“2017年”の記事一覧

「酒屋の株話」ビビったら食われちまいそうだ

 

 

「マーケットはロングだ!ショートだ!」などと言いながら、市場で有利な立場にある者が巧みに相場をゆさぶる。上でも下でも相場が動く方にゆさぶり、偏った短期投機筋の反転しやすいポジションの反対売買を誘う。もしくは新規の売買を誘う。

狩猟的ディーリングの常套手段だろう。そして弱い投機ポジションは狩り獲られる。

またそんな狩猟法には、まったくもって寛容さがない。従ってそんなゆさぶりによるノイズは、時として大きく相場を変動させることになる。

為替市場ではミセス・ワタナベからまるで強盗のように荒稼ぎした手法だ。

おもに中小型株で注目されている銘柄が狙われるようで、株価が割高だろうが、割安だろうがまるでお構いなし。

 

 

 

 

 

 

株価形成における歪みでありノイズとみるべきだろう。

そして、そんな投機的思惑により形成された株価は、多少の時間が必要なのかも知れないが再帰的な動きをするというのが、かの「再帰性理論」ではないか。

合理的に考えてみれば、割安だと思えば買えばよいだけなのだ。

その他に必要なことがあるとすれば辛抱強くあることだろうか。

弱肉強食と呼べるこの市場で、強欲な狩人に仕留められて食われないようにするためには、仕掛けられるノイズにビビらないよう平常心で辛抱すること以外にないのかも知れない。

「恐れ」を売ることは得策ではない。また、その株価が割安だとすればなおさらのことだ。

合理的で辛抱強い投資法こそが、いつの時代でも最強なのだと信じたい。

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「Ch・トゥール・サン・クリストフ2012」ボルドーワイン驚きのコスパ

 

 

すごいポテンシャルを持つワインだと思いました。

4000~6000円ほどのボルドー右岸の2012年ヴィンテージ赤ワインなのですが、まるでトップクラスのボルドーワインでも試飲しているかのようだから驚きました。

ある試飲会で試飲させていただいたんです。「このボルドーワインがこの価格で、この味わいですか!?」みたいな衝撃を、あくまでも個人的にはでありますが感じたんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【シャトー トゥール サン クリストフ 2012 ACサン テミリオン特級】

今楽しむにはまだまだ若すぎる味わいのワインです。

買ってすぐに飲むなら、それこそ「若いボルドーワインを飲むのは、ワインを無駄にしているようなものだ」なのかも知れません。

それでも、そのシルキーでエレガントさのある味わいは、いわゆる有名ブランドの若いトップ・ボルドーワインの印象なんです。

今後どのように熟成して行くのかは、たぶん誰にも正確な予想はできないのだと思います。それでも今のところの味わいは、まったくもって高級感あるグランヴァン。

もっと言えば1万円以下のボルドーワインの味じゃない!とあくまでも個人的にではありますが感じた次第です。

2012年は右岸ボルドーワインの当たり年とされております。

もし自身のワインコレクションに加えて、そのポテンシャルを楽しみたいと思えば、この価格は買いではないかと感じました。

 

 

 

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ヴィンテージ・スパークリングワインと数の子の松前漬け 

 

 

またまたこのネタで恐縮ですが、もう一回だけ熟成したヴィンテージ・スパークリングワインについて書かせていただきます。

それほどに皆様におススメしたい、掘り出し物のスパークリングワインだと思っていただければ幸いです。

今回はその熟成スパークリングワインと数の子の松前漬けのマリアージュです。

 

 

 

 

 

 

<2003年ヴィンテージのイタリア・スパークリングワインと松前漬け>

こちらも合います。

ただやっぱり「焼いたししゃも」ほどの相性ではないようです。普通にサラッと、何も気にならずに合うといった感じでしょうか。

数の子の苦みがスッと消えてしまうような印象で、数の子の味わいが、その熟成したスパークリングワインにからめとられてしまい後味がサッパリとする感覚です。

ある意味、食中酒として素晴らしく機能する味わいなのかも知れません。

 

この一連の試みから、開高健さんの本に書いてあったとされる「ドンペリに目ざし」(実際に読んではいませんが)とは、かなりの美食を極めた話ではないかと思った次第です。

「ビリーヤードで強くなるために物理学は必ずしも必要ではない」などと言われますが、美食の世界でも食品の成分からのアプローチは大切なのかも知れませんが、やはり飲んだり食べたりして感じることが最も大切なのでしょう。

掘り出し物のお手頃ヴィンテージ・スパークリングワインで感じてみては如何でしょうか?

