“2011年2月”の記事一覧

「シャトーディケム」のマーケティングは選ばれたレストランで格安バイ・ザ・グラス!

貴腐ワインの最高峰「シャトーディケム」がヨーロッパの選ばれたレストランやナイト・クラブでグラス・ワインとして格安で楽しめる!

写真はシャトーディケム

LVHM(ルイ・ヴィトン、モエ、ヘネシー)グループの傘下にある、フランス貴腐ワイン、ソーテルヌの最高峰「シャトーディケム」のマーケティング戦略として、厳選したレストランやナイトクラブでのバイ・ザ・グラスによる販売を進めているという。

パリ、モナコ、フレンチアルプスで成功し、ロンドンでも進められるとのこと。さらにニューヨーク、香港と拡張して行く計画なのだそうだ。

現在、ロンドンで唯一ディケムのバイ・ザ・グラス(グラス売りによる販売)を行うアッパー・ジェームス・ストリートにあるレストランの「ボブ・ボブ・リカール」ではディケムのバイ・ザ・グラスが100mlで£29(約3,900円)、50mlで£14.5(約1,900円)で楽しめる。

この価格をハーフボトル(375ml)に換算すると£109(約14,500円)と非常に割り安。他のレストランでは同じワインを£310(約41,000円)程度で販売。一般的な小売り価格もそこまでは安くなく、選ばれたレストランや、そこで消費するお客さんにとっては大変に嬉しいマーケティング戦略となっているようだ。

このレストランではシャトーから直接672本のディケムを購入しており、9ヶ月~1年で販売できると予想。購入価格は市場価格で、レストランや小売り、流通業者としての優遇はないのだそうだ。でも、何かがあるとは思いますが!(汗)

どんな仕組みになっているのかは分かりませんが、もし東京にもディケムに選ばれるお店が出て来て、ロンドンと同じくそのワインが1900円ぐらいで楽しめるなら一度は行ってみたい気は確かにします。でもワイン一杯飲んで帰れるわけでもなく、やっぱりそれなりになるのでしょうかね~!(汗)

それでも高級ソーテルヌ・ワインとブルーチーズの相性の良さは、得も言われぬほど素晴らしく、それだけを楽しみに出かけて行きたい気もするのであります!


※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「シャルドネ・ワイン」はオーストラリアがおススメ!!

ワインの専門家達により最高級オーストラリアン・シャルドネ・ワインのテイスティングが行われました。

 

主催したのはワイン専門誌の「デキャンター・マガジン」。オーストラリアの涼しい気候の地域から2007~2009年ヴィンテージの116の最高級ワインが集められテイスティングされました。

選ばれた地域はエデンバレー、マーガレットリバー、タンバランバ、ビーチワース、アデレードヒルズ、ヤラバレー、モーニントン半島、ジーロング、タスマニア、ハンターバレー。

テースティングに参加したのはワイン・コラムニスト、ワイン・コンサルタント、ワイン商、マスター・オブ・ワインを持つワインの教育関係者、大手ワイナリーの専門家の方々。

一般的に高級オーストラリアン・シャルドネ・ワインに対して人々はあまり良いイメージを持っておらず、美味しいシャルドネといえばフランスのブルゴーニュを選択するようです。しかし、あまり知られていませんがオーストラリア・ワインは変わりました!

ワインの専門家達は、今回のテイスティングで、オーストラリアの最高峰のシャルドネはブルゴーニュのトップにあるシャルドネと同じぐらい素晴らしいとコメント。また、シャルドネはオーストラリアで最高の品種であると確認できたとのこと。

テイスティングに参加した専門家達は、オーストラリアン・シャルドネ・ワインのフレッシュさや複雑味のある果実味や風土の味わいの素晴らしさを賞賛したのだそうです。

オーストラリアン・シャルドネ・ワインの、このところのルネッサンスともいえる変化は業界では知れれていたことなのだが、一般的には、まだまだオーストラリア・ワインに対してのイメージはパッとせず、味わいが重たく、アルコールも高く、樽の味わいも出過ぎのコッテリとした印象があるようです。

今後、オーストラリアワインの変化にメディアが注目するシーンが多くなりそうですね。

今回テイスティングされた中で最も高い評価を受けた5つのワインに5星デキャンター賞が授与され、29のワインをハイリー・リコメンデッド、70のワインがリコメンデッドとなりました。

