“ピノ・ノワール”に関する記事一覧

「モーガン」モントレーの第一人者と呼ばれる造り手のピノ・ノワール

「あの、ものすごい資金力の・・・・!?」みたいな名前ですが、あっちのJP・・・とはまったく関係のないカリフォルニア州モントレーのサンタ・ルシア・ハイランズのホントに素晴らしいワインと、そのワインを生産するワイナリーの名前。

モーガン・ワイナリーは、「アメリカ合衆国公認のワイン栽培地域(AVA)」に認定された、サンタ・ルシア・ハイランズのあるモントレーの第一人者と呼ばれるワイン生産者なのです。

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【モーガン 12クローン ピノ・ノワール 2010】750ml AL13.9% 4,600円  <WS:92スコア>

 「本当に美味しいワインだけを輸入しよう!」と高い理想のもとに選び抜いたカリフォルニアワインは、何故かピノ・ノワール種ばかりになってしまったとのこと。

そんな選び抜かれたカリフォルニアのピノ・ノワールの中で、ひときわ異彩を放っていると感じたのが写真の「モーガン 12クローン ピノ・ノワール 」でした。

ピノ・ノワールらしいやさしさと、完熟した黒みがかったベリー系の凝縮感のある、非常になめらかで、絶妙にバランスの良い味わい。間違いなくプレミアム・クラスの味わいです。

 生産者のダン・モーガン・リーさんは、ブドウ栽培に非常に恵まれた場所であるサンタ・ルシア・ハイランズがAVAとして承認される前からこの地に注目し、良質なブドウを購入してワイン造りを始めました。

その後ワイン畑を購入し、自ら土壌を改善して有機栽培に挑み、サンタ・ルシア・ハイランドでは初めての有機栽培農地として認められました。

また、環境を大事にする取り組みは有機的、節水、少エネルギーな方法で畑を管理し「SIP(持続的環境保全型ワイン生産)」としても認められており、サンタ・ルシア・ハイランズでは唯一の両方の認証を持つワイナリーなのです。

「モーガン 12クローン ピノ・ノワール」は、モントレー湾からの冷涼な風により果実の生育期間がながいサンタ・ルシア・ハイランズの、その素晴らしいテロワールの特性と、ブドウ品種の特徴が理想的に引き出されたワインではないでしょうか。

 ワインの小売店としてのワインの試飲は、どうしても価格と味わいのバランスを気にします。そのバランスから見たこの「モーガン 12クローン ピノ・ノワール」は、世界の同じ価格帯のワインと比較しても明らかにアンダーバリューだと思います。

 

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「カリフォルニア・ワイン試飲会」レベルの高さにあらためて驚いた!

カリフォルニア・ワインのテイスティングです。

カリフォルニア・ワインの質が高いことは周知のとおり。しかし、実際に試飲をさせていただくと、あらためてそのレベルの高さに驚かされます。

今回出品されていたカリフォルニアワインは、いわゆるプレミアム・クラスの味わいのワインが多いのですが、1万円を超えるようなワインはほとんどなく、コストパフォーマンスに優れたプレミアムクラスのワインが多いと感じました。

酒屋の立場でもっと平たく言えば、「3千円がらみ、5千円がらみのコスパが素晴らしく良い!」といった感じでしょうか。もちろんそれ以上の価格のワインはもっと素晴らしいのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

カリフォルニアワインといえば、カベルネ・ソーヴィニョンを使ったワインの評価が高いというイメージがあります。またジンファンデルも人気がありますね。

今回の試飲で驚いたのは”カリフォルニアのピノ・ノワールが素晴らしい”こと。果実味の凝縮感があり、まるでブルゴーニュの当たり年である2009年ヴィンテージでも試飲しているかのよう。

輸入会社さん曰く「より質の良い美味しいワインを取り扱うべく、試飲を繰り返しているうちにピノ・ノワールばかりが残ってしまった!」とのことで、ピノ・ノワールにこだわっていた訳ではないのだそうだ。

その他にもジンファンデル、白ワインのソービニョン・ブランやシャルドネと、どれも素晴らしくレベルが高く、ぜひぜひ酒倶楽部ステップでも扱わせて頂きたいと感じた次第です。

それにしても、流石はアメリカです。十分な資本、技術、テロワールそしてブルゴーニュ・クローンのピノ・ノワールと完璧なまでに全てがそろっているからこそ実現した品質ですね。

 

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「ステーキ」東京お祝いランチ

試飲会で東京に出たついでに、不肖わたくし酒屋のオヤジの「ハッピー・バースデー・ランチ」を女房殿と楽しませて頂きました。

2月の誕生日の場合、お誕生日プレゼントでもらうのってセーターばっかりだったりするんですよね(笑)!もちろん大変にありがたいことなのですが、セーターはなかなか捨てるチャンスがないためか、タンスからたまに引っ張り出してみると「こんなにあってドーすんの(汗)!?」ってぐらいあったりします!

