山形県を代表するようなワインを生産される「タケダワイナリー」さんの発泡系ワインのサン・スフル。
無濾過で亜硫酸無添加。アンセストラル法と呼ばれる発酵中のワインを瓶詰めすることにより、瓶内での発酵が継続され、発生した炭酸ガスがワインに溶け込んでいます。
サン・スフルには赤、白、ロゼ、シードルとあり、どれも美味しいワインなのですが、ロゼと白に関してはやや大変な思いをします。
「開栓のときにワインが泡となって吹き出してしまうのです!」下手な開け方ならワインの3割ぐらいが泡と消えるでしょう。
これらのワインには「開栓時の注意」が写真付きで付いているのですが、それでもなかなかうまくは行きません。そのあたりの悔しい思いもまた、ひょっとしたらこのワインの魅力なのかも知れません。
「遂にこのワインの完璧な開け方をマスターしました!」と先日サン・スフルをご購入されたお客様。なんでも15分ほどかけて、ゆっくり、ゆっくりと栓をゆるめて瓶の中のガスを抜いていくのだそうだ。
酒屋のオヤジも機会があったので白のサン・スフルをその方法で開けてみた。15分の辛抱ができず少しだけ吹き出したがすぐにグラスに注いだため、まあまあだが巧くいった。
しかし、これはサン・スフル[白]だから可能な開栓方法であって、これがサン・スフル[ロゼ]ではさらに強力なガスの威力があるため、まだまだ不十分。
そしたら先日届いたタケダワイナリーさんからのお便りにサン・スフル[ロゼ]の完璧な開栓方法が書かれていた。
「・・・・・そこまでするのか!(汗)」みたいな方法だった。気の短い人には無理だ。それからレストランさんにも無理かも。
サン・スフル[ロゼ]の開栓方法
飲む前夜に、すこ~し栓をゆるめ、氷水などでキンキンに冷やしながら、ゆっくり時間をかけて王冠をすこ~しずつゆるめる。吹きこぼれてもいいようにボールを下に置く。
ちなみにタケダワイナリーさんでは、栓をゆるめたサン・スフル[ロゼ]を雪に埋めて8時間、専門家が付ききりで1時間半かかり、全く吹かせることなく開けたのだそうだ。王冠を少し持ち上げては、指で栓を押さえる作業を1時間半繰り返したのだとか・・・・・・(汗)!
・・・・贈り物と業務用には厳しいかな・・・・・・(汗)!それでもそのナチュラルな美味しさは素晴らしい・・・・・!
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