“取り扱いワイン”カテゴリーの記事一覧

スパークリング/イタリア  サンテロ ブラック ブリュット

 

厳選ブドウから造られるスパークリングワインで大人気

サンテロ ブラック ブリュット

Santero Black Brut

 

 

 

 

 

 

 

カジュアルな価格で すっきりとした辛口

 

NV    現在在庫あり (2020.6月現在)

 

 

 

イタリア ピエモンテ州

葡萄:グレーラ 50%、シャルドネ 30% 、ピノ・ビアンコ 20%

 

醗酵:ステンレス・タンクにてシャルマ方式

 

 

泡立ちは力強く、花のようなアロマに新鮮なフルーツの香り。

そしてそのスタイリッシュな佇まいが人気の本格的なスプマンテです。

 

~以下 輸入会社より

 

サンテロ Santero F.lli & C. S.p.a.

家族のブドウ栽培の歴史は、現在当主のジャンフランコ・サンテロ氏の祖父によって第二次世界大戦中という困難な時期に開始されました。

当時は大変な世界情勢でしたが、地道にブドウ栽培とバルクワインの醸造を専門に行っていました。その後、息子達の時代となり、4人兄弟のレオポルド、レンツォ、アルド、アデリオは自らの手でスパークリング・ワイン専門のブランドを立ち上げたいと、彼らの情熱と起業家精神を集結させ、1958年に現在のワイナリーが位置するサント・ステファノ・ベルボに昔からあったスパークリング・ワインとピエモンテの伝統的な銘柄を専門に製造していたワイナリーを購入しました。

この一大投資後、彼らのワインビジネスへの偉大なる献身的取り組みと柔軟な経営体制から、新しい顧客と新規市場を次々に獲得し、世界的な人気を誇るワイナリーへと成長を果たしました。この当時からマーケットのニーズに耳を傾けるという、顧客満足度を大切にした柔軟な姿勢が生まれました。
その後、1977年に再度大きな投資を行い、その当時では最新鋭の設備を有する醸造所とセラーを建設。敷地面積は全長18,000m以上にも及ぶ巨大ワイナリーであり、アスティの原料となるブドウ品種、モスカートの栽培エリアの中心部にあります。

世界中で大人気のハイコスパ・スパークリングワイン!

 イタリア産のスパークリングワイン生産者として、世界中で大人気の「サンテロ」。日本においてもその人気は非常に高く、2008年から2013年まで5年連続で日本で最も売れているイタリア・スパークリングワイン生産者に選ばれました。辛口?甘口まで、品質と価格のバランスが素晴らしいワイン造りが見事に認められており、世界でますますその人気を高めています。

アイデアマンの社長、ジャンフランコ氏

常にサンテロのワインを楽しんでくれている消費者のことを第一に考えているジャンフランコ氏。

モダン・スタイルを追求し、常にカッティング・エッジ(最先端)で、スタイリッシュ&ファッショナブルな商品の独創を続けるアーティスト。アイデアが豊富で、良いと思った案をすぐに採用する柔軟性を持っています。
実は日本の文化が大好き、というジャンフランコ氏。とても楽しくユニークでおられ、心温かく素敵な紳士です。

しっかり者の姉、マリア氏

アイデアマンであり社長である弟のジャンフランコ氏を支えるしっかり者の姉、マリア氏。

とても恥ずかしがり屋さんで控えめな方。とてもチャーミングで可愛らしさと美しさの両方を持った、才色兼備のキャリアウーマンです。

日本のことを非常に大切に思ってくれています。

栽培農家とブドウの樹

徹底した品質管理のもと、育てられるブドウ

 ワイナリーは、モスカートの栽培エリアの中心的なところにあり、殆どの自社畑と契約農家の畑は、丘陵地の標高の高いところにあります。

これらは地元では非常に品質のよい白ブドウが収穫できることで有名な場所。サンテロのモスカート種を原料とするスパークリングワインの品質が高い理由がここに裏づけされています。やはり高品質なワインを造るには、原料ブドウの品質レベルを見極めることが最も重要。サンテロは条件の良いブドウを選別しているだけではなく、栽培農家の技術の向上にもサポートを行っています。

サンテロ社のブドウを栽培している契約農家はワイナリー設立当時から共に歩んできた協同者達であり、今ではサンテロ社と50年以上付き合ってきた「仲間」。培われた経験と知識により、その栽培技術はとても優れています。次の代になっても、サンテロ社へのブドウ提供者でいたいという世代を超えた信頼。栽培農家の中には年老いた方もおられ、サンテロ社長は自らその農家のもとへ足を運び、常にブドウ農家とのコミュニケーションを大切に考えています。

このようなブドウに対する徹底したこだわりの姿勢が、サンテロのスパークリングワインがコストパフォーマンスに優れている秘密なのです。

高品質な味わいはもちろん、スパークリングワインで楽しい時間を!

