“中国”に関する記事一覧

ボルドーワイン輸出の6割は香港、中国へ!

ワイン専門誌「デキャンター.com」によると、ボルドーワインの輸出は香港、中国が引っ張っているとのこと。

ボルドーワインの香港、中国への輸出はボルドーワイン全体の輸出の6割に達しているのだそうだ。

ボルドーワインの輸入量では、中国が輸入量を85%増加させドイツを抜き去り世界第一位に。金額ベースではイギリスが引き続きトップ、2位が香港、3位に中国が入る。しかし香港と中国を一緒と考えれば、全体の60%を占め圧倒的なトップとなる。

2010年6月~2011年6月の全体のボルドーワイン輸出量は23%増加、金額ベースでは34%の増加となった。しかしフランス国内も含めた売上は2%の減少となった。

ヨーロッパ、アメリカへの輸出も数量、金額ともに7%~22%増加した。

しかし、2008年のリーマンショックではボルドーワインの売り上げも大きく影響を受けており、市場関係者はそのあたりを危惧しているとのこと。

このところの金融市場の混乱で、金属や石油などの商品価格が大幅に下落しているようですね。専門家の話では10月最初の1週間が中国の休日で、それが終われば、大きく割安感のある商品市場に大きな買いが中国から入ると予想されているのだそうです。

高級ボルドーワインの価格も値下がりも続いておりますが、中国の休み明けには 同じように割安感のある銘柄に大きな買いが入るかもしれませんね。

 

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「拉菲酒庄」Ch・ラフィットロートシルトはなぜ中国人に人気なのか?

なぜ中国人はCh・ラフィットロートシルトばかり追いかけるのでしょうか!?

 

高級ボルドーワインの人気は引き続き堅調で価格は右肩上がりを継続しております。中でも他を大きく引き離してボルドーワイン市場を引っ張っているのがCh・ラフィットロートシルト。

なぜか?Ch・ラフィットロートシルトが中国人ワインコレクターに強烈に人気があるからなのです!

話によると中国人ワインコレクターは銘柄には注目するのですが、ヴィンテージにはそれほど注目しないのだとか。ただ2008年のように縁起の良い数字が付くと強い興味を持つようです。

まず、Ch・ラフィットロートシルトを中国語表記にすると「拉菲酒庄」となり、中国人にとって好印象の字なのだそうです。

もともと15年程前に中国の輸入業者がCh・ラフィットロートシルトを輸入し、人々に広めていったのだそうです。中国語表記の好印象も手伝って人気となりました。そして1990年代の後半には全てを売りつくし、販売する在庫がなくなってしまったことがありました。

そうなりますと、中国国内でCh・ラフィットロートシルトを欲しい人が増えたにもかかわらず国内では手に入らなくなり、余計にCh・ラフィットロートシルトに対する欲求は強くなったのだそうです。そこで、その需要に応えるべく中国の輸入業者がヨーロッパなどで熱狂的に買いまくることとなったのです。

また中国政府の公式ワインにも採用されました。

Ch・ラフィットロートシルトこそは中国で最初にラグジュワリーワインとして知れ渡った、グッチ、ルイ・ヴィトン、ティファニーと同じくワイン番の高級ブランド品なのです。

また、ハイパーインフレが懸念される環境下で、資産運用のポートフォリオの一部として保有する富裕層も多く現れたました。その結果、一番好成績の資産運用先となり、更に需要を増やす状況となったのです。

こうなると、「価格が上がるから買うんだ!!」みたいな気性の荒い中華系特有の資金も入って来ている模様。だからこそ中国人以外は手が出ないような価格になっているかも知れませんね。

世の中の全てのCh・ラフィットロートシルトは香港、上海のワインコレクターやワイン投資ファンドに集まってしまいそうな勢いです!

そして資産運用のポートフォリオの見直しを迫られた時には、ワイン市場は調整期へと向かうのだと思います。しかし、アジアを中心に新たな富裕層は増加しており、誰にとっても割安感のある水準への価格調整は起こりそうもなさそうです。

次回はワイン投資に注目してみたいと思います。

 

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上海のワイン市場が熱い!

中国本土での巨大ワイン消費地、上海。ワイン市場は大手資本も流入して火傷しそうに熱くなっているようだ!

 

酒類の業界紙「酒販ニュース」によりますと、上海のワイン市場が過熱しているらしい。ワイン専門店としての優良店はまだ5店ほどしかないのだそうだが、そのレベルや個性はかなり高いレベルにあるとのこと。そして、これらのお店はみんな豪華。有料試飲、グラス売りがあり軽食やつまみを出すところもあって店内でワインを味わうことができ、すでに多くの客の支持を集めているらしい。

品揃えも中国といえばボルドー偏重のイメージがあるが、そのイメージから外れフランス、オーストラリア、ニュージーランド、イタリア、アメリカ、チリ、アルゼンチンと現代的な品ぞろえが充実してるのだとか。とりわけ地理的な近さと輸出国の熱心さもありオーストラリア、ニュージーランドの品ぞろえは深いらしい。

