“赤ワイン”に関する記事一覧

繊細でエレガントな自然派赤ワイン「D・ラゲール ル・シスト・ルージュ」

ビオディナミ農法(自然農法)による繊細でエレガントな赤ワインです!

Domaine Laguerre Le Ciste 2005  ドメーヌ・ラゲール ル・シスト(赤) 2005年 750ml 2,800円

南フランス・ルーション地方のワイン。フランスで最も南に位置し日差しが強い地域。一般的には濃くてアルコール分が高く、もったりとしたワインが多いイメージが強いのですが、ここラゲールは標高が高く日差しは強いが寒暖の差が大きい場所のため、爽やかさとエレガントさ、深みのある味わいを兼ね備えたワインを造り出す、評判の造り手なのです。

現オーナーのエリック・ラゲールさんは2000年より完全有機栽培を始め、2001年よりビオディナミ農法に切り替えてのブドウ栽培をしています。

元々曾祖父から続くワイン生産者で、バルク・ワインを農協に販売していたのですが、ラゲールさんはそんなワイン造りに満足できず、最高のワインを自ら生みだすために、その頃すでにルーション地方で高い評価を得ていた”ルーションの鬼才”と呼ばれるドメーヌ・ゴビーにてワイン造りの修行をしたのです。

ゴビーさんは超有名なワイン生産者で、強さと繊細さを持ったワインを造りますが、ラゲールさんのワインはゴビーさんのワインとはまた違う、爽やかさや、滑らかさ、エレガントさが特徴のワインなのです。

ブドウ品種はシラー種を主体にカベルネ種、グルナッシュ種がブレンドされています。スムーズな口当たり、果実の味わいやミネラル分の味わいが、厚みや爽やかさを感じさせ自然派ならではのピュアーさとエレガントさを感じさせてくれる、素直に美味しいワインなのです。飲み込んだ後の余韻も素晴らしい。

自然派ワインは、普段の日本の食事に良く合います。ちょっとした特別な日に家族で楽しむには最適なワインなのです!ピュアーでスーっと体の中に溶け込む感じで、一本ぐらい飲んでも頭が痛くなることもありません。しかも、フランスワインの当たり年といわれた2005年産です!

また、有機野菜が腐りにくい様に、栓を抜いてからも中々劣化しないんです。たぶん生命力が強いのだと思います。こんな自然のミネラルたっぷりのワインを毎日適量飲めば、美味しいだけでなく、きっと長生きしますよ~!

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

ワイン業界注目!アルゼンチンワイン「ドニャ・パウラ・セレクション・デ・ボデガ・マルベック」

現在ワイン業界で最も注目されているワイン産地の一つである、アルゼンチンの高評価ワイン!

Viña Doña Paula Selection De bodegas Malbec 2006  ヴィーニャ・ドニャ・パウラ・セレクション・デ・ボデガ・マルベック 2006年 5800円(赤ワイン) フレンチ・オークにて15ヶ月間の熟成。

数々のワイン専門誌から高評価を得ているワインです。上記のセレクション・デ・ボデガ・マルベックはヴィーニャ・ドニャ・パウラで特によい収穫が得られた時のみに造られる特別なワイン。理想のワインを造るべく、すべての情熱、知識、経験を注ぎこんだドニャ・パウラのプライドの塊なのです。

V・D・パウラは1997年に南アメリカの大事業家であるリカルド・クラロ社の出資により設立されたワイナリー。アルゼンチンのメンドーサ州にあるブドウ畑は標高1000mの高地にあり、昼夜の寒暖の差が大きい場所。収穫量が抑えられたブドウからは、そのテロワール(土地や環境などの自然条件)からくるミネラル分の豊かなエレガントでバランスのとれたワインが造られるのです。

ワインメーカーにはボルドー大学で醸造を学び「シャトー・パビィー」「ルイラトゥール」「ロバート・モンダヴィ」などで経験を積んだ気鋭の若手ワイン・メーカー、ステファン・ガンドリーさんを迎え、最新鋭の設備のもと素晴らしいワインを生産しています。

新進気鋭のワインメーカー ステファノ・ガンドリーさん

アルゼンチンのワインと聞くと、いわゆるニューワールドのワインでチリワインみたいな感じかな!?と想像してしまいますが、このワイナリーのワインは、ヨーロピアン・スタイルの上品でエレガントなワイン。チリ・ワインと印象がまったく違うのです。

