“酒屋さん”の記事一覧

ボルドーワイン、赤サンゴ、そして爆買い・・・中国バブルはハヤい!

 

 

それにしても中国の株式市場の状況は、大変なことになってるようですね。

中国政府の推奨もあって、なんと学生まで二人に一人が株取引を行っていたと。

また、信用取引を行っていた人達も多く、レバレッジは10倍。そこに全財産を突っ込んでいた人達も少なくないというから大変だ。

・・・・・1割下げればすべてがなくなる。もちろんそれ以上なのだからヒドイ。

 

2011年にピークを打った中国の「ボルドーワイン・バブル」では、中国での高級ワイン人気を当て込んで商売をされた方々が大きな損害を被った。

また、その後の日本の小笠原沖での密漁が問題となった「赤サンゴ・バブル」でも、そのバブルに踊らされて密漁をした業者は逮捕され、やはり危険すぎる賭けとなった。

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そして、やはり日本がメインの舞台となった、今回の中国人による爆買い。

「なんで、そんなに買うの?」・・・・・・ほとんどすべての日本人の印象でしょう。

政府推奨での株式投資により、いわゆる心理的に ”あぶく銭” が入ったんですかね。評価だけの ”絵に描いた餅” だけだったかも知れませんが。

 

ボルドーワイン・バブルで顕著になった、中国人が一つのことに取りつかれる、いわゆる「レッド・オブセッション」は、まだ続いているようです。

今回の中国株暴落での影響はかなり大きい様子。

それでも、レッド・オブセッションはまたどこかに出現するのでしょう・・・・・そして、やっぱりハシゴを外されることになるのかも知れない。中国でのバブルの回転はハヤい。

トレンド・フォローしたがる市場とは、意外にもそのトレンドが長続きしない、ということなのかも知れませんね。

 

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ワイン好きは優秀

 

 

以前、ワインをよくステップでご購入いただき、その後、引っ越された方が、新聞に写真付きで紹介されておりました。新聞は、その方が代表に就任されたことを告げていたのです。

ほんとうにスゴイことです。ご就任おめでとうございます。

 

これは、血液型がA型の人は神経質とか、B型は変わり者とか(ちなみに酒屋のオヤジはB型)、O型は大雑把とかの、偶然の結果とも思えるような偏見なのかも知れません。

それでも、例えば「焼酎を飲んでるご高齢の方は元気だ」とか、「清酒好きは文化的な雰囲気を持たれた方が多い」とか、みたいな、何の根拠もないような話なのですが、「ワインを好きな方には優秀な方が多いのでは」と、酒屋としては感じるのです。

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もちろん、優秀な方が頑張られたからこそ、ワインを楽しめるようになったということなのでしょう。

それでも、ワインの好きな方は、ワインの好きなお客様や上司などの気持ちを、ある程度は理解して気を利かせることはできます。

そして、そのワイン好きのお客様や上司もまた優秀だと仮定すれば、それはやがて、優秀な結果をもたらすのでは、とも思うのです。

優秀だからワイン好きになったのか?それとも、ワイン好きだから優秀なのか?・・・・・これは、意外に後者のケースもあるのかも知れませんね。

・・・・・・・どちらにしても、ワイン好きのお客様って、みなさんそんな感じなんですよね。

とはいっても、酒屋のオヤジだってワイン飲んでるんですけどねぇ・・・・・・・・・・・・・・(汗)

やっぱり偏見かも知れません。

 

 

 

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酒税法改正案

 

 

「酒の安売りってなくなっちゃうの?」・・・・・・お客様から、最近よく聞かれます。

取るに足らないような一介の街場の酒屋としては、酒類業界の有力者方が推し進めたと推測される、「安売り規制」の法改正に意見しようなど大それたことは、まったく考えておりません。

しかし・・・・「なぜ今ごろ!?」とは、みんなが思っていることではないかと思うのです。

なんでも「酒類の安売りに対する申し立てや苦情は、他の物品に比べて群を抜いて多い」とのこと。

・・・・・でも、今どきはスーパーやドラッグストアなど、ほとんどの小売店でビール類などは安く売られているのが当たり前な感じですよね。先日も地方の山間部のスーパーでのビールの販売価格があまりに安くて驚いたほどです。

特に首都圏に近い群馬県、長野県、静岡県、東京の多摩地区などで、驚くほどの安値が出ている印象があります。

こんな状況はカナダ以外の先進国では、どこもたぶん同じでしょう。

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ひょっとしたら、今回の法改正の主なターゲットは、業務用の酒販店なのかも知れません。

