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「オルトレポ・パヴェーゼ」もうひとつのDOCGスパークリング

 

 

イタリアワインの最高各付けであるDOCGのスパークリングワインと言えば「フランチャコルタ」が有名ですが、もうひとつ同じロンバルディア州に「オルトレポ・パヴェーゼ・メトード・クラシコ」というDOCGがあります。

その地域の特筆すべき点はイタリアでピノ・ネーロ(ピノ・ノワール)の最大生産地であること。また、ぶどうが良く熟すことにより、他の地域の追随をゆるさないほどピノ・ネーロの品質が優れていること。

ミラノの別荘地としても有名な風光明媚なこの地域のワインは、もともと「フランチャコルタ」や「ピエモンテ」の大手ワイン業者へ良質な原料ワインとして桶売りされていたのだとか。

そのためか、同じ瓶内2次発酵の辛口スパークリングワインである「シャンパーニュ」や「フランチャコルタ」と比べて、かなりお得感ある価格で販売されることが多いようです。

しかも、ピノ・ネーロ(ピノ・ノワール)100%がほとんど。この地域のピノ・ネーロは十分に熟すためブレンドの必要がないとのこと。

 

 

 

 

 

 

【オルトレポ・パヴェーゼ・メトード・クラシコDOCG】

「オルトレポ・パヴェーゼ」の試飲会に参加させていただきました。

流石にDOCGの各付けを持つピノ・ネーロの産地のスパークリングワインです。やわらかさがあります。

特にロゼのスパークリングワインの上質さが目立っていたように感じました。

まだ日本へはあまり入って来ていないようですが、ワイナリーからの出荷価格はかなりお得感のある印象です。

オルトレポ・パヴェーゼ・メトード・クラシコDOCGの特にロゼは、今後要注目のスパークリングワインでしょう。

また、もしヴィンテージものがリリースされることでもあれば、ぜひ試してみたいとも思います。たぶん味わいも価格も魅力的ではないかと期待している次第です。

 

 

 

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まるでシュッド・ウエストのバリュー・ボルドーだ

 

 

シュッド・ウエストの試飲会に、もう何年も前に酒倶楽部ステップで販売させていただいたワインが出ておりました。

当時は、ハリウッドの人気俳優が飛行機で買い付けに行くワインということで人気がありました。

久しぶりに味見してみると、あらためてその質の高さとお得感を感じた次第です。

 

 

 

 

 

 

【シャトー・ブースカッセ と シャトー・モンテュス】

この地の有名生産者であるアラン・ブリュモン氏が土着品種であるタナをメインに造るワイン。

昨今のボルドーワインやブルゴーニュワインの価格高騰で、その素晴らしく優れたコストパフォーマンスがますます際立っているワインだと思います。

まさにシュッド・ウエストのバリュー・ボルドーワイン言えるワインでしょう。

シュッド・ウエストの「カオール」や「ベルジュラック」の赤ワインが優れていることは知っていますが、このアラン・ブリュモン氏のワインは「マディラン」「パシュラン・デュ・ヴィック・ビル」「コート・ド・ガスコーニュ」から造られるワイン。

流石はシュッド・ウエスト、生産者によって様々なんですね。驚きのあるワインはまだまだ沢山ありそうです。

まるで、地名が軽井沢の高額な別荘と、すぐ隣で同じ条件の違う地名のお得な価格の別荘とどちらを買うのか、みたいな状況ではないかと感じた次第です。

ハリウッドの有名俳優が、飛行機で買い付けに行く理由が分かるような気がします。

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コート・ド・ガスコーニュのシャルドネ

 

 

フランス南西地方(シュッド・ウエスト)の試飲会に参加させていただきました。

シュッド・ウエストはボルドーとラングドック、ルーションに挟まれた地域。

その個性は様々で、造り手のみなさんが、いろんなぶどう品種を使って、好きなようにワインを探求している感じが素晴らしく魅力的です。

また、そんなイメージはラングドック地方やルーション地方と重なりますが、なかには「これ、バリューボルドーだろう!」みたいなワインもあるから、余計に楽しいかも知れません。

そしてシュッド・ウエストの最大の魅力は、なんと言っても食事と合わせることで引き出される味わいの魅力と、そのお得感ある価格でしょう。

そんなシュッド・ウエスト地方の試飲会で見つけた、魅力的なコート・ド・ガスコーニュの白ワインがありました。

 

 

 

 

 

 