アルゼンチンのワイン生産量は世界第5位で、非常に恵まれた環境や気候(テロワール)を生かした自然農法のワイン。

チリとアルゼンチンの間には6000m級のアンデス山脈の壁がそびえたち、山脈沿いにブドウが栽培されています。それにより太平洋からの湿った風は山脈にさえぎられ、ぶどう畑には山脈から吹き下ろして来る乾いたが風が駆け抜けます。またほとんどの畑は標高300~2,400mの高地にあります。驚くほど少ない降水量で乾燥しているため、病気の少ない健全なブドウが育ち、残留農薬の少ない自然な農法が可能となるのです。

健全なブドウ、確かな技術、最先端の設備と三拍子そろったワインは当然ですが素晴らしい味わいとなり、ワイン評論家の方々に絶賛されているのです。たとえば英国ワイン専門誌「デカンター」でワイン・オブ・ザ・イヤー2006最優秀賞!ロバート・パーカーさんにはパーカーポイント96点。星三つの生産者。ヒュー・ジョンソンさんにも高評価・・・・・・・・・・などなど!高評価がいっぱい!

アメリカやイギリスで特に人気があり、ヨーロッパの同類の高級ワインと比べた場合、味わいに対しての商品価格はもの凄いコスパ!!今後、このV・D・パウラのスタンダードなワインもご紹介させて頂きますが、「南半球のワイン!?チリの横の国の!?」のような先入観なく試してみて下さい。ワイン業界の新風が感じられますよ!!ホント!

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

ボルドー好きにおすすめの赤ワイン「D・ランバルディエ」

前回ご紹介したD・ランバルディエ・トラディションの姉妹品!!

Domaine de Limbardie 2005 ドメーヌ・ド・ランバルディエ 2005年 750ml 1,575円

先日ご紹介したD・ランバルディエ・トラディションはメルロー種100%でしたが、こちらはメルロー種とカベルネ種のブレンド。ややスパイシーなニュアンスが加ります。こちらもワイン専門誌などでカジュアルに楽しめるワインとして高い評価を受けているのです。

ボルドーのグランバン好きの方におすすめですよ!ハッキリ言って下手なボルドーワインよりも遥かに旨いワインなのです!南フランス産らしい凝縮された豊かなブドウの果実味と、樽熟成による複雑味が加わり、自然派らしくボリューム感がありながら滑らかでスムーズな飲み心地。ハマりますよ!!

ボルドーのグランバンと呼ばれる高級ワインは、相変わらず香港や中国で人気があるため非常に高額。日本のボルドーワインファンにとっては、ほんとに嫌になっちゃうような状況。でも、どうしようもないのです(涙)。高級ボルドーワインは香港や中国のお金持ちに任せておいて、日本人としては名前でなく本質(味わいのバリュー)を追究すれば良いのです!それに、香港や中国のお金持ちがランバルディエに対して興味があるとは思えませんから。(笑)

ヨーロッパの高級ワインやブランド品は全て中東も含めたアジアに集まって来そうですね。アジアのお金持ちはヨーロッパのブランドものに弱いですからね。何ででしょ?酒もカバンも同じで、やっぱり名前と金額ですかね!?高いお酒やバックは価格が高い事に意味があり、他と同じような価格になったら誰も買わなくなっちゃうのかもしれません(笑)!それでも、いつの時代でも高いお酒やバックは必要なようです。だって一般的な理解では「良い酒(バック)」=「有名で高い酒(バック)」!!なのですから(汗)!

酒屋のおやじからの新社会人諸君へのアドバイス!

取引先の部長さんから「たまには、いい酒のみないな~!ね~取引先の新人くん!」って言われたら、それは「安くて旨い酒」ではなくて、「高くて有名な酒」って意味ですから、新社会人諸君は覚えておいた方がいいですぞ!これが、彼女で、「たまには、美味しいお酒がのみたいわ!」って言われた場合は全く反対になるのですよ(笑)!!もちろん夜のおねー様がたの場合は前者だよ!!バックもね!!(笑)

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

肉食系におススメ!「Ch・カザルヴィエル・キュベ・デ・フェ」

濃厚で柔らかな味わい!カザルヴィエルの高評価な赤ワイン!

