“酒屋さん”の記事一覧

円高でも下がらない洋酒価格!

スゴイ円高ですね!

      

ヤフーファイナンスさんの為替グラフ。 上は$/¥ 下は€/¥

こんなにスゴイ円高なのだから、輸入洋酒のウイスキーやワインはさぞかし値下がりしているんでしょうね!きっと!と思いきや、$/¥が120円レベル、€/¥が160円レベルから、ほとんど輸入洋酒の販売価格は変わっていないんですよ!?

「実は酒屋の仕入れ価格は急激に下がっていて、そんでもって今までとおなじ値段で販売してるから、本当は大儲けしているのだ!ぐわっははは・・・・・・・・・・ッ!!(笑)」

などという事は全くありません(涙)!

これは酒屋だけではなく、ほとんどの酒類の輸入会社さんも同じではないでしょうか。一部にはホントに為替差益を上げている会社もあるのかも知れませんが!(汗)

本来なら為替の変動だけで30~40%ぐらい安くなってもおかしくないはずなのですが、価格競争が既に激し過ぎて仕入れ値の問題以上に価格のアンダープレッシャーとなっているらしい。輸入洋酒には在庫が付きものです。その投げ売りなども加わり売れ筋商品に関しては、円高を先取りするように既に値を下げてしまっているらしいのです。

それに加えて販売量そのものが減少しており、円高になったからといって大きく輸入して安く沢山売ってやろうという雰囲気ではないらしい。それにデフレ経済下にあるといっても原料価格はインフレ気味であり、製造や輸送のコストも上昇しているようなんです。

「一度値下げしてしまえば、次に値上げする時にこのご時世では相当大変でしょう!」というのも値下がりしにくい理由の一つかも知れません!

これは輸入酒類だけに限らず、ほとんど全ての輸入製品も同じ状況ではないでしょうか。大幅な円高だからといっても実際に海外へ行かなければ円高に見合った価格では購入できないみたいです。

でも$/¥で120円レベルと同じ輸入洋酒の販売価格では、お客様としては納得いかないですよね。今後、更に円高が進んだ場合、輸入洋酒の販売価格はどうなるのでしょうか?

為替相場を予想するのはプロでも難しいし、最安値で為替予約するのは不可能に近いでしょうし、FX市場で為替をヘッジしての商売にも無理があるし、やっぱり輸入洋酒の販売価格は下がりにくいのかもしれませんね!

最近の輸入業者さんは更なる円高を警戒してか古い在庫をできるだけキレイにしていて、積極的に新規の輸入を行なわない様子。だから物によっては品薄になっているようです!ひょっとして品薄な輸入洋酒は値上がりするかも知れませんね!?(笑)


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1-9月ビール系出荷量シェア

1~9月のビール系出荷量とビール大手4社のシェアが新聞に掲載されました。

日経新聞より

1~9月大手ビールメーカーのビール系飲料出荷数量は、2年ぶりにアサヒビールさんが首位。おめでとうございます。2位はわずか0.2ポイント差でキリンビールさん。3位が最近急成長しているサントリーさん。4位がやはり最近底堅い出荷量のサッポロさんとなりました。

1~9月の市場全体の出荷量は前年同期比で2.5%減で、この統計が始まった1992年以降では最低を更新。しかし7~9月では猛暑の効果で6年ぶりに前年を上回ったとのこと。特にアサヒ・スーパードライが健闘したようです。

現在のビール系の2強、アサヒさんとキリンさんのシェアの合計は74%を超えており、日本ではビール系の人気を二分している様子。

ビールの人気を決めるのは、「味わい」でしょうか?それとも「宣伝力」や「政治力」でしょうか?「味わい」に関しては、各社極端な違いはなく、言い方は良くないかも知れませんが飲みつけてしまえば、その味わいに慣れて行きます。その最初に飲んでみようかと思わせる「宣伝」特にTVのCMなどに販売戦略のポイントがあるような気もします。

アサヒさんは今春からスーパードライをセ氏マイナス2度程度に冷やして飲む販売促進策を展開して、ビールをあまり飲まなかった20代の客層を取り込んだのが今回の勝因だったようです。

