“2013年9月”の記事一覧

「アタ・ランギ」品質とポテンシャル

都内中心部に位置する由緒ある会員制クラブの施設にて、ニュージーランドの有名ワイナリー「アタ・ランギ」と「フェルトン・ロード」からワインメーカーが来日されてのセミナー&試飲会です。

「ニュージーランドは、間違いなく今後世界で最も注目されるべきワイン産地の一つだ!」と感じたセミナー&試飲会でした。

ニュージーランドワインに長い歴史はありませんが、ワイン造りへの理想、技術そして環境と、ホントに何から何まですばらしいのです。

二つのワイナリーともに共通するのは、「果実味が凝縮したようなビッグなワインは造らない!」「フィネスやエレガントさのある余韻の長いピュアーな味わいを目指す!」「量より質を重視する!」などの明確なワイン造りへの方針。

先ずは「アテ・ランギ」から。

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【アタ・ランギ 醸造家のヘレン・マスターズさん】 

ヘレンさんは非常に聡明な印象のチャーミングな女性。先代のクライヴ・ペイトンさんの姪で高校時代からアタ・ランギとかかわっているのだそうだ。

 「アタ・ランギ」といえばやっぱりピノ・ノワールですが、このピノ・ノワールはロマネ・コンティから持ち帰ったものというのも有名な話らしい。

1970年代、ニュージーランドの税関職員で、オークランド近郊の自園でブドウ栽培をしていいたマルコム・エイベルが、ある日ニュージーランド人の旅行者がフランスのロマネ・コンティの畑に忍び込み、違法に持ち帰ったブドウの穂木を入国時に没収。そして検疫所で検査した後、それを自園の畑に植えたものがエイベル・クローンのはじまり。

そのエイベルさんからクライヴ・ペイトンさんが、その樹を購入して自分の畑に植たという、ややメチャクチャな流れなのですが、でもその樹は確かにロマネ・コンティから来ているようです。

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アテ・ランギのワインの良さは、フィネスを感じる透明感のあるピュアーなエレガントさでしょうか。ミネラル感があり、しっかりとした酸で余韻が長い、ややドライな印象です。

 また、アタ・ランギの素晴らしいのはピノ・ノワールだけではありません。シャルドネもまたピュアーでミネラル感あるキレイな味わいです。

ピノ・ノワールは2011年、2010年、2009年、2008年と試飲させていただいたのですが、結論から言えば「若いうちに飲んでしまうのは、本当にもったいない」と感じたレベルの高いワインでした。

より高い品質を目指すアタ・ランギでは殺虫剤、化学肥料、除草剤などは使用せず、調合剤やワイルドフラワー、地下の自然の土を掘り起こし散布するなど、サステナブルと一部バイオダイナミック農法を取り入れており、環境マネジメントシステムISO14001に認定されています。

ヘレンさんは「アタ・ランギ」のワイン造りでもっとも大事なのはバランスだと言います。特に収穫のバランスのよいタイミングと、発酵でのタンニン抽出のバランス。

収穫はかなり神経質になります。状態のよいものだけを収穫するピンポイント収穫です。このブドウの状態をみながらのピッキング・デシジョンが非常に重要で、ブドウの実が熟し過ぎればフィネスやエレガントさが失われてしまうのだそうだ。だから収穫はマーティンボローで一番早いとのこと。

またタンニンの抽出も重要でスイート・スポットと呼ばれる瞬間を見定めるとのこと。

現在アタ・ランギの樹齢は平均22年で最も古いのが32年。樹齢が古くなるほどにワインの味わい良くなっていくと言われますが、非常に将来性のあるワイナリーだと感じた次第です。

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 いつか本家を超える日が来るのか!?

 

 

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肉食系蕎麦か!?「肉そば」東京一人ランチ

東京でのワインの試飲会に出かけたついでに、人気の立ち食い蕎麦屋さんでランチです。

到着すると、その決して大きくない立ち食い蕎麦屋さんの周りには、すでに長い行列。驚いたことにそこに並んでいる人達はほとんど全員がワイシャツ姿の30代40代の男性。いわゆる働き盛りのサラリーマンの方々ですね。

待つこと約30分、やっとそのお蕎麦屋さんとは思えぬモノトーンでオシャレな内装のお店に入ることができました。

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【スープ付きの牛丼じゃないよ~!笑】

カウンターで出来たてのお蕎麦を受け取り、まずその豪快さにビックリ。盛りがいい。お蕎麦の上に牛肉やネギ、ノリ、ゴマが山のように盛られてる。お汁にも油が浮いてる。

そして、いよいよ心おどらせながら箸でお蕎麦をつかみ、お汁にくぐらせ口に入れてまたびっくり。

酒屋のオヤジはお蕎麦が好きですが、決して蕎麦通ではありません。そんな立場をご理解いただき、誤解を恐れずに感じたことを素直に表現させていただければ、「硬すぎじゃね~のコレ!」ってぐらい歯ごたえがある。ゴリゴリいわせながら噛みこんで食べる感じかも。

よく「麺にコシがある」とか言いますが、「どうしたらこんなに硬く麺を打てるの」ぐらいに歯ごたえバッチリ。

お汁の味わいも、いわゆる一般的なお蕎麦屋さんの味とはちょっと違って濃厚。そこに取り放題の生玉子や天かすを入れて食べるわけですが、そのお汁の味わいは埼玉の武蔵野うどんのそれにやや似た感じ。

初めて食べた食感と味わいに驚きましたが、これはこれで美味しい。でも正直、 40代後期の酒屋のオヤジには、ややあごが疲れてしまう感じでした。

それでも、なで30代、40代の男性にばかり人気があるのかが分かった気がしました。働き盛りの男がガッツリと、噛みごたえよく、濃厚なお汁で肉とともに食う。きっと、力みなぎる身体が求めてるんですね。

まさに肉食動物系のお蕎麦だなあと感じた次第です。

 

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一番収穫 デラウェア にごり  2013 今日 入荷しました!

