新聞によれば、国内ワイン市場は2007年を底にして拡大に転じているとのことだ。
日本経済新聞に掲載されていた国内ワイン市場のグラフ
ビール類など国内のアルコール市場が縮小傾向にある中、ワイン市場は2007年の約25万キロリットルを底に拡大中、2012年は前年を約1割上回る見通しなのだそうだ。
けん引しているのは、ワイン立飲みや、お手頃価格のワイン専門酒場、そして家飲み。大手の居酒屋チェーンはワイン専門の酒場を増やしている。また、大手スーパーではワインと一緒にワインに合う食品の提案を増やしているとのこと。
高級ワインの需要も増えいるとのこと。大手ワイン輸入商社が運営するレンタルセラーでは預かりが1万3500ケースと前年から約1割伸びているのだそうだ。
また、今年に入っての急激な円安で、ワインに対しても駆け込み需要が入っており、都内有名ワインショップでは約1割ほど売り上げが伸びているのらしい。
街場の酒屋として感じるのは「ワインはもう特別な飲みものではなくなったこと」でしょうか。「会社帰りにイッパイ!」や「接待でイッパイ!」が少なくなり、帰宅してからや、週末の食事を夫婦で楽しむ時の飲みものとして、ワインを好む家庭が増えているように思います。
ワインの立飲み酒場に行っても、最近は特に着飾った方ばかりでなく、他の立飲み屋さんと同じような方々が普通に楽しまれているように感じるわけです。
高級ワインに関しては、接待の代わりにワイン好きな取引先の重要人物に高級ワインをお贈りしても、接待した場合の「お車代」ほどで済み、しかも効果的だったりするわけですね。
酒屋として思うのは、他の酒類に比べワイン関係の情報量は格段に多く、しかも世界的なためか、「ワイン市場は面白い」こと。
ワインのコレクターと聞けば、ごく一部の富裕層というイメージがありますが、実は周りに意外に多くおらるんですよ。中には「・・・・そんなに持ってんの!!」みたいな方も意外とおられるから、酒屋としてはビックリ!・・・・・でも楽しいですもんね!気持ちはホントに良く分かります!!
そんなことで市場の変化に柔軟に対応したいと思っている酒屋としては、「ますますワインに注力したい!」と考えるわけです・・・・それに楽しいし!
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