 サンテロ社は高品質なスパークリングワインを消費者の皆様へ供給することで、楽しい時間を過ごしてもらえることを第一に考えています。

例えば一部の商品に使用されている「ニコちゃん」コルク。美味しいスパークリングワインを開けて、さらにこんなに楽しい演出があったら嬉しいですよね。

そんな風に喜んでもらえるのが嬉しくて、サンテロ社長であるジャンフランコ氏は日々品質向上に余念がありません!

ピノ・シャルドネなど一部の商品に使われている「ニコちゃん」コルク

 

白 イタリア / ディ・レナルド シャルドネ モノヴィティーニョ

 

フリウリの小さなワイナリーが造る 世界的に人気の高品質ワイン

アジィエンダ・アグリコーラ・ディ・レナルド シャルドネ モノヴィティーニョ

Azienda Agricola di Lenardo Chardonnay Monovitigno 

 

 

 

 

 

 

 

2018年   現在在庫あり (2020.5月現在)

 

いつも価格以上の価値あるワインを造り出しています

バランスよく スタイリッシュなワインが定評

 

 

 

 

 

写真は2020年2月東京の試飲会にて

 

 

ほとんどが海外で完売してしまう人気ワイナリー

高品質の割に 価格を据え置いているのが人気の秘密

小さいけれど とても成功している生産者とお聞きしました

すごくまじめな職人気質的なところもあるのでしょうね

 

 

イタリア フリウリ・ヴェネツィアジューリア州

葡萄:シャルドネ 100%

醗酵:ステンレス・タンク/主醗酵後、一部をステンレス・タンクにてマロ・ラクティック醗酵   熟成:ステンレス・タンク

白や黄色の繊細な花、フレッシュパイナップルなどの熟れたフルーツの香り。新鮮な酸味とふくよかな果実味が心地よく口中に広がり、程よく厚みがあり飲みやすい白ワインです。

 

 

~以下 輸入会社の資料から~

アジィエンダ・アグリコーラ・ディ・レナルド

Azienda Agricola di Lenardo

北イタリア、フリウリの小さなワイナリーがつくる高品質・少量生産ワイン!

 

北イタリア、フリウーリの小さなワイナリーがつくる高品質・少量生産ワイン

レナルド家の歴史は1800年初頭に始まります。常にワイン造りと共に歩んできましたが、10年程前にワイン造りにおいて大改革を行いました。それはまず、レナルド家の畑に最もあったブドウ品種を研究し、それを厳選して栽培することでした。そして更にそのブドウ自体の凝縮度を高めるために、1ha当たりのブドウの収量を厳格に調整しました。また、洗練された新しいテクノロジーを積極的に取り入れることにも努力をしました。その結果、近年、ワインの個性・品質を飛躍的に向上させることに成功しました。

今では高品質のフリウリ グラーヴェ D.O.C.を造ることで定評のある「ディ・レナルド」。ワイン造りは伝統的手法の良い部分と最新のテクノロジーをうまく融合させた形で、手間暇を惜しまず、決して量を求めない高品質・少量生産を貫いています。

信頼のおける性格がそのままワイン造りにも

オーナーであるマッシモ氏の性格、“非常に生真面目で計画的、何時も清潔で整理されている”がそのままワイン造りにも反映されています。

彼の性格がそのまま現れており、伝統に固執せず、常に新しいテクノロジーをいち早く取り入れる時代感覚を持っており、彼のワインは世界中で人気となっています。

 

 

オーナー マッシモ・ディ・レナルド氏

赤/スペイン  セニョリオ・デ・ティエルメス・レゼルバ

 

13年の熟成を経ても ボリュームたっぷりの掘り出し物的ワイン

セニョリオ・デ・ティエルメス・レゼルバ

SEÑORIO DE TIELMES RESERVA  2007

 

 

 

 

 

 

 

2007年   現在在庫あり (2020.5月現在)

 