では、日本での宣伝等によるバイアスのかかっていない日本に滞在する外国人はどの日本のビールが好みなのか。酒倶楽部ステップに来店される外国人の方々に良く売れるのは、何とシェア調査の結果とはまったく逆なのです。

サッポロさんがダントツで人気なのです!それも「エビス」だけでなく「黒ラベル」も!ドイツから来られたビール好きの男性は「黒ラベル」が好み。アメリカから来られた男性は「エビス」。スイスの男性も「黒ラベル」を選びます。

「味わい」でまったく負けていないサッポロさんのビール系飲料シェアが現在の水準にあるのことは、「宣伝」から来るのか、「デザイン」から来るのか分かりませんが、何か意識の中に知らず知らずのうちに味わい以外のバイアスがかかっているような気がしてなりません。何が原因なんでしょうかね!?


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酒販業界、展示試飲会の季節です!

酒販業界では今の時期、展示試飲会が沢山開催されます。

その展示会の中からいくつかご紹介させて頂きます。

青ヶ島村の芋焼酎「青酎」とつまみの「クサヤ」です。やっぱりこの組み合わせは素晴らし~!!でも、ちょっと潮風を感じないビルの中では雰囲気が正直いまいちですね。スゴイにおいが漂うかと思えば、そうでもなく最近のクサヤは香り穏やかなのかも!?

奄美諸島は徳之島の「黒糖焼酎」に、同じ徳之島産の黒糖「きび酢」を加え、サイダーで割った焼酎カクテル。サッパリとしていて爽やか、健康的な味わい。奄美大島系の料理屋さんで人気があるのだそうです。お腹の中をスッキリとさせてくれる感じがあり、食前酒やビールの換わりに良いかも知れません。

泡盛で造ったコーヒースピリッツ。糖分などを加えていないためリキュールではなくスピリッツなのだそうです。アルコール度数は30度あり、基本の飲み方は氷を入れた水割り(コーヒースピリッツ 3 : 水 7)なのだそうです。その他ソーダ割りやミルク割り、クリームやアイスクリームと合わせてもイケるのだとか。糖分がないためサッパリとしていて飲み飽きしない味わいです。”沖縄ではブーム!”らしいですよ。また、ダイエット効果や肝臓、腎臓の機能を助ける効果も期待できるらしい。

最後に、芋焼酎「芋嵐」28度。芋焼酎に何と人参焼酎をブレンド。味わいの甘味をより引き立てる味わいに仕上がっています。人参の風味は全くしませんが、うまいぐわいに甘味がのっていて、良い感じの風味。人参って以外に甘味が強いんですね!

関係者の皆さんご苦労様です。大変に勉強になりました。今後とも美味しいお酒を世に送り出すために頑張って下さい。



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FMラジオ「REDS WAVE」取材が来た!!

REDS WAVE(FM浦和)の水曜日 2PMよりオンエアーの「アフタヌーン プラザ」のメインパーソナリティーである佐藤恵さんが酒倶楽部ステップに取材に来てくれました!ありがとうございます!!

REDS WAVE(FM浦和)⇒ http://redswave.com/

ここ蕨ではラジオから REDS WAVE を聞くのは難しいのですが、REDS WAVEのホームページから聞くことができます。

で、酒倶楽部ステップを紹介して頂いたコーナーが、何と、何と「埼玉発☆元気印カンパニー」!!うちでほんとにいいの~?しかも、街場の酒屋だし!って感は、す~ごくしたのですが、メイン・パーソナリティーの佐藤さんが「埼玉で頑張っている会社さんで、世間に知られていない会社の紹介をしているんですよ~!」ってやさしく言って頂き安心しました。感謝、感謝です。

ホントにうちは頑張ってるのかな~!?って、正直やや不安な感じはあるのですが!(汗)

「アフタヌーン プラザ」のメインパーソナリティー、佐藤恵さんはとても素敵な方!ご自身でも2009年度さいたま市ニュービジネス大賞奨励賞「女性創業賞」を受賞されていて、プレゼンコンサルタント、ダンスイベント・プランニング、司会など様々な分野で活躍される才能溢れる方なんですよ。

佐藤 恵 OFFICIAL WEB ⇒ http://mgsucre.com/

ラジオの場合には、先日の蕨ケーブルTVさんの取材のような台本はありません。取材内容もほとんど聞かされていないんです。だから、状況を聞かれて答えているうちは良いのですが、パーソナリティーの方に「今後の展開をお聞かせ下さい?」なんて言われた時には、頭の中は真っ白!参りました。酒屋に今後の展開は?なんて聞く人はまずいませんからね!