Chateau Cazal Viel Cuvee des fees 2008  シャトウー・カザルヴィエル キュベ・デ・フェ 2008年 2,300円

カザルヴィエルのミケールさんが造るコート・ロティと同じブドウ品種構成の赤ワイン。コンクールでは数々の賞を受賞している実力派の赤ワインなのです。

ミケールさん自慢のシラー種を90%と、これまた自慢のヴィオニエを10%でブレンドして熟成。10%のヴィオニエを加える事により濃厚な味わいの中に柔らかみと甘みが加わるのです。

カシスや木苺の果実味、黒胡椒などのスパイシーな風味がしっかりと感じられます。口当たりは柔らかでスムース。渋みもしっかりとあり濃厚なのですが、柔らかいゆったりとした優しさも感じられます。後口の余韻も上品で優雅。

キュベ・デ・フェの”フェ”とは妖精の意味。畑の近くに妖精がすむ洞窟があったという言い伝えから命名。その上品で優雅な余韻は、まるで妖精を想わせます。

これだけ濃厚な赤ワインには、野菜や白身魚ではアテとして役不足。やっぱりステーキ、焼肉、ビーフシチューなどのガッチリ食べられるアテがいいですね。霜のギッチリと入った高級牛肉とカザルヴィエルのキュベ・デ・フェ!最高ですよ!

酒屋のおやじ的には焼肉と一緒がおすすめ。濃厚で旨味と油分の強い焼肉と、これまた濃厚で渋みのしっかりとしたキュベ・デ・フェ。濃厚同士のマリアージュで充実感ある旨味の饗宴を楽しめちゃいますよ。

街場の焼肉屋さんの場合、意外にワインの持ち込みはOKなんです。事前に問い合わせしてからワインを持ち込んで楽しんで下さいね。マッコリも良いですが赤ワインも良いですよー!特にこのキュベ・デ・フェ!最高です!トレ トレビアン マリアージュなのでありますよ!!

肉食系におすすめの一本でした!

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

素直に”美味しい!!”赤ワイン「D・カザルヴィエル・シラー」

難しい事は抜きにして、素直に「美味しい!!」と言えるお得な赤ワイン!!

Domaine Cazal-Viel  Syrah2007  ドメーヌ・カザルヴィエル シラー 2007年 750ml 1700円

以前「ワイナート」というワイン専門誌のバリューワイン特集で、このカザルヴィエルのシラー(2000年ヴィンテージ)がラングードッグ・ルーションのスーパー・バリュー部門でNo1を取得しました。難しい事を言わず素直に「美味しい!」と言えるワインなのです。

D・カザルヴィエルの造り手アンリ・ミケールさんの目指すワインは、出来た最初の年から楽しく飲めて、骨格のしっかりした良く熟成するワイン。凝縮感のあるカシスに似た果実味とスパイシーなニュアンスをあわせ持つ、コストパフォーマンス抜群の赤ワインなんです。

ワインの生産所としては、大変に歴史があるのです。なんでもローマ時代からブドウ畑の開墾が行われておりました。また、モンペリエとナルボンヌという偉い司教の間での幾多の論争をとりなす為に、カザルヴィエルのワインは1202年、ここセスノンの枢機卿(すうききょう)により献上されたことが記されております。カザルヴィエルは1789年まで修道僧らの手によりワイン造りが行われていたのだそうです。

歴史あるワインメーカーには、それなりの基盤があります。手頃な価格で高品質なワインを造れるのは、やっぱりそれなりの体力があるからなのでしょう。良いものを安く!となると、やはり資本がものを言うのかもしれませんね!

シラーというと、どうしてもオーストラリアや南アフリカなどの、しっかりとした果実味たっぷりの味わいを想像してしまいますが、この南フランスのシラーはちょっと違います。酒屋のおやじが思うに、繊細さと複雑味があるのです。ファーストインパクトやハッキリとしたキャラクターさでは、オーストラリアや南アフリカ産の方が上ですが、飲み進むうちに南フランスのカザルヴィエル・シラーの良さがしみじみと伝わって来ます。

カレーや味の濃い中華料理には、たぶんキャラクターのハッキリしたワインの方が良いだと思います。しかし焼き鳥や、すき焼きなど、和食の中ではややガッチリとした味わいですが、他のアジア料理と比べると繊細な味わいの料理には、この南フランスのシラーは抜群の相性となりますよ!

ワイン雑誌の評価!是非、自宅でも検証してみるべきではないかね、ワトソンくん!(笑)

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

ページ
トップ