あの ギラギラとした暑さは どこえやら・・・。

すっかり 秋めいてきましたね。

ほんと  ぐっすり眠れるので ホッとしています。

秋めく といえば ワインは 新酒! ヌーヴォーの季節です。

 

ボージョレ・ヌーヴォーの解禁は 11月の第3木曜日ですから まだまだですが

それまでは 国産の新酒が 楽しめます。

今年は とびきり 暑かったですから 果実も熟して おいしいかな なんて 期待もしています。一番収穫 デラウェア にごり

 

今年の 新酒 一番のりは  山梨 の マルスワイン その名も

「 一番収穫 デラウェア にごり 」 です。

甲州盆地で 収穫された 選りすぐりの デラウェア 100% で 仕込んだ

すっごい フルーティな ワインです。

 

デラウェア って ブドウの中では 食べやすさと 甘みで 一番人気ですよね。

その 果実のままの美味しさが ワインの中に ギューと 入っている

とっても フルーティな 甘口ワイン。

アルコールも 8% なので ワイン初心者には  ピッタリ。

まだまだ 残暑で 暑いよ! なんて ときには

氷を入れた グラスに 注いで ロックで飲む っていうのも おススメです。

 

今しか 飲めない 秋の味覚 是非 お試しください。

数量限定 売り切れ次第  今年は 終了です。

 

一番収穫 デラウェア にごり 2013   500ml   830円  

 

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アマゾン・チャイナがワインの輸入販売

ワイン専門誌「デキャンター.com」の記事によりますと、アマゾン・チャイナが直輸入のワイン販売を始めたのだそうだ。

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今の世の中、儲かる商売ネタはみんな大手企業に持ってかれますが、世界一魅力的なワイン市場ともいえる中国で、世界的なネット販売の大手であるアマゾンが、自らワインを輸入して直接販売するという、なんともスゴ過ぎる商売を開始したのだそうです。

輸入するワインはカリフォルニアの7つのワイナリーのワインで、その中には元F1ドライバーのマリオ・アンドレッティのワイナリーであるアンドレッティ・ワイナリーも含まれているとのこと。

全てのワインは収穫量を抑えた高品質のワインで、価格は2,000円~6,000円。アマゾン・チャイナが中国で独占的に販売するのだそうだ。

中国中にある15のオペレーション・センターから、都心では朝に購入すれば、その日の午後には届くのだとか。

現在ワイン購入の27%がインターネット経由なのだそうだが、2020年までには47%まで増加すると予想されており、中国でのオンライン販売はとてつもなく大きな市場なのだそうだ。

 

ホントに儲かる商売ネタはみんな巨大企業に持ってかれますね。考えてみれば日本でも大手の企業はバブルのころに比べて何倍にも利益を膨らませているのに対して、中小はバブルが頂点としたらズーっと低迷したまま。もちろん街場の酒屋などは言わずもがな。

バブル以降の小売市場の変化は、利益の中小から大手への異動なのです。それでもまだ中国のワイン市場のような、いわゆるオイシイ市場があって、より有利な条件を持つ大手はキッチリ手を打って来るわけですね。

どうするべ~!?

酒倶楽部ステップの近くには、こんな状況下で奇跡のような業績を継続しているスーパーのヤオコーさんがあります。たぶんヤオコーさんには、酒倶楽部ステップのような小売店の生き延びるヒントがあるのではないかと考えて通ってはいるのですが・・・・・・・・・やっぱり地域に根ざしたブランド力でしょうかね。

 酒倶楽部ステップならではの、ブランドイメージを地域の方々に持っていただくことが街場の酒屋として生き残る道のようです・・・・・・なんとかせねば(汗) !

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「桃のスパークリング」山梨県産の桃100%

うちのガキンチョどもは、「やっぱり乾杯はコーラが最高だね!」などとのたまわりやがっているのですが、人によって好みの飲みものは違います。特にアルコール類では、みなさんまったく好みがバラバラ。嗜好はホントに多様化しているんですね。

発売になったばかりの今回ご紹介させていただくスパークリングワインも、好きな人にとってはハマってしまうような他にない味わいのスパークリングワインではなでしょうか。

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桃のスパークリングワイン「マディ ピーチ」 山梨県産桃100%使用 AL 5% 750ml 1,785円

 山梨県産の桃を100%使用し、なんと瓶内二次発酵により真面目に手間暇かけて造り上げた、自然な炭酸ガスによるにごりのあるスパークリングワイン。

濃厚な果実味と、やや甘口のやわらかな口当たりが特徴。桃の果肉を含んだ濃度のあるにごりのため、瓶内二次発酵は骨の折れる仕事なのだそうです。

 たぶん今までに、ありそうでなかった商品ではないでしょうか。アルコール度数が5%なのも、この手のワインを好まれる方にとっては嬉しいことだと思います。

 アルコール分5%までの発酵では、その自然な甘みがたっぷりと残っており、まるでジューシーで甘い厚みのある桃にでも「がぶりっ」っとかぶりついているような、桃の美味しさを口いっぱいに感じているような心地良さを感じていただける、にごりスパークリングワインだと思います。

お試し下さい。

 

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