日本未入荷のワイン&スピリッツ合同試飲商談会です。
あまり時間がなくて、じっくりと試飲ができませんでしたが、いくつかご紹介します。
最近では為替の影響なのか、南米の好景気の影響なのか、いわゆる新世界ワインの割安感が薄れ、逆にフランスやイタリア、スペインなどで、どちらかと言えばマイナーな産地のワインに割安感が出てきたように思います。
そんな状況の中で、今回のようなどちらかと言えばフランスのマイナーな産地のワインが多いワイン試飲会は、酒屋のオヤジにとって興味深い試飲会・・・・・でも時間がなかった・・・・(汗)!
ロートレック美術館公認のワイン。ロートレックの出生地の近くであるスペインの国境近くのガイヤック地方の協同組合のワイン。ロートレックのラベルなんかが貼ってあると、ともすれば「見た目勝負か!?・・・・・で肝心の味はどうなのかしら?」みたいな印象を持ったりもするわけですが、これがまた中身も良く出来たワイン。ガイヤック地方の地ブドウをメインにブレンドされたワインで果実味が豊か。
また、このガイヤックの協同組合の微発泡白ワインで、ロートレックのラベルではないのですが、地ブドウである「ロワン・ド・アイユ(たぶん!?)」をメインにした、お寿司に合うワインが爽やかで美味しかった。生牡蠣やサーモンなどシーフードとの相性が良いのはイメージどおりだが、相性の良いお料理の写真にスイーツの「イチゴのムース」があり、これがなかなかイケるアテになるらしい。
こちらは、いわゆる正統派ボルドーワインのシャトー・ロジャック。曰く、「日本へは70年ぶりのご紹介です!」って。その昔に日本へ輸出されていたワインで、明治36年に賞を受賞しているワインなのだそうだ。
明治36年の賞状。大河ドラマで島津斉彬とか徳川慶喜がワインを飲むシーンがありますが、その当時にCh・ロジャックを飲んだのかも知れませんね。もちろん江戸や明治の時代では、それなりの地位の方々しか口にできなかったワインだったのだと想像されます。
ヴィンテージ・アルマニャック。なんと1900年ヴィンテージからストックしているというアルマニャックの小規模生産者。香りも味わいも良いのに、なんとなく地味なイメージのアルマニャック。だからこそ古いヴィンテージのものがまだあるのかも知れません。
ウイスキーやワイン、コニャックなどと比べると、やたらと割安感を感じるお酒ではないでしょうか。ふと、「輸入とかしちゃおうかな!」なんて考えちゃいました。
他にもラングードック地方の地ブドウ「ブブレ(たぶん)」の白ワインなど、興味深いワインがたくさんあった様なのですが時間が足りませんでした。次の機会を楽しみにしたいと思います。
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