シャンパーニュ(スパークリングワインも含まれると思います。)の注ぎ方、新発見です。
ザ・ジャーナル・オブ・アグリカルチュアル・アンド・フードケミストリーに発表されたフランス・ランス大学教授のザ・サイエンス・オブ・シャンパーニュに掲載された新しい研究レポートです。
その新発見によると、シャンパーニュの泡をより長くキープさせるには、何とビールと同じ注ぎ方がベストなのです。
現在の主流となっているシャンパーニュの注ぎ方は、グラスに対して角度を付けず、まっすぐに注ぎ落とし、グラスの中の泡が一旦盛り上がってこぼれそうになったら、その泡が静まるのを待って更に注ぎ足す方法。
また、レストランのソムリエさんの注ぎ方は、やはりグラスに対して角度を着けず、まっすぐに注ぐのですが、注ぐスピードを調整する事により、炭酸を上手に逃がし、泡が盛り上がり過ぎないようにする芸術的な注ぎ方。
これらの従来からの注ぎ方に対して、フランスの科学者の発見した方法は、ビールを注ぐようにグラスに対して角度付けて注ぎ込むというもの。ビールの様な角度を付けた注ぎ方は炭酸ガスの発生を少なくさせるのだそうだ。
更に、シャンパーニュは温度が低い方が、泡が長持ちするのだとか。特に温度が4度~12度が炭酸ガスの発生を少なくさせる。温度が高いと炭酸が早く消えてしまうらしい。
また、ビールの様な注ぎ方をすれば、シャンパーニュがより、やわらかな味わいになるとの調査結果も出ている。
しかし、専門家の中には、「シャンパーニュをラガービールみたいに注ぐなんて、見っともなさ過ぎる!」「高級レストランのソムリエさんでは、そんな品のない注ぎ方を行なう人はいないよ!!」との意見もあるらしい。
新しい調査結果にレストランのソムリエさんや、ショップのワイン・アドバイザーさんの認識のベースが変化しそうです。この研究結果をうけてソムリエさんは、シャンパーニュの注ぎ方を如何するのでしょうかね?
レストランで10万円のシャンパーニュをお客さんが注文したとして、多少品がなくても美味しい注ぎ方をするのか。それとも10万円なりのおごそかなで上品な注ぎ方をするのか。ソムリエさんも大変です!
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