微かにレンガ色がかっているがしっかりとした色調

熟したブラックベリーや ドライプルーン、かすかにタバコやカカオの香り

アタックもまだまだしっかりとしていて

かすかに熟成した風味があるがパワフルさが際立ちます

アルコールも 15% あるので ボリュームある肉料理などに合わせるか

これからの季節

炭酸水で割るのもおすすめしたいです

 

 

 

 

 

 

輸入会社さんから 今回 特別に分けていただきました

 

 

 

スペイン DOマドリード

葡萄:テンプラニーリョ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ

 

~以下 輸入会社の資料から~

Bodegas Tagonius   ボデガス・ タゴニウス

 

 

 

 

 

 

 

現在の蔵は 2000 年に建設 、 1860 年に創立したワイナリー Ju st o del Pozo Olmeda
がその土台となっています。 現在百万リットルのワインを生産する能力を持ち、 850 樽以上が空調さ
れた地下セラーで熟成中です。ワイナリーの畑はマドリッド南東 45 kmの山間部、 17 世紀から 18 世紀
まではマドリッドの貴族たちに愛飲されたワインの中心的生産地だったという歴史ある地域です。この
ワイナリーのワインは現在もマドリッドのワインを代表するワイナリーとして、著名なレストランやパラド
ールに採用されています。

 

 

 

 

 

 

製法:自社畑より収穫
それぞれ
4 品種ごとに分けて醸造
低温で5 12 日間のマセレーション後、ステンレススチールタンクで温度管理
の下に発酵とマロラクティック発酵を行う。熟成はフレンチオークとアメリカン
オークに 18 ヶ月間寝かせ、その後ボトリングしてさらに 18 ヶ月以上熟成。
(普通のレゼルバ規定:36 ヶ月熟成、 内 12 ヶ月以上をオーク樽で熟成)

 

マリアージュ:牛モモ肉のタタキ、焼き秋刀 魚

 

飲み方:栓を抜いてしばらく置き空気に触れさせてからお飲みください。酒石
や澱が出ることがありますのでデキャンティングをお勧めします。コルクはソ
ムリエナイフでゆっくりと抜いてください。古酒ですのでコルクが割れること
がございます。

 

白ワイン/ハンガリー  ヴィンツェレール ゼニット

 

湖面の静寂を思い起こさせる穏やかさと、果実感を兼ね備えた辛口白ワイン

ゼニット

Zenit

 

 

 

 

 

 

 

2017年   現在在庫あり (2020.5月現在)

 

みかんや 蜜のような 爽やかで 甘やかな香り

軽やかで すっきりとして瑞々しい口当たり

透明感のある白ワイン

アフターのかすかな甘みが 心地よい

白カビチーズや 鶏肉のシチューなど クリーミーな食べ物に合います

 

ハンガリー ショプロン

コッリオ D.O.C.

葡萄:ゼニット 100%

 

平均樹齢 4年〜30年
土壌 雲母を多く含む粘板岩に森林由来の土が重なる土壌
仕立て方 グイヨ
畑の特徴 湖周辺に広がる南向きの緩やかな斜面の区画
収穫 機械と手摘み
熟成(樽)、熟成期間 ステンレスタンクで約3ヶ月
合わせる料理 豚肉とパプリカ、マジョラムやタイムで作るハンガリーのシチューや、鶏肉の炒めものと親しまれているそうです。

 

 

ライムやグレープフルーツを思わせる柑橘の香りとジューシーさが際立ちます。

クリアな果実感で後味すっきりの辛口白ワインです。

 

 

畑の所有面積は4.5ha。樹齢4年から30年程度までの葡萄がグイヨ仕立てで栽培されています。土壌は、粘板岩に雲母が多く含まれ、森林由来の土が重なっています。収穫は機械と手摘みの両方で、発酵はステンレスタンクを使用。発酵後におよそ3か月間ステンレスタンクで寝かせ、フィルターにかけてボトリングします。柑橘系の香りとジューシーさがあふれる味わい。クリアな果実感とすっきりとした後味が特徴の辛口白ワインです。現地の人は、ポークとパプリカやマジョラム、タイムが入ったハンガリアンシチューや、チキンの炒め物と一緒に楽しみ

 

~以下 輸入会社より

ヴィンツェレール

Vinceller

 

