“2013年5月”の記事一覧

「かち割りワイン」センベロ系がぶ飲みワインの極み!

センベロ系の酒場でワインと言ったらコレでしょうか!

ここ数年日本の大手ビールメーカーさんが推奨している居酒屋的ワインの楽しみ方。

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【かち割りワイン】【キンミヤ(シャリキン)の赤ワイン割り】

容器はビールジョッキが理想的なのですが、ジョッキにロックアイスをたっぷりと入れ、そこに飲みやすいサッパリとした赤ワインをドボドボと注ぎ込んだもの。

「ちょっとこれじゃもの足りね~よ!」って方には、さらにこの「かち割りワイン」にキンミヤ焼酎を加えて、キンミヤの蔵元さんの推奨する「キンミヤ(シャリキン)の赤ワイン割り」に。

これでうまいモツ焼きをアテにサッパリと、飽きることなく、なおかつやや健康的に楽しめるわけですね!

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【シャンモリワイン こだわりの赤葡萄酒】AL11% 1800ml 798円

そんな「かち割りワイン」におススメのワインが勝沼産のコレ。冷たくしてもおいしく、サッパリとした軽いワインが良いのです。しかもヒジョーに経済的。

大衆酒場で喉ごしよくグビグビと飲る「かち割りワイン」も良いのですが、今日のような暑い日にはアウトドアでバーベキューでもガッツリ食いしながら、がぶ飲みする「かち割りワイン」もまた、めちゃめちゃヤバいかも!

え!?赤ワインを冷やせばアロマが消えるって?

アロマよりも、喉ごしや、飲んだ後の爽快感を優先するワインの楽しみ方があっても良いのです。自分のおいしいように、好きなように飲むのが最高のお酒の楽しみ方なんですね!

 

 

 

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ワインの低アルコール化は新しいトレンド!

ワインの輸入会社ヴィレッジ・セラーズさんの資料に、低アルコールワインの説明が掲載されておりました。低アルコールワインの消費は世界的に伸びているのだそうで、大手小売業者は特設コーナーを設けるほどなのだそうだ。

「強いアルコールは苦手で、あまり酔うことなくワインを楽しみたい」と、体質を気にかける人が増加しているのに加え、消費者の健康志向が高まり「カロリーの高い食品や飲料はなるべく避けたい」という配慮から低アルコールを選ぶ人が増えているとのこと。

また国によって、アルコール度数が低ければ低課税となり、価格が安いとの理由から低アルコールワインが選ばれている面もあるのだそうだ。

資料では低アルコールワインについて詳しく説明されておりましたのでご紹介します。

<アルコール濃度とは?>

 アルコール濃度は、ブドウの糖分含有量によって決まる。果汁には水分が70-85%、糖類(果糖、ブドウ糖)が10-25%含まれ、糖度2度で1%のアルコールが目安となる。果汁を完全発行させた場合、ブドウの糖分が高ければ高いほどアルコール度数は高くなる。

<低アルコールワインは、どのように造られる?>

人為的に醸造する方法と、気候や栽培方法などの影響から結果としてアルコールが低くなる自然要因がある。

人為的手法①スピニングコーン・カラム:遠心力と真空状態によりワインから数種類の揮発性成分を分離し、分離した成分からアルコールのみを除去し、残りの成分をワインに戻す方法。

ブドウの風味を損なうことなく、低アルコール化できるため、ノンアルコールにも広く使用されている。設備コストが高いため、一部の資本力のある大手メーカーに限られる。

人為的手法②加水方法:ブドウ圧搾直後、発酵がはじまる前に果汁の5-10%をタンクから抜き出し、それと同量の水を加える方法。カリフォルニアなどの多くのワインナリーがプレミアムワインにこの方法を取り入れている。オーストラリアでは法律により禁止されている。

人為的手法③発酵タンク冷却法:発酵温度を下げ、発酵を途中で停止させる方法。主にリースリングのワインで行われる。アルコール発酵を止め残糖分を多くしたワインがエキゾチックな風味の料理によく合うことを意識したスタイル。