中小企業金融円滑化法案が2013年に終了。その後にある程度の業務用酒販店が撤退し、シェア争いの競争が弱まったことにより、このタイミングで価格によるシェア争いの下限を決めようというものなのか。

違反すれば、罰金が科されたり、酒類販売の免許が取り消されたりするのだというから恐ろしい。

明らかに今後長く需要が減少していく中、まったく同じ商品を販売している者同士が、価格競争のない世界でシェア争いを行うとはどういうことなのか。

また、ビール類が日本全国でいっせいに値上がりし、どこでも同じ販売価格になれば、消費者はどう反応するのか。

 

ひとつハッキリとしていることは、コモディティ化した酒類の商いだけでは街場の酒屋としてドーしようもないことでしょうか。

・・・・・・なんとかセネバ・・・・・・(汗)!

 

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あおり商法と酒類業界

 

 

国内外を問わず酒類業界には、あおり商法みたいな商売のテクニックが、常識的に存在するのかも知れません。

それは、酒類が農産物の加工品として、最も付加価値の高い商品の一つであり、いわゆるブランド力が、売上や利益に大きく貢献するからです。

また、酒類とはワインのように収穫が年に一度しかなかったり、ウイスキーのように商品化されるまでに長い年月を要したりするため、安売りでの大量生産・大量販売には向いていない商品が多いことにもよります。

世界で最もそんなテクニックに秀でている企業の一つが、高級シャンパーニュ・メーカーなどを傘下に持つブランド企業でしょうか。

そして、日本の酒類業界では、最近小売店のタナから商品が消えている話題の大手企業が、最もそんなテクニックに長けているのかも知れません。

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テクニックとはそれほど難しいものではないようです。

まずは、需要に対して常に供給は少なくなければいけません。そして人々があこがれる、もしくは有難がる商品でなければいけません。

世の中の需要に対して出荷量を少なくし、なおかつ流通を限定する。そして、世の中に影響力を持つ人や事、場所などには積極的に供給するわけです。

理想としては遠い将来にわたって、人々があこがれるようなブランド力を維持し、利益を伸ばしていくことでしょうか。

 

こんな状況が酒屋にはホントによく分かるような気がする次第。

「ものがない!」・・・その反応はすぐに表れます。

飲食店さんからの問い合わせが増えたり、商売上での おつかいもの としての要望が増えたりします。

「いつもなら買わないけど、たまたま見つけたから高いけど買っちゃおう!」みたいな方も現れたりするわけです。

また、商品が供給されている著名な飲食店さんにとっても、より差別化につながるわけですね。

そして・・・・・・街場の酒屋はいつでも、蚊帳の外(涙)。

バリューに注目する街場の酒屋、いや「インディペンデント・セレクト・ショップ」としては、たとえ一人になっても、そんな あおり に踊らされないぞぉ・・・・・・(汗)!

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エノテカさんはアサヒビールさんですか

 

 

アサヒビールさんがエノテカさんを買収!

ちょっとビックリなニュースです。

増収増益を続けられているアサヒビールさんに、右肩上がりの成長を続けているワイン市場で、高級ワインの取り扱いの多いエノテカさんとは素晴らしい。

流石は優秀な投資ファンドさん、目の付け所が違います。

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【日経新聞さんの記事】

これで、キリンビールさんのメルシャンさん、サントリーさん、アサヒビールさんの国内ワイン事業大手三社がその資金力とか、営業力とか、物流能力を武器に国内ワイン市場でシェアを奪い合うことになるわけですね。

そして、アサヒビールさんのなだ万さんでは、ドライプレミアムと同時に、エノテカさんの高級ワインが楽しめるようになるってことでしょうか。

最近はアメリカ人のお客様が上得意なためか、日本料理屋さんでカリフォルニアワインばかり目立っていような気もするため、アサヒビールさんの営業力でもうちょっとバランスの良い品揃えになるのかも知れません。

また、これでアサヒビールさんの、さらなる増収増益が継続される可能性が強まったとも言えるわけで、スーパードライでの快進撃に始まり、ホントにスゴイ企業になっちゃいました。

株価が推移する価格帯も、もう以前のような水準には戻りそうもありません。

マッサン人気が終息しても、まだまだ強いアサヒビールさんは続きそうですね・・・・・・・スゴイ!

 

 

 

 

 

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