“2011年2月”の記事一覧

「ハイニッカ」若者に静かな人気のウイスキー!

最近、静かな人気のウイスキーで、どちらかといえば若い人に受けてる国産ウイスキー。

ハイニッカ AL 39% 720ml 980円(価格は変動する可能性があります)

若い男性が酒倶楽部ステップに来店されて「あった~!あったよ!これだよこれ!他で売ってないんだよね~これ!!」って言いながら購入されるウイスキーです。この「ハイニッカ」には様々な容量があり4リットルのペットボトル入りまであります。しかし大きいサイズのものは数年前までは良く売れたのですが、最近はまったく売れません!お酒を沢山飲む方が高齢化してきたからでしょうか!?

数年前のまだ「ハイニッカ」の大容量が売れてたころには「ハイニッカ」に対してのマニアっぽさはまったく感じられなかったのですが、最近では「ハイニッカ」のレギュラーサイズを手にする若者を見ると、すっごくマニアっぽい感じがするんですよね!友達に「おまえ・・・これ買うの・・・!?マニアだね~!!」なんて言わて「ハイニッカ」と一緒にアイラ・モルトを購入したりする感じです。

何か若い人に受けるような「ハイニッカ」にまつわるストーリーがあるのかも知れませんが、酒屋のオヤジにはまったく分かりません。若い人にとっては、新鮮な感じがするのかも知れませんね。

酒屋のオヤジも遠い昔に飲んだことはあるのですが、スッキリとしていて飲みやすいウイスキーだったような!一気飲みもしたことがあるような!そして、その後は・・・・・・・やめときましょうね!(汗)「一気飲み」って今では死語か!?(笑)

メーカーさんの紹介文では「すっきりとした味わいの美味しさ。2級ウイスキーの時代から酒税法の限度一杯までモルトを使用し、吟味されたモルトウイスキーとカフェグレーンウイスキーをブレンドしています。そのため、香りと味わいの伸びの良さが生きたウイスキーとなりました。 1964年にジャスト500円で発売以来、若者も大人も気軽に楽しめる懐の深い味わいは、いまも晩酌ウイスキーの決定版です。」とのこと。

ニッカウヰスキーのモルトは「余市」と「宮城峡」に代表されるように定評のある味わい。カフェグレーンウイスキーとはトウモロコシなどから造られるウイスキーで、カフェ式蒸留機で蒸留されたもの。

カフェ式とはカフェさんが開発した連続式の蒸留機で、甲類焼酎のように連続して蒸留されるためスッキリとしてクセのない味わいとなります。

二つがブレンドされ、モルトの風味も感じられる飲みやすいブレンデッドウイスキーに仕上げてあるのだと思われます。そのまんまの説明ですが、ハイボールなどにして気軽に楽しめますね。親父さんの世代に愛された「ハイニッカ」です。一度試せばお酒に対する世界観が変わるかも知れませんよ!!

PS・今年のバレンタインは焼酎が売れてるかも!「バレンタイン」も「敬老の日」も「父の日」もみんな同じ様な事なのかもね・・・・!(汗)


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高級シャンパーニュが供給不足に!

高級ワインへの需要の増加は、高級シャンパーニュ市場もタイトにしているようだ。

 

高級ブランド会社を傘下に持つLVMH(ルイ・ヴィトン、モエ、ヘネシー)社によると高級シャンパーニュが供給不足の状態に陥っているとのこと。リーマン・ショックからの景気回復や新興国のワイン消費の拡大による消費の伸びが予想できなかったようだ。

2010年のワインとスピリッツの売上高は前年より19%増加の£3.26bn(約4330億円)に達したとのことで、中でもドン・ペリニョンやクリュッグなどを含む高級シャンパーニュの人気が強かったのだそうだ。

また、シャンパーニュの需要が拡大しているだけでなく供給サイドにも問題がありました。2009年頃には全てのメディアでシャンパーニュ危機説が伝えられるほど需要が低迷しており、投げ売りを始めるところも出てきたのだそうです。そこで、シャンパーニュの委員会は供給過剰や価格の下落を避けるために、その後の収穫を制限したのでした。

あたり前ですが、シャンパーニュは急には生産できません。しばらくはシャンパーニュのタイトな状況は続きそうです。ボルドーワインと同じく高級品がますます高級になって行くのでしょうか!

「昔はドンペリも6千円台で買えたのになぁ~!(汗)」なんて時代にはもう戻りそうになさそうですね!このての商品は価格が高くなればなるほどに人気が出て来るのが不思議なんですよね~!それがブランド力ってやつなんでしょうかね!

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ボルドーワイン・バブルは続く!

高級ボルドーワインは1月も値上がり!

高級ボルドーワインの価格上昇が止まりません!今年になって一番の上昇率を見せたのがCh・ムートン・ロートシルト1996年で、昨年末に1ケースが£3,923(約52万円)だったのが1月には£5,195(約69万円)まで上昇、1ヶ月間の間に32%もの値上がりとなった。中国の春節に向けての購入なのか、新年のご祝儀買いなのか、今年も強気の市場でスタートしました。

最近のボルドーワイン取引の傾向は2007年ヴィンテージの新しいヴィンテージものが活発に取引されているのだそうです。これは古いヴィンテージに比べ若いヴィンテージは流通量も多いため、より沢山の量を確保しようと思えば新しいヴィンテージを購入するしかないのです。

つまり、リーマン・ショックの様な大きな経済環境の変化がない限り、高級ボルドーワイン市場は引き続きタイトな強気市場が続くことを意味しているのだと思います。

最近の取引の2007年ヴィンテージでの一番人気は、もちろんボルドー市場をリードするシャトー・ラフィット・ロートシルト。2番目の人気は以外にシャトー・コス・デストゥルネル。一級格付けのワインではありませんがカベルネ・ソーヴィニョンの含有比率が他のボルドーに比べ高く、特徴ある人気高級ボルドーワインの一つです。

