“カヴェディーニ”に関する記事一覧

「パネトーネ・クラシコ」”ボン・ナターレ”って聞こえてきそう

 

「ボン・ナターレ」とはイタリア語で「メリー・クリスマス」の意味。

大変にありがたいことに、お世話になっているイタリア・ワインの輸入業者さんから、「パネトーネ」が届きました。

「パネトーネ」とは、イタリアのドライフルーツなどの入った代表的なクリスマスケーキ。「パネトーネ・クラシコ」と書かれておりました。

それも、驚いたことにイタリアからの輸入もの!

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【エレガントにラッピングされたパネトーネ】

女房殿がこの素晴らしいギフトに感激しちゃって、酒屋のオヤジが中身を見ようとしたのですが、見させてくれない。

まずは、このギフトラッピングが施されたまま飾っておくのだとか・・・・・・・イタリアのセンスは女子うけするようです。

 

さて、イタリアのクリスマスには、もちろんワインが欠かせません。

「ヴィノ・ダ・アレグリア(幸福をもたらすワイン)」と呼ばれ、クリスマスにはワインを料理とともにたくさん飲むわけです。

そして、そんなクリスマスの食事の〆で食べるのが、このドライフルーツなどが入った代表的なクリスマスケーキである「パネトーネ」。

合わせる「ヴィノ・ダ・アレグリア」は、やはりイタリアを代表する甘口ワインの、「レチョート・ディ・ソアーヴェ」や「レチョート・ディ・ヴァルポリチェッラ」でしょうか。

 

今年のクリスマスには、ぜひぜひ、このいただいた「パネトーネ」を「ヴィノ・ダ・アレグリア」とともに味わいたいと思っております。

・・・・・・・・やっぱり「カヴェディーニ」の「レチョート・ディ・ヴァルポリチェッラ」が最高かな!

 

ボン・ナターレ

 

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「リパッソ」=「アマローネ」+「ヴァルポリチェッラ」のコスパ

先日のワイン会で人気のあったワインが、北イタリアのお得感ある味わいの「リパッソ」。

「リパッソ」とは北イタリアのヴェネト州で生産される、高級ワインであるアマローネの生産者だけが伝統的に行ってきた独自の技術。アパッシメントと呼ばれる陰干ししたブドウを使って造られるアマローネの搾りかすを再利用した、アマローネの2番出汁的なワインです。

だから価格はアマローネの半額程度。アマローネの風味をお得感を持って楽しめるワインなのです。

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【リパッソの醸造技術で造られたワイン】

アマローネはアパッシメント(陰干し)して水分を飛ばし、極端に糖度が上がったブドウを発酵させる、非常に手間暇のかかるワイン。濃厚な果実味や凝縮感があり、なめらかでふくよかさのある官能的な味わい。

一方、アパッシメントを行わずに一般的なワインの製造方法で造られたこの地のワインが「ヴァルポリチェッラ」。アマローネほどの濃厚さはありませんがエレガントでなめらかさのある味わい。価格はアマローネの3割程度でしょうか。しかし決して安ワインではなく、DOCワインでもあります。「こっちの方が好き!」とおっしゃるお客様もなかにはおられます。

そして「アマローネ」+「ヴァルポリチェッラ」が「リパッソ」になります。アマローネの搾りかすが残る樽の中に、別に造られたヴァルポリチェッラのワインを入れ、再度アルコール発酵させます。ヴァルポリチェッラのワインにアマローネ由来の深みが加わるのです。糖度の高いアマローネの搾りかすだからこそできる技なんですね。

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ヴァルポリチェッラでも十分に美味しいワインなのですが、なぜアマローネを造る必要があったのか?

もともとアパッシメントを施したワインはレチョートと呼ばれる甘口ワインを造ることを目的にしていたのだとか。それがあるとき発酵し過ぎて、甘口のワインではなく辛口のワインになってしまった。ところがその失敗したの思われたワインは意外にも美味だったことからアマローネが誕生したのだそうだ。

そして、その後にアマローネの搾りかすを再利用したリパッソの技術が誕生したようだ。

北イタリアの独自の伝統的な醸造技術で造られた、アマローネとヴァルポリチェッラ、両方の美味しさが楽しめる「リパッソ」は如何でしょうか?

