“2013年”の記事一覧

「酒粕」今年も入荷です

「しぼりたて無ろ過生原酒」が出まわる時期になれば、ほぼ時期を同じくして出まわるのが、出来たてで香りのよい「酒粕」です。

問題なのは、本家本元のお酒よりも、「酒粕」の方が最近はなんだか人気なことでしょうか。

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信州の老舗地酒蔵 橘蔵酒造(きつくら)の【酒粕】 500g

最近では日本酒は飲まないが、その日本酒の搾りかすである酒粕については、まるで「酒粕ソムリエ」のようなレベルに達しているお客様も見うけられます。ホント!

日本酒の味わいにはまったく関係はないと思いますが、酒蔵さんの名前からその酒粕の味わいを想像して購入を判断されるようです。酒倶楽部ステップでは2~3の酒蔵さんの酒粕を扱っており、時期によって販売銘柄をかえておりますが、みなさん鋭過ぎ!

それぞれの方の好みにもよりますが、それぞれの酒蔵さんの酒粕について、みなさん様々な意見をお持ちで驚かされます。

酒屋にとっても酒粕の味わいの説明は正直難しい。

ほとんどの方は酒粕から作る甘酒がお好きで、甘酒用として購入される方がほとんどなのですが、中には本格的な粕漬けを楽しまれる方もおられます。

酒屋のオヤジは、香りのよい酒粕をオーブントースターで焼いたものに、ハチミツとおしょうゆを付けて、みたらし団子風にして食べるのが好きです。

他にも、粕汁や、魚や肉の酒粕焼きと美味しいですね。

地酒蔵の香りのよい酒粕は如何でしょうか?

 

 

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「グレンモーレンジ・ザ・ネクター・ドール」ソーテルヌ樽熟成

「テイスティングしてみたい!」と思っても、なかなかそのチャンスのないお酒はたくさんあります。

そんな、まだテイスティングしたことはないが、ぜひぜひ一回ぐらいは味わってみたいと思っている、ハイランドのシングル・モルト・スコッチウイスキー。

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【グレンモーレンジ ザ・ネクター・ドール ソーテルヌズ・カスクス12年】 AL46% 700ml

これはスコッチ・ファンにとってもワイン・ファンにとっても試してみたいと思わせるウイスキーではないでしょうか。

複雑で様々な味わいが織りなす高級甘口ワインの代名詞、貴腐ワインの「ソーテルヌ」に使われた樽で熟成させたシングル・モルト・ウイスキー。しかもフルーティーで香り高いグレンモーレンジです。

 アイラなどの個性あふれるシングル・モルトは、正直ちょっと苦手なのですが、フルーティーで香り高いシングル・モルトは大好きです。それも、ソーテルヌの複雑で、まったく単調ではない甘味が加えられた味わい。

想像しただけで「・・・・これは大好きだわ!」と、味見もしたことがないのに、見ているだけでヨダレがあふれてくる始末。

ウイスキーを飲む機会は年間を通しても一回あるかどうかですが、もし次にウイスキーを飲む機会があるならこのソーテルヌ熟成をぜひ試したいと思っております。

飲んべーで、実は甘党の酒屋のオヤジにとって、ただならぬ魅力を持ったウイスキーなのですね。「あ~食後にチビチビ飲ってみたい・・!」

ちなみにこのグレンモーレンジ ザ・ネクター・ドール12年は、おそらくファンにとって嬉しいノン・チルフィルタード。最初にバーボン樽で熟成され、その後にソーテルヌ樽の、しかも嬉しいことにバリックと呼ばれる小樽でフィニッシュと呼ばれる熟成が施されます。

何とも優雅な気分になれそうなウイスキーだと思うのです。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「カヴェディーニ」スタンダード・ワイン(年間2400本)も素晴らしい!

昨日は、イタリア人に愛される「カヴェディーニ」の正統派極上アマローネをご紹介しましたが、この「カヴェディーニ」のスタンダードクラスのワインがまた素晴らしい。

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 【カヴェディーニ ヴァルポリチェッラDOC 2012】 AL 13% 750ml 2,900円外税

カヴェディーニのスタンダードクラスとはいえ年間生産本数は2400本とごく少量。しかし、カヴェディーニの本当の売れ筋商品です。

このワインを試飲させていただいたときには、その日に開栓したボトルと、開栓して2日目のボトルが用意されておりました。

1日目と2日目を飲み比べて感じたのは、開けて2日目の方が断然美味しくなっていること。2012年ヴィンテージと若いこともあり、このワインを楽しむならデキャンターに移して十分に空気に触れさせた方がより美味しく楽しめるワインだと思われます。

造りの良いワインならではの現象ではないでしょうか。

「良いワインは良いブドウ畑から」を忠実に、そして堅実に守り通す。イタリア人が好んで選び楽しむ正統派のヴァルポリチェッラは如何でしょうか?