 

 

 

 

 

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ヴィンテージ・スパークリングワインとしめ鯖

 

 

前回ご紹介させていただいた「熟成スパークリングワインとししゃも」は素晴らしく美味しく感じました。

こんなに焼いた干物との相性が良いのなら、クセのある味わいの「しめ鯖」とだって美味しいのではないかと思い立ち、急いでしめ鯖を買いに走り、帰ってきて合わせてみたんです。

ヴィンテージ入りの熟成スパークリングワインを飲む機会などそう多くはありません。一期一会とも言える機会でしょう。ついでに数の子の松前漬けも買っちゃいました。

 

 

 

 

 

 

<2003年ヴィンテージのイタリア・スパークリングワインとしめ鯖>

ししゃもほどではなかったのですが、こちらも相性が良いと感じました。ししゃもほどの感動はなかったのですが、それでも美味しい。

たぶんこちらも日本酒よりも熟成スパークリングワインの方が合うのではないか、と感じた次第です。もちろんそれぞれの方の好みではありますが。

厳密にはお醤油やワサビを付けることで味わいのニュアンスが変化するため、たぶんワサビを利かせた場合には、甘味のある日本酒の方が合うのではないかとも思うのですが、醤油もワサビもなしなら熟成スパークリングではないかと感じた次第です。

・・・・・しまった!キャビアは無理としても、イクラ買って来るの忘れちまったぁ~!

イクラで熟成スパークリングワインなんて、昔のヨーロッパの貴族みたいで贅沢な話です。もちろんキャビアならもっと贅沢なんですが。

掘り出し物とも言える、お手頃熟成スパークリングワインは如何でしょうか?

 

 

 

 

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ヴィンテージ・スパークリングワインとししゃも

 

 

ヴィンテージ入りのスパークリングワイン、特にシャンパーニュあたりは約10年ほど熟成させてからリリースされます。

つまり、ヴィンテージ入りのスパークリングワインとは、熟成スパークリングワインということになるようです。

そんな熟成されたスパークリングワインは、出来たての弾けるような発泡感やフレッシュさは薄れておりますが、その代わりに複雑味のある深い味わいや、やわらかで心地よい泡が感じられます。

また、開高健さんの本に「目ざしにドンペリ」というくだりがあるのだそうですが、熟成されたスパークリングワインはキャビアなどのいわゆる魚臭さのある食べ物に合うようになるのです。

それでも、ヴィンテージ入りのスパークリングワインは、いわゆる高級ワインですから、なかなかこの手の相性を試すことは難しい。

ところがこのところ2003年ヴィンテージの、お手頃価格で販売させていただける熟成スパークリングワインが酒倶楽部ステップに入荷したんです。いわゆる掘り出し物でしょうか。

そこで、いわゆる魚臭い系とお手頃な熟成スパークリングワインで、その相性を試してみたんです。

 

 

 

 

 

 

<2003年ヴィンテージのイタリア・スパークリングワインとししゃも>

やや辛口の日本酒をぬる燗につけて、焼いたししゃもをアテにするのが最高なのは周知のとおり。

「・・・・さすがにそこまでは、合わないでしょ・・・・」などと想像しておりました。

ところが、ところがです!もちろんそれぞれの方の好みにもよると思うのですが、これは合います!

個人的には日本酒以上の相性だと感じた次第です。

開高健さんの「目ざしにドンペリ」は、間違いなく美食の話だったようです(どの本か分からないため読んではいませんが)。

目ざしの方が、ししゃもよりもたぶん魚としてのクセが強いため、その分より絶妙な相性なのかもしれないなぁ、などと感じた次第でありました。

それでも、熟成スパークリングとししゃもとで十分に美味しい組み合わせでした。

掘り出し物とも言えるお手頃熟成スパークリングワインは如何でしょうか?

 

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