“2013年6月”の記事一覧

「プレミアム・マディラ」歴史上の大物に愛された官能的アロマ

プレミアム・マディラワインのセミナーです。

その昔、マディラワインの人気は非常に高く、ヴェニスの商人が1455年に「マディラワインは世界で最も素晴らしい酒だ」と記している。米国初代大統領のジョージ・ワシントンやイギリスのウィンストン・チャーチルなどにも愛された酒なのです。

特に好んだのはイギリス貴族で、貴族のご婦人方はハンカチにマディラワインを垂らして香りを楽しんだのだとか。そんな話を聞けば、熟成された複雑で官能的な香りがヒジョーに貴族っぽく感じられるから不思議です。

プレミアム・マディラワインとはマディラワイン全体の20%しかない、しっかりと熟成されたマディラ・ワインのこと。その他80%はほとんど料理用でフランスなどに輸出されるようだ。

マディラ島は大型客船が立ちよるような観光地であり、その地での花火はギネスに載っているほどの規模。島の名産品であるマディラワインは観光で訪れた人に人気なのだそうだ。

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マディラワインを簡単に説明すると「長く酸化熟成された甘酸っぱいワイン」でしょうか。酸化熟成された同じような味わいのお酒にオロロソや紹興酒、日本酒の古酒などがあるのだと思いますが、そのなかでのマディラワインの特徴は爽やかさのある酸味。

名前にドライと書いてあっても全て甘口で、酸が多く含まれていることから爽やかさやスパイシーさを感じるのです。また、良く熟成されたプレミアムマディラには、いわゆるヒネた感じはまったくありません。

ヴィンテージは20年以上の熟成されたものに表記が認められており、100年以上は問題なく品質を保つ。お値打ち感も強く1850年ヴィンテージのワインが10万円とちょっとで購入できるのだとか。

料理との相性も良く、特にリッチな味わいの料理と相性が良いとのこと。都内の某有名フレンチレストランのシェフソムリエさんは、三ツ星をもらう日本料理の料理長さんにフォアグラと合わせて、イギリス移民の7代目が造る「アルバダ」というマディラをお出ししたら「まるで古みりんですな~」と感心されたのだとか。

 

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1913年創業のイギリス系マディラワイン生産者の7代目。フォアグラと絶妙な相性の「アルバダ」を持って。

濃厚な味わいのフォアグラに合わせて、造りの良い良く熟成された官能的味わいのマディラワインを楽しんだなら、なぜ歴史上の有名人がマディラワインを好んだかが、たぶん酒屋のオヤジのようなレベルでも十分に感じとれるのではないかと思った次第です。

ちなみにマディラワインに使われる樽には、有名スコッチウイスキーの名前が横に書いてあり、マディラワインに使った後にマディラ樽としてウイスキーの熟成に使われるのだそうだ。スコッチウイスキーで1850年ものなら、ものスゴイ金額なのにマディラワインは何で・・・・・・・!?

マディラワインの古酒は完全無欠の超アンダーバリューなお酒と言えそうです!

 

 

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ワインの家飲みは主流トレンドだ!

日経新聞によれば、景気が上向きつつある中でも家飲み派が増加しているとのこと。

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 【日経新聞掲載の飲食店での飲酒増減】

高級腕時計の売れ行きは相変わらず好調らしいのだが、飲食店でお酒を飲む(外飲み)機会を減らしている人が増加しているのだそうだ。

特に30代では飲食店での飲酒を減らした人が42%と各世代間では一番多かった。増やした人は9%で60代に次いで低い水準。

全年代で減らした理由は「給料や収入が増えないから」が最も多く、若い世代では「仕事が忙しくなり時間がない」。

大手居酒屋チェーンでは既存店の売上が5月まで14カ月連続で前年実績を下回った。主要な客層である30~40代の客の入りが鈍く、中年世代の会社員らの来店も減っており、20代の飲酒量も減っているのだそうだ。また、客層の高齢化も進んでいるのだとか。

一方で家飲みの出費の増加は総務省の家計調査でも裏付けられるように、酒類購入の支出は前年同期比0.6%増加したとのことで、数量ベースで「家飲み」の市場が2010年までに「外飲み」を逆転しているのだとか。

そして、その家飲みがけん引して市場を拡大しているのが、手ごろな価格のワイン。ワイン購入への出費は二桁のでの伸びとなっている。

 つまり、家族で楽しめて、お得で、くつろげる家飲み、それもワインの家飲みは、今どきのアルコール市場のトレンドなのです。

食生活の専門家は「今夏のボーナスが増えたとしても家飲み傾向は続くのではないか」と分析しているとのことで、このトレンドは景気が良くなっても、またそうでなくとも続きそうな雰囲気。

ということで、酒倶楽部ステップでは店頭ワインセラーもそろそろ完成し、”これはお得だわさ!”ってワインをたくさん揃えてお待ちしておりますよ!ホントに!!

 

 

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「米酢」ウメシュじゃなくてウメズが静かなブームか!