 自然の要因①天候:冷涼な年にブドウの熟度が上がらないような自然条件によるもの。地球温暖化と同時に局地的な冷涼化などの激しい気候変動による。優良生産者が冷涼な年に造る軽めのヴィンテージは根強い人気がある。

自然の要因②栽培方法:ブドウの成熟過程の研究が進み、ブドウの糖度が上昇しやすい産地では果房に必要以上の日射が当たらないようにしたり、収穫のタイミングを早めたり、標高の高い場所に栽培するなどして過度な糖度上昇を抑える。

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ピーターレーマン・バロッサ・シャルドネ・アートシリーズ AL11.5%(栽培方法による低アルコールワイン)

 

一方、高品質のワインを造るにはブドウを完熟させることが必須と考える生産者もたくさんいます。また完熟により長期熟成に耐えうる要素が備わります。果実の実だけでなく、種や果梗がしっかり熟していることが醸造家にとって決定的な要因となるため、その結果ワインのアルコール度数が上昇したとしても自然の成り行きということになります。

そのあたりのバランスが大切なようです。

 

 

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「自然派ワイン」多様性ある試飲会

フランスの気合の入った造り手の自然派ワインの試飲会です。

自然派ワインの試飲会の良いところは、どのワインも個性豊かで、新しい発見の味わいばかりのため、試飲の終盤でも味わいに飽きることがないこと。

しかし、その半面、たしかに良い造りのワインなのだが、ワインを販売する立場の者としては、むずかし過ぎて販売する自信の持てない味わいのワインもあります。

もちろんそれは個性で、「その味わいが大好きだ!」と言うお客様もそのうち現れるのだと思います。

納豆やチーズと同じく、その味わいの良さに気が付くまでに時間がかかりますが、一旦その味わいの良さに気が付けば、毎日でも口にして飽きの来ないほど好きになってしまうタイプの味わいなのです。

難し過ぎない美味しさの自然派ワインで気になったものをいくつかご紹介します。

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以前のブログでもご紹介したフランスで人気のラジオDJ、ジャン・イヴ・シャプロンさんが南フランスで自ら手作業により少量生産しているこだわりのワイン「レ・シュマン・ドゥ・カラポット」。南ローヌの有名醸造家マルセル・リショウさんと25年前に知り合い、教えを受けているのだそうだ。

赤黒いイメージのベリー系の果実味が豊かで、バランスがよくなめらかな飲み心地。美味しさの秘訣はワインに上質なジャズを聞かせていること。ややジャジーな味わいか!?

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あの伝説の造り手マルセル・ラピエールさんと共同でワイン造りをしていた、ワイン造りの大御所的存在のジャン・クロード・シャヌデさんが数量限定で造ったオリジナルキュヴェ「キュヴェ・ド・シャ」。可愛い猫のラベルが印象的なボトルですが、シャ(猫)とはシャヌデさんのあだ名なのだそうだ。

味わいはマルセル・ラピエールさんのワインに似ていてキレイな余韻が印象的。でもちょっと違う。

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酒倶楽部ステップでも人気のジャン・クロード・ラパリュさんの造る究極のワイン「アルマ・マテール」。ギリシャ時代と同じ素焼きの甕「アンフォラ」で熟成。なんでもアンフォラを使うと”天使の分け前”が大きく、なんと1/3が消えてしまうのだそうだ。それほど大きくないアンフォラが4つのみのとても貴重なワインなのです。

味わいは、これがボジョレーだとは誰も信じないような別次元のエレガントさを持った味わい。

 なるべく自然のままで造られる自然派ワインは、ひょっとしたら本来の発酵食品が持つ、複雑で多様な味わいを感じ取ることができる数少ない食品の一つなのかも知れません。

発酵食品好きの日本には好きな方が多いと思うんですがね!

 

 

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純米料理酒「味の鍵」ふっくらとワンランク上の仕上がり!

