「プレミアム・マディラ」歴史上の大物に愛された官能的アロマ

プレミアム・マディラワインのセミナーです。

その昔、マディラワインの人気は非常に高く、ヴェニスの商人が1455年に「マディラワインは世界で最も素晴らしい酒だ」と記している。米国初代大統領のジョージ・ワシントンやイギリスのウィンストン・チャーチルなどにも愛された酒なのです。

特に好んだのはイギリス貴族で、貴族のご婦人方はハンカチにマディラワインを垂らして香りを楽しんだのだとか。そんな話を聞けば、熟成された複雑で官能的な香りがヒジョーに貴族っぽく感じられるから不思議です。

プレミアム・マディラワインとはマディラワイン全体の20%しかない、しっかりと熟成されたマディラ・ワインのこと。その他80%はほとんど料理用でフランスなどに輸出されるようだ。

マディラ島は大型客船が立ちよるような観光地であり、その地での花火はギネスに載っているほどの規模。島の名産品であるマディラワインは観光で訪れた人に人気なのだそうだ。

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マディラワインを簡単に説明すると「長く酸化熟成された甘酸っぱいワイン」でしょうか。酸化熟成された同じような味わいのお酒にオロロソや紹興酒、日本酒の古酒などがあるのだと思いますが、そのなかでのマディラワインの特徴は爽やかさのある酸味。

名前にドライと書いてあっても全て甘口で、酸が多く含まれていることから爽やかさやスパイシーさを感じるのです。また、良く熟成されたプレミアムマディラには、いわゆるヒネた感じはまったくありません。

ヴィンテージは20年以上の熟成されたものに表記が認められており、100年以上は問題なく品質を保つ。お値打ち感も強く1850年ヴィンテージのワインが10万円とちょっとで購入できるのだとか。

料理との相性も良く、特にリッチな味わいの料理と相性が良いとのこと。都内の某有名フレンチレストランのシェフソムリエさんは、三ツ星をもらう日本料理の料理長さんにフォアグラと合わせて、イギリス移民の7代目が造る「アルバダ」というマディラをお出ししたら「まるで古みりんですな~」と感心されたのだとか。

 

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1913年創業のイギリス系マディラワイン生産者の7代目。フォアグラと絶妙な相性の「アルバダ」を持って。

濃厚な味わいのフォアグラに合わせて、造りの良い良く熟成された官能的味わいのマディラワインを楽しんだなら、なぜ歴史上の有名人がマディラワインを好んだかが、たぶん酒屋のオヤジのようなレベルでも十分に感じとれるのではないかと思った次第です。

ちなみにマディラワインに使われる樽には、有名スコッチウイスキーの名前が横に書いてあり、マディラワインに使った後にマディラ樽としてウイスキーの熟成に使われるのだそうだ。スコッチウイスキーで1850年ものなら、ものスゴイ金額なのにマディラワインは何で・・・・・・・!?

マディラワインの古酒は完全無欠の超アンダーバリューなお酒と言えそうです!

 

 

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