ハンガリーの北西部でオーストリアとの国境にあるショプロンの周辺は、古くからワインの生産がさかんなエリアです。国境に位置するフェルテー湖(オーストリアではノイジードル湖)の周辺に広がり、ワインの産地としてはハンガリー国内でも有数の規模を誇ります。歴史的にも非常に古く、記録によれば、およそ2,000年前にもさかのぼる古代ローマ時代にはすでに葡萄の栽培がさかんに行われていたとされています。古くから生産されている品種としては、黒葡萄のケークフランコシュ(オーストリアではブラウフレンキッシュ)などがあり、このエリアのケークフランコシュの品質は、19世紀ナポレオン戦争時代、ナポレオンの侵略がこのエリアに達した頃、金銭取引の代用として認められていたほど上質なものであったという記録が残されています。

 

 

 

このような歴史に支えられた由緒ある産地で、長く葡萄の栽培に携わってきた3つの家族が協力し、1つのワイナリーを立ち上げました。モルナール家、ピレル家、シャージュディ家が1986年に設立した、ヴィンツェレールです。設立後30年が過ぎた現在でもワイナリーのオーナーはこの3家族が名を連ね、なかでもモルナール家のティボル氏の主導で醸造が行われています。ティボル氏は、醸造学校を卒業した後、オーストリアのミッテルブルゲンラント・ホリチョンにあるアントン・イビィで約4年間、その後、カンプタールのランゲンロイスにあるフレッド・ロイマーで経験を積み、ヴィンツェレールの醸造の要となり手腕をふるっています。

 

 

 

フェルテー湖のある国立公園内に広がる農園の面積は、13.5ha。栽培されている品種は、白葡萄ではゼニットやツェルト・ヴェルティーニ(グリューナー・フェルトリーナー)、黒葡萄ではツヴァイゲルト、ケークフランコシュなどが中心です。このエリアの地場品種であるゼニットは、1951年にエゼルヨー種とブーヴィエ種の交配で生まれた品種で、ハンガリー国内では北西部のバラトンフレド・チョパクやショプロン周辺で栽培されています。その特徴は、早熟・高い酸・十分な糖度。アロマは、レモンやライムのさわやかな柑橘系と、リンゴのフルーティーな香り。辛口ではミネラル豊か、甘口ではライチやアプリコットのようなスイートな香りも魅力です。地域の気候や土壌などの自然環境を最大限に生かした葡萄栽培を実践し、基本に忠実な醸造にこだわり土地の魅力を伝えることをワイナリーのミッションとしています。

オレンジワイン/イタリア  プリモシッチ リボッラ・ディ・オスラヴィア

 

贅沢にも上澄みだけ瓶詰めした 透明感あるオレンジワイン

プリモシッチ リボッラ・ディ・オスラヴィア

Primosic s.r.l.  Ribolla di Oslavia

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年   現在在庫あり (2020.5月現在)

 

華やかな香りが特徴の 土着品種 リボッラ・ジャッラで 造るオレンジワイン

 

 

イタリア フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州  ゴリツィア地区

コッリオ D.O.C.

葡萄: リボッラ・ジャッラ  100%

 

醗酵:収穫後、除梗して開放型オーク樽にて温度管理をせず4週間浸漬、主醗酵後、マロ・ラクティック醗酵

熟成:オーク樽熟成 24カ月(550L、1700L、スラヴォニア産)

瓶熟成:12カ月

 

輝きのある黄金色に近いオレンジワイン。

アカシアの花やオレンジピールの香りが印象的。

オレンジピールのようなビターな印象とアプリコットのアフターフレーバーが心地よい。

 

(2015)「ヴェロネッリ 2019」 94点 & 3グラス /(2015)「ガンベロ・ロッソ 2019」 2グラス

 

 

~以下 輸入会社より

 

ガンベロロッソ誌で高い注目を集めるコッリオの生産者

プリモシッチ

 

 

魅力がいっぱい!フリウリとスロべニアの国境に位置、コッリオ!

イタリア、フリウリ州の東の産地、コッリオには約1300haの美しい畑が広がります。「コッリオ」は「丘」を意味しますがその名のとおり小高い丘が非常に多く、標高は高いところで280m程。平地であるゴリツィアの町から、車で20分ほど丘を登った場所にプリモシッチは位置しています。曲がりくねった山道の途中にあるワイナリーで、目の前には隣国、スロベニアが広がっています。

 

美しい自然、森の向こうはスロベニア

魅力がいっぱい!フリウリとスロべニアの国境に位置、コッリオ!

