“2011年4月”の記事一覧

静かな混乱は継続、そしてまた「水」。

大きめの余震が続き、静かな状態で混乱は続いているようです。

誰にとってもストレスフルな毎日ですね。

こんな昨今、小さな子供を持つお母さん方や、おばあちゃん方が集まると話題になるのが「水はどうしてんの!?」だそうです。

水道局発表の放射能の数値を信用していないわけではないのでしょうが、自分達は水道水を飲んでも、まだ小さい我が子や孫には、やっぱり最善を尽くしたい気持ちになるのだと思います。

ミネラルウォーターを購入されるお客様が必ず問うのは「この水は軟水かどうか?」。赤ちゃんのミルクに使うのには軟水が良いということなのでしょう。

新聞では大手メーカーや小売店が「海外からミネラルウォーターを大量輸入!」などと書かれているのですが、ミネラルウォーター市場が緩んでいる気配はまったくありません。

もちろん、まず被災地向けが優先されているのだと思うのですが。

 震災の直前、酒倶楽部ステップには山のようにミネラルウォーターの在庫がありました。もちろんアッという間に売り切れてしまったのですが。

これは普段から酒屋の大オヤジに「水なんか安いものなんだから、何か災害があった時にご近所に配れるように、いつも山のように水の在庫を持て!」と指導されていたから。身内ながら素晴らしい考えだと思います!

ここ埼玉県は幸運にも被災地にはなりませんでした。それでも、もの凄い勢いで水を求めるお客様が来店されまた。”ご近所に配る”という雰囲気ではまったくなかったのですが、少しはご近所の方々のお役に立てたのではないかと思っております。

そこから一ヶ月以上経った今、まだ余震は続き、福島の原発の問題は継続しており、静かな中での混乱は続いています。空気、水と目に見えない汚染への恐怖は、人々を余計に不安にさせるのだと思います。

酒屋には今までのようなお得価格のミネラルウォーターの入荷はありません。しかし、やや価格の高い、健康を気づかった天然温泉水などは沢山ではありませんが入荷しています。

一度に沢山の販売は出来ませんが、必要な分だけご利用下さい。

焼酎やウイスキーの割り水に使っても美味しいですよ!

 

 

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自粛ムードのなか熱海へ行ってみた!

こんな時だからこそ!と家族で熱海へ出かけてきましたよ!

写真は熱海港。

震災と放射能問題、子供達のインフルエンザ等で女房殿が疲れきってしまい、子供達の春休みでもあったため「こんな時だからこそ休暇に出かけよう!」と先日、熱海へ行って来ました。

予想はしていましたが震災の自粛ムードと停電の影響で街の中はホントに静か!タクシーの運転手さんの話では、ホテルや旅館では週末以外のまだキャンセルしていないお客様をお断りして、週末のみの営業としているところが多いのだとか。

一気にお客様がキャンセルとなりお客様が少な過ぎて、経費が賄えないのだそうだ。また停電になるとホテルや旅館はほとんど機能しないため事故などの防止の意味もあるとのこと。

泊まったホテルにもお客様はまばら。余震や津波に対する恐怖心もあると見られ、宴会で騒いでおられる人はゼロ。夕方の6時頃からアルコールもほとんど飲まずサッと食べて部屋に戻ってしまう感じです。

お風呂へ行ってもお客さんはまばら。宿泊料金も割安になっており、これ以上ないぐらいの温泉旅行を楽しむのにはベストなタイミングといえます。昼間クルージングに出かけてみれば貸切状態。子供は運転席に座らせてもらったり、海鳥にえびせん投げたり大満足。

酒類業界の方は、「観光地で月に100ケースのビールを購入していた旅館が、震災以後は月に2ケースぐらいになってしまった!」みたいな話が沢山あると言います。大変に、大変に厳しい状況です。

菅総理は「過度な自粛はやめましょう!」と言っていました。相場の格言に「人の行く裏に道あり花の山」というのがありますが、今まさに精神的に疲れている方々が多い中、自粛ムードでガラガラな温泉場に出かけてってリラックスするのは、花の山的に良いアイデアだと思うのです。おススメします。

でも・・・・出かける前は「どこかへ行ってのんびりしたい~!」なんて思ってても、旅行の終わりごろになると「やっぱり家が良いかな~!」なんていつも思うのは不思議ですね!(笑)そう思えるために旅行に出かけるのかな!?