1975年に食品メーカー8社が、”安全で美味しい食品を提供する” ことを目的として旗揚げし、現在約130社が加盟している「良い食品づくりの会」という気合の入った団体があることをご存知だろうか。

なにより安全で、おいしくて、適正な価格で、ごまかしがない(添加物や食品衛生が安心、形状・色沢・香味・食感の全てが「本物」、品質にてらして安い値段、不当・誇張表示・過剰包装がない)といった理念のもと、これらの基準をクリアした食品だけを「認定品」として販売。

そんな厳しい基準をクリアして認定され、なおかつ一流料理人の方々から高く評価されている「純米料理酒」のご案内です。

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菊秀 純米料理酒 【味の鍵(あじのかぎ)】 AL17~18% 720ml 945円

 信州の老舗地酒蔵が良質な酒米だけで造った、うま味を引き出すことにこだわった料理酒。アミノ酸の含有量が多く、素材の味を引き立てます。

 たしかにこの料理酒を使えば、その料理の味わいのレベルがワンランク上がるように思います。ふっくらとした、やさしさのある素材の味わいの奥行きが感じられるような、より料亭さんの味わいに近づく感じでしょうか。

この料理酒を使った料理は、子供にもその美味しさが分かるようで、我が家ではホントに珍しいことなのですが「今日のは美味しいね!」なんて言ってくれてました。その後に「・・・・・え!お酒が入ってんの・・・・ゲゲ!!」なんて驚いてる感じなのですが・・・・ホント!

また、この造りの良い純米料理酒は気軽なギフトとしても大変に重宝するようです。お酒を飲まない人でもまったく邪魔にならないお酒なのですから。

ワインランク上のお料理の仕上がりを試してみて下さい。

 

 

 

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「レアな日本ウイスキー」オークションで人気!

酒類業界誌ザ・ドリンクス・ビジネスによれば、香港で開催されたワイン&スピリッツのオークションで日本のレアなウイスキーが激しく競られ、全商品競り落とされる人気となったのだそうだ。

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 オークションに出品されて人気となった日本のウイスキーは「軽井沢1968」と「イチローズモルトのカードシリーズ」。落札価格はレアなスコッチウイスキー古酒を大きく下回ったが、それでも競り合いは激しかったようだ。

「イチローズモルト カードシリーズ」は最近話題の秩父にある新進気鋭の蒸留所の限定販売のウイスキー。「軽井沢1968」は、かって軽井沢にあったメルシャン所有の蒸留所のウイスキーで、現在は閉鎖されており新たなリリースない。

皮肉なことに日本でのウイスキー消費の減少で、最近まで日本の大手ウイスキーメーカー2社以外は長い間ウイスキーの蒸留を中止しており、国内メーカーのウイスキー在庫は長い時間をかけて非常に低い水準まで低下。そこに海外での日本のウイスキー人気の到来です。

日本の希少なレア・ウイスキーは、よりその希少価値を高め、より注目される結果となったようです。また、日本のウイスキーの味わいはデリケートでバランスが良く、スコッチウイスキーとはまた違った魅力を持っているのだと思います。

酒倶楽部ステップでも、知り合いのまた知り合いあたりの北欧の業者から、日本の地ウイスキーメーカーを紹介してほしいとの問い合わが来たことがあります。地ウイスキーメーカーに問い合わせると「最近そんな問い合わせが増えてるんですよ・・・・でも在庫がなくて・・・あと6~7年待ってもらえないでしょうかね・・・・!」って。

まさに、経済のデフレとインフレの構造の縮図をみているような印象です。

さて、高品質なウイスキーを製造していて惜しまれながら閉鎖した軽井沢蒸留所ですが、なんでもその時残されたウイスキーの在庫はすべて秩父蒸留所に移されたのだとか。

となると今回の香港のオークションで激しく競られた2種類のウイスキーの中身は両方とも・・・・・・・・・ってことなのか?(汗)

想像するだけでも楽しいかも・・・・!

 

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