【IGPコート・ド・ガスコーニュ ドメーヌ・ラ・イテール】

この地方の白ワインはどちらかと言えば淡麗な味わいが多く、涼しい地域であると想像できます。

また、穏やかでみずみずしい味わいは、幅広い料理との相性の良さを感じさせます。

辛口白ワインには「ユニ・ブランのブレンド」「ソーヴィニョン・ブランとセミヨン」「シャルドネ」と、流石はシュッド・ウエストです。

その中でも特にシャルドネが魅力的でした。上品でエレガント、穏やかながらフレッシュ、やわらかさのある香り、この地ならではのシャルドネの味わいでしょう。

これで価格は2千円以下ですから、シュッド・ウエストはラングドック、ルーションに、まったく負けてないぐらいに魅力的だと思った次第です。

歴史あるドメーヌと新しいドメーヌが混在するシュッド・ウエストはおもしろそうです。

 

 

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「オーパス・ワン2013」最高評価ヴィンテージで出し抜く

 

 

いよいよ忘年会シーズンのスタートです。もしくは、外資の企業も多い昨今ですからクリスマスシーズンのスタートでしょうか。

今どきの主流は1次会だけで夜の10時にはお終いなのだとか。

韓国の大手企業に至ってはさらに厳しく夜9時終了とのこと。もちろん1次会のみで、酒は1種類だけ。

つまり、だらだらと飲みながらしゃべってないで、うまい酒を楽しんだら、ちゃっちゃとお終いにしなさいってことなのでしょう。仕事も酒も長時間はダメな世の中に変わったようです。

今どきの忘年会とは、宴会コースの飲み放題で料金と時間を確定しておいて、そこに気の利いた酒を持ち込むのが主流なようです。もちろん親会社や取引先の忘年会なら、そういう気遣いが必要なのでしょう。

前置きが長くなりましたが、そんなシーンに実力を発揮するのが、いわゆるベタな高級酒。つまりほとんどの人がその価値を知っている酒です。

そこで、お酒は1種類、1次会だけ、夜の9時に終了、でも印象に残るであろうお酒のご紹介です。

 

 

 

 

 

 

【オーパス・ワン2013】

森伊蔵や獺祭を出し抜こうと思えばコレでしょう。

しかも、2013年ヴィンテージはオーパスワンの中でも過去にないほどの最高評価を受けるワインなのです。

それほどまでに偉大なワインを、この2017年の年末に飲むのはもったいない気もします。それでも今後の熟成の可能性等が会話に加われば、なかなかに良い忘年会となりそうな気がします。

また、先日カリフォルニア・ワインの銘醸地帯を襲った大規模火災にも、思いを馳せることになるのかも知れません。

 

忘年会やクリスマス・パーティーに最高評価のオーパスワン2013は如何でしょうか?

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「イタリア熟成辛口微発泡ワイン」揚げ物マリアージュ

 

 

近所のおそば屋さんからお持ち帰りしてもらった、天ぷらと揚げソバがその日の酒屋のオヤジの夕食でした。

天ぷらはまだ揚げたてでした。入手が困難だというサツマイモがまた、ねっとりとしていて、ちょっと塩を付けて食べたら、これがまた美味しい。

揚げソバはパリパリとした食感と香ばしさで、黒糖焼酎のお湯割りがススムくん。

・・・・・そこで、思い出したんです。手打ちの年越しそばと熟成感ある自然派の赤ワインの相性が素晴らしかったことを。

ならばと、せっかくの機会ですから、同じような印象のあるイタリア産の熟成感ある微発泡の辛口赤ワインを合わせてみることに。

 

 

 

 

 

 

【ラ・ジェニージア ボナルダDOC 2012(辛口微発泡赤ワイン)】

ぶどう品種:クロアティーナ

黒糖焼酎のお湯割りは口の中に残る揚げ物の油をサッパリと洗い流してくれて、揚げ物に素晴らしく合うのですが、この熟成した微発泡の赤ワインもまたなかなかのものでした。

天ぷらなどは、塩を付ければ焼酎のほうが合う。またおつゆなら赤ワインの方が勝る感じでしょうか。

茄子の天ぷらはおつゆをたっぷりと吸収するためか、赤ワインがうまい。また、ピーマンの天ぷらに塩なら焼酎だ。

・・・・・などとグダグダとやっていて気が付いたら、天ぷらも揚げソバもすべて平らげちゃった・・・・・なんと揚げ物だけでお腹がいっぱいだ・・・・中年オヤジとしてはヤバ過ぎる。

翌朝は胃もたれが・・・・・などとも思いましたが、翌朝は体調もよく二日酔い感や食べ過ぎ感もない。

また、なんだかお肌が潤っているような(ひょっとしたら脂ぎってるのかもしれないのだが)気がした次第です。

味わいのマリアージュも良かったが、ひょっとしたら食品としての食べ合わせもよかったのではないかと感じた次第です。

油分がワインの酸で中和されたのかな?みたいな印象です。

 

揚げ物に、かなりマニアックなワインではありますが熟成感あるイタリアの微発泡赤ワインは如何でしょうか?

 

 

 

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