“2018年”の記事一覧

「シモン・ビーズ」失楽園鍋に合わせる

 

 

ブルゴーニュの名門ドメーヌから5人の女性ヴィニュロンヌが来日されセミナー、試飲、ディナーを開催されました。

その中にはリーダー的存在であり、日本にたくさんのファンを持つ、シモン・ビーズのチサ・ビーズさんもおられました。

シモン・ビーズはサヴィニー・レ・ボーヌという比較的マイナーなアペラシオンにあって、驚くほど緻密で繊細なワインを生み出します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<酒倶楽部ステップ ワイン担当と シモン・ビーズのチサ・ビーズさん>

グラン・クリュのラトリシエール・シャンベルタン、コルトン・シャルルマーニュを筆頭にプルミエ・クリュのサヴィニー・レ・ボーヌなどを生産されております。

もっとも大切だと考えていることは畑の個性に合わせたアプローチ。そしてきれいにピュアに仕上げること。天然酵母による醸造で、出来るだけいじらない素直な造り。

また、もっとも気を使うのはプレスのタイミング。ある程度のフレッシュ感が残る絶妙なタイミングを見極めるのだそうです。

チサさんのもっともおススメしたいワインはプルミエ・クリュのサヴィニー・レ・ボーヌ オー・ヴェルグレス。素晴らしい場所のワインで、特に風が素晴らしいと言います。

もうひとつ、チサさんの実験畑であるサヴィニー・レ・ボーヌ レ・セルペンティエもおススメ。チサさんのアイデアがもっとも詰まったワインと言えるようです。

シモン・ビーズもまた他のブルゴーニュワインと同じように2017年は素晴らしい年となり、バランスが良くすぐに飲んでもセラーで寝かせても美味しいワインとなりました。

2016年ヴィンテージではやはり春の霜による大打撃を受け、全滅した畑もあり80%の損失を被りましたが、残ったブドウからはなんと”自信作”が誕生したとのことです。

つまりは、マニア好みのワインと言うことでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

<シモン・ビーズ サヴィニィ―・レ・ボーヌ 1er クリュ オー・グエット2013 と 仔牛のコンソメ・ポッシェ>

2013年は特別なビンテージです。この年も雹の被害により大打撃を受けました。また、それまでドメーヌを引き継いでいたご主人が亡くなられた年でもあります。そのご主人が大好きだったのがこのオー・グエットでした。

その2013年ヴィンテージが素晴らしくなっていて、驚いているとのこと。

 

自宅で自身のワインと合わせることが多いのが、失楽園鍋と呼ばれる鴨肉とクレソンの鍋。ポイントは鴨の皮目を先に焼いておくことだそうです。

この失楽園鍋に特におススメできるヴィンテージは、出汁のような風味のある2008年と、香ばしさのある2011年。

 

「チサさんのワインをぜひ購入したい」・・・・まだ当店では入荷前なのですが、もう既にご購入を希望されているお客様がおられます。

ワインはもちろん素晴らしいのですが、そのチサさんのすごい奮闘ぶもまたシモン・ビーズの魅力なんですね。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「ピエール・モレイ」フォアグラに合うエレガント&リッチ

 

 

ブルゴーニュの名門ドメーヌから5人の女性ヴィニュロンヌが来日されセミナー、試飲、ディナーを開催されました。

どのドメーヌのワインもほんとうに素晴らしく、エレガントで丁寧な造りが伝わってくるような味わいです。

その中で、エレガント、複雑、ストラクチャー、リッチ、パワフル・・・・スバらしい!・・・・そんな、うなるような上質さも持つ白ワインを生産されている「ピエール・モレイ」の素晴らしさを今回のネタにさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

<酒倶楽部ステップ ワイン担当と ピエール・モレイのアンヌ・モレイさん>

グラン・クリュのバタール・モンラッシェを筆頭にムルソー、ヴォルネイ、ポマールなどを生産。

もっとも重要なことは良いブドウを収穫すること。ビオディナミ農法で、観察、忍耐、愛情を大切にワインを造られているのだそうです。

アンヌ・モレイさんのもっともおススメしたいワインは村名クラスの「ムルソー・レ・テッソン」。エレガントでバランスが良く、ミネラリティのある上品なワインとのこと。

テッソンは素晴らしい場所にあり恵まれた地域なのだとか。この畑の周りはプルミエ・クリュ畑なのだが、ブドウの熟すのがやや遅いため村名のワインになるという、アンダーバリュー感あるワインのようです。

ヴィンテージとしては、昨年2017年は他のブルゴーニュワインと同じく量的にも品質的にも素晴らしい年となったが、春の霜で大打撃を受けた2016年は大変な苦労があり、なおかつ少量だが大変に質の高いワインになったとのこと。

希少品ではあるが2016年ヴィンテージは注目するべきかも知れません。

 

 

 

 

 

 

