“酒屋の株話”の記事一覧

「酒屋の株話」日経平均って個人投資家にはぜんぜん関係ないか!?

 

 

やっぱりなんですよね!

前々から思ってたんですけど、バリューなんかを気にして個別銘柄を選別するスタイルの者にとっては、日経平均の値動きって、ほとんど関係ないんですよね。

特に最近の日経平均の動きでは、そんな状況が現れているように思います。

「空中戦」とはよく言ったもので、まさにそんな感じ。割高感のある大企業ばかりが熱気を帯びている様子。

ほとんど自分には、何の関係もなく値上がり、そして調整、みたいな感じですかね。

そんなことで、日経平均の値動きなんてどうでも良いことだと思うのですが、その一方で、やっぱり日本株全体のトレンドをおさえるには日経平均なんですね。

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【日本経済新聞さんの記事】

本日の日本経済新聞「スクランブル」に、あのフィデリティさんなどの海外投信が、日本の地方企業の株式を大量保有しているとの記事がありました。

あのカリスマ的投信で、小型のバリュー株を得意とされているフィデリティさんが、小型日本株についに本腰を入れて来ているんでしょうかね。

たぶんもうバリュー投資だけの手法では、個人投資家には手出しができない市場になったということか。

アンダーバリューの株が、適正とみられる水準まで上昇した場合、売却して他のアンダーバリュー株に乗り換える戦法は、もうお終いのようです。

これからは、さらなる高値の可能性を探る感じでしょうか。それに乗り換えてばかりじゃ、源泉分離課税で、そのたんびに20%づつ持ってかれて、かえって効率が悪い気もします。

新聞にも書いてありましたが、この先のブル相場は、さらに変動が大きくなりそうな様相。

個人投資家としては、今後さらに激しさを増すとみられる「空中戦」を、はるか、はるか下方からかも知れませんが、忍耐力を持って仰ぎ見て行くしかなさそうです。

・・・・・意味がよく分かんないかも知れませんが、じっくり行きましょってコトです!

 

 

 

 

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「酒屋の株話」割高感あるものばっかり上げて2万円回復

 

 

日経平均は遂に2万円を回復。

「でも・・・・なんで自分の保有株は上がんないの・・・・・2万円なのに・・・・(汗)!」

メチャクチャ割高感のある銘柄ばっかり、海外の方々がもってっちゃって、そうでないものはサッパリ・・・・・日経が2万円になっても置いてけぼりで、「なんやねん!?」みたいな感じです。

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【ヤフーファイナンスさんの日経平均株価チャート】

確かに今買われている、割高感のある銘柄ばかり見てると、高所恐怖症になりそうですね。

ハイエンドなワインの取引でも、上昇相場の時には、主力銘柄といえるトップ・ブランド銘柄が最初に買われ、その後にセカンド銘柄や、マニアっぽい銘柄が更に大きく値を飛ばすようなことがあります。

今週買われた割高感の強い、いわゆる今の主力銘柄が、今後調整に入るのかどうかは分かりません。

しかし、今週まったく相手にされされなかった、いわゆる今の出遅れ銘柄が注目される場面が、期待できるのではないかと思う次第。

海外からの「バスケット買い」と呼ばれる買いが、日経平均を押し上げているらしいのですが、なんとも大雑把なやり方です。

個別の企業ではなく、商売の分野を買っているということでしょうかね。

運用資金が市場に比べて大きすぎて、個別の銘柄なんて吟味してられないのかも知れません。

個人投資家としては、出遅れている個別の銘柄を吟味して、すさまじい海外からの過剰流動性に乗っかって、もっててもらうのがベストな対処法のようです。

 

 

 

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「酒屋の株話」日本株投資はチキンレースなのか!?

 

 

物価とは、各商品ごとの需要供給バランスによって形成されます。

現在のリフレ政策に、懐疑的な意見を持たれているエコノミストの方は多いようです。今までに経験したことのない異次元の金融緩和によるリフレ政策では、必ずその副作用あるとみているんですね。

酒屋の現場でも感じるんです。

例えば国産のビールやビール系飲料などに関しては、たとえ世の中の賃金が上昇しても、飲む人が明らかに少なくなって来ているんです。需要そのものが減少しているんですね。

住宅なども同じ状況だと思うのですが、明らかにファンダメンタルズが良くないのです。

クリアーなトレンドである少子高齢化と人口の減少が、国内の需要を明らかに減少させているように見えるのです。

もっと言えば、今回のリフレ政策の先には、「チキンレースのような崖が待ち受けているのではないか?」との不安があるわけです。

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【日本経済新聞さんの記事】

新聞の記事によれば日銀の国債保有額は、全発行額の四分の一を占め、日本株のETFも市場の過半に達しているとのこと。

それでも、まだまだチキンレースのように、「すぐそこに崖が待ち受けているかもしれない!」みたいな状況には達していないのだと思うのですが、そんな方向に向かっている様には感じるのです。