 

 

 

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「カヴェディーニ」イタリア人に愛される正統派極上アマローネ

「モンドヴィーノ」というワイン市場のドキュメンタリー映画が10年ほど前に放映されました。

その映画の中でイタリア人のワインショップのオーナーは、「イタリア・ワインのほとんどがアメリカ・ワインになってしまった!棚に並んでいるのはイタリア産のワインだが、そのほとんどはアメリカ・ワインだ!」と嘆いていた。

戦後のあたりまでは、家族単位で作り続けられてきた、イタリア各地の土地に根付いた名もないワインが、ここ数十年の間の、アッという間にグローバリゼーションの波に飲み込まれて、そのスタイルを変えたのです。

しかしそれでもイタリアは偉大です。

おびただしい数のブドウ品種、おびただしい数のワインの種類、おびただしい数のパンの種類、おびただしい数のパスタの種類、おびただしい・・・・・・・・・・・と多様性に富んでいるのです。

だから、専門家は「まだ誰にも紹介されていない素晴らしいワインがイタリアにはたくさんある」といいます。

今イタリアワインで注目されているのは、いわゆるグローバルスタンダードの基準で選ばれたワインばかり。言い方を変えればアメリカ人好みのスタイルの、大資本が作り出した商業的ブランド力を持ったワインばかり。

ではそんな中で、なぜそんな商業ベースの調査レーダーにまったく引っかからないような素晴らしいワインがあるのか?

小規模でその土地やブドウを熟知した農家の造る伝統的な素晴らしいワインには、その地域やヨーロッパに昔からの固定客ついているからなのです。

宣伝したり他に販売する必要がないのです。

そんな、イタリア人に愛される伝統的で正統派の極上アマローネが、日本のファッション業界の人に発見され奇跡的に輸入されたのです。

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 【カヴェディーニ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ DOC 2009】 AL16% 750ml 10,000円外税

 このアマローネの生産本数はなんと666本だけ。小規模ながらこの地では有名な優良ワインメーカーなのだそうだ。

家族経営のカヴェディーニの長老は1924年生まれの89歳。7歳のときからワイン造りを手伝い始め、今でも年間を通じて一日もかかさずブドウ畑の状態を確認するのが日課。

「良いワインは良いブドウ畑から」という昔からのワイン造りの掟を忠実に、そして確実に守り通しているワインメーカーなのです。

 このワインを試飲させていただいたときには、「これほど美味しいアマローネを今まで飲んだことがない!」と素直に感じました。また「今までのアマローネに対して持っていた味わいのイメージが間違っていたのだ!」とも感じました。

いわゆるグローバルスタンダード基準のワインの味わいを「マリリン・モンロー」とするなら、この伝統的なカベヴェディーニのワインは「オードリー・ヘップバーン」のイメージ。伝統的なイタリアワインらしいエレガントさがあるのだと思います。

カヴェディーニでは、自らの積極的なマーケティングは一切行っておらず、ホームページもない。しかし昔からの固定客が存在し、生産したワインは毎年ほぼ完売。地元や地元のレストランのほか、ドイツ、オランダ、ノルウエーに売られていくのだそうだ。

偉大なるローカリゼーション・ワインなのです。

イタリア人の愛する「オードリー・ヘップバーン」のようなエレガントさを持った正統派極上アマローネは如何でしょうか?

 日本人の舌に合う味わいだと思います。

 

 

 

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「手づくりキャラメル・プリン」ビターな味のデザート系アテに

うちの長男が最近料理にハマっているみたいなんです。

それも慎重な長男らしく、「これは美味しくて、自分でもできそうだ!」という料理だけ作ります。手前味噌になりますが、そのためか長男の作ってくれる料理はおいしいんです。

先日の休日に「ベーコンと大葉を買いに行く」というので楽しみにしていたら、なんと卵かけごはんにベーコンと大葉を加えた料理。どこで覚えたのか、簡単すぎるほど簡単な料理名なのだが、これがまたイケる。

そのちょっと前に、親父が「赤穂浪士は討ち入りの前に「卵かけご飯」を食べたらしいよ。それも鴨の肉を甘辛く煮たのを混ぜて。うまそうだね。」なんて話したのを覚えていて、美味しい卵かけごはんを探してくれようなんですね・・・・・あっぱれだ(涙)!

またこれがワインと合う合う!卵かけごはんなのに、なんだかイタリア料理でも食べているかのような気分になるから不思議。

そして昨日ママに協力してもらいながら作ったのが「キャラメル・プリン」。

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我が家ではブラウン・シュガーを使っているためか、はたまたキャラメル作りでしっかりと焦がしたためか、この手づくりのキャラメル・プリンがまたビターさのある大人の味わいで美味しい。

 ゴルフの遼君が子供のころに、初めて打ちっぱなしに連れて行ってもらったときには、最初からナイスショットだったのだそうですが、うちの長男には料理人の資質があるのか!?などと、ふと考えてしまった次第・・・・・手前味噌で恐縮です(汗)!

 で・・・・・飲んべーの一人としては、せっかくのイイ感じのデザートですから、これをアテにイッパイ飲らないわけにはいかない。

さっそく酒屋のオヤジ秘蔵のカンティーナ(・・・すいません酒が入っている戸棚です)の中から黒糖焼酎を取り出し、小ぶりのテイスティング用のワイングラへ適量を注ぎ込み、そのビターな子供の作ったキャラメル・プリンと飲ってみたわけです。

「ほんとはグラッパとかがよかったな!」などとも思いましたが、我が家には黒糖焼酎はあってもグラッパはない。

しかし、これがまた材料がほとんど同じためか、またよく合う。

子供が作ったということもあり、「なんとか美味しく食べてあげたい」みたいな気持ちもあり、もしかしたら通常の倍返しぐらいに美味しく感じたかな!?

うまかった!

結局何が言いたいのかと言えば、子供が「美味しそうだ!」と感じる料理は酒の肴としてもイケるってことでしょうか。

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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