「市場の変化に対応して・・・酒屋として・・・生き残って行きたい・・・・です!(汗)」などと、ひじょ~に歯切れ悪く答えさせて頂きましたよ!(汗) TVやラジオに出ている方々のテンポの良いやり取りができる頭の回転の良さに、あらためて驚かされた感じです。

そうこうしながらも、何とか取材内容をまとめて頂き、ラジオで素晴らしく紹介して頂きました。流石はプロ。感謝、感謝です。

最後に当方のような街場の酒屋を取り上げてくれたメイン・パーソナリティーの佐藤さん、当方を紹介して頂いた沼口さん、本当にありがとうございました。

紹介がなくても取材して頂けるような店になるよう頑張りたいと思います。

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最近の挨拶は「暑いですね~!」

ここのところ誰に会っても、挨拶は「暑いですね~!」ばっかりですね。

以前にもこのブログで書きましたが、夏に暑過ぎたり、冬に寒過ぎたりすると酒類が売れなくなるんですよ!今年は暑過ぎですね。たぶん埼玉県は全国で3番目ぐらいの暑さ。お盆過ぎたあたりから、お祭りなどの行事以外は酒類の動きが鈍い感じがします。

その反対で飲料の売れ行きはスゴイみたいですね!沢山の量が売れるからでしょうか、飲料系はミネラル・ウォーターを中心に販売価格を大幅に下げています。その価格たるやスゴいですね!!酒税のない飲料はひょっとして仕入れる量次第では、いくらでも仕入れ価格が下がるのかな!?って想像しちゃいますよ。

酒倶楽部ステップでも飲料の取引条件を思いっきり引き出して、大量に仕入れてガンガン販売したいとい気持ちはあるんです。でも、そんなことしちゃったらお店の中が飲料水の在庫でいっぱいになっちゃうんで、どー考えても現実的ではないんですよね~!!

大手は大手のスケールメリットを生かしている訳ですから、当然敵うわけがありません!やっぱり酒類の専門店には酒類しかないようですね。

秋のお酒といえば、まず清酒の「ひやおろし」が9月ごろから出てきます。「ひやおろし」とは冬に造った清酒を蔵でひと夏越したもの。ひと夏越すと味わいがのっておいしくなるのです。日本酒ファンの方の中には、「ひやおろし」が出るのを楽しみに待っている方も少なからずおられます。

9月は11月中旬に発売になるボジョレーヌーボーの注文を出す時期でもあります。昨年の2009年産は50年に一度の良い年と呼ばれ、発売して数日で売り切れてしまいました。今年の出来はまだハッキリとはしませんが、2008年と2009年の間ぐらいの出来だろうと予想されています。2009年産はすぐに売り切れましたが、2008年産は売り切るのに苦労しました。その中間ですから、そこそこの売れ行きってことでしょうか!?

また、今年のヌーボーは急にペットボトル入りのヌーボーが認可されたため、昨年以上に低価格のペットボトル入りボジョレーヌーボーが目立ちそうです。

暑さが残っているうちは、冷たくてシュワシュワとした酒類がおいしく感じますが、気温の低下と共に味わいの感じ方が繊細になって行きます。まだまだ残暑は厳しいですが、いよいよ食欲の秋。旬の料理を肴に旨い酒を楽しんで下さいね!

最後に、今年のボジョレーヌーボーの人気がどうなるのか予想は出来ませんが、最近話題の自然派ボジョレーヌーボーの「ジャン・クロード・ラパリュ」(酒倶楽部ステップ取り扱いあり)とか「マルセル・ラピエール」や「フィリップ・パカレ」・・・・・などなどの購入を希望される方は、必ず早めに予約をした方が良いと思いますよ。

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