「じゃーどーすんのよ?」と女房殿に聞かれて、「じゃーステーキ食べさせて!」って、なぜか答えてしまいました。ひょっとしたら、その前に糖質制限ダイエットで大成功されたお客様に「このダイエット方法は、肉をいくらでも食べてイイんだよ!」って聞いたことに影響されたのかも知れません。

そんなことで、オレゴンをテーマにした高層ビル最上階にあるステーキレストランへ。そこではランチならではのお得な記念日コースが用意されておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラスのスパークリング・ワインが付いて、オードブルの盛り合わせ、クラムチャウダーのスープと来て、写真にあるメインのステーキ。メキシコ産の赤身の牛肉なのですが、このお肉がまた塩・胡椒して炭火で焼いただけなのに味わいがあって美味しい。流石はステーキ専門店さんです。

そして、オレゴンと言えばやっぱりピノ・ノワールのワインですね!オーガニック栽培で造られたオレゴンらしい味わいのピノ・ノワールも一緒に楽しませて頂きました。シンプルな味付けのステーキとの相性はバツグンでしたよ(笑)!!

やや高所恐怖症気味の酒屋のオヤジにとって高層ビルの最上階では、ややナーバスな感じは正直あったのですが、それでも久しぶりに贅沢をさせて頂いた気分です。

ほとんど外食をしない我が家では、これから特別な日にランチでお得にお祝いのスタイルが定着しそうな気配。それに物より事の方が、記憶と写真以外後に残らないことも時代に合っている気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レストランさんならではの、こういうサービスもうれしいですね!

 酒屋のオヤジのような飲んべーさんの誕生日には、飲んで食べてのお祝いが最高なようです。

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「ディアバーグ・ピノノワール」ブルゴーニュ・クローンと恵まれたテロワール

金融ビジネスで成功された、ジム&マリア・ディアバーグ夫妻はカリフォルニアのブドウづくりに恵まれた地域に、ボルドータイプのワインを造り出す「スターレーン・ヴィニャード」と、ブルゴーニュタイプを造り出す「ディアバーグ・ヴィニャード」のプロジェクトをスタートさせたのでした。

やがて両方のプロジェクトは大ブレイク。セレブ御用立つのワインとなったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Dierberg Vineyard  Pinot Noir  Santa Maria Valley ディアバーグ・ヴィニャード ピノ・ノワール サンタ・マリア・ヴァレー 750ml

最高のブルゴーニュタイプのワインを造るべく、理想的な環境で、理想的な栽培方法、最高のスタッフにより造り出されるワイン。

栽培されているピノ・ノワールは「ディジョン・クローン」と「スーツケース・クローン」と呼ばれる1850~1860にフランスから持ち込まれたとされているブルゴーニュの有名ワインを造り出すブドウ畑のもの。その中で各種クローンに分かれている。

これらのクローンを細かな区画に分けて、テロワールに合わせて、クローン別に畑を管理。それらのクローンたちは、カリフォルニア特徴であるリッチで表現豊かなスタイルと、バランスのとれた伝統的な味わいを見事に表現してくれるのです。

ちなみに「スーツケース・クローン」と呼ばれるカレラ・クローン、スワン・クローン、ロキオリ・クローン、ピゾーニ・クローンがDRCやロマネ・コンティの畑の木を夜中にこっそりちょん切って、濡れた新聞紙で巻いてスーツケースに入れて密輸したクローンであることは、かなり濃厚だと言われているのだとか。

ブルゴーニュのプレミアムクラスのワインは、最近非常に高価になってしまいました。もちろんお酒は単に味わいだけを楽しむものではなく、名前やブランドに満足感を得たりもするわけですが、もしこの「ディアバーグ・ピノノワール」がブルゴーニュ産だったらと想像したなら、かなりのアンダーヴァリューと言えるのではないでしょうか。

 

 

 

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「ピノ・ノワール」自然派のエレガントで軽やかな味わい!

南フランス産、自然派のエレガントで軽やかなピノ・ノワール・ワインです。

Domaine De Martinolles Pinot Noir 2008 ドメーヌ・ド・マルチノル ピノ・ノワール2008年 750ml 1,890円

ドメーヌ・ド・マルチノルの非常に評価の高いスパークリングワインは、既にこのブログで以前ご紹介させていただきました。古い歴史を持つ場所で、16世紀にはドメーヌ・マルチノルは大修道院の属領であり修道僧によりブドウが栽培されていたのだそうです。また、畑の一角にはその昔ブドウを潰すのに使われていたローマ時代の遺跡が残っています。

 現在のオーナーであるレオン・ヴェルニュさんは、この地方の伝統的ブドウ品種であるモーザック種(ブランケッドとも呼ぶ)を主体とした優れたワインを生産することで知られています。

 ヴェルニュさんは標高が比較的高く起伏のあるこの地が、ピノ・ノワールやシャルドネによく適合していることに着目。この地域で始めてピノ・ノワールを植えました。

南フランス、ラングードック地方でも涼しい地域での自然派ワインらしく、ピノ・ノワールもシャルドネもピュアーでクリーンな味わい。

ピノ・ノワールの典型的な熟したチェリーの風味があるのですが、優しくエレガントで素朴な感じなのです。爽やかな酸味があり、気軽に楽しめて飲み飽きしない毎日でも楽しめるワインです。

ラングードック地方の涼しい地域でのピノ・ノワールは、現在ワイン業界の中で注目されております。そして今後、ラングードックの各ワイナリーはピノ・ノワールのワインをリリースしてくるとみられております。

今後、遠くない将来には美味しくてお手軽な、マルチノルのようなピノ・ノワール・ワインがもっと楽しめるようになると思います。期待しましょう。

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