 

 

 

 

 

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「カヴェディーニ・レチョート」極上のイタリア甘口赤ワイン

今年のバレンタインでは自分用の高級チョコレートが注目されていて、そんなチョコを「ご褒美チョコ」と呼ぶのだとか。

デパートさんなどのスイーツ売り場ではヨーロッパからイケメンのショコラッティエと呼ばれる方々が駆けつけ、その「ご褒美チョコ」を購入される方々のために実演販売まで行うというからスゴイ。

でも、ただ高級チョコレートを自分で食べるだけではもったいないような気がするのです。やっぱり大人にとっての特別な日には、特別なお酒が必要でしょう。

そこで以前にご紹介させていただいた、イタリア人に愛される伝統的で正統派の極上アマローネを生産している「カヴェディーニ」⇒ https://www.stepstep.biz/wine/cavediniamarone の極上甘口赤ワインをご紹介します。

 北イタリアのこの地ではクリスマス・シーズンになるとヴィノ・ダ・アレグリア(幸福をもたらすワイン)と呼ばれ、地域のスイーツなどと一緒に楽しまれる極上の甘口デザートワインです。

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【カヴェディーニ レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラDOCG 2011】AL14% 750ml 4800円外税

カヴェディーニのアマローネと同じく生産量660本の超限定品。

レチョートの歴史はアマローネよりも古いのだそうで、甘口のレチョートの造りに失敗して、たまたまドライな味わいのアマローネが出来たのだとか。

レチョートとは「耳たぶ」のような意味とのことで、ブドウの房でもよく陽のあたる肩(耳)の部分だけを収穫して、アマローネと同じように陰干して造られるワイン。

輸入業者さんによる味わいの解説は:チェリーリキュール、バラのドライフラワー、ドライハーブ、シナモンの香り。上品な果実の甘味に酸、スパイシーさ、凝縮感がありつつも、まだ若々しく重すぎずさわやかな甘さで、洗練されたエレガントな余韻。

 様々な風味が複雑に、そしていく層にも折り重なった味わい。特別な日のための極上イタリア甘口ワインです。

「ご褒美チョコ」とともに、伝統的スタイルの味わいを守る「カヴェディーニ」の極上イタリア甘口赤ワイン「レチョート」は如何でしょうか?

 

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「カヴェディーニ」イタリア人に愛される正統派極上アマローネ

「モンドヴィーノ」というワイン市場のドキュメンタリー映画が10年ほど前に放映されました。

その映画の中でイタリア人のワインショップのオーナーは、「イタリア・ワインのほとんどがアメリカ・ワインになってしまった!棚に並んでいるのはイタリア産のワインだが、そのほとんどはアメリカ・ワインだ!」と嘆いていた。

戦後のあたりまでは、家族単位で作り続けられてきた、イタリア各地の土地に根付いた名もないワインが、ここ数十年の間の、アッという間にグローバリゼーションの波に飲み込まれて、そのスタイルを変えたのです。

しかしそれでもイタリアは偉大です。

おびただしい数のブドウ品種、おびただしい数のワインの種類、おびただしい数のパンの種類、おびただしい数のパスタの種類、おびただしい・・・・・・・・・・・と多様性に富んでいるのです。

だから、専門家は「まだ誰にも紹介されていない素晴らしいワインがイタリアにはたくさんある」といいます。

今イタリアワインで注目されているのは、いわゆるグローバルスタンダードの基準で選ばれたワインばかり。言い方を変えればアメリカ人好みのスタイルの、大資本が作り出した商業的ブランド力を持ったワインばかり。

ではそんな中で、なぜそんな商業ベースの調査レーダーにまったく引っかからないような素晴らしいワインがあるのか?

小規模でその土地やブドウを熟知した農家の造る伝統的な素晴らしいワインには、その地域やヨーロッパに昔からの固定客ついているからなのです。

宣伝したり他に販売する必要がないのです。

そんな、イタリア人に愛される伝統的で正統派の極上アマローネが、日本のファッション業界の人に発見され奇跡的に輸入されたのです。

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 【カヴェディーニ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ DOC 2009】 AL16% 750ml 10,000円外税

 このアマローネの生産本数はなんと666本だけ。小規模ながらこの地では有名な優良ワインメーカーなのだそうだ。

家族経営のカヴェディーニの長老は1924年生まれの89歳。7歳のときからワイン造りを手伝い始め、今でも年間を通じて一日もかかさずブドウ畑の状態を確認するのが日課。

「良いワインは良いブドウ畑から」という昔からのワイン造りの掟を忠実に、そして確実に守り通しているワインメーカーなのです。

 このワインを試飲させていただいたときには、「これほど美味しいアマローネを今まで飲んだことがない!」と素直に感じました。また「今までのアマローネに対して持っていた味わいのイメージが間違っていたのだ!」とも感じました。

いわゆるグローバルスタンダード基準のワインの味わいを「マリリン・モンロー」とするなら、この伝統的なカベヴェディーニのワインは「オードリー・ヘップバーン」のイメージ。伝統的なイタリアワインらしいエレガントさがあるのだと思います。

カヴェディーニでは、自らの積極的なマーケティングは一切行っておらず、ホームページもない。しかし昔からの固定客が存在し、生産したワインは毎年ほぼ完売。地元や地元のレストランのほか、ドイツ、オランダ、ノルウエーに売られていくのだそうだ。

偉大なるローカリゼーション・ワインなのです。

イタリア人の愛する「オードリー・ヘップバーン」のようなエレガントさを持った正統派極上アマローネは如何でしょうか?

 日本人の舌に合う味わいだと思います。

 

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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