<モレイ・ブラン ムルソー 1er クリュ シャルム2007 と フォアグラココット焼き>

ドメーヌのお客様にワインとともによくお出しする料理がウフ・ココット・フォアグラと呼ばれるフォアグラと自身の家の卵でつくったこの料理なのだそうです。

シャルム2007はいつもの年よりも力強さがあり、しまりのある味わいなのだとか。輝きのある黄金色から、その大地のすばらしさが伝わって来るようです。

適度な熟成感があり、フォアグラやバターのこってりとしてリッチな料理との相性は絶妙。

ピエール・モレイのワインはテロワールにきわめて忠実に造られているとのことですが、赤ワインでも白ワインでもブルゴーニュのテロワールは特別だと、あらためて感じた次第です。

 

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ブルゴーニュ名門ドメーヌ5人の女性ヴィニュロンヌ来日

 

 

ブルゴーニュより5人の女性ヴィニュロンヌ(ワインメーカーよりもブドウ栽培家に近い立場の職人という意味のようだ)が来日して開催したセミナー、試飲、ディナーに参加させていただきました。

 

 

 

 

 

 

だれもが知る高級ワインの産地ながら、その激しい天候状況の変化で間際まで来日が危ぶまれたのだそうですが、なんとか来日がかなったのだそうです。

また、流石はヴィニュロンヌの方々です。どの方も美しい以上にタフな印象です。

 

 

 

 

 

 

左から:ムルソーの「ピエール・モレイ」 アンヌ・モレイさん。

クロ・ヴージョやロマネ・サンヴィヴァンなどを生産する「ジャン・ジャック・コンフュロン」のソフィ・ムニエさん。

モンテリー(馴染みのない産地かも知れないが、素晴らしいワインの産地)の「エリック・ド・シュルマン」 ドミニク・ド・シュルマンさん。

ショレイ・レ・ボーヌやコルトンを生産する「トロ・ボー」のナタリー・トロさん。

サヴィニー・レ・ボーヌの日本にファンを多く持つ「シモン・ビーズ」 チサ・ビーズさん。

 

ご存知のようにブルゴーニュのワインは、ヴィンテージや区画、造りてによって味わいの印象はいろいろ。

そんな中にあってこの5つのドメーヌのワインは、丁寧に造られていることが伝わるような、またぬくもりが感じられるような上質さを感じました。

エレガントさのなかにタフなパワフルさを感じる、ひょっとしたらワインは生産者に似るのかも知れませんね。

 

 

 

 

 

 

次回よりこのブログでドメーヌをひとつずつご紹介させていただきたいと思います。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「マッシャレッリ モンテプルチアーノ」軽やかエレガント

 

 

高い評価を受けるワインは、凝縮感がありしっかりとした成分のものが多いことは周知の通り。

また、高級ワインでもオフ・ヴィンテージのワインなどは、”チャーミング”などと呼ばれて高評価には至らないことが多いようです.

それでも、味わってみれば、その軽やかでやわらかい味わいは、より親しみが持てる飲み心地だったりもします。

また軽やかな口当たりで旨みのある味わいには上品さを感じます。

 

 

 

 

 

 

【マシャレッリ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ】

モンテプルチアーノ・ダブルッツォ100%。

モンテプルチアーノで造られるワインとは、一般的には凝縮していてなめらかさのある味わいを想像するのだと思います。

このワインの軽やかでエレガントな味わいは驚きです。そしてそのエレガントさは、かなり幅の広い料理に対してフレンドリーな味わいと言えるでしょう。

お醤油と赤ワインの相性が良いことは周知の通りですが、このモンテプルチアーノのエレガントさは和食のお供としてもおススメできる赤ワインです。

また、価格も千円台でお得感あるワインだと思う次第です。

 

軽やかで上品さのあるモンテプルチアーノ「マシャレッリ」は如何でしょうか?

 

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「宇都宮餃子」ホッピーマリアージュ

 

 

餃子日本一の宇都宮の餃子を初めて食べました。

宇都宮餃子の二大巨頭とも呼ばれるお店さんで、駅前にもある方です。

 

 

 

 

 

 

<人気の餃子屋さんの餃子セット>

驚いたことがふたつありました。

ひとつめは価格が安いこと。

ふたつめが、味わいが上品なこと。いくらでも食べられちゃう感じなのです。

思いっきり食べても、新幹線内で口臭が気にならなそうなところがうれしいですね。

もちろん各お店さんによって、餃子の特徴が違うと思いますので、一概には言えませんが。

 

ひとつ残念なことがあるとすれば、この餃子をアテにしてホッピーが飲めなかったことでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

特に焼き餃子はホッピーが飲みたくなる。それもスッキリしたタイプの白ホッピー。

それでも、その行列の絶えない人気の餃子屋さんで、ながっちりを決め込むには気が引けます。

行列は若い女の子ばかりでしたから、余計に気が引けるわけです。

もっとも、そのお店さんではビールは飲めても、ホッピーは販売してないから飲めません。

やっぱり、おみや が最高ってことでしょう。

宇都宮で餃子を買って帰って、自宅でイッパイがベストなアイデアなんですね。

 

ちなみに酒屋のオヤジは宇都宮でおみやの餃子を購入して、その晩のアテにしてやろうと楽しみにしていたのですが、なんとけっこう沢山あった餃子はあらかた子供に食われちまいました。

それでも流石は日本一の餃子・・・・・たとえわずかな餃子でもホッピーはいつもよりうまかった。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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