伝説の越後酒「雪中梅」

伝説の越後酒です。

昭和40年~50年ごろにかけて大ブレイクした幻系の越後地酒です。当時は地元でも入手が困難になり、都心では異常な高値で取引された程の人気を誇ったお酒です。

お酒のタイプは異なりますが、新潟には「越乃寒梅」の石本省吾氏、「雪中梅」の丸山三郎次氏と二人の酒造りに憑かれた翁が存在しました。そして、その2銘柄が人気の酒となったことは越後酒の世界で語り継がれる伝説なのです。

その丸山三郎次氏が、「地元の人に少量で満足してもらえる美味しいお酒を」との思いで造りだされたのが写真の「雪中梅普通酒」。甘口でコクがあり、まろやかで美味しいくキレの良さもある味わいです。

新潟の清酒が淡麗辛口と言われるようになったのは、それほど古い話ではないのだそうです。特に上越市近辺では甘口の蔵元が多いだとか。この辺りは冬になると大変に雪深く、長く厳しい雪国の暮らしが冬の間続きます。雪との格闘は肉体的にも疲れがたまります。そんな疲れた時には甘いものが一番。この地方では一日の労働の疲れを昔から甘口の酒が癒してくれたのだそうです。

そんな地元の人のために造り続けられてきたお酒が「雪中梅」。

時代に流されず、地元の人に喜んでもらえる酒を造り続ける。これこそ名門の粋なのかも知れませんね。


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