イタリア、フリウリ州の東の産地、コッリオには約1300haの美しい畑が広がります。「コッリオ」は「丘」を意味しますがその名のとおり小高い丘が非常に多く、標高は高いところで280m程。平地であるゴリツィアの町から、車で20分ほど丘を登った場所にプリモシッチは位置しています。曲がりくねった山道の途中にあるワイナリーで、目の前には隣国、スロベニアが広がっています。

ポンカと呼ばれる特徴的な土壌

丘陵地のため段々畑が多いコッリオですが、このエリアには特徴的なPonca(ポンカ)と呼ばれる幾層にも重なった、沖積土壌が多く見受けられます。泥灰土と砂石が混じっていますが鉄分や石灰を含んでいます。手で触るともろく砕けてしまうほど柔らかな土壌は水はけが良く、地中深くまでしっかりと根が入るためブドウの生育に良い影響を与えています。

重なり合った非常にもろい土壌
コッリオで初めてボトリングされた第一号のワイン

 

 

コッリオで初めて瓶詰めワインを造った生産者!

プリモシッチはコッリオで最も早く瓶詰めワインを造った生産者としても知られていています。ワイナリーには1967年に瓶詰めしたワインが今も残っています。当時、瓶詰めされたワインはトカイ・フリウラーノ種から造られていて、トカイと呼ばれていました。
ワインのボトルには、コッリオの生産者協会の証明書シールが貼られていますがビン詰めロットの番号をよく見ると「1番」になっています。今なお素晴らしいワインを造り続けるプリモシッチ。コッリオのワイン造りの原点はこの生産者にあったと言っても過言ではありません。

(1990年代にEUがハンガリーにトカイの呼称を認めたため、現在のイタリアワインにはトカイと記載できませんが1967年当時のワインにはトカイと書かれています。)

 

1995年でもまだまだ若々しい!

非常に長い熟成に耐えるクリン

クリンは4つの品種が個性を奏でることで、まるでオーケストラのようにまとまり、複雑な味わいを楽しめるワインです。若いうちはフレッシュなグレープフルーツの香りが印象的でトーストや焼き菓子のニュアンスもあり複雑なワインです。酸味が豊かで長い余韻が楽しめます。さらに驚くべきはその熟成のポテンシャルです。高いミネラルがあるため、20-30年は熟成する素晴らしい白ワインです。ワイナリーではポテンシャルの研究のためプライベートストックとして90年代のワインも僅かに残しています。数十年経ったワインでも豊かな果実味、美しい酸、ミネラルがしっかりと感じられます。まるで時が止まったかの如く非常に瑞々しさを保ったワインです。

リボッラ・ジャッラの魅力に迫る!

白ワインの銘醸地としても知られるフリウリ州。中でも注目の地品種は、ゴリツィアが発祥とされているリボッラ・ジャッラ。イエローから、ゴールド系の色合い。美しく輝くワインは繊細な花の香り、レモンの香り、リンゴ、アカシアの花のなど豊かな香りが含まれていてワインにはミネラルのニュアンスが強く出ると言われています。リボッラ・ジャッラの美しい香りを生かした単一品種のグラッパを造るメーカーやスパークリングワインを造る生産者も登場するほど素晴らしく、フリウリ州を代表する注目の土着品種です。プリモシッチが造る、カジュアルレンジのリボッラ・ジャッラは黄色いビビットカラーのラベルが目印。リボッラ・ジャッラを表現するのに一番適した色合いを使い、よりお客様にワインの魅力を知って欲しいとのワイナリーの想いが込められています。

黄色いラベルがトレードマーク、プリモシッチ・リボッラ・ジャッラ
リボッラ・ジャッラ

リボッラ・ジャッラで造るオレンジワイン

コッリオのオレンジワインは農夫の知恵から生まれたワインです。そう語るのは、ワイナリーの2代目、マルコ・プリモシッチ氏。マルコ氏の曽祖父の時代、「コッリオの人たちはリボッラ・ジャッラを使ってワイン造りを行っていましたが、ブドウの皮がしっかりしているため、プレスするとジュースがあたりに飛び散ってしまって困っていました。そこで、ジュースが飛び散らないように赤ワインと同じように白ワインを造り、ブドウの皮をそのまま浸漬してワインを造ってみようと誕生したのが、現在のコッリオで造られるオレンジワインの起源です」と語ります。オレンジワインは近年注目されるようになり、1980年代にグラヴナー社を筆頭に生産が増えていきました。当時は奇妙なワインの出現に市場では返品されるケースも多かったのですが、より多くの方に知っていただきたい特徴的なワインです。

