「オーストラリアワイン」生産者の9割が赤字

 

 

10年ぐらい前までは日本の小売店でも、オーストラリアのワインを良く見かけました。

コスパに優れていると言われ、チリワインとそのポジションを争っていたと記憶しております。

ところが、最近ではオーストラリアのワインを日本の売り場で、ほとんど見かけなくなりました。オーストラリアの経済状況にワイン業界が翻弄されている印象です。

元々低価格でコストパフォーマンスが高いことを売りにしていたオーストラリア・ワインは、国内の激しい物価の上昇、賃金の上昇、通貨高などにより、ワイン造りを高級路線に転換せざるを得ない状況に陥りました。

低価格路線では国際的な競争に勝てなくなったのです。

そんな環境は変わっていないようで、経費の高騰とブドウ価格の低迷により、厳しい状況はまだ続いているようなんです。

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【オーストラリアを代表するワイン ペンフォールド・グランジ・エルミタージュ】

ワイン関連の情報サイト「デキャンター.com」の伝えるところによれば、オーストラリアのワイン生産者の9割が不採算に陥っているとのこと。

気候の涼しい生産地では比較的状況は良いのだそうだが、それでも43%の生産者が赤字。

内陸の気温の高い地域では、なんと92%が不採算の状況。改善には大変な努力が必要と推測されます。

バロッサ・ヴァレーのような銘醸地では、不採算の生産者は28%で、3年前の50%から改善が進んでいる。

オーストラリアのブドウ価格は5%だが上昇しており、さらに中国などとの自由貿易協定で、今後の需給バランスの改善は見込まれているが、依然として厳しい状況が続いているようだ。

 

「世界一最低賃金の高い国」であるオーストラリアの最低時給は2千円に近い。またオーストラリアでランチを食べようとすれば3千円ぐらいは必要とのことで、印象としては日本の2~3倍の賃金と物価の水準。

これが週末になると時給はダブルとかトリプルとかになるのだそうだからスゴイ。

少し前に著名投機家のジョージ・ソロス氏がオーストラリア・ドルは高すぎるとして空売りを仕掛けておりましたが、もしこんな状況が続けば、一部の有名な高級オーストラリアワイン以外は姿を消してしまうことになるのかも知れませんね。

オーストラリアのワイン業界は大変です。

 

 

 

 

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