「麦か芋か?」加齢と嗜好

「焼酎好きの方に焼酎を贈りたいのですが、どの焼酎が喜ばれるの?」

よくある酒屋へのお問い合わせの一つです。贈る相手の方が普段焼酎を飲まれているため、「それなら美味しくて喜ばれるような焼酎を贈りましょう」という心遣いですね。

一般的に焼酎を普段飲んでいるという方は、その多くが麦焼酎か芋焼酎かキンミヤなどの甲類焼酎。しかし、一般的に甲類焼酎の場合には金額が贈りものとしての水準まで達しないため、贈りものとしては不向きなようです。

そして、贈りものには麦焼酎か芋焼酎が無難だって話になるわけですね。

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【麦焼酎それとも芋焼酎?】

 

次は先方の年齢です。

ざっくりとした話で恐縮ですが、50歳以下の方では麦焼酎よりも芋焼酎を好まれる方が多いように思います。また、60歳以上の方ではその逆で麦焼酎を好まれる方が多いように思うのです。

50歳~60歳では、たぶんどちらも同じぐらいでしょうか。

麦焼酎はどちらかといえば淡麗辛口のサッパリとしたタイプが多く、芋焼酎は甘みやコクがあります。

人間は若いときには味わいにコクのある揚げ物や焼き肉が好きでも、加齢とともにサッパリとした和食などを好むようになるようです。

その端境期が、焼酎に関しては50~60歳なのかも知れません。もちろん「芋焼酎一筋」という方もおられますから一概には言えないのですが。

しかし無難な線としては50歳以下なら芋焼酎、60歳以上なら麦焼酎、50歳~60歳なら肉好きか魚好きかを想像して、肉好きなら芋焼酎、魚好きなら麦焼酎みたいな感じでしょうか。

ちなみに酒屋のオヤジも今まで麦焼酎はサッパリしすぎている感じがして苦手でした。でも最近は、「あれ!なかなかスッキリしてていけるな」なんて感じるような歳になったようです。

嗜好は加齢とともに変化するんですね。

 

 

 

 

 

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