“2013年2月”の記事一覧

「柚子ホッピー」名店に、こだわりのホッピー!

ホッピーさんからのお便りに、「名店のこだわりホッピー」が紹介されておりました。

曰く「ホッピーはどこで飲んでも同じ、ではない。誰の手で作られたホッピーを飲むかを、選ぶ楽しみがある。そして、おいしいホッピーが飲める店は、当然なことに料理も美味しい。そんなホッピーの名店を毎月ご紹介します。」と。

 

 

 

 

 

 

 

 

上の写真は「鳥通の柚子ホッピー」

「柚子ホッピー」のつくり方: 柚子酒60cc + 焼酎30cc + ホッピー。もちろん全てを良く冷やして、氷なしで。写真には柚子の皮が飾られておりますが、もし生の柚子があれば、その皮のチップを乗せれば、より香り豊かに柚子の風味を楽しめると思います。

 柚子のほんのりした甘みが女性にも飲みやすく、すっきりとした飲み口はホッピー好きのお客様にも人気とか。ウドの酢みそ和えといっしょに楽しんで頂きたい飲み物なのだそうです。

 食前酒や最初の一杯には理想的なお酒なようです。たわいもない話でもしながら、柚子の爽やかさのある香りを楽しむとは、なかなか趣味の良い楽しみ方ですね。食欲の増進にもつながり、その後のお料理をより美味しく味わえるのではないでしょうか。

日曜日の今日は節分。そう歳の数だけ豆を食べたり、恵方巻きにかぶりついたりする日ですね。こんなやや特別な日には、女房殿に「柚子ホッピー」でもつくってあげて、節分の豆や恵方巻きをアテに楽しんでもらえたらイイですね(笑)!

飲んベーの一人としては、豆まきの豆はその後に酒の肴にすることも考えれば、やっぱり殻付きの落花生がイイですね!酒倶楽部ステップでも千葉県産の美味しい殻付き落花生を販売しておりますので宜しくお願い致します。

 

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アベノミクスはワイン価格をどこまで押し上げるのか!?

昨年の11月以降、円安が止まりません!

昨年の円の高値からは各主要通貨に対して20~30%の下落。海外から入って来る輸入品は全て20~30%円建てで値上がりしたことになります。

アベニミクスでの物価上昇率2%のインフレ目標を、輸入品物価は既に2%を大きく超えて上昇しているわけです。

 

 

 

 

 

ユーロ/円の昨年からの値動き。

昨年までの円高が進行している時には「こんなに円高が進んでるのに、なんで輸入洋酒の値段は円高を反映して同じように下がらないの?」と聞かれました。価格による販売競争が激化しているのであれば、そのいわゆる円高還元セールは現実となるのですが、特に洋酒の場合にはビールや焼酎の様には売れないため、自分達の利益を削ってまでの値下げはなかったようです。

しかし今回は真反対の円安の進行。今までの経験からすれば、「苦渋の選択で値上げせざるをえません!(汗)」ってなことにすぐになるわけですね。実際に高級ブランド大手のLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンは非常に好業績にもかかわらず、あっさり値上げを発表。2月15日から日本で販売する商品の価格を引き上げるのだとか。

 その後、しばらくして再度円高となっても、消費者のほとんどは円安で値上げされたことを忘れちゃって何も言わないし、企業側もそのことに触れないんですよね(汗)!

 酒屋の立場としては、今のところ輸入業者さんなどからの、輸入洋酒やワインなどの見積もり価格の目立った値上げは見受けられませんが、今後の値上がり幅が気になります。輸入業者さんだって「うっとこは為替ヘッジしてまっさかい、まったく値上げしまへんで~!」ってなことはまずないわけで、30%からの円安分を吸収できないんですよね。

例えば現在、普通のドンペリを1本13,000円で販売しているとして、円安分の30%を考慮すれば次の仕入れでは16,900円で販売することになるわけです。当然、現在の売れ筋の千円以下の旨安ワインも、その多くは千円の壁を越えてしまうことになります。

経済の理想であるゆるやかな物価の上昇とは、ゆるやかな円安の進行も必要条件ではないかと思うのですが、何とかなんないんでしょうかね~!?

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グランヴァン(ボルドー)市場はオランダのチュウリップになるのか?その19

グランヴァン(ボルドー高級ワインがメイン)価格はブラックマンデーすぐ後の1988年からボルドーワインのインデックス・ベースで2011年までに約20倍まで高騰。はたしてグランヴァン市場はバブルなのか?もしそうなら、今後そのバブルは崩壊するのか?を酒屋のオヤジなりに考えます。今回はその19回目。

 

 

 

 

 

 

 

 

2012年10月から2013年1月30日までの高級ボルドーワイン・インデックスの推移。

2011年6月28日にピークを付けたボルドーワイン・インデックス価格は、2012年11月13日まで約34%下落した後、中国株や日本株、ドル/円などと同じタイミングで一方的な戻り基調となった。2013年の1月30日までにボトムから約7%の上昇。下げ幅に対して約13%戻す展開となっている。

 年初にザ・ワイン・インベストメント・ファンドの投資マネージャーが、2013年は14%の上昇を予想されておりましたが、もうその半分を達成したことになります。

曰く、ゴールドと同じようにワインは現物資産でありインフレ懸念が価格を押し上げるとのこと。ドル建てのゴールドは、どちらかといえば軟調に推移しておりますが、ワインはその予想どうり堅調に推移しております。しかし、円建てではゴールドが最高値を更新しており、ワインも円建てにすれば25%近い上昇となるようです。

今まで相場をリードしてきた左岸の大物ボルドーワインは、引き続き軟調な傾向で、元気が良いのはワイン投資のチャンピョン銘柄とも呼ばれるペトリウスを含む、希少価値の高い右岸のボルドーワイン。

特にル・パン2007の値上がり幅が大きく、1月の下旬にはB to Bの取引所であるLiv-exで1ケース17,700ドルの最高値を付けた。これはル・パン2007が2010年にロバート・パーカー氏に評価されてから87%の値上がりとなるとのこと。

 しかし、如何せん右岸のボルドーワインの流通量は少ない!インデックスに与えるインパクトは限定的と言えます。では何がボルドーワインインデックスを一気に押し上げたのか?

ユーロの急激な上昇がインデックスを上昇させる最も大きな要因となったようです。どの通貨で値動きを見るかによって値上がり幅は違います。最も大きく上昇したのは円建てで、最も上昇してないのがユーロ建て。ユーロ建てではほとんど変化がないと推測されます。

もし、円建てで昨年の11月にワインを購入、その後急に2~3割ほど値上がりしたとした場合、ワインが円建てで値上がりしたことに間違いはないのですが、厳密には通貨の円をワインに対して売ったことにより、その後に円が急激に値下がりしたために生じた利益となるわけです。

話がややこしくて恐縮ですが、この場合は、「ワイン市場で勝ったと言うよりも為替市場での円売りで勝った!」と言う方がより正しい表現なのでしょう!

そんなことで、今後しばらくは、現在の投機性の強い通貨市場の値動きに影響された価格形成となりそうなグランヴァン市場です。

 

 

 

 

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