5星デキャンター賞受賞ワイン。

*「バード・イン・ハンド ネスト・エッグ アデレードヒルズ 2008」スモーキーオーク、ナッツ、プラリネの素晴らしく豊かな芳香。

*「ギアコンダ ビーチワース ヴィクトリア2008」 ナッティーなバタースコッチ繊細なアロマ。

*「キラービー マーガレットリバー WA2009」エキゾチックなイチジクやメロン、ナッツ、蜜のアロマ。

*「エバンス&テイト マーガレットリバーWA2009」蜂蜜や繊細な野生の花の洗練された素晴らしい複雑さのあるアロマ。

*「ステラベラ マーガレットリバーWA2008」ミネラル感があり蜂蜜などの複雑なブーケ。

オーストラリア・ワインはクオリティー重視の方向へ変化しているようですね。シャルドネだけでなくモーニントン半島やマーガレットリバーのピノ・ノワールのクオリティーもかなりの実力だと聞きます。”オーストラリア・ワイン=こってりシラーズ”といった先入観は捨て去り、もう一度オーストラリア・ワインに向き合っても良い時が来たのだと思います。

もう”気軽に楽しむオージーワイン!”ではなく、ニュージーランドやカリフォルニアと同じくベストを楽しむためのオーストラリアワインとなりそうですね。またフランスのグランバンと違い天候が比較的安定しているためか”ヴィンテージがどうのこうの・・・・!”という話題にならないのも良いですね!!(今年は一部サイクロンで被害を受けているのですが、オーストラリアは広いのです。)

 

 

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「カルヴァドス」アップル系のスイーツづくりの必需品!

リンゴのスイーツづくりには欠かせません。

Calvados Morin Selection カルヴァドス・モラン・セレクション AL40% 700ml 2,100円

ここ蕨でお菓子教室を主宰されている人気の先生がおられます。その教室でリンゴ系のスイーツが題材になると、その後にカルヴァドスを購入されるお客様が酒倶楽部ステップにご来店されるんです。大変にありがたいことに、その人気の先生がステップを紹介して下さいます。

やっぱりリンゴ系のスイーツにはカルバドスの相性が良いようですね。

スイーツづくりに関しては、まったく詳しくはないのですが、アップル系スイーツの代表ともいえる「タルトタタン」の場合、最初に皮をむいて適当な大きさに切り分けた生のリンゴをバターと砂糖でソテーします。その最中に頃合いを見はからって香り付けのカルヴァドスを加えるのです。アルコールが燃え上がるため注意が必要ですが、このひと手間でワンランク上の味わいのスイーツになりますよ。

カルヴァドスとはフランスのノルマンディー地方北部で造られるリンゴのブランデー。リンゴの発泡ワインであるシードルを蒸留して樽で寝かせたもの。リンゴの豊かな風味が広がります。

また、カルヴァドスはコーヒーやスイーツとの相性も良く、エスプレッソと一緒にストレートでチビリチビリとやるのも通な楽しみ方の一つ。その場合、石原裕次郎さんが手にして似合いそうなブランデーグラスに注ぐのが理想的。手のひらで温めながらグルグルと回し、やおら香りを楽しみながらやるのがベストです。コーヒーは好みですが、濃いエスプレッソにたっぷりのお砂糖を加えたものが良いですね。

今回ご紹介している「カルヴァドス・モラン・セレクション」はカルヴァドスとしては、かなりお得なお値段だと思います。スイーツやお料理の隠し味として試してみて下さいね。

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「ニューアフス1973年産」旨い長期熟成の清酒といえば!!

長期で熟成させるために造られた清酒、1973年産です。

長期熟成酒 (清酒) ニューアフス 1973年産 AL17~18% 720ml

酒倶楽部ステップの秘蔵品の一つといっても過言ではない逸品だと思います。蔵元の千葉県の木戸泉酒造さんの古酒は確かに美味しいのです。それもその筈、長期の熟成に耐えるこの蔵だけの仕込み方法により造られています。また有機栽培米の使用にも熱心で、酒造業界の持つ常識にとらわれない稀な酒造りをされています。

稀な酒造りとは「高温山廃仕込み」と呼ばれる高い温度で仕込む方法。その仕込みにより非常に力強く、しっかりとしたボディの酒が生まれ、その後長く熟成させることでより良い変化が期待できるのです。

味わいは非常に上品で洗練された辛口のシェリー酒や、紹興酒といった印象。メープルシロップのような焦げ茶色をしているのですが、味わいにひねた感じはなく驚くほどスムーズな飲み心地。清酒古酒という極めて狭いジャンルではありますが、その中の最高峰の酒の一つだと推測されます。

この「ニューアフス1973年」は酒倶楽部ステップに入荷した時より冷蔵保管にて更に熟成しております。知る人ぞ知る銘酒で、購入されるのはそんな方だけ。

38年前の長期熟成古酒です。何かの記念日がありましたらワイングラスに注いで、是非その熟成感を楽しんでみて下さい。残りは少ないです。


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