通常の飲食店や日常生活では、まだまだワインは日本以上にまだ特殊な商材なのだが、ワインを買ったり、飲んだりする場合のトップレベルのサービスや品ぞろえは、すでに日本と同じか場合によっては日本がまだ習得できていないことをすでに実践しているところまで達しているとのことだ。

上海に存在する輸入業者は300とも400ともいわれ正確なところは分からない。ワイン輸入業者の質もバラバラ。従って、どうしても欧米人でワイン販売の経験がある者による起業が、ワイン生産者からの信頼を得やすく、事業が軌道に乗る確率は高いのだとか。

2009年の中国のワイン輸入量は前年の2.9倍。中国のワイン市場は圧倒的に国産ワインが多いが2009年には輸入ワインの構成比が前年比2倍の16%と劇的に伸びた。今後は上海だけでなく、他の大都市に輸入ワイン購買が波及して、何年も先までワイン市場の拡大は続くと予想されているです。

中国のワイン市場は、今のところ世界一魅力的なワイン市場なのかも知れません!

中国のワイン専門小売業には世界の名門も興味を示していて、2人の大統領を輩出したルーズベルト家もワイン関連の複合施設を歴史的建造物が建ち並ぶワイタン地区に今秋オープン。ワインショップには約2,500種類のワインをそろえ、2万本を保管。レストラン、屋上階を利用したバー、メンバー専用の試飲室・図書館・ワインセラーなど贅を尽くした設備なのだそうだ。このスケールの大きさ、豪華さ、種類の豊富さなど日本に同等の施設は見当たらない程なのだとか。

また、日本のサントリーさんも昨年12月に、中国最大のファインワイン輸入業者「ASCファインワイン・ホールディングス」の株式70%を取得して、世界のワイン業界を驚かせた。エノテカさんもワインショップを香港、上海を中心に増加させているのだとか。

現在のボルドーワインは中国のワイン市場を抜きにしては語ることができないほどに、中国の影響力は増加しています。今後は世界基準でレベルが高いとされるワイン全てに中国の影響が出てきそうです。何故なら、世界の有力なワイン商は中国に注目し、その巨大な市場の中でお互いに切磋琢磨しているとみられるからです。

そうやって、また巨大市場を持つ中国の中から世界的な大金持ちが生まれてくるのでしょうか!どうも日本とは大きく逆行しているようですね(涙)!でもでも、今ならまだ上海で日本酒や焼酎の複合施設とかを豪華に展開すれば、大儲けができるかも知れませんよ!でも資本は大量に必要なのですが・・・!(汗)

 

 

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高級ワイン・バブルなう!!高級ワインはロンドン経由で香港、中国へ!

イギリス・ポンドやユーロが弱含んでいるせいか!?中国、香港のお金持ちが高級ワインを買いあさっている。

格付けの高い高級で希少なワインにスゴイ値段が付いている!ポンドやユーロが下落しているため円建てだとその価格の値上がりにピンと来ないのですが。

ロンドンの高級ワイン商のボルドー・インデクスさんでシャトー・ペトリウス1982の6Lインペリアル・ボトルが一本£45,000(£/円が140円として6百30万円)で売れているらしい。これはボルドー・インデクスさんの13年の歴史の中で最も高値なのだとか。創業者のゲーリー・ブーンさん曰く、アジアへの高級でレアなワインの売れ行きが急上昇しており、値付けもそれを反映させているのだそうです。何ともうらやましい限りなのです!(汗)当然、日本以外のアジアですが!(涙)

また、ロンドン・ボンハムでのワイン・オークションでは1988年のロマネ・コンティー12本が£42,550(為替が140円で約6百万円)で落札されたのだそうだ。たぶん中国や香港の方だと推測される。日本円だとロマネ・コンティー1988年が12本で6百万なら、全然高くないじゃん!!って感じもしますが、£/円は250円ぐらいしてた時期もありますから、それを加味すれば結構な水準となるのです。

全体で89%の凄いワインが売れてしまっている模様。でも銘柄によって人気のないワインもありラ・ターシュのマグナム・ボトルあたりが売れ残っているらしい。(涙)

フランスの高級でレアなワインがイギリスに集まるのは、その歴史と大規模のワイン用保税倉庫を持っている事に寄るのでしょうか?マスター・オブ・ワインの様な超難関の資格が古くからあり、体制が整っている事もあるのでしょう。(ちなみに日本人では一人も保持者がいません!フランス人にも少なく、英語圏の弁護士に保持者が多い!なんででしょ?)

高級ワインの価格は世界のビリオネラーの数と今のところ連動しています。そして現在、高級ワインの価格は歴史的に高い水準にあるのです(€や£建てでは)。当然、世界のビリオネラーの人数も増えている様子で、新しくビリオネラーとなる人の3分の2はアジア系。悲しい事に、その中に日本人は多分いないでしょう。いても極々少数でしょうか!?(涙)

今後、益々ワインも金も自動車も高級食材もみんな中国やインドに飲み込まれて行く感じですね。この流れは止まりそうにありません!日本にある家族経営の酒屋でありながら、好況アジアの恩恵を受けるにはどーしたらいいんでしょかね???何とか流れに乗ってみたいものです!!

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