ハント兄弟の銀の買占めでも、相場はギリギリの状況まで上昇を続け、身動きが取れなくなって急落が始まりました。

クジラや日銀の買いが続いているうちは、強気の展開が続くのだと思います。

もしこれがチキンレースなら、まだまだアクセルを踏み込むべき時だとも思います。

しかし、何年後かは分かりませんがクジラや日銀の買いが終了するころには、そこには深い崖が控えている、とみるべきなのかも知れません。

 

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「酒屋の株話」コンセンサスを揺さぶるファンドの先物大量売り

 

 

先週前半までの市場のコンセンサスは、「日経平均の2万円超えは時間の問題でしょ!」だったハズ。

それが、海外ヘッジファンドからの先物への大量売りを境に、わずか1~2日にして「一時的には1万8000円台まで下げる可能性があるでしょ!」に変化してしまった(汗)!

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【日本経済新聞さんの記事】

新年度に入れば、国内機関投資家からの利益確定の売りが出る傾向があるとのこと。

そんな状況を海外のヘッジファンドが利用して、それまで積み上げてきたロングを、わざと絶妙なタイミングで目立つように売りに出し、一時的に市場を冷やして現物に乗り換えようとしているのではないか、とも思えるのです。

その昔、ロンドンの市場でネイサン・ロスチャイルドが行ったような、安く大量に買う戦略ですね。

だって、コール・オプションを大量に購入して、先物に影響力のある株を買い上げて、オプション市場で利益を出すようなオペレーションを考える方々ですから、そんなクラシックな戦法は朝飯前でしょう。

もし、そんな戦略が存在したとすれば、このセンチメントの大転換は、大成功と言えるのかも知れませんね。

また、日本株に対する強い投資需要は依然として存在するわけで、弱いロングが振り落とされることは、市場の取り組みを、より健全にするのだと思います。

 

マクロ経済の状況は分かりませんが、ここ1カ月ぐらいの日経平均株価の上昇には、ほとんど影響されなかった株もあります。

そんないわゆる出遅れ株や、小型株などには、やや弱めかも知れませんがMr.バリュー様のご降臨となるのかも知れません。

それにしても、日経平均の動きと、まったく関係のない個別株って多いですね。それでも日経平均が値下がりすれば、個別株のセンチメントまで弱気に傾くようで、そんなときこそが買いのタイミングなのかも知れませんね。

 

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「酒屋の株話」演繹法vs帰納法の相場観

 

 

ひょっとして「クジラの買い」って、よく言われる「池の中の鯨」から来てるんでしょうか?

もしそうなら、「クジラの買いで株価は上がり、クジラの売りで株価は下がる」ということを遠回しに表現していることになります。

どなたが付けた呼び方か分かりませんが、ひょっとしたら現在の株式市場の核心をついた呼び方なのかも知れませんね。

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【日本経済新聞さんの記事】

さて、現在の株式市場の状況を見渡せば、引き続き強気が継続すると予想される一方で、急ピッチでの上昇にたいする警戒感もあるようです。

言わば前者は演繹法による状況分析で、後者は帰納法による分析でしょうか。

演繹法では、クジラの買い、日銀の買い、ファンドの買い、自社株買い、配当に対する買いなどで、個人の大幅な売り越しを買い取っている状況は、非常に底堅く、下げにく相場が予想されるわけです。

もし下げれば、個人もまた買いサイドにまわるわけですね。

一方の帰納法では、これまでの「買われ過ぎ、売られ過ぎ」を表すインデケーターに照らし合わせれば、今の状況は買われ過ぎのレベルであり、調整される可能性もあるというもの。

後者の分析は、例えば「ルーレットで300回続けて偶数が出たためしがないから、奇数に賭けるべきだ!」みたいな理解ではなく、市場参加者の多くがそんなインディケーターを見て、実際に買いを手控えたり、売りを出したりするという可能性だと思います。

しかし、そこには、いわゆるブラックスワン(不測の事態)が少なくないようにも思います。

 

・・・・・・個人的には演繹法の方が説得力があるように思います。

池の中のクジラが買おうとしているのですから、実際に買いのオペレーションを行っている方々は大変です。

買われ過ぎのインディケータを見て売りが多く出れば、その売りは奪い合いになるような状況ではないかと感じる次第です。

 

 

 

 

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