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自粛ムードのなか桜が散りはじめた!

きれいな桜は満開。でも皆さんお花見の気分にはなれないようです!

蕨にある某桜の名所。

昨日の金曜日の夜、上の写真の桜の名所を通ってみたのですが、お花見でお酒を酌み交わしている人はゼロ。まったくいませんでした。ただ若者が2人で缶コーヒーを飲みながらベンチでボソボソと静かにお話してるだけ。

屋台も三件ほどしか出店してなくて、お客さんがまったくいない中、発電機の音だけが響きわたっている感じで、ヒジョーに寂しい、自粛ムードも満開といった印象のお花見の名所。

福島の原子力発電所の問題の行方がハッキリしない中、皆さん表面上は落ち着きを取り戻している印象ですね。でも子供を持つお母さん方の話を女房から聞くと、まだまだ混乱は終息してはいません。

熱心に水道水の放射能の数値をチェックしている方、絶対に野菜を口にせずサプリメントでビタミンを摂取する方、もちろんその方は水道水を信用していません。常に新幹線の切符を用意しておき情報収集に余念がない方などなど、万が一のために備えている方が多いようです。

もちろん子供を持つ親としては当然の事だと思います。

酒屋のオヤジ自身も今回の原発の問題では、家族を持つものとしての行動に反省点があります。震災が起こってすぐの週末には原発問題の状況が誰にとってもハッキリとしていませんでした。家族を持つものとしては、取りあえず店を閉めて2~3日の間、被害の状況が伝わって来るまで遠くえ逃げるべきだったと思うのです。運よく何もなかったから良いのですが。

放射能は見えないし感じません。津波に襲われるように大声あげて取り乱して逃げる感じでもありません。底知れない恐ろしさがあります。

まだまだ今回の災害で被災されて非常に困難な状況におられる方々が大勢いて、3万人近くの方々が亡くなられてたら同じ日本に住む者としてお花見で盛り上がる気にはまったくなれませんよね。これも当然のことです。

 酒屋としては震災の日から最近まで、「何だか酒屋なのに毎日忙しいな!!」という感じがありました。しかし退職お祝いがなくなり、入学、入社祝いがなくなり、お花見がなくなり、これから酒屋にとっての二次災害ともいうべき自粛ムードの影響を受けそうな気配。

飲料やビールの入荷が不安定で自粛ムードがなくても大変なのですが、震災で大損害を被った酒屋としては商売にとって辛い年になりそうです。

しょーがないから自粛ムードが緩む時のために備えて商売の勉強でもして、奇策でも考え出すべく頑張ります!(涙)

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ビール成分に放射線防護効果!!

ビール成分に放射線防護効果!放医研・東京理科大の研究チームが平成17年に発表。

ビールの入荷が少なくて困っている時にビールの需要を煽るようで酒屋としては恐縮な情報なのですが、酒屋のオヤジが愛読させて頂いておりますゴールド市場分析の第一人者である豊島逸夫先生のブログで紹介されておりました。

豊島先生のブログ⇒ http://blog.nikkeibp.co.jp/money/gold/toshima/2011/03/post_1023.html

放射線医学総合研究所の発表資料⇒ http://www.nirs.go.jp/news/press/2005/08_11.shtml

この発表によると、ビールの成分とアルコール分が結びついて放射線に対する防護効果があるようだ。アルコールだけよりもビールの方が防護効果が高いのだそうだ。

ノンアルコールのビールでは効果は認められないのだとか。

酒屋の立場としては放射能から少しでも身を守っていただくためにビールを積極的におススメしたいのですが、ビールの入荷がままならない今現在はそうもいきません。しかし、放射線防護剤としては美味しいし、お手軽だし、酒好きには良いお話です。

