒の「獺祭」なのだそうだ。

その他にも「アナと雪の女王」が加わるのかも知れませんが、これらの行列ができる商品に日本酒が入ったのだから、これは日本酒業界にとって明るい兆候と言えるのかも知れません。

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【写真だけです。酒倶楽部ステップでは獺祭の販売をしておりません。】

純米大吟醸の販売量、販売金額ともにおそらく日本一。パリにショップをオープンさせたりと、海外でもブランド力を持って販売されている山口県のお酒です。

「そんなに造って販売してるのに、なんで行列ができるほど人気なの?」

あるお客様は、「そりゃね~、今の総理大臣の地元が山口県でしょ・・・・だから自民党関係で使われる酒はみんな獺祭らしいよ!」「こないだのオバマさんの来日でも、銀座のお寿司屋さんで飲んだのは広島の賀茂鶴だったけど、アベさんのお土産は獺祭だったんだって・・・・・・・・・・・・・etc!(汗)」と、政界との関係を語っておられました。

たぶん明快な答えは出てこないような気がします。ひょっとしたらブームなのかも知れません。

個人的に思うのは、日本酒とは今の日本人にとって、また世界の人にとっても、特別な酒との認識されているのだと思います。そんな最近の状況に獺祭さんのイメージがうまくマッチしたように思うのです。

たまに飲むなら、話題性があって美味しいお酒がイイですからね。

日本酒の最高峰は「純米大吟醸」ですが、獺祭さんは「純米大吟醸」しか造りません。味わいも多くの人に受け入れられるフルーティで飲みやすい味わい。

これは、コンセプトの段階からよ~く考えられた戦略的なブランドなのかも知れませんね。スゴイわ!

 

 

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「くらむぼんワイン」英国高級スーパーで人気!

勝沼のワイナリー「くらむぼんワイン」さんは、ちょっと前まで「山梨ワイン」さんという名前でした。

数年前に試飲させていただきました。規模はあまり大きくないようでしたが、自然派のワインあり、あじろんのスパークリングありと、なかなか斬新なアイデアを持たれているワイナリーさんだと感じた次第です。

さっそく酒倶楽部ステップでもわずかではありますが取扱いを始めさせて頂きました。

それからしばらくして、イギリスの高級品を扱う大手スーパーのマークス&スペンサーが勝沼の「くらむぼんワイン」さんの白ワインを買い付けたとのニュースがありました。

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【くらむぼんワインさんのワイン】

そして、つい最近マークス&スペンサーでの「くらむぼんワイン」さんの白ワインの販売動向に関するニュースがありました。

そのニュースによれば、日本食材とともに売れ行きは絶好調なのだそうだ・・・・・・素晴らしいです!

ハッキリ言ってイギリスのワイン市場は日本よりも大きい。より魅力的な市場だと言えるのです。

たぶん日本での知名度はそれほどでもないのかも知れません。酒倶楽部ステップの様な街場の酒屋でボチボチ動く感じの売れ行きだったのだと推測します。それがいきなりマークス&スペンサーを通じてイギリス市場で人気になるのですからスゴイことだと思います。

勝沼に行ってワインを買い付けたマークス&スペンサーのバイヤーの熱意も大したものですが、その熱意に応えた「くらむぼんワイン」さんも大したものだと思った次第です。

マークス&スペンサーの販売力を考えると「くらむぼんワイン」さんの規模では、ひょっとしたら供給が追い付かないようなことになるのかも知れません。そうなれば「くらんぼんワイン」さんのブランド力はイギリスで高まることになり、同時に他の日本産ワインの販売にもつながるのではないでしょうか。

たぶん求められているのは日本ワインらしい質の高さでしょうか。

コピッと日本のワインが世界に広がるとイイですね!

 

 

 

 

 

 

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