ボルドーワインの今の主要な消費国である中国で、一級格付けのボルドーワインばかり追いかけるのではなく、他のワインに対する興味も強くなってきということなのでしょうか。熟成した市場へと変化しつつあるようです。。

日本での高級ボルドーワイン市場は、値上がり前に買い付けられて割り安価格で価格提示されているのを良く見かけます。輸入会社さんも、これだけ値上がりすると手が出しにくいハズ。いま日本で割り安で販売されている高級ボルドーワインがなくなると、次の販売価格は商品が薄くタイトな市場になるのも手伝って、大幅に値上がりするのは必至となりそうですね。

日本市場で割り安で価格提示されている高級ボルドー・ワインは”買い”です!!

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「ラガヴーリン16年」アイラの帝王!!

最近シングル・モルト・ウイスキーが人気ですね!特に個性の強いものが!

Lagavulin 16years ラガヴーリン 16年 AL43% 700ml 4,900円(価格は変動する可能性があります。)

個性の強いアイラ産ウイスキーの中でも個性が際立つ、評価の高いシングル・モルト・ウイスキー。ウイスキーやビールの有名評論家マイケル・ジャクソンさん(歌って踊りません。今でもご健在だと思います。)が最高点を付けたといわれるアイラモルトです。

ウイスキーファンは大きく分けて2種類のタイプに分かれるのだと思います。アイラ産のような個性豊かなタイプを好むタイプと、華やかでエレガントなタイプを好むタイプ。前者を好むタイプの方は比較的若い方が多く、後者の方は比較的高齢の方が多いようです。

酒屋のオヤジは完全に後者のタイプ。あんまり個性の強いウイスキーは飲んでて疲れちゃうんですよね。飲むならエレガントで繊細な感じのウイスキーがいいですね。

しかし世の中では今回ご紹介している「ラガヴ―リン16年」のような”好きな人は大好き!”だけど”ダメな人にはぜんぜんダメ!”みたいな個性豊かなシングル・モルト・ウイスキーが受けているようです。酒倶楽部ステップでもアイラ系は最近動きが良い感じなんです。

スモーキー、ピート香、ヨード香、樽香、シェリー樽香、潮の香り・・・などなど複雑な香味で、滑らかな口当たりながら強烈な力強さのある、素晴らしく評価の高いウイスキー。オートバイに例えるとハーレーダビットソンあたりでしょうか。女子に例えると最近話題の・・・・沢・・・・・・やっぱりやめときましょう!おキレイなんですけどね~!!(汗)

個性溢れるアイラの帝王を征服しましょうぞ!!




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酒類の卸売り免許が緩和か!

「酒類の卸売業免許の要件緩和」が規制改革の検討項目に盛り込まれたのだそうだ。

酒屋さんの雑誌「酒販ニュース」さんの記事。

政府の行政刷新会議の「規制・制度改革分科会」が上記を盛り込んだ報告書をとりまとめた。3月に「規制仕分け」を経て閣議決定するとのこと。

その会の「農林・地域活性化ワーキンググループ」が改革案として挙げているのは2点。

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①洋酒卸売業免許の年平均販売基準(見込み)数量の見直し(緩和)

②全酒類卸売業免許の需給調整要件の大幅緩和

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①は農家やその団体がメーカーに製造委託した果実酒等を販売する場合に、小売免許は取得できるが、年間基準数量に満たないため酒類小売り業者に卸売りできないため検討すべきとしているものだが、現在ではすでに見込み数量を満たしていなくても免許を付与する取り扱いとなっているのだそうだ。

酒屋にとっては、今まで酒類を海外から輸入して個人や飲食店に販売することはできたのですが、酒類小売り業者に対しての卸しは数量の問題があり免許を申請しにくい状況でした。それが、数量を気にすることなく輸入卸の免許を申請できるのですから、少量の輸入卸しの商売が可能になるため有利に働く可能性があると思います。また、酒類の輸入卸しの商売を志す方も多く出てくる可能性がありますね。

②は、二国間・地域間の経済連携協定交渉に関連してEUが日本に求めたのだそうです。現在でも輸入品に関しての卸し免許は取得できるのですが、全酒類卸売業免許となると日本の地方で生産される清酒や焼酎も含まれます。

今後、国内での消費数量の減少が見込まれるにもかかわらず日本の酒類卸し市場に参入したいとの事なのか?日本の卸売業者が組織の再編を進めている状況下で、なおかつ中小の卸売り業者が苦しい立場にあり、こちらに関しては今後ひと悶着ありそうな気がします。

とは言っても、清酒、焼酎のメーカーは大部分が中小であり、なおかつ今でも非常に閉鎖的なメーカーも少なくありません。特定の卸し業者とも強い結びつきがあり、外国企業が簡単に割りこめる市場ではないと思われます。

もし、日本の全酒類卸売業に参入したいとすれば、食品市場全体のロジスティクスの一部として酒全体の卸売りも手掛けたいという事なのかも知れません。もし3月の閣議決定で上記の2点が決まれば、国内酒類業界は再度の大波乱となる可能性があります。インターナショナル企業にとって国内の酒類卸売り業者の暗黙の了解みたいなものは関係ないですからね。

上記の案がどのように決着するのか分かりませんが規制は緩和される方向にあります。酒類の国内消費は減少すると予想される中、海外や他業種からの酒類流通業界への参入もあるとすれば、酒類市場は益々混迷の度を増して行きそうです!

しょうがないから酒倶楽部ステップでも酒類の輸入業への参入の可能性を考えてみます!(汗)

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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