放射線防護剤は一般的には入手が困難らしく、副作用を伴うのもの多いのだそうです。また、広島、長崎の原爆やチェルノブイリ原発事故被害者のなかにアルコール飲料で放射線障害が低減されたという話もあるのだそうです。

今後、震災のあった地域へ出張で行かれる方も沢山おられると思います。そんな時「お見舞」の品としてミネラルウォーターと並んで、嗜好品としてではなく放射線防護剤としてビールを持って行かれるのも良いですね。

やっぱり昔から伝わる発酵食品の極みとも言えるアルコール飲料は、偉大な力を秘めているのですね。もちろん飲み過ぎなければですが!

ビール市場は引き続きタイトです。分け合いながら、ご自分の身を守るために飲み過ぎないように楽しみましょう!!

 

 

 

 

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お花見自粛でビール系は何とか足りている!

業務用需要の減少とお花見自粛でビール系の供給は今のところ何とか足りているようです。

遂にお花見シーズン到来。しかし今の日本の状況では、お花見で大騒ぎするのはモラルに欠ける行為となりそうです。

ビール系の供給は相変わらずタイト。お花見シーズンが到来して、この週末はどうなるものかと危惧したのですが、特にお花見のためにお酒を大量に購入されるお客様はおられません。そりゃそーですよね!!

ビールの供給がタイトにもかかわらず、何とかビールが入荷してくるのは、需要の大きな減少が大きく関係しているようです。特に業務用市場の需要減少が大きく、関東近県の観光地ではキャンセルが続出し90%以上の売り上げの減少になっている場所もあると聞きます。

また都心の飲食店の売上の減少も大きく、銀座では80%以上の減少になっているのだとか。これにお酒を伴うお花見の自粛も加わり、何とかビールが間に合っている状況。

電力不足もあり、ビールの供給能力がすぐに元のレベルにまで戻るとは考えにくく。この先気温が上昇して行く中、ビールが供給不足に陥る可能性もあるかも知れません。

商売では「やっぱりビールがないとね!」って思われる方も多いと思いますが、自分で楽しむにはビールでなくとも「ホッピー」や「ハイボール」で賢く楽しんでも十分ハッピーですよね!

それにしても人間の心理とは不思議なのもです。サッポロビールが足りないと聞けば、サッポロ・ビールばかり売れます。それも普段サッポロビールを飲まれない人までご購入。これはミネラルウォーターや納豆の状況も同じなのだそうです。

水やお米と違い、ビールの買い占めに罪悪感はあまり感じないかも知れません。それにお酒がメインの飲食店さんにとっては商売のためにビールは最も必要なものなのでしょう。

しかし、そこをグッと抑えて何時もと同じペースでの仕入れをお願いしたいのです。そして、分け合う気持ちを大切にして頂きたいのです。

そーでないと酒屋の店頭に居て正直、おっかなくてしょーがないんですよね!ホントに!店員に対して「売りなさいよ!!(怒)」みたいなのは困るんですよね。それも普段はご来店されない大先輩の方々に!

「ビールが販売できないから、特製の利益商材を提案するチャンスだ!」ぐらいに考えて頂ければと思います。

ハッキリしているのは酒類業界へのお金の流れが停滞していること。大変です!

先日ご来店されたお客様は「昨日さー、銀座から電話がかかってきて、飲み代を義援金にするから飲みに来てって言うんだよ!」「こんな時に行けねーよなー!!」っておっしゃってました。

”こんな時だからこそ行きましょう!!”銀座のお店にもお金が流れ、義援金にもなり、酒類業界にもお金が流れるのです。

消費があってこその日本経済です。皆のために分け合いながら、なおかつ消費活動も積極的に行なう人こそ今求められている人だと思います!

 

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