ワイン業界も注目の生産者、プリモシッチ

イタリアで最も権威のあるワインガイド、ガンベロロッソでプリモシッのオレンジワイン、リボッラ・ディ・オスラヴィアは最高評価、トレ・ビッキエーリを過去に獲得しています。さらに、フラッグシップワインの一つ、クリン 2010はワイン・アドヴォケイト誌でも92+点を取るなど高い注目を集めています。
ただ、注目されているのは高いワインだけではありません。ガンベロロッソが2000本以上のイタリアワインの中から選び抜かれた、お買い得なワインを紹介する「ベーレベーネ誌2017」で彼らの作るコッリオ ソーヴィニヨン・ブラン2015はイタリア最高の白ワイン、オスカー・ナツィオナーレにも選ばれています。

ガンベロロッソも注目!!
開放式の木樽で発酵されるリボッラ・ジャッラ

プリモシッチではアンフォラは使わない

「コッリオのオレンジワインはアンフォラで造っていると思われる方が結構多いのですが実はそれは違います。」そう語るのは、ワイナリーの2代目、マルコ・プリモシッチ氏。アンフォラはジョージアで生まれたものですが、ジョージアからスラヴォニアに伝搬した歴史があり、グラヴナーのオーナーのヨスコ・グラヴナー氏がコッリオでは先駆けて導入、世界に知られるようになりました。グラヴナーとプリモシッチは徒歩で行けるほどのご近所さん、彼らは切磋琢磨しあう友人ですが、プリモシッチではアンフォラは使用せず、オレンジワインの発酵には開放式の木樽を使用しています。醗酵中に2時間ごとに丁寧にパンチング・ダウンを行うことで、独特の色合いやマンダリンのキャンディのような香が広がるアロマ豊かでリッチなオレンジワインが生まれます。

透明感あふれるプリモシッチのオレンジワイン

プリモシッチのオレンジワインは濁りがなく、透き通ったオレンジ色のワインに仕上がっています。彼らはビン詰めの際にフィルタリングを一切していませんが、熟成の過程で、長期間樽の中で静置し上澄みだけをボトリングします。その為、美しく透明感のあるワインに仕上げることができます。濁りのあるオレンジワインも世界には流通していますが、ワインが持つ透明感を表現したいと考え贅沢に、美しい上澄みワインのみをボトリングして、出荷しています。

リボッラ・ディ・オスラヴィア(左:2013年、右:2012年)

ピノ・グリージョのオレンジワイン!?にも挑戦しています。

コッリオの生産者のオレンジワインはリボッラ・ジャッラで造るのが一般的ですが、現オーナーのシルヴァン・プリモシッチ氏が1988年に一度、ピノ・グリージョのオレンジワイン造りに挑戦しました。イタリアをはじめ、ヨーロッパのレストランやワインショップに販売をしましたが、リボッラ・ジャッラのオレンジワインすらあまり知られていなかった当時、その特異な味わいから販売後、得意先から大量の返品が返ってきました。以来、造らなくなってしまいましたが、その後30年近い歳月が流れます。ある日、シルヴァン・プリモシッチ氏が、かの有名なピエモンテの生産者、アンジェロ・ガヤ氏と食事の席で話していた際に、「アンジェロ・ガヤ氏は素晴らしく、ピエモンテをはじめ、象徴的なワインを多く造ったが、コッリオでも象徴的なワインに挑戦してみては?」と話していた時に、昔の挑戦を思い出し、ピノ・グリージョのオレンジワイン再び造り始めます。2015年ヴィンテージからリリースされる予定です。

 

シルヴァン・プリモシッチ氏が言うには、白ワインは酸が高くタンニンが少ない。対して赤ワインは酸が低くてタンニンが多い。ワインにタンニンがあればしっかりとしたボディと熟成のポテンシャルが生まれます。ピノ・グリージョは酸が非常に少ない品種ですが、試行錯誤を重ねた結果、スキンコンタクトを約7日間行うことでピノ・グリージョのタンニンがワインにしっかり入ることがわかりました。非常にボリューム感のある熟成できる特別なワインを造ることができます。

 

プリモシッチではこのワインを、ピノ・グリージョ・オレンジワインと命名していますが非常に特殊な輝きのある濃いピンク色でセンセーショナルなワインに仕上がっています。生産本数も少ない貴重なワインですが、今後コッリオを代表する、特別な存在のワインになるかもしれません。

ページ
トップ