ちょっと前まで、梅酒を仕込むためのホワイトリカーが10ケース単位とかで売れたのですが、最近はどういうわけだかさっぱり売れません。梅酒を造る人が激減している印象です。

最近では健康を気にしてか、水筒ブームで自分だけのこだわりの飲料を造るためか、業務用の一升瓶に入った酢、それも米酢を購入されて、青梅やフルーツを漬ける「梅酢ドリンク」や「フルーツ酢ドリンク」が静かなブームになっているのではないかと感じます。

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【ミツカン米酢】1800ml 682円

 「米酢」の方が「穀物酢」に比べて酸の刺激がやわらかいため、飲むための酢飲料をつくるには向いているようです。

梅酒を造る要領とまったく一緒で、アルコールの代わりに米酢を使います。飲むときは水や炭酸で薄めます。

お客さんの話では、夏の暑い時期にこの自家製の梅飲料は、バテた身体をリフレッシュしてくれてるのが嬉しいおいしさなのだとか。また、原液を瓶に詰めてプレゼントしても大変に喜ばれるのだそうです。

 健康のために酢を使った自家製の梅飲料を造られる程ですから、米酢を購入されるお客様は皆さん「節制してるな~!」って感心するほどのスタイル。

酒屋が見た目で判断するに、たぶん酢を使った飲料は美容にも効くと思うんです。お肌がなんだか違うんですよね!

グレープフルーツを使ってもおいしいようです。お試しください。

 

 

 

 

 

 

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「焼鳥丼ラーメンセット」青山の隠れ家的人気店で1人ランチ

ワインの試飲会で青山へ出かけて来ました。ちょうどお昼過ぎからの開始のため、早めに行って、お楽しみの東京ランチです。

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 まったく青山っぽくないのですが、本格的な焼鳥屋さんのランチセット。

ちょっと奥まった場所にある古めの戸建の一階。早めに行ったのですが、もう既にそのあまり広くない人気店は混み合っており、入口でオーナーさんとみられるかっぷくの良いおじさんが出る人と入る人の交通整理をしておりました。

しばらく待って 中に入れば、場所柄かファッション関係と見られるスタイリッシュなお客さんばかり。なんだか「食べている人達と、食べている料理がミスマッチじゃね~の!?」みたいな印象です。

お客さん方は常連さんが多いと見られメニューも見ないで注文しています。っていうかメニューがない!忙しいなか、常連ではない酒屋のオヤジだけ店員さんのお姉さんに三種類あるランチメニューの説明を聞いて注文させていただきました。

流石に本格的な焼鳥屋さんの焼鳥丼セット。お肉は大ぶりでおいしく、ボリュームもたっぷり。「これは繁盛するわけだわ!」と感心した次第。

本格的な焼鳥屋さんのランチ営業はたぶん珍しいと思うのですが、それ以上に本格的な焼鳥がランチ価格で味わえるとは・・・・流石は東京のランチですね!

・・・・・でも、酒も飲まずに本格的な焼鳥とは、飲んベーとしては余りにもったいなさ過ぎる・・・・・かも!(涙)

 

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イタリア料理の巨匠に愛されるワイナリ―

イタリアの北部ヴェネト州とロンバルディア州に「カヴァルキーナ」「ラ・プレンディーナ」「トッレ・ドルティ」の三つのワイナリ―を所有するルチアーノ・ピオーナさんのセミナー。

質よりも量が重要視されていた時代から、代々ピオーナ家の使命として質を重視したワイン造りを行ってきたのだそうです。

ピオーナさんの考える良いワインとは、「記憶に残る味わいのワイン!」。世の中においしいワインはたくさんあるが、その中でも記憶に残るようなワインであること。

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1985年イタリアで初めてミシュラン三ツ星を獲得した、イタリア料理界の巨匠であるグアルティエーロ・マルケージさんお気に入りのワイン生産者のようで、イタリア料理界の巨匠のために瓶詰めされたワインもあるのだそうだ。

また、イタリアで人気の観光地であるガルダ湖周辺のレストランでもピオーナさんのワインを出すところが多いのだとか。地元でとても人気があり、ヴェローナの多くのレストランのワインリストに掲載されている。

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「記憶に残るワイン」を目指しているだけあって、ピオーナさんのワインには個性を感じました。白ワインも赤ワインもうま味の密度が濃い印象なのです。

白ワインに使うフェルナンダ種をプレス前に凍らせて細胞をこわして味わいを抽出。赤ワインではヴァルポリチェッラと名乗ってはいないが、メルロー種のパッシメント(ブドウを陰干しする製法)を使いカシスリキュールを思わせるような味わいの豊かさを出している。

また、白ワインのソーヴィニョン・ブランでは、食事と一緒に楽しむイタリアワインで、風味が強すぎるのは良くないと考え、フリウリから一種、ロワールから二種と計三種のクローンを移植してブレンド。今後はプレス前に凍らせる方法も取り入れる。

ワイン造りに対し、独自の哲学を持って常に進化させて行くピオーナさんのワインが、地域の多くのレストランに支持されている理由が分かったような気がした次第です。

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